• 社会と法制度

公的年金制度に関する世論調査(平成5年8月調査)

2002年6月26日掲載

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内閣府大臣官房政府広報室 世論調査担当
電話番号 03-5253-2111(代表)

内閣府政府広報室


調査の概要

調査の目的


公的年金制度に対する国民の意識を調査し,今後の施策の参考とする。

調査項目


(1)公的年金制度の周知度,公的年金制度に対する関心
(2)公的年金制度の役割と高齢期の生活設計の中での公的年金の位置づけ
(3)年金と雇用
(4)給付と負担
(5)高齢化社会への対応

調査対象


(1) 母集団 全国20歳以上の者
(2) 標本数 5,000人
(3) 抽出方法 層化2段無作為抽出法

調査時期

  平成5年8月26日〜平成5年9月5日

回収結果


(1) 有効回収数(率) 3,806人(76.1%)
(2) 調査不能数(率) 1,194人(23.9%)
−不能内訳−
転居 120 長期不在 117 一時不在 504
住所不明 20 拒否 388 その他
45

性・年齢別回収結果

性・年齢別回収結果



調査票
この調査は,「公的年金制度」についてお伺いするものです。公的年金制度とは,全国民を対象として基礎年金を支給する国民年金と,民間サラリーマンが対象の厚生年金や公務員などが対象の共済年金など被用者年金からなり,主として,高齢期における生活設計の基本的な部分を支える役割を果たしています。はじめに,ご自分の高齢期に対する関心について,お伺いします。
Q1 〔回答票1〕 あなたは,ご自分の高齢期の生活について考えることがありますか。この中ではどうでしょうか。
(29.4) (ア) よく考えている
(42.7) (イ) ときどき考えている
(22.4) (ウ) あまり考えたことがない
( 5.1) (エ) 全く考えたことがない
( 0.1) その他
( 0.3) わからない

次に,あなたご自身の加入している公的年金制度について,お伺いします。
Q2 〔回答票2〕 あなたは,ご自分が加入している公的年金制度について,どの程度知っていますか。この中ではどうでしょうか。
( 8.8) (ア) 制度の仕組みや財政事情なども含めてかなり知っている
(37.6) (イ) おおよその保険料負担や給付の内容くらいまでは知っている
(38.1) (ウ) 加入している公的年金制度の名称くらいは知っている
(14.1) (エ) よく知らない
( 0.3) その他
( 1.0) わからない

Q3 〔回答票3〕 あなたは,ご自分が加入している公的年金制度について,どこから情報を得ていますか。この中からいくつでもあげてください。(M.A.)
( 8.6) (ア) 国の広報
(41.2) (イ) 都道府県・市町村・社会保険事務所などの広報
(32.2) (ウ) 職場における福利厚生に関する情報
(30.4) (エ) テレビ・ラジオ
(30.3) (オ) 新聞・雑誌
( 1.2) (カ) 専門書
(16.7) (キ) 友人・知人
( 3.3) その他
( 6.5) わからない
(M.T.=170.2)


次に,公的年金制度に対する関心について,お伺いします。
Q4 〔回答票4〕 あなたは,公的年金制度について,どの程度関心がありますか。この中ではどうでしょうか。
(26.3) (ア) 非常に関心がある →SQa1へ
(48.7) (イ) ある程度関心がある →SQa1へ
(19.2) (ウ) あまり関心がない →SQbへ
( 5.1) (エ) ほとんど(全く)関心がない →SQbへ
( 0.0) その他 →Q5へ
( 0.7) わからない →Q5へ

(Q4で,「ア)非常に関心がある」,「イ)ある程度関心がある」と答えた者に)
SQa1 〔回答票5〕 では,あなたは,公的年金制度について,いつごろから関心を持つようになりましたか。この中ではどうでしょうか。
(N=2,854)
( 1.6) (ア) 20歳未満
(16.2) (イ) 20歳代
(25.2) (ウ) 30歳代
(28.2) (エ) 40歳代
(21.0) (オ) 50歳代
( 7.1) (カ) 60歳以上
( 0.6) わからない

SQa2 〔回答票6〕 では,あなたは,公的年金制度のどのようなことについて関心がありますか。この中ではどうでしょうか。
(N=2,854)
(79.3) (ア) 自分自身の身近な問題として,自分の保険料や将来の年金額などについて
(18.2) (イ) 社会的な問題として,社会全体の給付や負担のあり方などについて
( 0.2) その他
( 2.3) わからない

(Q4で,「ウ)あまり関心がない」,「エ)ほとんど(全く)関心がない」と答えた者に)
SQb 〔回答票7〕 では,あなたが公的年金制度について関心がないのは,どのような理由からでしょうか。
(N=924)
(56.2) (ア) まだ若く,将来の話なので,高齢期の生活のための収入については,あまり深く考えていない
(25.2) (イ) 高齢期は,できれば就労による収入や貯蓄など自助努力で生活したいので,あまり公的年金はあてにしていない
( 6.4) その他
(12.2) わからない

次に,公的年金制度の役割について,お伺いします。
Q5 〔回答票8〕 あなたは,公的年金制度の仕組みや役割を,どのようなものだと思っていますか。この中からいくつでもあげてください。(M.A.)
(62.1) (ア) 20歳以上の国民の誰もが加入を義務づけられている
(55.9) (イ) 現役で働いている世代によって,年金を受給している世代を扶養するという社会的な仕組み
(61.8) (ウ) 原則として,保険料を支払った期間に応じて年金が支給される
(31.4) (エ) 物価や賃金の上昇に応じた年金額が保証される
(51.3) (オ) 終身年金として生涯にわたり支給される
(32.1) (カ) 高齢期の所得保障のほかにも,障害者になったり生計維持者が死亡した場合にも保障が受けられる
( 0.1) その他
( 3.7) わからない
(M.T.=298.4)


次に,ご自分の高齢期の生活設計の中での公的年金の位置づけについて,お伺いします。
Q6 〔回答票9〕 あなたは,高齢期の生活設計の中で,公的年金をどのように位置づけていますか。この中から1つだけあげてください。
(18.4) (ア) ほぼ全面的に公的年金に頼る
(51.7) (イ) 公的年金を中心とし,これに個人年金や貯蓄などの自助努力を組み合わせる
(21.4) (ウ) 公的年金にはなるべく依存せず,できるだけ個人年金や貯蓄などの自助努力を中心に考える
( 3.1) (エ) 公的年金には依存しないで,子供などによる私的扶養に頼る
( 0.3) その他
( 5.1) わからない

ここで,以下の質問を進めるために,あなたの年齢について,お伺いします。
Q7  あなたのお年は,満でおいくつですか。
( 4.9) 20〜24歳 →Q7−SQ1へ
( 6.2) 25〜29歳 →Q7−SQ1へ
( 8.0) 30〜34歳 →Q7−SQ1へ
( 8.7) 35〜39歳 →Q7−SQ1へ
(12.7) 40〜44歳 →Q7−SQ1へ
(10.9) 45〜49歳 →Q7−SQ1へ
(10.9) 50〜54歳 →Q7−SQ1へ
( 9.9) 55〜59歳 →Q7−SQ1へ
(10.3) 60〜64歳 →Q8へ
( 8.0) 65〜69歳 →Q8へ
( 9.7) 70歳以上 →Q8へ

(60歳未満の者に)次に,60歳以降の就労意向について,お伺いします。
SQ1 〔回答票10〕 あなたは,60歳以降,何歳くらいまで仕事をしたいと思いますか。(ここで,「仕事」とは,収入を伴う定期的な労働をいい,家事労働などは除きます。)この中ではどうでしょうか。
(N=2,740)
(27.4) (ア) 60歳以降は仕事をしたいとは思わない →Q8へ
(25.9) (イ) 65歳くらいまでは仕事をしたい →SQ2へ
( 8.0) (ウ) 70歳くらいまでは仕事をしたい →SQ2へ
(25.7) (エ) 60歳以降もできるだけ長く仕事をしたい →SQ2へ
( 8.2) (オ) 現在仕事をしていないし,今後も仕事をするつもりはない →Q8へ
( 0.4) その他 →Q8へ
( 4.5) わからない →Q8へ

(SQ1でイ),ウ),エ)と答えた者に)
SQ2 〔回答票11〕 では,60歳代前半の時期には,どのような収入で生活を送りたいと考えますか。この中ではどうでしょうか。
(N=1,631)
(54.9) (ア) できる限り就労による収入など自助努力を中心に生活する
(42.9) (イ) それまでよりは仕事量を少なくして,就労による収入と年金などの組合わせによって生活する
( 0.1) その他
( 2.0) わからない

次に,高齢化社会の進展に伴う今後の年金の給付と負担のあり方について,お伺いします。
Q8 〔回答票12〕 今後,ますますの高齢化社会の進展に伴い,現在の年金の給付内容を維持するためには,将来の世代の保険料負担が相当重くなることが見込まれ,厚生省の試算によると,「現行では14.5%の保険料負担率が,平成37年度には34%〜35%となり,現在の水準の2倍以上になる」と予想されていますが,あなたは,このことについて知っていましたか。知りませんでしたか。この中ではどうでしょうか。
(23.9) (ア) 知っていた
(35.2) (イ) ある程度知っていた
(14.3) (ウ) あまり知らなかった
(25.2) (エ) 知らなかった
( -) その他
( 1.4) わからない

Q9 〔回答票13〕 あなたは,今後,高齢期における年金の給付内容と保険料負担のあり方についてどのように考えますか。この中から1つだけあげてください。
(16.9) (ア) 現在の年金の給付内容を将来とも維持する必要があり,そのためには,将来の世代の保険料負担が相当重くなってもやむを得ない
(65.9) (イ) 保険料を負担する世代と年金を受給する世代とのバランスを考え,将来の世代の保険料負担の上昇をなるべく抑えながら,必要に応じて年金の給付内容についても見直しを行う
( 6.5) (ウ) 将来の世代の保険料負担を現在程度に抑える必要があり,そのためには,年金の給付内容を引き下げてもやむを得ない
( 0.7) その他
(10.0) わからない

次に,社会保障などの分野における課題について,お伺いします。
Q10 〔回答票14〕 あなたは,高齢化社会への対応として,社会保障などの分野において,最も重要な課題となるのはどのようなことだと思いますか。この中から3つまであげてください。(3M.A.)
(61.0) (ア) 老後の生活に必要な年金など所得保障の確保
(64.5) (イ) 安心して医療が受けられる体制の整備
(45.5) (ウ) 高齢者の介護施設・介護サービスの確保
(20.4) (エ) 高齢者の雇用の確保
(14.8) (オ) 高齢者の住宅など生活環境の整備
(21.2) (カ) 高齢者の健康管理
(21.9) (キ) 高齢者の生きがいの増進
( 9.2) (ク) 育児・出生対策など次世代の健全な育成
(14.7) (ケ) 家族や地域社会の人間関係
( 0.0) その他
( 1.4) 特にない
( 1.9) わからない
(M.T.=276.6)


次に,公的年金制度の課題について,お伺いします。
Q11 〔回答票15〕 あなたは,高齢化社会への対応として,公的年金制度をめぐる様々な問題のうち,最も重要な課題はどのようなことだと思いますか。この中から3つまであげてください。(3M.A.)
(74.9) (ア) 老後の生活に必要な年金給付額の確保
(41.9) (イ) 保険料負担の上昇の抑制
(64.7) (ウ) 公的年金制度の長期的安定
(16.2) (エ) 企業年金の普及・充実
(30.6) (オ) 年金積立金の安定的・効率的な運用
(16.1) (カ) 職域ごとに分立している制度間の給付と負担の格差の是正
( 0.1) その他
( 2.5) 特にない
( 3.5) わからない
(M.T.=250.6)


次に,公的年金制度の見直しの時期について,お伺いします。
Q12 〔回答票16〕 今後ますますの高齢化社会の進展に伴い,公的年金制度について見直しを行う場合,どの段階から見直しを行えばよいと思いますか。この中ではどうでしょうか。
(14.6) (ア) 見直しの必要性が生じた段階で見直しを行えばよい
(77.5) (イ) 将来に備え,なるべく早い時期から見直しを行っていくべき
( 0.2) その他
( 7.7) わからない

最後に,公的年金制度に関して知りたいと思う情報について,お伺いします。
Q13 〔回答票17〕 「今後,高齢化社会の到来に向けて,公的年金制度の見直しを行うに当たっては,幅広い情報公開が必要だ」という意見がありますが,あなたは,今後,公的年金制度についてどのようなことについてもっとも知りたいと思いますか。この中から2つまであげてください。(2M.A.)
(41.7) (ア) 将来の保険料の見通し
(60.1) (イ) 将来自分のもらえる年金の水準
(31.1) (ウ) 公的年金制度の財政見通し
(22.5) (エ) 年金積立金の運用方法
( 8.2) (オ) 職域ごとに分立している各制度の財政状況
( 0.1) その他
( 7.6) 特にない
( 3.0) わからない
(M.T.=174.4)


<フェース・シート>
F1  〔性別〕
(45.3) 男性
(54.7) 女性

F2  〔職業〕あなたのご職業は何ですか。(職業の内容を具体的に記入してから,下の該当する項目に○をする)
<自営業主>
( 3.1) 農林漁業
( 8.1) 商工サービス業
( 1.3) 自由業
<家族従業者>
( 2.4) 農林漁業
( 4.9) 商工サービス
( 0.3) 自由業
<被傭者>
( 2.4) 管理職
( 0.8) 専門・技術職
(17.2) 事務職
(23.5) 労務職
<無職>
(22.0) 主婦
( 1.0) 学生
(13.2) その他の無職

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