「障害者に関する世論調査」
内閣府政府広報室
調 査 の 概 要
調査の目的
障害をもつ人に関する国民の意識を調査し,今後の施策の参考とする。
調査項目
(1)「障害者の日」について
(2)障害をもつ人とのふれあい
(3)「国連・障害者の十年」について
(4)障害をもつ人に対する取り組み方について
(5)国や地方公共団体に対する要望
調査対象
(1) 母集団 全国20歳以上の者 |
(2) 標本数 3,000人 |
(3) 抽出方法 層化2段無作為抽出法 |
調査時期 平成4年8月20日〜平成4年8月30日
回収結果
(1) 有効回収数(率) 2,271人(75.7%)
(2) 調査不能数(率) 729人(24.3%)
−不能内訳−
転居 | 72 | 長期不在 | 56 | 一時不在 | 339 |
住所不明 | 18 | 拒否 | 233 | その他
| 11 |
性・年齢別回収結果

調 査 票
Q1 | 国連は,約10年前の1981年を「国際障害者年」とすることを決議しました。この「国際障害者年」の目的は,障害をもつ人の社会への「完全参加と平等」という目標の実現を促進することにありますが,あなたは,この「完全参加と平等」という言葉を聞いたことがありますか。 |
(33.5) |
|
聞いたことがある |
(66.5) |
|
聞いたことがない |
Q2 | 国(国際障害者年推進本部)は,1975年の国連総会で,「障害者の権利宣言」が採択された12月9日を「障害者の日」と定めました。あなたは,12月9日が「障害者の日」ということを知っていますか。 |
( 8.4) |
|
知っている |
→SQへ |
(15.7) |
|
月日は知らないがその日があることは知っている |
→SQへ |
(76.0) |
|
知らない |
→Q3へ |
SQ | 〔回答票1〕 それは何によって知りましたか。この中からいくつでもあげてください。(M.A.) (N=546) |
(18.3) |
(ア) |
国・地方公共団体による広報 |
(81.1) |
(イ) |
テレビ,新聞などによる報道 |
( 8.8) |
(ウ) |
障害者団体などの活動 |
( 6.0) |
(エ) |
人から聞いて |
( 3.3) |
|
その他 |
( 0.7) |
|
わからない |
(M.T.=118.3)
Q3 | 〔回答票2〕 国や地方公共団体は,12月9日の「障害者の日」を中心に,次のようないろいろな行事や催しものを行っておりますが,この中から,あなたが知っているものをいくつでもあげてください。(M.A.) |
(13.2) |
(ア) |
「障害者の日・記念の集い」の開催 |
(13.1) |
(イ) |
心の輪を広げる体験作文の募集と表彰 |
(12.3) |
(ウ) |
福祉機器等の展示 |
(24.0) |
(エ) |
福祉大会の開催 |
(30.5) |
(オ) |
街頭キャンペーン |
(31.9) |
(カ) |
障害をもつ方が描いた絵画等の展示 |
(15.1) |
(キ) |
体験発表 |
(19.3) |
(ク) |
演劇とコンサート |
( 0.9) |
|
その他 |
(36.9) |
|
行事や催しものを行っていることを知らない |
(M.T.=197.1.)
Q4 | 〔回答票3〕 あなたは,このような行事や催しものに,今後参加してみたいと思いますか,思いませんか。この中ではどうでしょうか。[・「障害者の日・記念の集い」の開催・心の輪を広げる体験作文の募集と表彰・福祉機器等の展示・福祉大会の開催・街頭キャンペーン・障害をもつ方が描いた絵画等の展示・体験発表・演劇とコンサート] |
( 3.5) |
(ア) |
是非参加したい |
(54.6) |
(イ) |
機会があれば参加したい |
(31.7) |
(ウ) |
参加したくない |
(10.3) |
|
わからない |
Q5 | 〔回答票4〕 障害をもつ方は,次のような社会のいろいろなところで活躍されておりますが,この中で,あなたが知っているものをいくつでもあげてください。(M.A.) |
(18.9) |
(ア) |
教員 |
(11.1) |
(イ) |
会社の役員 |
(15.9) |
(ウ) |
事業の経営者 |
( 8.6) |
(エ) |
大学教授 |
(36.7) |
(オ) |
スポーツ選手 |
(27.4) |
(カ) |
芸術家 |
(37.6) |
(キ) |
公務員 |
(19.3) |
(ク) |
職業訓練施設の指導員 |
(16.4) |
(ケ) |
共同作業所の指導員 |
( 9.1) |
(コ) |
運転手(バス・タクシー等) |
(29.6) |
(サ) |
芸能人(歌手等) |
( 8.6) |
(シ) |
エンジニア |
( 4.8) |
|
その他 |
(21.8) |
|
知っているものはない |
(M.T.=265.8)
Q6 | 〔回答票5〕 障害をもつ方が,職場やスポーツ・文化施設などで活躍されていることが,新聞やテレビなどで報道されることがありますが,あなたのお宅では,このようなことについて話題にすることがありますか。この中ではどうでしょうか。 |
( 9.9) |
(ア) |
よくある |
(40.3) |
(イ) |
ときどきある |
(30.3) |
(ウ) |
あまりない |
(18.5) |
(エ) |
ほとんど(全く)ない |
( 1.0) |
|
わからない |
Q7 | あなたは,障害をもつ方と気軽に話をしたり,障害をもつ方の手助けをすることがありましたか。 |
(51.5) |
|
あった |
→SQa1へ |
(48.5) |
|
なかった |
→SQbへ |
SQa1 | 〔回答票6〕 それはどのような気持ちからでしょうか。この中からいくつでもあげてください。(M.A.) (N=1,169) |
(29.4) |
(ア) |
身内などに障害をもつ人がいてその大変さを知っているから |
(21.7) |
(イ) |
近所付き合いや親戚付き合いなどで |
(51.9) |
(ウ) |
困っている時はお互い様という気持ちから |
(21.1) |
(エ) |
自分の仕事に関連して |
(10.4) |
(オ) |
交通事故などにより,自分も障害をもつことになるおそれがあるから |
(12.2) |
(カ) |
何となく |
( 2.4) |
|
その他 |
( 0.3) |
|
わからない |
(M.T.=149.5)
SQa2 | 〔回答票7〕 それはどのような話や手助けでしたか。この中からいくつでもあげてください。(M.A.) (N=1,169) |
(40.1) |
(ア) |
席をゆずった |
(33.0) |
(イ) |
横断歩道や階段で手助けをした |
(27.4) |
(ウ) |
車椅子を押した |
(19.2) |
(エ) |
一緒に遊んだ |
(12.6) |
(オ) |
家事や買い物などのお手伝い |
(11.7) |
(カ) |
入浴や着替えなどのお手伝い |
(48.4) |
(キ) |
相談相手,話し相手 |
( 6.2) |
(ク) |
手話,点訳,音読など |
(15.5) |
(ケ) |
寄附 |
(18.6) |
(コ) |
募金活動 |
( 4.3) |
(サ) |
経済的な援助 |
( 3.7) |
|
その他 |
( 1.0) |
|
わからない |
(M.T.=241.6)
SQb | 〔回答票8〕 なかったのはどうしてでしょうか。この中からいくつでもあげてください。(M.A.) (N=1,102) |
(88.0) |
(ア) |
そのような機会がなかったから |
( 9.1) |
(イ) |
どのように接してよいかわからなかったから |
( 7.2) |
(ウ) |
おせっかいになるような気がしたから |
( 2.7) |
(エ) |
自分にとって負担になるような気がしたから |
( 6.6) |
(オ) |
専門の人や関係者にまかせた方がよいと思ったから |
( 0.5) |
|
その他 |
( 2.7) |
|
わからない |
(M.T.=116.8)
Q8 | 国連は,1982年に,1983年から今年(1992年)までの10年間を,「国連・障害者の十年」と宣言し,障害の予防,リハビリテーション,障害者の完全参加と平等の実現を呼びかけました。あなたは,この「国連・障害者の十年」という言葉を聞いたことがありますか。 |
(25.8) |
|
聞いたことがある |
(74.2) |
|
聞いたことがない |
Q9 | この「国連・障害者の十年」を機に,障害をもつ人,もたない人相互の交流活動や,共に活動する催しや機会,あるいはボランティア活動が,全国各地で行われてきましたが,あなたは,そのような活動に参加したことがありますか。 |
( 8.1) |
|
参加したことがある |
(91.9) |
|
参加したことがない |
Q10 | 〔回答票9〕 あなたは,今後,機会があれば,このような交流活動や,共に活動する催しや機会,あるいはボランティア活動に参加したいと思いますか。 |
( 4.3) |
(ア) |
是非参加したい |
→SQへ |
(54.4) |
(イ) |
機会があれば参加したい |
→SQへ |
(29.6) |
(ウ) |
参加したくない |
→Q11へ |
(11.7) |
|
わからない |
→Q11へ |
SQ | 〔回答票10〕 それでは,具体的には,あなたは今後,どのような交流活動や,共に活動する催しや機会,あるいはボランティア活動に参加したいと思いますか。この中からいくつでもあげてください。(M.A.) (N=1,334) |
(41.5) |
(ア) |
身近にいる障害をもつ方に対して,積極的に手助けをする |
(21.2) |
(イ) |
障害をもつ方の施設において,ボランティア活動をする |
(42.9) |
(ウ) |
地域におけるボランティア活動に参加する |
(36.1) |
(エ) |
障害をもつ方のための募金に対して寄附を行う |
(13.3) |
(オ) |
障害をもつ方のために場所を提供したり,障害をもつ方が必要とする物の援助を行う |
( 2.0) |
|
その他 |
(M.T.=157.0)
Q11 | 〔回答票11〕 あなたは,障害をもつ方に対する国・地方公共団体や国民一人一人の取り組み方について,どのように考えますか。この中から1つだけあげてください。 |
( 9.2) |
(ア) |
国や地方公共団体に任せておけばよい |
(10.7) |
(イ) |
国や地方公共団体よりも,国民一人一人が主体となった取り組みを行うべきである |
(73.4) |
(ウ) |
国や地方公共団体と国民一人一人が一緒になって取り組むべきである |
( 0.4) |
|
その他 |
( 6.3) |
|
わからない |
Q12 | 〔回答票12〕 国や地方公共団体は,障害者の「完全参加と平等」の実現のため,障害をもつ方に関するいろいろな施策を行っておりますが,この中で,あなたが知っているものをいくつでもあげてください。(M.A.) |
(17.7) |
(ア) |
障害者問題の啓発・広報活動の充実 |
(24.4) |
(イ) |
障害をもつ方への理解を深めるための学校教育の充実 |
(18.6) |
(ウ) |
障害の種類や程度に応じた教育の充実 |
(40.5) |
(エ) |
相談員や介護人などの福祉サービスの充実 |
(33.2) |
(オ) |
障害をもつ方に対するボランティア活動の育成・支援 |
(38.1) |
(カ) |
職業紹介や指導・訓練の充実 |
(38.6) |
(キ) |
雇用・就労の場の確保 |
(33.3) |
(ク) |
リハビリテーションの充実 |
(31.0) |
(ケ) |
障害者福祉施設の充実 |
(37.1) |
(コ) |
年金や手当の充実 |
(24.6) |
(サ) |
公共的な建築物の改善・整備など障害をもつ方の暮らしやすい町づくり |
(34.4) |
(シ) |
交通機関や交通施設の改善・整備 |
(35.8) |
(ス) |
点字,手話などによる障害をもつ方への情報提供 |
(17.5) |
(セ) |
福祉機器など障害をもつ方の生活を支援する機器の開発 |
(20.0) |
(ソ) |
医療技術の開発 |
(36.0) |
(タ) |
障害をもつ方のためのスポーツ,文化,レクリェーション活動の充実 |
(10.4) |
(チ) |
障害に関連する分野での国際協力の推進 |
( 0.0) |
|
その他 |
(14.7) |
|
知っているものはない |
(M.T.=506.2)
Q13 | 〔回答票12〕 あなたは,国や地方公共団体が行っているこのような施策のうち,もっと力をいれる必要があると思うものをこの中からいくつでもあげてください。(M.A.) |
(11.4) |
(ア) |
障害者問題の啓発・広報活動の充実 |
(23.5) |
(イ) |
障害をもつ方への理解を深めるための学校教育の充実 |
(17.3) |
(ウ) |
障害の種類や程度に応じた教育の充実 |
(30.4) |
(エ) |
相談員や介護人などの福祉サービスの充実 |
(19.6) |
(オ) |
障害をもつ方に対するボランティア活動の育成・支援 |
(31.4) |
(カ) |
職業紹介や指導・訓練の充実 |
(40.8) |
(キ) |
雇用・就労の場の確保 |
(23.1) |
(ク) |
リハビリテーションの充実 |
(31.3) |
(ケ) |
障害者福祉施設の充実 |
(35.2) |
(コ) |
年金や手当の充実 |
(26.3) |
(サ) |
公共的な建築物の改善・整備など障害をもつ方の暮らしやすい町づくり |
(28.9) |
(シ) |
交通機関や交通施設の改善・整備 |
(15.9) |
(ス) |
点字,手話などによる障害をもつ方への情報提供 |
(17.8) |
(セ) |
福祉機器など障害をもつ方の生活を支援する械器の開発 |
(24.7) |
(ソ) |
医療技術の開発 |
(16.0) |
(タ) |
障害をもつ方のためのスポーツ,文化,レクリェーション活動の充実 |
( 8.1) |
(チ) |
障害に関連する分野での国際協力の推進 |
( 0.4) |
|
その他 |
( 9.5) |
|
わからない |
(M.T.=411.5)
<フェース・シート>
( 5.6) |
|
20〜24歳 |
( 5.7) |
|
25〜29歳 |
( 6.9) |
|
30〜34歳 |
(10.3) |
|
35〜39歳 |
(12.1) |
|
40〜44歳 |
(10.1) |
|
45〜49歳 |
(11.7) |
|
50〜54歳 |
( 9.9) |
|
55〜59歳 |
(10.7) |
|
60〜64歳 |
( 7.4) |
|
65〜69歳 |
( 9.6) |
|
70歳以上 |
F3 | 〔職業〕あなたのご職業は何ですか。(具体的に記入して,下の該当する項目に○をする。) |
<自営業主> |
( 5.2) |
|
農林漁業 |
( 7.8) |
|
商工サービス業 |
( 1.1) |
|
自由業 |
<家族従業者> |
( 4.1) |
|
農林漁業 |
( 4.1) |
|
商工サービス・自由業 |
<被傭者> |
( 2.2) |
|
管理職 |
( 0.4) |
|
専門技術職 |
(15.9) |
|
事務職 |
(21.6) |
|
労務職 |
<無職> |
(24.4) |
|
主婦 |
( 1.6) |
|
学生 |
(11.5) |
|
その他の無職 |