• 環境・自然

治水対策に関する世論調査(平成3年9月調査)

2002年7月16日掲載

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内閣府大臣官房政府広報室 世論調査担当
電話番号 03-5253-2111(代表)

「治水対策に関する世論調査」

内閣府政府広報室


調査の概要

調査の目的


水害と治水対策に関する国民の意識を調査し,今後の施策の参考とする。

調査項目


(1)河川と水害に関する意識
(2)水害に対する備え
(3)治水対策に関する意識

調査対象


(1) 母集団 全国20歳以上の者
(2) 標本数 3,000人
(3) 抽出方法 層化2段無作為抽出法

調査時期

  平成3年9月12日〜平成3年9月22日

回収結果


(1) 有効回収数(率) 2,348人(78.3%)
(2) 調査不能数(率) 652人(21.7%)
−不能内訳−
転居 57 長期不在 76 一時不在 279
住所不明 24 拒否 199 その他
17

性・年齢別回収結果

性・年齢別回収結果



調査票
Q1 〔回答票1〕 あなたは,河川にどの程度関心がありますか。この中ではどうでしょうか。
(14.5) (ア) 非常に関心がある
(49.0) (イ) ある程度関心がある
(25.6) (ウ) あまり関心がない
( 9.6) (エ) ほとんど関心がない
( 0.9) どちらともいえない
( 0.4) わからない

Q2 〔回答票2〕 あなたは,「河川」と言えば,どんなことを思い浮かべますか。この中からいくつでもあげてください。(M.A.)
(55.0) (ア) 自然のある川
( 9.2) (イ) 人工的な川
(20.7) (ウ) 安全な川
(16.5) (エ) 危険な川
(13.5) (オ) いこいの場
( 6.3) (カ) スポーツの広場
(24.8) (キ) 魚つり場
(36.3) (ク) 清らかな流れ
(28.1) (ケ) 汚い川
(10.2) (コ) 魚のいない川
(34.2) (サ) いつも豊かな水が流れる川
( 9.2) (シ) 水の量が少なく渇いた感じのする川
(26.7) (ス) 水害
( 7.8) (セ) コンクリートブロック
( 1.2) その他
( 2.5) 何も思い浮かばない
( 0.4) わからない
(M.T.=302.6)


Q3 〔回答票3〕 あなたがお住まいになっている地域は,河川の氾濫や高潮などによる水害に対して安全だと思いますか,安全だとは思いませんか。この中ではどうでしょうか。
(49.9) (ア) 安全 →SQaへ
(36.6) (イ) まあ安全 →SQaへ
( 9.7) (ウ) やや危険 →SQbへ
( 2.4) (エ) 危険 →SQbへ
( 1.4) わからない →Q4へ

SQa 〔回答票4〕 安全だと思うのはどのような理由からですか。この中ではどうでしょうか。(M.A.)
(N=2,031)
(37.8) (ア) 現在住んでいる土地は高台にあるので,水害の危険は全くない
(28.3) (イ) 河川の堤防やダムなどの施設の整備・改修がされているから
(33.5) (ウ) 今までに水害がなかったので,これからもないと思う
( 1.6) (エ) 自分で水害を防ぐための対策をほどこしているから
(25.6) (オ) 近くに河川がないから,水害の危険はない
( 2.1) その他
(M.T.=128.9)


SQb 〔回答票5〕 危険だと思うのは,どのような理由からですか。この中ではどうでしょうか。(M.A.)
(N=284)
(47.9) (ア) 河川の近くに住んでいるから
(12.3) (イ) 河川の堤防やダムなどの施設の整備・改修がされていないから
(12.3) (ウ) 上流での開発が進み,以前と状況が変わったから
(40.5) (エ) 住宅が低地にあるから
(35.9) (オ) 過去に水害が発生したことがあるから
(15.5) (カ) 昔,田や沼であったところに家が建っているから
( 2.5) その他
(M.T.=166.9)


Q4 〔回答票6〕 お宅では,河川の氾濫や高潮などによる万一の水害に備えて,日頃心がけていることがありますか。この中ではどうでしょうか。(M.A.)
(50.2) (ア) 天気予報に注意している
( 9.1) (イ) 避難場所や避難方法を考えている
( 6.9) (ウ) 非常食料や医薬品などを備えている
( 3.7) (エ) 家の構造や宅地のまわりに水害のための備えをしている
( 5.3) (オ) 家財や貴重品の置き場所を考えている
(11.2) (カ) 家屋や家財などに保険を掛けている
( 2.1) (キ) 安全なところへの移転を考えている
( 0.4) その他
(40.8) 特に考えていない
(M.T.=129.6)


Q5 〔回答票7〕 河川の氾濫や高潮などによる水害を防ぐ対策を治水と言いますが,この治水について,あなたはどの程度関心がありますか。この中ではどうでしょうか。
(11.2) (ア) 非常に関心がある
(43.2) (イ) ある程度関心がある
(32.0) (ウ) あまり関心がない
(11.8) (エ) ほとんど関心がない
( 1.0) どちらともいえない
( 0.9) わからない

[〔調査員注意〕質問文中の「○○川,□□川」は調査する地域によって以下のように読みかえること 北海道・・・・・・・・・・・・石狩川,利根川 東北・・・・・・・・・・・・北上川,利根川 関東・・・・・・・・・・・・利根川,荒川 北陸・・・・・・・・・・・・信濃川,利根川 中部・・・・・・・・・・・・木曽川,利根川 近畿・・・・・・・・・・・・淀川,利根川 中国・・・・・・・・・・・・太田川,利根川 四国・・・・・・・・・・・・吉野川,利根川 九州・・・・・・・・・・・・筑後川,利根川 沖縄・・・・・・・・・・・・利根川,筑後川]
Q6 〔回答票8〕 ○○川,□□川などの大河川の氾濫による水害に対しては,100年から200年に1回の大雨に耐えられる程度の安全性の確保を目標に,治水施設の整備が行われることになっています。あなたは,この目標についてどう思いますか。この中ではどうでしょうか。
(28.4) (ア) もっと規模の大きな雨に耐えられる程度の安全性の確保を目標とすべきだ
(25.0) (イ) 本来は,もっと規模の大きな雨に耐えられる程度の安全性の確保を目標とすべきだが,この目標程度でやむを得ない
(25.2) (ウ) この目標程度が適当である
( 8.4) (エ) もっと規模の小さな雨に対する安全性の確保を目標にしてよい
( 0.2) その他
(12.8) わからない

Q7 〔回答票8〕 現在,中小河川の氾濫による水害に対しては,5年から10年に1回の大雨に耐えられる程度の安全性の確保を当面の目標に,治水施設の整備が行われることになっています。あなたは,この目標についてどう思いますか。この中ではどうでしょうか。
(27.9) (ア) もっと規模の大きな雨に耐えられる程度の安全性の確保を目標とすべきだ
(22.4) (イ) 本来は,もっと規模の大きな雨に耐えられる程度の安全性の確保を目標とすべきだが,この目標程度でやむを得ない
(25.6) (ウ) この目標程度が適当である
(13.4) (エ) もっと規模の小さな雨に対する安全性の確保を目標にしてよい
( 0.2) その他
(10.6) わからない

Q8 〔回答票9〕 万一,河川が氾濫して浸水した時でも,できるだけ被害が少なくてすむよう,避難場所を整備するなど,被害を少なくするための対策を進めることについて,あなたはどのように考えますか。この中ではどうでしょうか。
( 6.7) (ア) できるだけ河川が氾濫しないようにするだけでよく,対策を進める必要はない →Q9へ
(15.6) (イ) 被害が大きい地域についてのみ,対策を進めるべきだ →SQへ
(25.8) (ウ) 被害が少ない地域についても,できるだけ対策を進めるべきだ →SQへ
(46.0) (エ) 被害の大小にかかわらず,対策を進めるべきだ →SQへ
( 5.9) わからない →Q9へ

SQ 〔回答票10〕 では,被害を少なくするための対策としてどのようなものがあると考えますか。この中からいくつでもあげてください。(M.A.)
(N=2,051)
(25.7) (ア) 河川の氾濫を,町の広い範囲に拡大させないための輪中堤などの整備
(57.3) (イ) 増水時の情報提供の充実
(44.3) (ウ) 河川の氾濫時にも安全な避難場所や避難路の整備
(20.4) (エ) 病院や地下鉄など,大きな被害が発生しやすい施設における防水施設の整備
(11.2) (オ) 個人の住宅など建築物の地盤のかさあげ
(25.0) (カ) 水害時の損害を補てんしてくれる保険制度の整備
(37.7) (キ) 浸水予想区域の公表など,普段からの水害の危険性に関する情報提供の充実
(13.2) (ク) 水害の危険が高い地域からの家屋の移転など
( 0.8) その他
( 3.4) わからない
(M.T.=239.0)


Q9 〔回答票11〕 河川の堤防は,通常は安全ですが,増水が長時間続くと水がもったり壊れることもあります。河川の堤防を強化することに対してあなたはどのように考えますか。この中ではどうでしょうか。
(54.4) (ア) 費用がかかっても,河川の大小を問わず堤防をもっと強化すべきだ
(34.3) (イ) 氾濫した時の被害が大きい大河川の堤防については,もっと強化すべきだ
( 5.6) (ウ) 堤防の強化には費用がかかるので,従来程度の堤防の整備でよい
( 0.3) その他
( 5.4) わからない

Q10 〔回答票12〕 洪水の大きな力から堤防や河岸を守るために,河川改修にあたってはコンクリートブロックなどでできた護岸を整備していますが,護岸の整備について,この中であなたの考えに一番近いものはどれですか。
( 4.5) (ア) 河川の景観や環境,河川利用にとって好ましくないので,洪水に対する安全性が下がっても護岸はやめるべきだ
(77.9) (イ) 洪水に対する安全性を下げないように工夫しながら,河川の景観や環境,河川利用のことも考えて,人と自然に優しい構造を採用すべきだ
(12.7) (ウ) 洪水から生活を安全に守るための機能さえあればよい
( 0.4) その他
( 4.6) わからない

Q11 〔回答票13〕 河川の改修や整備と水辺の美しさや潤いなどとの関係について,この中であなたの考えに一番近いものはどれですか。
(13.8) (ア) 洪水などによる災害の防止を重視して行えばよい
(75.7) (イ) 洪水などによる災害の防止に加えて,費用が増えたとしても,水辺の美しさや潤い,豊かな生物の生息などにも配慮して行うべきである
( 6.8) (ウ) 洪水などによる災害の防止よりも,水辺の美しさや潤い,豊かな生物の生息などを重視して行うべきである
( 0.2) その他
( 3.6) わからない

Q12 〔回答票14〕 あなたは河川や河川敷でどのようなことをしてみたいですか。この中からいくつでもあげてください。(M.A.)
(30.6) (ア) 水泳・水遊び
(36.8) (イ) 釣り
(46.3) (ウ) 散策
(36.8) (エ) 自然観察
(19.5) (オ) 野球・テニスなどのスポーツ
( 7.8) (カ) カヌーなどの水上スポーツ
(25.8) (キ) キャンプ
(11.0) (ク) 祭りや伝統行事
(10.1) (ケ) 水辺のレストランでの飲食
( 0.6) その他
(11.6) してみたいことはない
( 1.3) わからない
(M.T.=238.0)


Q13 〔回答票15〕 次の言葉の中で,聞いたことがあるものをすべてあげてください。(M.A.)
( 5.8) (ア) スーパー堤防
(12.1) (イ) 多自然型の川づくり
(11.6) (ウ) 河川水辺の国勢調査
( 7.5) (エ) 直轄河川防御対象氾濫区域図
(36.2) (オ) 総合治水対策
(51.7) (カ) 水防
( 5.7) (キ) 首都圏外郭放水路
(13.3) (ク) 桜づつみモデル事業
(20.4) (ケ) ふるさとの川モデル事業
(27.0) 聞いたことがあるものはない
(M.T.=191.3)


<フェース・シート>
F1  〔性〕
(46.0) 男性
(54.0) 女性

F2  〔年齢〕あなたのお年は満でおいくつですか。
( 4.6) 20〜24歳
( 5.9) 25〜29歳
( 7.6) 30〜34歳
(10.0) 35〜39歳
(14.9) 40〜44歳
(10.3) 45〜49歳
(11.2) 50〜54歳
(11.7) 55〜59歳
( 8.9) 60〜64歳
( 7.2) 65〜69歳
( 7.8) 70歳以上

F3  〔職業〕あなたの御職業は何ですか。(具体的に記入の上,該当する項目に○をつける。)
<自営業主>
( 4.7) 農林漁業
( 7.9) 商工サービス業
( 1.3) 自由業
<家族従業者>
( 2.7) 農林漁業
( 4.5) 商工サービス・自由業
<被傭者>
( 2.7) 管理職
( 3.2) 専門技術職
(17.0) 事務職
(19.4) 労務職
<無職>
(25.9) 主婦
( 1.0) 学生
( 9.6) その他の無職

F4 〔回答票16〕 〔居住形態〕あなたのお住まいは次のどれに当てはまりますか。
(73.1) (ア) 持家1戸建て
( 1.1) (イ) 持家集合住宅の1階
( 2.3) (ウ) 持家集合住宅の2階
( 2.3) (エ) 持家集合住宅の3階以上
( 5.5) (オ) 借家1戸建て
( 5.4) (カ) 借家集合住宅の1階
( 4.4) (キ) 借家集合住宅の2階
( 5.1) (ク) 借家集合住宅の3階以上
( 1.0) (ケ) その他

F5  〔居住地区〕〔調査員判断〕
(19.8) 都市部(市街地)
(57.5) 都市近郊部(住宅地域)
(19.6) 農村
( 2.2) 山村
( 0.9) 漁村

F6  〔居住年数〕あなたは,この市(区・町・村)に住むようになってから,何年になりますか。
( 3.7) 2年未満
( 8.1) 2〜5年未満
(11.5) 5〜10年未満
(21.3) 10〜20年未満
(55.4) 20年以上

F7  〔水害経験〕これまであなたの家屋や土地が水害を受けたことがありますか。
(21.3) ある →SQ1へ
(78.7) ない →調査終了へ

SQ1  それは現在住んでいる所ですか。
(N=499)
(56.7) はい
(43.3) いいえ

SQ2 〔回答票17〕 その時の被害はどの程度でしたか。(M.A.)
(N=499)
( 7.2) (ア) 家屋の損壊,流失
(70.9) (イ) 家屋の浸水
(33.7) (ウ) 田畑の冠水
(M.T.=111.8)


SQ3  それはいつ頃のことですか。数回ある場合は最近のそのことについてお答えください。
(N=499)
(22.8) 昭和29年以前
(30.3) 昭和30年代
(14.6) 昭和40年代
(16.8) 昭和50年代
(15.4) 昭和60年以降

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