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時事問題(安保条約・防衛・沖縄問題等について)に関する世論調査(昭和44年5月調査)

2003年12月25日掲載

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内閣府大臣官房政府広報室 世論調査担当
電話番号 03-5253-2111(代表)

「時事問題に関する世論調査(安保条約・防衛・沖縄問題等について)」

内閣府政府広報室

調査の概要


・調査の目的
5月末の愛知外務大臣の訪米を機会に国民の安保条約,防衛問題,沖縄問題等に対する意見を調査して,今後の施策の参考とする。

・調査項目
(1)対外態度
(2)防衛問題
(3)日米安保条約
(4)沖縄問題

・調査対象
(1)母集団 全国の20歳以上の男女
(2)標本数 3,000
(3)抽出方法 層化2段無作為抽出法

・調査時期 昭和44年5月20日〜昭和44年5月25日

・調査方法 調査員による面接聴取

・調査実施委託機関 社団法人 中央調査社

・回収結果
(1)有効回収数(率) 2,540人(84.7%)
(2) 調査不能数(率) 460人(15.3%)
−欠票内訳−
転居76住所不明37
長期不在84拒否57
一時不在189その他17
(計460)



調査票

Q1 今の世界は自由主義陣営と共産主義陣営とに大きく分れていますが,あなたは,日本は基本的には自由主義陣営に入っている方がよいと思いますか,そうは思いませんか。
(66.4) 自由主義陣営に入っている方がよい
(7.3) そうは思わない
(26.3)わからない



Q2現在日本はいろいろな面でアメリカと友好関係を結んでいますが,今後もアメリカと友好関係を続けていった方がよいと思いますか,そうは思いませんか。
(65.9)続けた方がよい
(10.1)そうは思わない
(24.0)わからない



Q3今の世界情勢のもとでは,どこの国でも,他の国との共同防衛によるか自主防衛によるかは別にして,自分の国の安全を守るための備えをしておりますが,日本の場合もそのような備えをすることが必要だと思いますか,それともそのような必要はないと思いますか。
(59.6)必要
(16.5)必要はない
(23.9)わからない



Q4〔回答票〕ところで,当面の日本の防衛のあり方についてうかがいますが,あなたは日本の安全を守るためにはどういう方法をとるべきだと思いますか,この中ではどうでしょうか。
(8.2)(ア)現在の日米安保体制をやめて,自衛力を強化して自主防衛の態勢をとる
(27.5)(イ)安保条約を続けながら,自衛力を増強していく
(26.9)(ウ)安保条約も自衛隊も現在のままでよい
(9.5)(エ)安保条約をやめて,自衛隊も縮小または廃止する
(27.9) わからない



Q5日本の防衛問題について,いわゆる非武装中立論をとなえる人がいますが,あなたはそのような意見をご存じですか。
(45.6)知っている→SQヘ
(54.4)知らない→Q6ヘ



SQ今の国際情勢のもとで,防衛力を一切持たないで日本の独立と安全を保つことが出来ると思いますか,それとも非武装では日本の安全を保つことは出来ないと思いますか。
(8.7)出来る
(29.6)出来ない
(7.2)わからない



Q6〔回答票〕ところで,ここにあげてある国のうち,徴兵制をしいている国はどこどこだと思いますか。(M.A.)
(24.8)(ア)イギリス
(21.9)(イ)西独
(8.9)(ウ)スイス
(18.2)(エ)フランス
(6.7)(オ)スエーデン
(60.4) わからない



Q7現在の安保条約では,日本が攻撃を受けた時にはアメリカが日本を助けなければならないが,アメリカ本土が攻撃された時には日本はアメリカを助けなくてもよいことになっていますが,あなたはこのことをご存じですか。
(36.8)知っている
(63.2)知らない



Q8現在の安保条約では,日本にいる米軍の配置や装備の重要な変更等については,事前に日本とアメリカの間で協議することになっていますが,あなたはこのことをご存じですか。
(49.5)知っている
(50.5)知らない



Q9戦後の日本が,国の平和と安全を保ち,めざましい発展をとげたことについて「安保条約が大いに役立った」という意見がありますが,この点についてあなたはどう思いますか。安保条約は大いに役立ったと思いますか,ある程度役立ったと思いますか,それとも役に立ったとは思いませんか。
(17.6)大いに役立った
(47.2)ある程度役に立った
(10.4)役に立ったとは思わない
(24.8)わからない



Q10今の安保条約は来年の6月に一応の期限がきますが,その後も日米のいずれかが条約の廃棄の申し入れをしないかぎりは,自動的に継続していくことになっています。あなたはこのことをご存じですか。
(52.8)知っている
(47.2)知らない



Q11安保条約について,来年の6月にどうするかが最近問題になっていますが,あなたは「来年の6月に安保条約の廃棄を申し入れるべきだ」という意見と,「そのような申し入れをせずに,当分の間は安保条約を継続すべきだ」という意見では,どちらの意見に賛成ですか。
(12.2)申し入れをする
(43.9)当分の間は継続する
(17.2)一概にいえない
(26.8)わからない



Q12沖縄の返還について「アメリカの基地をどうするかということも大切な問題であるが,戦後長い間本土から離れている沖縄住民のことを考えると,1日も早く返還を実現してほしい」という意見がありますが,あなたはこの意見に賛成ですか,反対ですか。
(79.6)賛成
(1.8)反対
(10.9)一概にいえない
(7.7)わからない



Q13沖縄のアメリカ軍基地についてうかがいますが,沖縄の基地は,現在日本の安全や極東の平和を守る上で,おおいに役立っていると思いますか,多少役立っていると思いますか,それとも役立ってはいないと思いますか。
(13.6)おおいに役立っている
(33.9)多少役立っている
(22.2)役立っていない
(30.4)わからない



Q14〔回答票〕沖縄の返還を実現するに当って,基地のあり方が問題になっていますが,沖縄の米軍基地をどうするべきだと思いますか,この中ではどうでしょうか。
(5.4)(ア)現状のままでよい
(8.5)(イ)核ぬきで自由使用を認める
(45.9)(ウ)本土なみにする
(17.4)(エ)全部撤廃させる
(22.7) わからない



Q15〔回答票〕それでは,時期の問題については,何年ぐらいの内に返還させるべきだと思いますか。この中ではどうでしょうか。
(59.6)(ア)2〜3年以内
(7.8)(イ)4〜5年以内
(1.5)(ウ)それ以上
(31.1)(エ)わからない



<フェース・シート>
F1〔性別〕
(45.9)
(54.1)



F2〔年齢〕あなたのお年は満でおいくつですか。
(23.3)20〜29歳
(24.2)30〜39歳
(21.9)40〜49歳
(15.2)50〜59歳
(15.5)60歳以上



F3〔職業〕あなたのご職業はなんですか。
<自営者>
(12.0)農林漁業
(11.1)商工サービス,自由業
<被傭者>
(16.0)管理,専門技術職,事務職
(14.2)労務職
 
(8.6)家族従業者
 
<無職>
(27.5)主婦
(10.6)その他の無職



F4〔学歴〕あなたが最後に卒業された学校はどちらですか。(在学,中退を含む。)
(12.0)小卒・未就学
(45.2)旧高小・新中卒
(33.7)旧中・新高卒
(9.1)旧高専大・新大卒
(0.1)不明

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