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税金に関する世論調査(昭和54年8月調査)

2002年11月18日掲載

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内閣府大臣官房政府広報室 世論調査担当
電話番号 03-5253-2111(代表)

内閣府政府広報室


調査の概要

調査の目的


税金についての国民の意識と行動を調査し,税務行政の執行及び施策の参考とする。

調査項目


(1)税金についての関心等
(2)税金についての考え方,負担感,対処行動
(3)脱税について
(4)税金に関する相談等
(5)税金に関する教育

調査対象


(1) 母集団 全国20歳以上の者
(2) 標本数 3,000人
(3) 抽出方法 層化2段無作為抽出法

調査時期

  昭和54年8月23日〜昭和54年8月29日

回収結果


(1) 有効回収数(率) 2,437人(81.2%)
(2) 調査不能数(率) 563人(18.8%)
−不能内訳−
転居 57 長期不在 52 一時不在 267
住所不明 35 拒否 135 その他
17

性・年齢別回収結果

性・年齢別回収結果



調査票
〔税金に対する関心〕
Q1  あなたは,税金に対して関心をお持ちですか,それともあまり関心がありませんか。
(60.5) 関心がある →SQへ
(38.6) あまり(全然)関心がない →Q2へ
( 0.9) 不明 →Q2へ

SQ  税金のどういうことについて関心をお持ちですか。(F.A.)(M.A.)
(N=1,475)
(59.5) 自分の負担する税金
(30.0) 税金の使途
(15.2) 税制,税体系などの仕組み
(10.6) 所得の調査,実際の徴税の仕方など
( 2.0) その他
( 5.8) 不明
(M.T.=123.1)


〔税務署との接触〕
Q2 〔回答票1〕 あなたは,いままでに税務署へ行ったり,電話をかけたり,また,税務職員がきたりしたことがありますか。この中ではどうでしょうか。
(28.6) (ア) 税務署に行ったことがある →SQへ
( 6.4) (イ) 税務署に行ったことはないが,税務職員がきたり電話などをしたり,受けたりしたことがある →SQへ
(65.0) (ウ) 税務署とは(全く)接したことはない →Q3へ

SQ 〔回答票2〕 それでは,どのような用件で税務署へ行ったり,電話などをかけたり,税務職員がきたりしたのですか。この中ではどうでしょうか。(M.A.)
(N=853)
(36.1) (ア) 税金に対する問い合わせのため
(56.0) (イ) 申告書提出のため
(10.8) (ウ) 還付申告書提出のため
( 8.3) (エ) 資料の提出を求められたため
( 7.5) (オ) 税務調査を受けたため
( 5.5) その他
(M.T.=124.3)


Q3 〔回答票3〕 あなたは,税務署と接することについて,どのように感じていますか。この中ではどうでしょうか。
(27.1) (ア) とくに煩わしさを感じない
(41.2) (イ) 多少煩わしいが,納税のために必要であればやむを得ない
(17.0) (ウ) できるだけ避けたい
( 0.3) その他
(14.4) わからない

〔税の負担感〕
Q4 〔回答票4〕 あなたは,所得税は高いと思いますか,安いと思いますか,この中ではどうでしょうか。
(13.6) (ア) 非常に高い
(44.2) (イ) かなり高い
(27.4) (ウ) まあまあである
( 0.8) (エ) かなり安い
( 0.2) (オ) 非常に安い
(13.8) わからない

Q5 〔回答票4〕 あなたは,日本のサラリーマンの所得税は,アメリカや西ドイツなどの外国のサラリーマンとくらべて高いと思いますか,安いと思いますか。この中ではどうでしょうか。
( 3.4) (ア) 非常に高い
(20.0) (イ) かなり高い
(11.7) (ウ) まあまあである
( 8.3) (エ) かなり安い
( 0.4) (オ) 非常に安い
(56.2) わからない

Q6 〔回答票5〕 あなたは,昨年1年間にあなた自身の所得税をどれくらい納めましたか。この中ではどうでしょうか。
(43.5) (ア) 納めていない →Q7へ
( 9.1) (イ) 1万円〜5万円未満 →SQへ
(10.5) (ウ) 5万円〜10万円未満 →SQへ
(10.8) (エ) 10万円〜20万円未満 →SQへ
( 6.6) (オ) 20万円〜50万円未満 →SQへ
( 0.9) (カ) 50万円〜100万円未満 →SQへ
( 0.6) (キ) 100万円以上 →SQへ
(18.1) わからない →SQへ

SQ 〔回答票6〕 昨年1年間のあなた自身の所得税の支払いは,あなたの実感として苦痛でしたか,それほどでもありませんでしたか。この中ではどうでしょうか。
(N=1,378)
(13.9) (ア) 大変苦痛だった
(30.8) (イ) 苦痛だったが大したことはなかった
(36.7) (ウ) 苦痛というほどではなかった
( 4.7) (エ) 全然苦痛ではなかった
(13.9) わからない

〔税への対処行動〕
Q7(1)  それでは,現在の税負担について,あなたはどのように対処したいと思いますか。これから申し上げますことそれぞれについて,「そうする」,「そうしない」でお答えください。まず,「1.マスコミや消費者団体に働きかけたり,各種の運動などに参加する」についてはどうでしょうか。 1.マスコミや消費者団体に働きかけたり,各種の運動などに参加する。
(10.1) そうする
(67.0) そうしない
(11.2) 一概にいえない
(11.7) わからない

Q7(2)  2.損をしないよう税の専門家などに相談する
(29.4) そうする
(48.7) そうしない
(11.2) 一概にいえない
(10.7) わからない

Q7(3)  3.税金が戻ってくる可能性があるから,面倒がらずに申告する
(69.8) そうする
(13.5) そうしない
( 7.3) 一概にいえない
( 9.5) わからない

Q7(4)  4.節税のため,自分で勉強する
(28.6) そうする
(45.1) そうしない
(12.2) 一概にいえない
(14.2) わからない

〔税金についての考え〕
Q8(1)  ところで,あなたは税金についてどのように考えていますか。これから申し上げますことそれぞれについて,「そう思う」,「そう思わない」でお答えください。1.苦痛は感じるが,法律で定められているから納めなければならない
(90.8) そう思う
( 4.2) そう思わない
( 5.0) わからない

Q8(2)  2.理屈はともかく,国民の義務として当然納めなければならない
(90.6) そう思う
( 4.4) そう思わない
( 5.0) わからない

Q8(3)  3.誰も脱税しなかったら,税金はもっと安くなるはずである
(59.8) そう思う
(21.1) そう思わない
(19.2) わからない

Q8(4)  4.税金をとられると思うと働く意欲がなくなる
(11.1) そう思う
(78.2) そう思わない
(10.7) わからない

〔脱税〕
Q9 〔回答票7〕 多額の脱税がみつかったという新聞,テレビ,ラジオなどの報道がなされたのをみて,あなたは,どのように感じますか。この中から2つまであげてください。(M.A.)
(29.6) (ア) 脱税者は,いつかは摘発されるものだ
( 6.9) (イ) 脱税がみつかったのは運が悪い
(43.3) (ウ) まだまだあるはずなのに,税務当局はなまぬるい
(25.6) (エ) こんな多額の脱税者がいるのであれば,正直に納税する気がしない
( 5.5) (オ) 税務当局はよくやった
(45.3) (カ) 脱税者にひどく腹が立つ
( 5.4) (キ) 自分には関係のない話だ
( 0.7) その他
( 4.1) わからない
(M.T.=166.5)


Q10(1) 〔回答票8〕 仮に,次に申し上げるような金額を脱税したとすると,それに対して,あなたは,どのような処罰が適当だと思いますか。この中から1つ選んでください。(1)脱税額10万円の場合はどうでしょうか。
( 2.3) (ア) 懲役
(27.3) (イ) 罰金
(35.6) (ウ) 加算税
( 6.5) (エ) 氏名の公表
( 2.2) (オ) 選挙権の停止
( 8.9) (カ) 処罰の必要なし
(17.2) わからない

Q10(2) 〔回答票8〕 (2)脱税額500万円の場合はどうでしょうか。
(10.6) (ア) 懲役
(35.4) (イ) 罰金
(25.9) (ウ) 加算税
(11.1) (エ) 氏名の公表
( 1.7) (オ) 選挙権の停止
( 0.5) (カ) 処罰の必要なし
(14.9) わからない

Q10(3) 〔回答票8〕 (3)脱税額1億円の場合はどうでしょうか。
(43.4) (ア) 懲役
(17.0) (イ) 罰金
(12.3) (ウ) 加算税
( 9.1) (エ) 氏名の公表
( 3.2) (オ) 選挙権の停止
( 0.3) (カ) 処罰の必要なし
(14.7) わからない

Q11(1) 〔回答票9〕 では,仮に,次に申し上げるような金額を脱税したとすると,その罪はどの罪と同じくらいだと思いますか。この中から1つ選んでください。(1)脱税額10万円の場合はどうでしょうか。
(28.3) (ア) スピード違反
( 8.9) (イ) 飲酒運転
(15.5) (ウ) 万引き
(10.5) (エ) どろぼう
(12.6) (オ) 詐欺・横領
( 0.8) (カ) 強盗
(23.3) わからない

Q11(2) 〔回答票9〕 (2)脱税額500万円の場合はどうでしょうか。
( 2.3) (ア) スピード違反
(10.2) (イ) 飲酒運転
( 6.4) (ウ) 万引き
(17.7) (エ) どろぼう
(36.1) (オ) 詐欺・横領
( 6.5) (カ) 強盗
(20.8) わからない

Q11(3) 〔回答票9〕 (3)脱税額1億円の場合はどうでしょうか。
( 0.4) (ア) スピード違反
( 2.9) (イ) 飲酒運転
( 0.6) (ウ) 万引き
( 5.4) (エ) どろぼう
(34.9) (オ) 詐欺・横領
(34.8) (カ) 強盗
(20.9) わからない

Q12 〔回答票10〕 脱税をなくすためには,このような方策が考えられますが,この中で,あなたがよいと思うものを2つまであげてください。(M.A.)
(26.7) (ア) 税務署の職員を増やして厳しく調査する
(48.5) (イ) みせしめのため悪質脱税者を厳罰に処する
( 5.9) (ウ) 脱税の通報者に報償金を出す
(13.2) (エ) 銀行,郵便局などは,多額な預貯金の動きについて税務署へ通告する
(28.3) (オ) 納税者の所得をは握できるよう,多くの資料が税務署に集まるようにする
(21.2) (カ) 無記名(仮名)預金をなくさせる
( 1.4) その他
(14.7) わからない
(M.T.=160.0)


〔税に関する相談〕
Q13  税金について相談にのったり,疑問にこたえるため,国税局や主要な税務署には「税務相談室」があります。あなたは,この「税務相談室」があることをご存知ですか。
(69.9) 知っている →SQ1へ
(30.1) 知らない →Q14へ

SQ1  では,あなたは「税務相談室」を利用したことがありますか。
(N=1,703)
(12.4) 利用したことがある →SQ2へ
(87.6) 利用したことがない →SQ4へ

SQ2  「税務相談室」を利用してよかったと思いますか,そうは思いませんか。
(N=212)
(86.8) よかった →Q14へ
(13.2) よかったと思わない →SQ3へ

SQ3 〔回答票11〕 よいと思わなかった理由は何ですか。この中ではどうでしょうか。(M.A.)
(N=28)
(10.7) (ア) 「税務相談室」といっても税務署の一部であるので本音が言えなかったから
(21.4) (イ) 十分な相談時間がなかったから
( 3.6) (ウ) なかなか電話が通じなかったりして待たされたから
(35.7) (エ) 十分な説明が得られなかったから
(35.7) (オ) 納税者の身になって相談にのってくれなかったから
( -) その他
(10.7) わからない
(M.T.=117.9)


SQ4 〔回答票12〕 「税務相談室」を利用されたことがないのはなぜですか。この中ではどうでしょうか。
(N=1,491)
(83.8) (ア) 特に相談することがなかったから
( 9.7) (イ) 他に税理士など相談する人がいたから
( 0.7) (ウ) 税務署と同じであり,本音が言えないから
( 2.5) (エ) 納税者の身になって相談にのってくれるとは思われないから
( 0.9) その他
( 2.5) わからない

〔不服申立制度〕
Q14  税金について不服がある場合,「国税不服審判所」に対して不服を申立てることができます。あなたは,この「国税不服審判所」があることをご存知ですか。
(27.0) 知っている →SQへ
(73.0) 知らない →Q15へ

SQ 〔回答票13〕 国税不服審判所は税務署とは別個の独立した立場に立って判断することになっていますが,あなたはこれについてどのように思いますか。この中ではどちらの考えに近いでしょうか。
(N=659)
(36.1) (ア) 税務署とは独立した立場で公正に判断していると思う
(23.7) (イ) 独立した立場にあるとはいっても,税務署の一部だから公正な判断はできないと思う
(17.5) どちらともいえない
(22.8) わからない

〔税を知る週間〕
Q15 〔回答票14〕 毎年11月中旬(11月11日〜17日)に「税を知る週間」があります。あなたは,「税を知る週間」にどんな催しものをやってもらいたいと思いますか。この中からいくつでも結構ですからあげてください。(M.A.)
( 5.9) (ア) 資料展
(33.4) (イ) 無料相談
(10.7) (ウ) 座談会懇談会
(42.4) (エ) 身近な税知識に関する説明会,研修会
( 5.9) (オ) 税務署の見学
( 0.7) その他
(31.7) 特にない
(M.T.=130.7)


〔税に関する広報媒体〕
Q16 〔回答票15〕 あなたは,税金について何から知りますか。この中から主なものをあげてください。(M.A.)
(47.6) (ア) テレビ・ラジオ
(52.0) (イ) 新聞・雑誌
( 5.3) (ウ) 税に関する単行本
( 4.2) (エ) 学校での教育
(10.2) (オ) 友人・同僚
(17.5) (カ) 親・兄弟などの家族
( 9.8) (キ) 自分の属する業種団体やその他の組織
(16.3) (ク) 職場
( 5.5) (ケ) 税の専門家
( 2.9) (コ) 税務署の職員
(10.1) (サ) 税務署などが出している各種の説明署
( 3.3) (シ) 税務署などが行う各種の説明会
(15.4) (ス) 地方公共団体の広報紙など
( 2.9) その他
(M.T.=202.9)


〔税に関する知識〕
Q17 〔回答票16〕 国や県・市区町村は,小中学校の教育のために,先生の給与,教科書代,給食費などを支出していますが,その金額は,昭和52年度では,小学生1人当り年間361,000円となっています。あなたは,この金額についてどのように思いますか。この中ではどうでしょうか。
(20.8) (ア) 思っていたよりはるかに多い
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