• 外交・防衛

時事問題(日米共同声明・安保条約・北方領土問題)に関する世論調査(昭和44年12月調査)

2003年12月25日掲載

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内閣府大臣官房政府広報室 世論調査担当
電話番号 03-5253-2111(代表)

「時事問題に関する世論調査(日米共同声明,安保条約・北方領土問題について)」

内閣府政府広報室


調査の概要


・調査の目的
昭和44年11月の佐藤・ニクソン会談を機会に,会談後出された日米共同声明及び安保条約,北方領土問題に対する国民の意見を調査して今後の施策の参考とする。

・調査項目
(1) 日米共同声明
(2) 日米安保条約
(3) 北方領土問題

・調査対象
(1) 母集団 全国の20歳以上の男女
(2) 標本数 3,000人
抽出方法 層化2段無作為抽出法

・調査時期 昭和44年12月2日〜昭和44年12月7日

・調査方法 調査員による面接聴取

・調査実施委託機関 社団法人 中央調査社

・回収結果
(1) 有効回収数(率) 2,585人(86.2%)
(2) 調査不能数(率) 415人(13.8%)
−欠票内訳−
転居 71 住所不明 32
長期不在 62 拒否 50
一時不在 183 その他 17




調査票


Q1 あなたは,ふだんから,新聞やテレビの報道をよくご覧になる方ですか,それともあまりご覧にならない方ですか。
 
(69.6) 見る方だ
(30.4) 見ない方だ



Q2 〔回答票1〕あなたが日頃とくに関心をもっている問題は,この中のどれですか。(M.A.)
 
(35.7) (ア) 大学問題
(23.5) (イ) 減税問題
(10.6) (ウ) 防衛問題
(14.4) (エ) 公害問題
(56.1) (オ) 物価問題
(22.4) (カ) 沖縄の復帰問題
(4.7) (キ) 北方領土問題
(17.8) (ク) 住宅問題
(21.3) (ケ) 社会保障問題
(7.9) どれもない
(7.8) わからない



Q3 ところで,佐藤総理はこのほど米国を訪問して,ニクソン大統領と沖縄の施政権返還について話し合いましたが,あなたはこのことをご存知ですか。
 
(95.0) 知っている →Q4へ
(5.0) 知らない →Q6へ



Q4 〔回答票2〕また,沖縄の施政権返還について日米共同声明が出されましたが,あなたは,これをお読みになりましたか,この中はどうでしょうか。
 
(4.0) (ア) 声明文を詳しく読んだ
(21.4) (イ) 声明文を一応読んだ
(53.0) (ウ) 声明文は読まないが,新聞や放送で記事や解説を見たり聞いたりした
(0.3) (エ) その他
(16.4) 見ない(聞かない)



Q5 〔回答票3〕今回の会談で,沖縄が1972年に核ぬき・本土なみで返還されることになりましたが,あなたは,この結果についてどう思いますか,この中ではどうでしょうか。
 
(10.4) (ア) 今の世界情勢からみて,大成功だったと思う →Q6へ
(55.0) (イ) 日本の主張がほぼ通ったので,まあまあの結果だと思う →SQ1へ
(12.8) (ウ) あのような結果では不満が多く,成功とはいえない →SQ1へ
(16.7) この中にはない,わからない →Q6へ



SQ1 それでは,どういう点が不満ですか。(O.A.)〔発言内容を記入した点で,該当する項目にマルをする(M.A.)〕
 
(4.6) 核の持込みのおそれがある
(2.1) 基地の自由使用のおそれがある
(1.9) アメリカの極東戦略に協力をしいられる
(1.2) 基地の大巾縮小の確約がない
(1.4) 本土が沖縄化されるおそれがある
(1.2) 事前協議が骨ぬきになるおそれがある
(4.0) その他
(1.6) ない,わからない



SQ2 それでは,不満は別として,ともかく沖縄が返還されることになったことはよかったと思いますか,それともそうは思いませんか。
 
(9.7) よかった
(1.9) そうは思わない
(1.2) わからない



Q6 日本は,今までアメリカと友好関係を続けてきましたが,今後は,日本はアメリカとの友好関係をもっと強化した方がよいと思いますか,現在程度でよいと思いますか,それとも弱めていった方がよいと思いますか。
 
(15.9) 強化した方がよい
(56.3) 現在程度でよい
(8.8) 弱めた方がよい
(19.0) わからない



Q7 これからの日本は,アジアの平和と発展のために,アジアに対する経済的な援助などを強化していくべきだと思いますか,それともそうは思いませんか。
 
(48.2) 強化していくべきだ
(17.4) そうは思わない
(34.5) わからない



Q8 次に防衛問題についてうかがいます。今の世界情勢のもとでは,どこの国でも,他の国との共同防衛によるか,自主防衛によるかは別にして,自分の国の安全を守るための備えをしておりますが,日本の場合もそのような備えをすることが必要だと思いますか,それともそのような必要はないと思いますか。
 
(55.6) 必要だ
(17.1) 必要はない
(27.3) わからない



Q9 〔回答票4〕ところで,当面の日本の防衛のあり方についてうかがいますが,あなたは,日本の安全を守るためには,どういう方向をとるべきだと思いますか,この中ではどうでしょうか。
 
(8.9) (ア) 現在の日米安保体制をやめて,自衛力を強化して,自主防衛の態勢をとる
(24.8) (イ) 安保条約を続けながら,自衛力を強化していく
(28.1) (ウ) 安保条約も自衛隊も現在のままでよい
(10.1) (エ) 安保条約をやめて,自衛隊も縮小または廃止する
(28.1) わからない



Q10 あなたは,現在,日本とアメリカとの間に日米安保条約が結ばれていることをご存じですか。
 
(93.3) 知っている →Q11へ
(6.7) 知らない →Q14へ



Q11 戦後の日本が,国の平和と安全を保ち,めざましい発展をとげたことについて,「安保条約が大いに役立った」という意見がありますが,この点についてあなたはどう思いますか。安保条約は大いに役に立ったと思いますか,ある程度役に立ったと思いますか,それとも役に立ったとは思いませんか。
 
(16.9) 大いに役に立った
(46.5) ある程度役に立った
(8.2) 役に立ったとは思わない
(21.7) わからない



Q12 今の安保条約は来年の6月に一応の期限がきますが,その後も日米のいずれかが条約の廃棄の申し入れをしないかぎり,自動的に継続していくことになっています。あなたはこのことをご存じですか。
 
(60.1) 知っている
(33.2) 知らない



Q13 安保条約について,来年の6月にどうするかが最近問題になっていますが,あなたは,「来年の6月に安保条約の廃棄を申し入れるべきだ」という意見と「そのような申し入れをせずに,当分の間は安保条約を継続すべきだ」という意見では,どちらの意見に賛成ですか。
 
(9.9) 申し入れをする
(41.5) 当分の間は継続する
(19.1) 一概にいえない
(22.8) わからない



Q14 今後は,日本はソ連との友好関係をもっと積極的に進める必要があると思いますか,それともそのような必要はないと思いますか。
 
(48.4) 必要である
(19.7) 必要ない
(31.9) わからない



Q15 次に,北方領土問題について伺います。ハボマイ,シコタンやクナシリ,エトロフなど南千島は,本来日本の固有の領土であったが,現在ソ連に占領されていることをご存じですか。
 
(84.2) 知っている
(15.8) 知らない



Q16 あなたは,日本がソ連に対して,これらの北方領土を日本に返還するようにソ連と交渉していることをご存じですか。
 
(69.7) 知っている
(30.3) 知らない



Q17 日本はソ連に対して,北方領土の返還をもっと積極的に要求すべきだと思いますか,それともそうは思いませんか。
 
(70.8) 積極的に要求すべきだ
(5.9) そうは思わない
(23.2) わからない



Q18 次に,北方領土復帰運動について伺います。あなたは,現在「北方領土復帰運動」が行なわれていることをご存じですか。
 
(50.5) 知っている
(49.5) 知らない



Q19 政府は,国民に北方領土問題の重要性を認識してもらうために「北方領土問題対策協会」をつくりましたが,あなたは,このことを知っていますか。
 
(21.3) 知っている
(78.7) 知らない



Q20 「沖縄返還も決まったので,今後は北方領土問題に国民がもっと認識を深め,関心を持つべきだ」という意見がありますが,あなたもそう思いますか,そうは思いませんか。
 
(78.1) そう思う
(5.5) そうは思わない
(16.4) わからない



<フェース・シート>

F1 〔性別〕
 
(45.7)
(54.3)



F2 〔年齢〕あなたのお年は満でおいくつですか。
 
(22.8) 20〜29歳
(26.7) 30〜39歳
(23.0) 40〜49歳
(14.1) 50〜59歳
(13.4) 60歳以上



F3 〔職業〕あなたのご職業はなんですか。
 
<自営者>
(11.4) 農林漁業
(10.9) 商工サービス業,自由業
<被傭者>
(16.0) 管理,専門技術,事務職
(16.1) 労務職
(7.4) 家族従業者
<無職>
(29.7) 主婦
(8.7) その他の無職



F4 〔学歴〕あなたが最後に卒業された学校はどちらですか。(在学・中退を含む)
 
(9.0) 小学校・未就学
(42.5) 旧高小・新中学
(38.8) 旧中・新高卒
(8.9) 旧高専大・新大卒
(0.8) 不明

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