• まちづくり・交通

大都市住民の住宅・宅地に関する世論調査(昭和45年11月調査)

2003年12月25日掲載

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内閣府大臣官房政府広報室 世論調査担当
電話番号 03-5253-2111(代表)

「大都市住民の住宅・宅地に関する世論調査」

内閣府政府広報室


調査の概要


・調査の目的
東京圏,大阪圏に居住する世帯の住宅に対する意識と住宅建設への志向や住宅・宅地政策に対する認識・要望等を調査して施策の参考とする。

・調査項目
(1)   住宅について
 
ア.
住宅に対する意識
 
イ.
今後の住宅に対する計画と要望
 
ウ.
住宅建築の具体的な計画内容について
 
エ.
住宅政策に対する要望
(2)   宅地について
 
ア.
宅地の需要と地価の見通し
 
イ.
宅地の不足と地価の高騰の原因
 
ウ.
宅地政策に対する認識と要望

・調査対象者
(1) 母集団 東京駅・大阪駅から半径50Kmの円内の区市町村に居住する世帯員2人以上の普通世帯の世帯主
(2) 標本数 3,000人
(3) 抽出方法 層化2段無作為抽出法

・調査時期 昭和45年11月26日〜昭和45年12月6日

・調査方法 調査員による面接聴取

・調査実施委託機関 社団法人 中央調査社

・回収結果
(1) 有効回収数(率) 2,386人(79.5%)
(2) 調査不能数(率) 614人(20.5%)
 
−欠票内訳−
転居
63
住所不明
56
長期不在
56
拒否 152
一時不在 258 その他
29
(計614人)




調査票


(住宅の現況とこれに対する意識)
Q1 〔回答票1〕 まず,現在のお住いについてお伺いします。今の住宅は,このように分類した場合は,どれに当たりますか。
 
(53.1) (ア) 自分の家(分譲アパート,マンション等を含む) →Q2へ
(2.3) (イ) 公団・公社の賃貸住宅 →SQへ
(7.2) (ウ) 公営(都府県営,市町村営)住宅 →SQへ
(29.1) (エ) 民間の賃貸住宅(貸家,アパート,マンション等すべてを含む) →SQへ
(6.7) (オ) 勤め先の給与住宅(社宅・寮,公務員宿舎その他) →SQへ
(1.5)   その他 →SQへ



SQ お宅の家賃はいくらでしょうか。勤め先などから住宅手当を受けている場合は,家賃と住宅手当の差額をおっしゃって下さい。大体の金額で結構です。
 
(19.5) 3千円以下
(15.2) 5千円以下
(13.7) 7千円以下
(19.6) 1万円以下
(14.8) 1万5千円以下
(4.8) 2万円以下
(4.2) 2万円をこえる
(7.1) 不要(無料)
(1.2) 不明



Q2 あなたは,今の住宅や周囲の環境について大体満足していらっしゃいますか,それとも何か不満とか不安などをもっていらっしゃいますか。
 
(52.4) 大体満足している →Q3へ
(45.8) 不満・不安等を持っている →SQへ
(1.8) 不明・不答 →Q3へ



SQ それはおもにどんなことでしょうか。(M.A.)
 
(44.5) 家がせまい・部屋が少ない
(15.4) 建物の老朽・損傷・粗雑建築
(18.9) 日当たり・通風が悪い
(3.2) 風俗営業が多い・風紀がよくない
(7.2) 日常生活が不便(交通,買物,学校医療施設その他)
(11.7) 道路,側溝等の公共施設が悪い・不備
(8.7) 家賃が高い
(12.1) 敷地がせまい,専用の庭がない
(25.1) 公害(騒音・媒煙・排気ガス等)がひどい
(9.2) その他
(0.5) 不明
  (M.T.=156.3)



(住宅建設への志向)
Q3 お宅では,将来ご自分のお家を建てるとか買うとか,または今のお家を建て直したいと考えていらっしゃいますか。子供さんなどのお家を建てるとか買いたいと考えていらっしゃる場合も含めて下さい。
 
(49.1) 考えている →Q4へ
(46.1) 考えていない →Q5へ
(4.8) 不明・不答 →Q5へ



Q4 お宅では,そのために土地を確保するとか探すとか,あるいは資金の調達方法を考えるなど,何か具体的な計画や準備などを始めていらっしゃいますか,今のところ具体的な計画や準備はしていらっしゃいませんか。
 
(19.9) 計画や準備を始めている →SQ1へ
(28.1) 計画や準備はしていない →SQ3へ
(1.1) 不明・不答 →SQ3へ



SQ1 あなたのご計画では,お家を新築するおつもりですか,分譲住宅とか建売住宅などを買うおつもりですか,それとも今のお家を建て直すおつもりですか。
 
(50.0) 新築 →SQ2へ
(19.7) 分譲・建売住宅,古家購入 →SQ3へ
(19.3) 今の家の建て直し →SQ5へ
(10.9) 未定・不明 →SQ3へ



SQ2 そのための土地(敷地)はすでに確保(用意)していらっしゃいますか,現在探しているところですか,それとも今のところまだ探してはいらっしゃいませんか。
 
(24.6) 確保している →SQ5へ
(14.7) 現在探している →SQ4へ
(10.7) まだ探してはいない・不明 →SQ4へ



SQ3 お宅が建てたいとか買いたいと思っていらっしゃるのは,一戸建てのお家ですか,それともアパートとかマンション等の集合住宅の分譲ですか。
 
(79.5) 一戸建て住宅
(5.1) アパート・マンション等の集合住宅
(15.4) 未定・不明



SQ4 住宅の場所としては,交通や買物などの日常生活が多少不便でも自然環境のよい郊外がよいと思いますか。それとも自然環境などは多少悪くとも交通や買物などの日常生活が便利な既成の市街地がよいと思いますか。(調査員参考)(「既成の市街地」とは,交通,道路,電話,水道,ガス等が整備し,市街としての要件を具備しているところをさしている。ただし,あまり厳密に区別する必要はなく,また,聞かれたときだけ説明すればよい。)
 
(51.8) 郊外がよい
(38.8) 既成の市街地がよい
(9.3) 不明



SQ5 お宅では,住宅を建てるとかまたは建て直す場合,住宅金融公庫資金とか銀行ローンなど,よそからの融資も利用したいと思っていらっしゃいますか,それとも全額自己資金でまかなうおつもりですか。
 
(71.2) よそからの融資も利用 →SQ6へ
(15.6) 全額自己資金 →SQ7へ
(13.2) 不明 →SQ7へ



SQ6 融資の種類としては,どのようなものを考えていらっしゃいますか,いくつでも結構です。(M.A.)
 
(48.4) 住宅金融公庫資金
(43.5) 銀行等の住宅ローン
(18.7) 勤め先借入れ
(6.6) 親・兄弟等からの借入れ
(1.7) その他
(10.2) 不明



SQ7 住宅の建築費や購入費は,全部でいくらぐらいまで考えていらっしゃいますか。土地を持っておられない場合は,土地代も含めてお答え下さい。
 
(11.5) 300万円以下 →Q6へ
(22.9) 500万円以下 →Q6へ
(12.7) 700万円以下 →Q6へ
(9.6) 1,000万円以下 →Q6へ
(3.8) 1,000万円をこえる →Q6へ
(39.5) 未定・不明 →Q6へ



(Q3で「考えていない」または「不明・不答」と答えた者に聞く)
Q5(1) (調査員分類)(Q1参照)
 
Q1で「自分の家」と答えた者(持家居住者) →Q6へ
それ以外の者 →Q5(2)へ



Q5(2) お宅では,ずっとここにお住いになるおつもりですか,ずっと住むつもりはなくとも当分はここにお住いになるおつもりですか,それともなるべく早い機会によそへ移りたいと思っていらっしゃいますか。
 
(28.2) ずっと住むつもり →Q6へ
(48.9) 当分住むつもり →SQ1へ
(15.2) 早くよそへ移りたい →SQ1へ
(7.7) 未定・不明 →SQ1へ



SQ1 〔回答票2〕 では,よそに移るとしたら,どのような住宅に住みたいと思っていらっしゃいますか,このように分類した場合は,どれに当たりますか。
 
(7.1) (ア) 公団・公社の賃貸住宅 →SQ2へ
(16.3) (イ) 公営(都府県・市町村営)の賃貸住宅 →SQ2へ
(27.3) (ウ) 自分の持家 →Q6へ
(6.4) (エ) 民間の一戸建貸家 →Q6へ
(5.2) (オ) 民間の賃貸アパート・マンション等 →Q6へ
(2.5) (カ) 勤務先の給与住宅(公務員住宅・社宅・寮) →Q6へ
(3.4)   その他 →Q6へ
(31.9)   今は考えていない・不明 →Q6へ



SQ2 公団・公社住宅や公営住宅の場合,ダイニングキッチンを入れて3部屋か4部屋が普通のようですが,お宅の家族数からみて最低どのぐらいの部屋数が必要だと思いますか。ダイニングキッチンも含めてお答え下さい。
 
(68.4) 3室
(27.6) 4室
(3.9) 5室



SQ3 今おっしゃったような部屋数の公団・公社住宅や公営住宅にお入りになるとした場合,家賃は最大限どれぐらいまで出してもよいと思いますか。
 
(52.6) 1万円未満
(31.6) 1万5千円未満
(10.5) 2万円未満
(3.9) 3万円未満
(1.3) 3万円以上
(-) 不明



SQ4 住宅の場所としては,交通や買物などの日常生活が多少不便でも自然環境のよい郊外がよいと思いますか,それとも自然環境などは多少悪くとも交通や買物などの日常生活が便利な既成の市街地がよいと思いますか。
 
(27.6) 郊外がよい
(67.1) 既成の市街地がよい
(5.3) 不明・不答



(宅地に対する意識)
Q6 〔回答票3〕 次に,宅地のことについてお伺いします。一般に宅地不足は深刻な問題だといわれており,また,土地の値段はここ数年来著しく上っていますが,あなたは,土地の不足や値上がりの最も大きな原因はどこにあると思いますか。この中で,あなたのお考えに最も近いものを一つだけあげて下さい。
 
(16.3) (ア) 世帯の細分化により,宅地需要が多くなったため
(5.7) (イ) 一戸建て・庭つき住宅への需要が多くなったため
(11.3) (ウ) 土地はあるが,地主が売惜しみしているため
(29.2) (エ) 人口や産業が都市に集中したため
(3.1) (オ) 公団や地方公共団体の行なっている宅地造成が思うように進まないため
(3.3) (カ) 民間の土地業者などの宅地供給が十分でないため
(8.9) (キ) 土地の流通機構がよくなく(業者の操作等),需給が円滑でないため
(9.0) (ク) 公団・公営住宅等が不足し,一般の宅地需要が増えているため
(13.3)   この中にはない,不明



Q7 〔回答票4〕 政府の土地対策にはいろいろありますが,この中で,あなたのご存じのものをあげて下さい。名前を聞いたことがある程度でも結構です。(M.A.)
 
(23.2) (ア) 公的機関の大規模開発や土地区画整理事業による宅地開発の推進
(28.0) (イ) 水田の宅地転用の緩和(農地の宅地化の促進)
(29.1) (ウ) 土地税制の改善(短期保有地の譲渡益に対する税金の重課)
(24.1) (エ) 都市再開発法の制定(都市再開発事業の推進)
(24.7) (オ) 土地収用法の改正(いわゆるゴネ得の防止など)
(26.8) (カ) 地価公示制度(適正な土地価格の公示)
(34.3)   どれも知らない・不明
  (M.T.=190.3)



Q8 ところで,昨年新しい「都市計画法」が制定され,大都市などの一定の都市計画区域内は「市街化区域」と「市街化調整区域」とに分けられましたが,あなたは,そのことをご存知ですか。
 
(48.5) 知っている →SQへ
(51.5) 知らない →Q9へ



SQ そのような都市計画区域内での土地開発は,都府県知事の許可を受けねばならないことになっておりますが,これは土地業者などによる無計画な宅地造成を防ぐことを主なねらいとしたものです。あなたは,このような制度は,大都市の計画的な宅地開発を進める上で必要な制度だと思いますか,それともむしろ自由な宅地開発の妨げになるので,そのような制度はない方がよいと思いますか。
 
(35.7) 必要な制度だ
(5.9) そのような制度はない方がよい
(6.9) 不明



Q9 土地の売惜しみや思わく買いを防ぐなどを主なねらいとして,大都市の一定区域については「国や地方公共団体以外には売買できないようにすべきだ」という意見がありますが,あなたもこれに賛成ですか。問題はあるがこの際止むを得ないと思いますか。それともそのようなことには反対ですか。
 
(30.8) 賛成だ
(27.8) 問題はあるが止むを得ない
(17.9) 反対だ
(23.5) 不明



Q10 では,「国や地方公共団体で農地や山林・原野などを買収し,宅地を造成して一般に分譲すべきだ」という意見がありますが,あなたもそう思いますか,そうは思いませんか。
 
(74.5) そう思う
(11.0) そうは思わない
(14.5) 不明



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