世論調査

死刑に関する世論調査

内閣府政府広報室
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調査の概要
・調査の目的
死刑に関する基本的態度を調査して,刑法改正の参考資料とする。

・調査項目
(1) 死刑の可否
ア 現行法における死刑の規定に対する態度
イ 殺人の具体例に対する態度
(2) 死刑廃止に対する意見
ア 死刑廃止論に対する賛否
イ 死刑の漸次廃止,試験的廃止について
(3) 死刑の代替刑
(4) 死刑の手続に関する意見
(5) 死刑廃止問題に関する一般的態度

・調査対象
(1) 母集団 全国の20才以上の者
(2) 標本数 3,000人
(3) 抽出方法 層別2段無作為抽出法

・調査時期 昭和42年6月22日〜昭和42年6月26日

・調査方法 調査員による面接聴取

・調査実施委託機関 社団法人 中央調査社

・回収結果
(1) 有効回収数(率) 2,500人(83.3%)
(2) 調査不能数(率) 500人(16.7%)
 
−欠票内訳−
転居 116 長期不在 87 一時不在 158
住所不明 43 拒否 72 その他 24
計500

・性・年齢別回収結果

性・年齢 標本数回収数回収率 性・年齢 標本数回収数回収率
20才〜 337 21764.4% 20才〜 384 31281.3%
30才〜 375 29979.7  30才〜 386 33987.8 
40才〜 298 25986.9  40才〜 330 29990.6 
50才〜 202 17486.1  50才〜 230 20689.6 
60才〜 238 21690.8  60才〜 193 17992.7 
不明  15   -  - 不明  12   -  -
1465116579.5  1535133587.0 



調査票

Q1 人殺しなどの凶悪な犯罪は,4.5年前とくらべてふえていると思いますか,減っていると思いますか,同じようなものだと思いますか。
 
(73.9)   ふえている
(5.8)   減っている
(12.0)   同じようなもの
(0.5)   一概に言えない( )
(7.9)   わからない



Q2 あなたは,凶悪な犯罪が起こる原因は,主として社会にあると思いますか,それとも犯人自身にあると思いますか。
 
(39.1)   社会にある
(31.0)   犯人自身にある
(18.8)   一概に言えない( )
(11.1)   わからない



Q3 あなたは凶悪な犯罪を犯した人の中には,どうやっても普通の人間に立返らせることができない人がいると思いますか,どんなに凶悪な犯罪を犯した人でも必ず普通の人間に立返らせることができると思いますか。
 
(37.7)   どうやってもできない人がいる
(33.4)   必ずできる
(14.5)   一概に言えない( )
(14.4)   わからない



Q4 今の日本で一番重い刑罰は死刑ですが,裁判の結果死刑になる人は,4.5年前とくらべてふえていると思いますか,減っていると思いますか,同じようなものだと思いますか。
 
(18.8)   ふえている
(31.6)   減っている
(19.8)   同じようなもの
(29.8)   わからない



Q5 あなたは,重い罪を犯した人の場合でも,実際にはなるべく死刑にしない方がよいと思いますか,そうは思いませんか。
 
(41.6)   なるべく死刑にしない方がよい
(40.0)   そうは思わない
(8.2)   一概に言えない( )
(10.1)   わからない



Q6 あなたは,死刑という刑罰をなくしてしまえば,悪質な犯罪がふえると思いますか,別にふえるとは思いませんか。
 
(52.4)   ふえると思う
(30.6)   ふえるとは思わない
(4.6)   一概に言えない
(12.4)   わからない



Q7 現在は,人を殺した者は死刑になることがあります。もちろん過失や正当防衛の場合,精神異常者などが犯した場合は除きますが……… あなたは,人を殺した者に対しては,今後も死刑にすることができるようにしておいた方がよいと思いますか,それとも死刑にはできないようにした方がよいと思いますか。
 
(69.5)   死刑にすることができるようにしておいた方がよい
(16.8)   死刑にできないようにした方がよい →Q16へ
(5.3)   一概に言えない( )
(8.4)   わからない



Q8 (回答票1)殺人にもいろいろの場合があります。ここに書いてあるような例の一つ一つについて,あなたのお考えを伺いたいと思います。 まず最初の,強盗にはいって人を殺した者についてはどうでしようか。死刑にすることができるようにしておいた方がよいと思いますか,それとも死刑にはできないようにした方がよいと思いますか。
 
(66.5)   死刑にすることができるようにしておいた方がよい
(4.8)   死刑にできないようにした方がよい
(4.8)   一概に言えない( )
(7.1)   わからない



Q9 では二番目の,身代金を要求する目的で誘拐した子どもを殺した者についてはどうでしようか。死刑にすることができるようにしておいた方がよいと思いますか,それとも死刑にはできないようにした方がよいと思いますか。
 
(77.7)   死刑にすることができるようにしておいた方がよい
(0.9)   死刑にできないようにした方がよい
(1.0)   一概に言えない( )
(3.6)   わからない



Q10 三番目の親を殺した者についてはどうでしようか。………(死刑にすることができるようにしておいた方がよいと思いますか,それとも死刑にはできないようにした方がよいと思いますか。
 
(52.4)   死刑にすることができるようにしておいた方がよい
(6.6)   死刑にできないようにした方がよい
(14.5)   一概に言えない( )
(9.6)   わからない



Q11 四番目の,けんかをして興奮し,相手を殺した者についてはどうでしようか。………(死刑にすることができるようにしておいた方がよいと思いますか,それとも死刑にはできないようにした方がよいと思いますか。)
 
(25.5)   死刑にすることができるようにしておいた方がよい
(27.3)   死刑にできないようにした方がよい
(16.8)   一概に言えない( )
(13.6)   わからない



Q12 五番目の,強姦ののち,その相手を殺した者についてはどうでしようか。………(死刑にすることができるようにしておいた方がよいと思いますか,それとも死刑にはできないようにした方がよいと思いますか。)
 
(66.8)   死刑にすることができるようにしておいた方がよい
(4.6)   死刑にできないようにした方がよい
(2.6)   一概に言えない( )
(9.2)   わからない



Q13 六番目の,政治的な目的で大臣や国会議員を殺した者についてはどうでしようか。……(死刑にすることができるようにしておいた方がよいと思いますか,それとも死刑にはできないようにした方がよいと思いますか。)
 
(39.9)   死刑にすることができるようにしておいた方がよい
(14.7)   死刑にできないようにした方がよい
(8.4)   一概に言えない( )
(20.3)   わからない



Q14 七番目の,勤務中の警察官を殺した者についてはどうでしようか。……(死刑にすることができるようにしておいた方がよいと思いますか,それとも死刑にはできないようにした方がよいと思いますか。)
 
(60.1)   死刑にすることができるようにしておいた方がよい
(5.6)   死刑にできないようにした方がよい
(5.6)   一概に言えない( )
(12.0)   わからない



Q15 では最後の,汽車や電車を転覆させて人を殺した者についてはどうでしようか。………(死刑にすることができるようにしておいた方がよいと思いますか,それとも死刑にはできないようにした方がよいと思いますか。)
 
(69.0)   死刑にすることができるようにしておいた方がよい
(4.0)   死刑にできないようにした方がよい
(2.0)   一概に言えない( )
(8.3)   わからない



Q16 (回答票2)今の日本の法律では,人殺し以外にも死刑になる場合がいくつかあります。次のものもその例です。まずはじめの,内乱の首謀者については,今後も死刑にすることができるようにしておいた方がよいと思いますか,それとも死刑にはできないようにした方がよいと思いますか。
 
(39.2)   死刑にすることができるようにしておいた方がよい →Q17へ
(24.8)   死刑にできないようにした方がよい →SQへ
(6.5)   一概に言えない( ) →Q17へ
(29.5)   わからない →Q17へ



SQ 死刑にできないようにした方がよいと思う理由はどういうことですか。(M.A.)
 
(10.6)   政治的な信念に基づく行為だから
(6.9)   いかなる場合にも死刑は廃止するのが望ましいから
(5.3)   死刑にするほどの罪とは思わないから
(1.7)   その他( )
(1.7)   わからない



Q17 二番目の,外国と通じて日本を武力で攻撃させた者についてはどうでしようか,今後も死刑にすることができるようにしておいた方がよいと思いますか,それとも死刑にはできないようにした方がよいと思いますか。
 
(60.5)   死刑にすることができるようにしておいた方がよい →Q18へ
(12.3)   死刑にできないようにした方がよい →SQへ
(3.0)   一概に言えない( ) →Q18へ
(24.2)   わからない →Q18へ



SQ 死刑にはできないようにした方がよいと思う理由はどういうことですか。(M.A.)
 
(3.4)   政治的な信念に基づく行為だから
(5.8)   いかなる場合にも死刑は廃止するのが望ましいから
(1.5)   死刑にするほどの罪とは思わないから
(0.8)   その他( )
(1.2)   わからない



Q18 (回答票3)次のような罪は,社会に大きな危険を与えるという意味で,その結果人は死ななくても現在の法律では死刑になることがあります。
では,はじめの,放火をした者についてはどうでしようか。今後も死刑にすることができるようにしておいた方がよいと思いますか,それとも死刑にはできないようにした方がよいと思いますか。
 
(43.1)   死刑にすることができるようにしておいた方がよい
(33.6)   死刑にできないようにした方がよい
(9.0)   一概に言えない( )
(14.3)   わからない



Q19 二番目の,人ごみの中でダイナマイトなどを爆発させた者についてはどうでしようか。今後も死刑にすることができるようにしておいた方がよいと思いますか,それとも死刑にはできないようにした方がよいと思いますか。
 
(70.7)   死刑にすることができるようにしておいた方がよい
(16.2)   死刑にできないようにした方がよい
(3.4)   一概に言えない( )
(9.6)   わからない



Q20 今まで伺った罪のほかに,あなたが死刑にしてもよいと思う罪がありますか。
 
(5.2)   ある →SQへ
(94.8)   ない →Q21へ



SQ どんなことですか。(O.A.)
 
(1.4)   交通事故によって人を死なせた場合
(0.5)   交通事故によって人を死なせた場合 ひき逃げ
(0.3)   交通事故によって人を死なせた場合 交通違反の場合
(0.1)   交通事故によって人を死なせた場合 多数の人を死なせた場合
(0.5)   交通事故によって人を死なせた場合 その他
(0.8)   殺人の具体例
(0.2)   殺人の具体例 病菌を悪用した者
(0.1)   殺人の具体例 嬰児殺し
(0.1)   殺人の具体例 虐殺
(0.1)   殺人の具体例 多人数の殺人
(0.1)   殺人の具体例 理由のない殺人
(0.3)   殺人の具体例 その他
(0.3)   人の財産を詐取した者
(0.2)   営利誘拐
(0.2)   暴力団の犯罪
(0.1)   暴力団の犯罪 累犯の者
(0.1)   暴力団の犯罪 殺人を命じた者
(0.0)   暴力団の犯罪 その他
(0.2)   累犯者(同じような犯罪を何回も重ねた者)
(0.2)   凶悪な犯罪を犯した精神異常者,未成年者
(0.2)   凶悪な政治犯
(0.1)   交通機関の妨害,破壊(飛行機墜落,船の沈没,列車転覆など)
(0.1)   婦女暴行
(0.1)   子どもに危害を加えた者
(0.1)   公金横領
(0.1)   スパイ
(0.1)   麻薬の輸入売買
(0.1)   国宝の損傷
(0.1)   爆発物の不当使用
(0.1)   人身売買
(0.3)   その他
(0.6)   わからない



Q21 日本で,死刑を廃止しようという意見があるのをご存じですか。
 
(58.2)   知っている
(41.8)   知らない



Q22 今の日本で,どんな場合でも死刑を廃止しようという意見にあなたは賛成ですか,反対ですか。
 
(16.0)   賛成 →SQ1へ
(70.5)   反対 →SQ3へ
(13.5)   わからない →SQ5へ



SQ1 死刑を廃止することに賛成の理由はどういうことですか。(M.A.)
 
(8.4)   人を殺すことはたとえ刑罰であっても人道に反し野蛮である 人が人を殺す権利はない 凶悪犯人でも殺してしまうにはしのびない
(2.9)   裁判に誤りがあった時死刑にしてしまうと取返しがつかない
(4.9)   たとえ悪質な犯罪を犯した者でも更正の可能性がある
(3.3)   死刑を廃止してもそのために悪質な犯罪が増加するとは思わない 死刑があっても犯罪がなくなるわけではない
(3.4)   生かしておいて罪のつぐないをさせた方がよい
(1.1)   その他( )
(0.6)   わからない



SQ2 死刑を廃止する場合はすぐに全面的に廃止した方がよいと思いますか,それともだんだんに死刑を減らして行って,いずれ廃止する方がよいと思いますか。
 
(3.3)   即時全面廃止 →Q23へ
(11.6)   漸次廃止 →Q23へ
(1.1)   わからない →Q23へ



SQ3 死刑を廃止することに反対の理由はどういうことですか。(M.A.)
 
(24.4)   凶悪な犯罪は命をもってつぐなうべきだ 凶悪な罪は許せない
(7.3)   死刑を廃止すれば被害を受けた者の気持がおさまらない
(43.4)   死刑を廃止すれば悪質な犯罪がふえる 死刑があることである程度犯罪を防げる 善良な人が安心して暮らせる
(20.8)   悪質な犯罪を犯す人は生かしておくとまた同じような罪を犯す危険がある
(2.5)   その他( )
(2.4)   わからない



SQ4 将来も死刑を廃止しない方がよいと思いますか,それともだんだんに死刑を少なくして行って,いずれは廃止してもよいと思いますか。
 
(43.4)   将来も存続 →Q23へ
(20.2)   漸次廃止 →Q23へ
(6.9)   わからない →Q23へ



SQ5 現在の犯罪の状況から見て,直ちに死刑を廃止することは早すぎるが,将来は廃止の方向にもっていくのが望ましいという意見があります。あなたもそう思いますか。そうは思いませんか。
 
(5.4)   そう思う(将来は廃止)
(1.4)   そうは思わない(将来も存続)
(6.8)   わからない



Q23 国によっては,一定の期間試験的に死刑を廃止して,これによって凶悪犯罪がふえるかどうかを確かめた上で,死刑をおいておくかやめてしまうかを決めようとしています。あなたは,日本でもそのような試みを行なった上で死刑の存廃を決めることに賛成ですか,反対ですか。
 
(49.0)   賛成
(25.8)   反対
(3.4)   一概に言えない( )
(21.8)   わからない



Q24 (回答票4)ところでもし死刑を廃止した場合,そのかわりにどのような刑罰を科すべきだと思いますか,この中ではどうでしようか。
 
(74.3)   無期の懲役または禁固(終身刑) →SQ1へ
(8.4)   30年以上の懲役または禁固 →Q25へ
(2.1)   20年以上〃 →Q25へ
(1.1)   10年以上〃 →Q25へ
(0.2)   10年未満〃 →Q25へ
(1.2)   その他( ) →Q25へ
(12.8)   わからない →Q25へ



SQ1 あなたは,死刑にかわる刑罰としての無期刑では,一生自由を束縛しておくべきだと思いますか,ある期間服役すれば仮釈放が許されてもよいと思いますか。
 
(33.5)   一生自由を束縛する →Q25へ
(29.9)   仮釈放を認める →SQ2へ
(5.3)   一概に言えない( ) →Q25へ
(5.6)   わからない →Q25へ



SQ2 最低何年位服役すれば仮釈放を認めてもよいと思いますか。
 
(4.6)   30年以上
(7.4)   20年以上
(2.6)   15年以上
(4.1)   10年以上
(1.2)   10年未満
(5.2)   一概に言えない( )
(4.8)   わからない



Q25 現在は,裁判によって死刑の言い渡しを受けた者は,6ヵ月以内に執行されるたてまえになっています。それに対して,死刑の言い渡しがあってもすぐには執行しないで,その後の悔い改めの情況によっては無期懲役などに減刑することもできるように,一定の観察期間をおいた方がよいという意見があります。 あなたはこのような観察期間をおいた方がよいと思いますか,その必要はないと思いますか。
 
(65.4)   一定の観察期間をおく
(20.0)   その必要はない(直ちに執行してよい)
(2.4)   一概に言えない( )
(12.2)   わからない



Q26 現在は死刑言い渡しの裁判も裁判官だけがしていますが,あなたは死刑を言い渡すような事件の裁判については,裁判官のほかに,くじ引のような方法で国民の中から選ばれた人を裁判に加えた方がよいと思いますか,それとも,現在のままでよいと思いますか。
 
(32.2)   国民も加える
(50.4)   現在のまま(裁判官のみ)
(1.9)   一概に言えない( )
(15.5)   わからない



Q27 現在の裁判制度では,ふつう裁判官3人のうち2人が賛成すれば死刑を言い渡すことができるようになっています。あなたはこれを裁判官3人の全員一致がなければ死刑にできないようにした方がよいと思いますか,それとも今までどおり多数決でよいと思いますか。
 
(43.6)   全員一致
(42.2)   多数決
(0.9)   一概に言えない( )
(13.4)   わからない



<フェース・シート>
F1 [性別]
 
(46.6)  
(53.4)  



F2 [年齢] あなたのお年は満でおいくつですか。
 
(21.2)   20〜29才
(25.5)   30〜39才
(22.3)   40〜49才
(15.2)   50〜59才
(15.8)   60才以上



F4 [職業] あなたのお仕事は何ですか。
 
(10.5)   自営 農林漁業
(12.0)   自営 商工サービス業,その他
(6.7)   家族従業 農林漁業
(4.3)   家族従業 商工サービス業,その他
(2.4)   被傭者 管理職
(14.1)   被傭者 事務職,専門技術職
(14.4)   被傭者 労務職
(27.0)   無職 主婦
(1.1)   無職 学生
(7.5)   無職 その他



F5 [学歴]あなたが最後に卒業された学校はどちらですか。
 
(10.3)   大学,短大卒(旧高専)
(35.2)   高卒(旧中,高女)
(43.2)   中卒(旧高小)
(11.2)   小卒以下



F7 [生活程度](調査員判断)
 
(2.5)  
(16.2)   中上
(60.0)  
(19.7)   上下
(1.6)  



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