世論調査

世論調査 >  平成27年度 >  住生活に関する世論調査 > 2 調査結果の概要

1.住宅についての意識

(1) 住宅を所有したいか

 現在,住宅を所有しているかどうか,将来相続できる住宅があるかどうかに関わらず,住宅の所有についてどのように考えるか聞いたところ,「所有したい」とする者の割合が74.9%(「所有したい」61.5%+「どちらかといえば所有したい」13.4%),「所有する必要はない」とする者の割合が16.5%(「どちらかといえば所有する必要はない」6.1%+「所有する必要はない」10.4%),「どちらでもよい」と答えた者の割合が7.8%となっている。
 前回の調査結果(平成16年11月「住宅に関する世論調査」の調査結果をいう,以下同じ)と比較して見ると,「所有したい」(79.0%→74.9%)とする者の割合が低下し,「所有する必要はない」(12.1%→16.5%)とする者の割合が上昇している。
 都市規模別に見ると,「所有したい」とする者の割合は町村で高くなっている。
 年齢別に見ると,「所有したい」とする者の割合は40歳代で,「所有する必要はない」とする者の割合は70歳以上で,それぞれ高くなっている。(図1表1-1(CSV形式:2KB)別ウインドウで開きます表1-2(CSV形式:1KB)別ウインドウで開きます

 ア 所有したいと思う理由

 住宅を「所有したい」,「どちらかといえば所有したい」と答えた者(1,300人)に,その理由を聞いたところ,「同じところに安心して住み続けたいから」と答えた者の割合が58.1%,「長い目で見ると所有したほうが有利だから(資産価値があるから)」と答えた者の割合が21.5%,「リフォーム(室内の改造や模様替え)などが自由にできるから」と答えた者の割合が4.5%,「子どもに財産として残したいから」と答えた者の割合が10.4%,「特にない」と答えた者の割合が4.1%となっている。
 性別に見ると,大きな差異は見られない。
 年齢別に見ると,「同じところに安心して住み続けたいから」と答えた者の割合は60歳代,70歳以上で,「長い目で見ると所有したほうが有利だから(資産価値があるから)」と答えた者の割合は30歳代,40歳代で,「子どもに財産として残したいから」と答えた者の割合は40歳代で,それぞれ高くなっている。(図2表2-1(CSV形式:2KB)別ウインドウで開きます表2-2(CSV形式:1KB)別ウインドウで開きます

 イ 所有する必要はないと思う理由

 住宅を「どちらかといえば所有する必要はない」,「所有する必要はない」と答えた者(287人)に,その理由を聞いたところ,「家族の状況の変化(子どもの独立や転勤など)に合わせて自由に住み替えたいから」と答えた者の割合が19.2%,「維持・管理のわずらわしさがないから」と答えた者の割合が17.8%,「多額のローンをかかえたくないから」と答えた者の割合が20.9%,「固定資産税・相続税などの支払いが重いから」と答えた者の割合が7.7%,「資産価値として期待できないと思うから」と答えた者の割合が5.6%,「特にない」と答えた者の割合が17.1%となっている。なお,「その他」と答えた者の割合が10.8%となっている。
 前回の調査結果と比較して見ると,「多額のローンをかかえたくないから」(28.6%→20.9%)と答えた者の割合が低下している。(図3表3-1(CSV形式:2KB)別ウインドウで開きます表3-2(CSV形式:1KB)別ウインドウで開きます表3参考(CSV形式:1KB)別ウインドウで開きます

(2) 住宅を購入するとしたら新築か中古か

 住宅を購入するとしたら,どのような住宅がよいと思うか聞いたところ,「新築の一戸建住宅がよい」と答えた者の割合が63.0%,「新築のマンションがよい」と答えた者の割合が10.0%,「中古の一戸建住宅がよい」と答えた者の割合が6.1%,「中古のマンションがよい」と答えた者の割合が3.8%,「いずれでもよい」と答えた者の割合が14.2%となっている。
 都市規模別に見ると,「新築の一戸建住宅がよい」と答えた者の割合は町村で,「新築のマンションがよい」と答えた者の割合は大都市で,それぞれ高くなっている。
 性別に見ると,「新築のマンションがよい」と答えた者の割合は女性で高くなっている。
 年齢別に見ると,「新築のマンションがよい」と答えた者の割合は50歳代,60歳代で高くなっている。(図4表4(CSV形式:2KB)別ウインドウで開きます,表4参考(CSV形式:1KB)別ウインドウで開きます

 ア 新築がよいと思う理由

 住宅を購入するとしたら「新築の一戸建住宅がよい」,「新築のマンションがよい」と答えた者(1,266人)に,新築の住宅がよいと思う理由を聞いたところ,「間取りやデザインが自由に選べるから」を挙げた者の割合が66.5%,「すべてが新しくて気持ちいいから」を挙げた者の割合が60.9%と高く,以下,「人が住んでいた後には住みたくないから」(21.4%),「中古住宅は,耐震性や断熱性など品質に不安があるから」(17.5%)などの順となっている。(複数回答,上位4項目)
 性別に見ると,大きな差異は見られない。
 年齢別に見ると,「間取りやデザインが自由に選べるから」を挙げた者の割合は30歳代,40歳代で,「中古住宅は,耐震性や断熱性など品質に不安があるから」を挙げた者の割合は40歳代で,それぞれ高くなっている。(図5表5(CSV形式:3KB)別ウインドウで開きます表5参考(CSV形式:1KB)別ウインドウで開きます

 イ 中古がよいと思う理由

 住宅を購入するとしたら「中古の一戸建住宅がよい」,「中古のマンションがよい」と答えた者(172人)に,中古の住宅がよいと思う理由を聞いたところ,「住みたい場所に住宅を購入するためには,中古住宅の価格の方が手が届きやすいから」を挙げた者の割合が61.0%と最も高く,以下,「中古住宅を購入しておいて,時期をみて建替えやリフォームをする方が,資金計画などに無理がないから」(29.7%),「中古住宅の中にも,外観や内装がきれいなものがあるから」(25.6%),「実際の住宅を確認してから購入できるから」(22.1%),「すぐに入居できるから」(14.5%)などの順となっている。(複数回答,上位5項目)(図6表6(CSV形式:3KB)別ウインドウで開きます表6参考(CSV形式:1KB)別ウインドウで開きます

 ウ 中古一戸建てを選んだ理由

 住宅を購入するとしたら「中古の一戸建住宅がよい」と答えた者(106人)に,中古のマンションより,中古の一戸建てを選んだ理由を聞いたところ,「庭付きの住宅に住みたいから」を挙げた者の割合が40.6%と最も高く,以下,「マンションは毎月管理費がかかるから」(18.9%),「マンションより広い住宅に住みたいから」(17.9%),「マンションよりリフォームしやすいから」(17.9%),「どうしても一戸建てに住みたいから」(13.2%)などの順となっている。なお,「わからない」と答えた者の割合が13.2%となっている。(複数回答,上位5項目)(図7表7(CSV形式:3KB)別ウインドウで開きます

 エ 中古マンションを選んだ理由

 住宅を購入するとしたら「中古のマンションがよい」と答えた者(66人)に,中古の一戸建てより,中古のマンションを選んだ理由を聞いたところ,「維持管理や清掃のしやすさ,住み心地などの面で一戸建てよりも機能的であるから」を挙げた者の割合が51.5%,「一戸建てほど広いスペースは必要ないから」を挙げた者の割合が36.4%,「一戸建てより管理がしっかりされてそうだから」を挙げた者の割合が27.3%,「一戸建てより住みたい場所の住宅が安く手に入ると思うから」を挙げた者の割合が22.7%,「住みたい場所でマンションの流通が多いから」を挙げた者の割合が22.7%,「一戸建てよりリフォームしやすいから」を挙げた者の割合が15.2%,「一戸建てより耐震性など住宅の質が良さそうだから」を挙げた者の割合が15.2%などの順となっている。(複数回答,上位7項目)(図8表8(CSV形式:3KB)別ウインドウで開きます

(3) 住宅,立地・周辺環境で最も重視すること

 住宅および住宅の立地・周辺環境に関して,どのようなことを最も重視するか聞いたところ,「住宅の広さ・間取り」と答えた者の割合が16.5%,「住宅の外観」と答えた者の割合が0.9%,「住宅の築年数」と答えた者の割合が1.3%,「住宅の性能(耐久性,耐震性,省エネルギー性,遮音性など)」と答えた者の割合が8.2%,「住宅のリフォームのしやすさ」と答えた者の割合が1.5%,「立地の利便性(通勤・通学に便利な立地や,公共交通機関,医療・介護・福祉施設,日常的な買い物施設等へのアクセスの良さ)」と答えた者の割合が46.5%,「立地の安全性(地震・台風などの自然災害に対する安全性,犯罪・交通事故などに対する安全性など)」と答えた者の割合が14.6%,「立地の快適性(騒音・振動,大気汚染などの少なさ,公園・緑地などが近くにあることなど)」と答えた者の割合が8.0%となっている。
 都市規模別に見ると,「住宅の広さ・間取り」と答えた者の割合は町村で,「立地の利便性(通勤・通学に便利な立地や,公共交通機関,医療・介護・福祉施設,日常的な買い物施設等へのアクセスの良さ)」と答えた者の割合は大都市で,「立地の安全性(地震・台風などの自然災害に対する安全性,犯罪・交通事故などに対する安全性など)」と答えた者の割合は小都市で,それぞれ高くなっている。
 性別に見ると,「住宅の広さ・間取り」と答えた者の割合は男性で,「立地の利便性(通勤・通学に便利な立地や,公共交通機関,医療・介護・福祉施設,日常的な買い物施設等へのアクセスの良さ)」と答えた者の割合は女性で,それぞれ高くなっている。(図9表9(CSV形式:3KB)別ウインドウで開きます

(4) 高品質住宅を形成するための対策

 質の高い住宅を形成するための対策を講ずることについて,どのように考えるか聞いたところ,「自主的に取り組みたい」と答えた者の割合が12.4%,「行政からの支援(工事費の一部補助や低利融資,税の優遇など)があれば,前向きに考えたい」と答えた者の割合が40.7%,「関心はあるが費用のことを考えると難しい」と答えた者の割合が26.6%,「関心はあるが借家に住んでいるため,自分が思うようにできない」と答えた者の割合が5.1%,「関心がない」と答えた者の割合が7.1%,「すでに対策を講じている」と答えた者の割合が5.6%となっている。
 性別に見ると,「自主的に取り組みたい」と答えた者の割合は男性で高くなっている。
 年齢別に見ると,「自主的に取り組みたい」と答えた者の割合は70歳以上で,「行政からの支援(工事費の一部補助や低利融資,税の優遇など)があれば,前向きに考えたい」と答えた者の割合は30歳代から50歳代で,「関心はあるが費用のことを考えると難しい」と答えた者の割合は60歳代で,それぞれ高くなっている。(図10表10(CSV形式:2KB)別ウインドウで開きます

[目次]  [戻る]  [次へ]
Copyright©2012 Cabinet Office, Government Of Japan. All Rights Reserved.

内閣府 Cabinet Office, Government of Japan 〒100-8914 東京都千代田区永田町1-6-1 電話番号 03-5253-2111(大代表)