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2ページ目-農山漁村に関する世論調査(平成26年6月調査)

2014年8月11日掲載

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1.農村について

(1) 農村の持つ役割に対する意識

 農村の持つ役割の中で,どのようなものが特に重要だと思うか聞いたところ,「食料を生産する場としての役割」を挙げた者の割合が83.4%と最も高く,以下,「多くの生物が生息できる環境の保全や良好な景観を形成する役割」(49.8%),「地域の人々が働き,かつ生活する場としての役割」(48.7%),「水資源を貯え,土砂崩れや洪水などの災害を防止する役割」(32.5%),「農村での生活や農業体験を通しての野外における教育の場としての役割」(30.1%)などの順となっている。(複数回答,上位5項目)
 前回の調査結果(平成20年9月調査結果をいう)と比較して見ると,「食料を生産する場としての役割」(65.8%→83.4%),「水資源を貯え,土砂崩れや洪水などの災害を防止する役割」(29.6%→32.5%)を挙げた者の割合が上昇し,「農村での生活や農業体験を通しての野外における教育の場としての役割」(36.1%→30.1%)を挙げた者の割合が低下している。
 都市規模別に見ると,「多くの生物が生息できる環境の保全や良好な景観を形成する役割」,「地域の人々が働き,かつ生活する場としての役割」を挙げた者の割合は大都市で高くなっている。
 性別に見ると,「地域の人々が働き,かつ生活する場としての役割」,「農村での生活や農業体験を通しての野外における教育の場としての役割」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。
 年齢別に見ると,「食料を生産する場としての役割」を挙げた者の割合は40歳代,50歳代で,「多くの生物が生息できる環境の保全や良好な景観を形成する役割」を挙げた者の割合は60歳代で,「地域の人々が働き,かつ生活する場としての役割」を挙げた者の割合は40歳代で,「水資源を貯え,土砂崩れや洪水などの災害を防止する役割」を挙げた者の割合は60歳代,70歳以上で,それぞれ高くなっている。 (図1表1-1(CSV形式:3KB)別ウインドウで開きます表1-2(CSV形式:1KB)別ウインドウで開きます表1参考(CSV形式:1KB)別ウインドウで開きます

(2)農業・農村に関する施策に対する意識

 近年,我が国では農業の停滞,農村の過疎化・高齢化が進むとともに,農業・農村の持つ国土・環境の保全といった機能の維持が困難な地域が出てきているが,これからの農業・農村に関する施策についてはどうしたらよいと考えるか聞いたところ,「経済性・効率性の観点よりも,国土・環境保全などの機能を重視すべきである」と答えた者の割合が16.8%,「経済性・効率性の向上に努めつつ,国土・環境保全などの機能も重視すべきである」と答えた者の割合が63.1%,「国土・環境保全などの機能よりも,経済性・効率性の観点を重視すべきである」と答えた者の割合が13.7%となっている。
 前回の調査結果(平成20年9月調査結果をいう)と比較して見ると,「経済性・効率性の向上に努めつつ,国土・環境保全などの機能も重視すべきである」(68.2%→63.1%)と答えた者の割合が低下し,「国土・環境保全などの機能よりも,経済性・効率性の観点を重視すべきである」(9.3%→13.7%)と答えた者の割合が上昇している。
 都市規模別に見ると,「経済性・効率性の向上に努めつつ,国土・環境保全などの機能も重視すべきである」と答えた者の割合は大都市で,「国土・環境保全などの機能よりも,経済性・効率性の観点を重視すべきである」と答えた者の割合は小都市で,それぞれ高くなっている。
 性別に見ると,「経済性・効率性の観点よりも,国土・環境保全などの機能を重視すべきである」と答えた者の割合は男性で高くなっている。
 年齢別に見ると,「経済性・効率性の向上に努めつつ,国土・環境保全などの機能も重視すべきである」と答えた者の割合は30歳代,40歳代で,「国土・環境保全などの機能よりも,経済性・効率性の観点を重視すべきである」と答えた者の割合は60歳代,70歳以上で,それぞれ高くなっている。 (図2表2-1(CSV形式:2KB)別ウインドウで開きます表2-2(CSV形式:1KB)別ウインドウで開きます表2参考(CSV形式:1KB)別ウインドウで開きます

(3)農業・農村の維持活動に対する意識

 農業の停滞や過疎化・高齢化などにより活力が低下した農村地域に対して,どのように関わりたいか聞いたところ,「積極的にそのような地域(集落)に行って,農作業や環境保全活動・お祭りなどの伝統文化の維持活動に協力したい」と答えた者の割合が18.3%,「機会があればそのような地域(集落)に行って,農作業や環境保全活動・お祭りなどの伝統文化の維持活動に協力してみたい」と答えた者の割合が54.5%,「地域のことは地域で行うべきであり,農作業や環境保全活動・お祭りなどの伝統文化の維持活動に協力したいとは思わない」と答えた者の割合が20.1%となっている。
 前回の調査結果(平成20年9月調査結果をいう)と比較して見ると,「機会があればそのような地域(集落)に行って,農作業や環境保全活動・お祭りなどの伝統文化の維持活動に協力してみたい」(60.8%→54.5%)と答えた者の割合が低下し,「地域のことは地域で行うべきであり,農作業や環境保全活動・お祭りなどの伝統文化の維持活動に協力したいとは思わない」(12.9%→20.1%)と答えた者の割合が上昇している。
 都市規模別に見ると,「積極的にそのような地域(集落)に行って,農作業や環境保全活動・お祭りなどの伝統文化の維持活動に協力したい」と答えた者の割合は中都市で,「機会があればそのような地域(集落)に行って,農作業や環境保全活動・お祭りなどの伝統文化の維持活動に協力してみたい」と答えた者の割合は大都市で,それぞれ高くなっている。
 性別に見ると,「積極的にそのような地域(集落)に行って,農作業や環境保全活動・お祭りなどの伝統文化の維持活動に協力したい」,「地域のことは地域で行うべきであり,農作業や環境保全活動・お祭りなどの伝統文化の維持活動に協力したいとは思わない」と答えた者の割合は男性で,「機会があればそのような地域(集落)に行って,農作業や環境保全活動・お祭りなどの伝統文化の維持活動に協力してみたい」と答えた者の割合は女性で,それぞれ高くなっている。
 年齢別に見ると,「積極的にそのような地域(集落)に行って,農作業や環境保全活動・お祭りなどの伝統文化の維持活動に協力したい」と答えた者の割合は60歳代で,「機会があればそのような地域(集落)に行って,農作業や環境保全活動・お祭りなどの伝統文化の維持活動に協力してみたい」と答えた者の割合は20歳代から40歳代で,「地域のことは地域で行うべきであり,農作業や環境保全活動・お祭りなどの伝統文化の維持活動に協力したいとは思わない」と答えた者の割合は70歳以上で,それぞれ高くなっている。 (図3表3-1(CSV形式:2KB)別ウインドウで開きます表3-2(CSV形式:1KB)別ウインドウで開きます

(4)「農業の多面的機能」についての認知度

 農業には食料生産だけでなく,国土保全,雨水を土壌中へ蓄え,河川へ流れる量を安定させる機能,景観形成などの機能があり,これを「農業の多面的機能」と言うが,この「農業の多面的機能」という言葉を知っていたか聞いたところ,「聞いたことがあり,内容も知っている」と答えた者の割合が19.9%,「聞いたことはあるが,内容までは知らない」と答えた者の割合が26.8%,「聞いたことがない」と答えた者の割合が52.8%となっている。
 都市規模別に見ると,大きな差異は見られない。
 性別に見ると,「聞いたことがあり,内容も知っている」と答えた者の割合は男性で,「聞いたことがない」と答えた者の割合は女性で,それぞれ高くなっている。
 年齢別に見ると,「聞いたことがあり,内容も知っている」と答えた者の割合は60歳代,70歳以上で,「聞いたことはあるが,内容までは知らない」と答えた者の割合は60歳代で,「聞いたことがない」と答えた者の割合は20歳代,30歳代で,それぞれ高くなっている。 (図4表4(CSV形式:2KB)別ウインドウで開きます

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