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3ページ目-農山漁村に関する世論調査(平成26年6月調査)

2014年8月11日掲載

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2.都市と農山漁村の交流,農山漁村への滞在等

(1) 都市地域と農山漁村地域の交流の必要性

 都市地域と農山漁村地域の間で相互に理解を深めるために,両者の間で交流を進めることが必要だと思うか聞いたところ,「必要である」とする者の割合が89.9%(「必要である」56.5%+「どちらかというと必要である」33.4%),「必要ない」とする者の割合が6.8%(「どちらかというと必要ない」4.2%+「必要ない」2.6%)となっている。
 前回の調査結果(平成17年11月調査結果をいう)と比較して見ると,「必要である」(78.4%→89.9%)とする者の割合が上昇している。(図5表5-1(CSV形式:2KB)別ウインドウで開きます表5-2(CSV形式:1KB)別ウインドウで開きます

(2) 学校が提供する体験学習に対する意識

 子供たちに農山漁村地域での人々との交流や自然とのふれあいの機会を学校が提供する体験学習についてどのように考えるか聞いたところ,「取り組むべきである」とする者の割合が96.7%(「取り組むべきである」68.4%+「どちらかというと取り組むべきである」28.3%),「取り組むべきでない」とする者の割合が2.0%(「どちらかといえば取り組むべきでない」1.0%+「取り組むべきでない」1.0%)となっている。
 前回の調査結果(平成17年11月調査結果をいう)と比較して見ると,「取り組むべきである」(88.8%→96.7%)とする者の割合が上昇している。(図6表6-1(CSV形式:2KB)別ウインドウで開きます表6-2(CSV形式:1KB)別ウインドウで開きます

(3) 農村での生活や農業体験に関する意識

 子供の教育にとって,農村での生活や農業体験がどのような意味を持つと思うか聞いたところ,「学校や家庭では得られない貴重な体験ができる」を挙げた者の割合が72.0%,「自然に接することにより,自然への理解が増す」を挙げた者の割合が71.6%と高く,以下,「生き物を観察・採集するなど,生き物に触れる機会が得られる」(63.6%),「採れたての食べ物を食べることによって,食べ物や農業への興味がわく」(59.3%),「食物が生産される過程を知ることができる」(55.9%),「農業や農村のもつ役割についての理解が増す」(51.9%)などの順となっている。(複数回答,上位6項目)
 前回の調査結果(平成20年9月調査結果をいう)と比較して見ると,「学校や家庭では得られない貴重な体験ができる」(63.0%→72.0%),「自然に接することにより,自然への理解が増す」(66.1%→71.6%),「生き物を観察・採集するなど,生き物に触れる機会が得られる」(49.1%→63.6%),「採れたての食べ物を食べることによって,食べ物や農業への興味がわく」(56.4%→59.3%),「食物が生産される過程を知ることができる」(52.4%→55.9%)を挙げた者の割合が上昇している。
 都市規模別に見ると,「学校や家庭では得られない貴重な体験ができる」,「自然に接することにより,自然への理解が増す」,「生き物を観察・採集するなど,生き物に触れる機会が得られる」,「採れたての食べ物を食べることによって,食べ物や農業への興味がわく」,「食物が生産される過程を知ることができる」,「農業や農村のもつ役割についての理解が増す」を挙げた者の割合は大都市で高くなっている。
 性別に見ると,「学校や家庭では得られない貴重な体験ができる」,「採れたての食べ物を食べることによって,食べ物や農業への興味がわく」,「食物が生産される過程を知ることができる」,「農業や農村のもつ役割についての理解が増す」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。
 年齢別に見ると,「学校や家庭では得られない貴重な体験ができる」を挙げた者の割合は30歳代で,「自然に接することにより,自然への理解が増す」,「生き物を観察・採集するなど,生き物に触れる機会が得られる」,「採れたての食べ物を食べることによって,食べ物や農業への興味がわく」を挙げた者の割合は50歳代で,「食物が生産される過程を知ることができる」を挙げた者の割合は30歳代,50歳代で,それぞれ高くなっている。(図7表7-1(CSV形式:4KB)別ウインドウで開きます表7-2(CSV形式:2KB)別ウインドウで開きます表7参考(CSV形式:2KB)別ウインドウで開きます

(4) 農山漁村地域で宿泊したい施設

 農山漁村地域に一時滞在する場合,どのような施設に宿泊したいと思うか聞いたところ,「農家(漁家)民宿」を挙げた者の割合が48.7%と最も高く,以下,「ペンション・一般の民宿」(35.9%),「公共の宿泊施設」(33.7%),「ホテル・旅館」(23.7%)などの順となっている。(複数回答,上位4項目)
 都市規模別に見ると,「ペンション・一般の民宿」,「公共の宿泊施設」,「ホテル・旅館」を挙げた者の割合は大都市で高くなっている。
 性別に見ると,「農家(漁家)民宿」を挙げた者の割合は男性で,「公共の宿泊施設」を挙げた者の割合は女性で,それぞれ高くなっている。
 年齢別に見ると,「農家(漁家)民宿」を挙げた者の割合は60歳代で,「ペンション・一般の民宿」を挙げた者の割合は30歳代で,「ホテル・旅館」を挙げた者の割合は20歳代,30歳代で,それぞれ高くなっている。(図8表8(CSV形式:3KB)別ウインドウで開きます表8参考(CSV形式:1KB)別ウインドウで開きます

 ア 農山漁村地域での滞在希望日数

 農山漁村地域に一時滞在する場合,宿泊したい施設を挙げた者,または「滞在したいが,宿泊したいとは思わない」と答えた者(1,751人)に,現実的に農山漁村地域へ何日間滞在したいか聞いたところ,「日帰り」と答えた者の割合が7.9%,「1泊」と答えた者の割合が22.4%,「2泊」と答えた者の割合が32.7%,「3泊」と答えた者の割合が16.8%,「4~6泊」と答えた者の割合が8.3%,「1週間以上」と答えた者の割合が7.9%,「1ヶ月以上」と答えた者の割合が1.4%,「半年以上」と答えた者の割合が1.1%となっている。
 性別に見ると,大きな差異は見られない。
 年齢別に見ると,「2泊」と答えた者の割合は30歳代で高くなっている。(図9表9(CSV形式:2KB)別ウインドウで開きます

 イ 農山漁村地域に滞在中行いたい活動

 農山漁村地域に一時滞在する場合,宿泊したい施設を挙げた者,または「滞在したいが,宿泊したいとは思わない」と答えた者(1,751人)に,農山漁村地域に滞在中,何をして過ごしたいか聞いたところ,「その地域の名物料理を食べる」を挙げた者の割合が45.8%,「稲刈りや野菜の収穫など」を挙げた者の割合が44.4%,「山歩き,山野草観察」を挙げた者の割合が42.5%,「地域の人たちとの交流・ふれあい」を挙げた者の割合が40.6%,「温泉」を挙げた者の割合が39.9%,「魚釣りや地引き網など」を挙げた者の割合が38.1%,「星空,ほたる観察」を挙げた者の割合が37.1%,「観光地めぐり」を挙げた者の割合が33.6%,「そば打ちや乳製品などの加工品づくり」を挙げた者の割合が32.8%などの順となっている。(複数回答,上位9項目)
 都市規模別に見ると,「その地域の名物料理を食べる」,「山歩き,山野草観察」を挙げた者の割合は大都市で,「稲刈りや野菜の収穫など」,「星空,ほたる観察」を挙げた者の割合は大都市,中都市で,それぞれ高くなっている。
 性別に見ると,「その地域の名物料理を食べる」,「温泉」,「星空,ほたる観察」,「そば打ちや乳製品などの加工品づくり」を挙げた者の割合は女性で,「魚釣りや地引き網など」を挙げた者の割合は男性で,それぞれ高くなっている。(図10表10(CSV形式:4KB)別ウインドウで開きます表10参考(CSV形式:1KB)別ウインドウで開きます

(5) 農山漁村地域に滞在した経験

 最近1年間で農山漁村地域にどのような目的で滞在したことがあるか聞いたところ,「旅行・レジャーで滞在した」を挙げた者の割合が14.4%,「帰省で滞在した」を挙げた者の割合が13.8%などの順となっている。なお,「滞在したことはない」と答えた者の割合が68.3%となっている。(複数回答,上位2項目)
 都市規模別に見ると,「旅行・レジャーで滞在した」,「帰省で滞在した」,を挙げた者の割合は大都市で高くなっている。
 性別に見ると,「高齢者,障害者など被害に遭いやすい人たちへの地域の見守りを支援する」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。
 年齢別に見ると,「旅行・レジャーで滞在した」を挙げた者の割合は30歳代で高くなっている。(図11表11(CSV形式:3KB)別ウインドウで開きます表11参考(CSV形式:1KB)別ウインドウで開きます

(6) 子育てに適している地域に関する意識

 子育てに適しているのは都市地域だと思うか,それとも農山漁村地域だと思うか聞いたところ,「都市地域」とする者の割合が39.5%(「都市地域」9.3%+「どちらかというと都市地域」30.3%),「農山漁村地域」とする者の割合が50.0%(「どちらかというと農山漁村地域」40.2%+「農山漁村地域」9.8%)となっている。
 都市規模別に見ると,「都市地域」とする者の割合は大都市,中都市で,「農山漁村地域」とする者の割合は小都市,町村で,それぞれ高くなっている。
 性別に見ると,「都市地域」とする者の割合は男性で高くなっている。
 年齢別に見ると,「どちらともいえない」と答えた者の割合は70歳以上で高くなっている。(図12表12(CSV形式:2KB)別ウインドウで開きます

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