1.日本と諸外国との関係
(1) 日本とアメリカ
ア アメリカに対する親近感
アメリカに親しみを感じるか聞いたところ,「親しみを感じる」とする者の割合が82.6%(「親しみを感じる」42.0%+「どちらかというと親しみを感じる」40.5%),「親しみを感じない」とする者の割合が15.3%(「どちらかというと親しみを感じない」9.4%+「親しみを感じない」5.9%)となっている。
都市規模別に見ると,「親しみを感じない」とする者の割合は小都市で高くなっている。
性別に見ると,「親しみを感じる」とする者の割合は男性で,「親しみを感じない」とする者の割合は女性で,それぞれ高くなっている。
年齢別に見ると,「親しみを感じない」とする者の割合は70歳以上で高くなっている。(図1,図2,表1-1(CSV形式:2KB),表1-2(CSV形式:3KB))
イ 現在の日本とアメリカとの関係
現在の日本とアメリカの関係は全体として良好だと思うか聞いたところ,「良好だと思う」とする者の割合が80.6%(「良好だと思う」25.4%+「まあ良好だと思う」55.2%),「良好だと思わない」とする者の割合が13.4%(「あまり良好だと思わない」11.2%+「良好だと思わない」2.2%),「一概にいえない」と答えた者の割合が4.7%となっている。
性別に見ると,「良好だと思う」とする者の割合は男性で,「良好だと思わない」とする者の割合は女性で,それぞれ高くなっている。(図3,表2(CSV形式:2KB),表2参考1(CSV形式:2KB),表2参考2(CSV形式:2KB))
(2) 日本とロシア
ア ロシアに対する親近感
ロシアに親しみを感じるか聞いたところ,「親しみを感じる」とする者の割合が20.1%(「親しみを感じる」2.1%+「どちらかというと親しみを感じる」18.0%),「親しみを感じない」とする者の割合が76.4%(「どちらかというと親しみを感じない」46.0%+「親しみを感じない」30.4%)となっている。
性別に見ると,「親しみを感じる」とする者の割合は男性で,「親しみを感じない」とする者の割合は女性で,それぞれ高くなっている。(図4,図5,表3-1(CSV形式:2KB),表3-2(CSV形式:3KB))
イ 現在の日本とロシアとの関係
現在の日本とロシアとの関係は全体として良好だと思うか聞いたところ,「良好だと思う」とする者の割合が21.3%(「良好だと思う」1.1%+「まあ良好だと思う」20.3%),「良好だと思わない」とする者の割合が67.2%(「あまり良好だと思わない」45.8%+「良好だと思わない」21.5%),「一概にいえない」と答えた者の割合が7.1%となっている。
年齢別に見ると,「良好だと思う」とする者の割合は20歳代で,「良好だと思わない」とする者の割合は60歳代で,それぞれ高くなっている。(図6,表4(CSV形式:2KB),表4参考(CSV形式:3KB))
(3) 日本と中国
ア 中国に対する親近感
中国に親しみを感じるか聞いたところ,「親しみを感じる」とする者の割合が14.8%(「親しみを感じる」3.3%+「どちらかというと親しみを感じる」11.4%),「親しみを感じない」とする者の割合が83.1%(「どちらかというと親しみを感じない」30.4%+「親しみを感じない」52.6%)となっている。
前回の調査結果(平成25年10月調査結果をいう)と比較して見ると,「親しみを感じる」(18.1%→14.8%)とする者の割合が低下している。
性別に見ると,大きな差異は見られない。
年齢別に見ると,「親しみを感じる」とする者の割合は20歳代,40歳代で高くなっている。(図7,図8,表5-1(CSV形式:2KB),表5-2(CSV形式:3KB))
イ 現在の日本と中国との関係
現在の日本と中国の関係は全体として良好だと思うか聞いたところ,「良好だと思う」とする者の割合が5.3%(「良好だと思う」0.5%+「まあ良好だと思う」4.8%),「良好だと思わない」とする者の割合が84.5%(「あまり良好だと思わない」25.5%+「良好だと思わない」59.0%),「一概にいえない」と答えた者の割合が7.7%となっている。
都市規模別に見ると,「良好だと思わない」とする者の割合は中都市で高くなっている。
性別に見ると,「良好だと思わない」とする者の割合は男性で高くなっている。
年齢別に見ると,「良好だと思わない」とする者の割合は50歳代で高くなっている。(図9,表6(CSV形式:2KB),表6参考(CSV形式:3KB))
(4) 日本と韓国
ア 韓国に対する親近感
韓国に親しみを感じるか聞いたところ,「親しみを感じる」とする者の割合が31.5%(「親しみを感じる」6.9%+「どちらかというと親しみを感じる」24.6%),「親しみを感じない」とする者の割合が66.4%(「どちらかというと親しみを感じない」28.4%+「親しみを感じない」38.0%)となっている。
前回の調査結果(平成25年10月調査結果をいう)と比較して見ると,「親しみを感じる」(40.7%→31.5%)とする者の割合が低下し,「親しみを感じない」(58.0%→66.4%)とする者の割合が上昇している。
都市規模別に見ると,大きな差異は見られない。
性別に見ると,「親しみを感じる」とする者の割合は女性で,「親しみを感じない」とする者の割合は男性で,それぞれ高くなっている。
年齢別に見ると,「親しみを感じる」とする者の割合は20歳代,40歳代,50歳代で,「親しみを感じない」とする者の割合は60歳代,70歳以上で,それぞれ高くなっている。(図10,図11,表7-1(CSV形式:2KB),表7-2(CSV形式:3KB))
イ 現在の日本と韓国との関係
現在の日本と韓国との関係は全体として良好だと思うか聞いたところ,「良好だと思う」とする者の割合が12.2%(「良好だと思う」1.3%+「まあ良好だと思う」10.8%),「良好だと思わない」とする者の割合が77.2%(「あまり良好だと思わない」28.1%+「良好だと思わない」49.1%),「一概にいえない」と答えた者の割合が8.1%となっている。
都市規模別に見ると,「良好だと思う」とする者の割合は小都市で,「良好だと思わない」とする者の割合は中都市で,それぞれ高くなっている。
性別に見ると,「良好だと思わない」とする者の割合は男性で高くなっている。(図12,表8(CSV形式:2KB),表8参考(CSV形式:3KB))
(5) 日本とインド
ア インドに対する親近感
インドに親しみを感じるか聞いたところ,「親しみを感じる」とする者の割合が47.1%(「親しみを感じる」9.2%+「どちらかというと親しみを感じる」37.9%),「親しみを感じない」とする者の割合が45.4%(「どちらかというと親しみを感じない」24.9%+「親しみを感じない」20.4%)となっている。
都市規模別に見ると,「親しみを感じる」とする者の割合は大都市で高くなっている。
性別に見ると,「親しみを感じる」とする者の割合は男性で,「親しみを感じない」とする者の割合は女性で,それぞれ高くなっている。
年齢別に見ると,「親しみを感じる」とする者の割合は50歳代,60歳代で,「親しみを感じない」とする者の割合は20歳代から40歳代で,それぞれ高くなっている。(図13,表9-1(CSV形式:2KB),表9-2(CSV形式:1KB),表9参考(CSV形式:2KB))
イ 現在の日本とインドとの関係
現在の日本とインドとの関係は全体として良好だと思うか聞いたところ,「良好だと思う」とする者の割合が55.1%(「良好だと思う」6.7%+「まあ良好だと思う」48.4%),「良好だと思わない」とする者の割合が22.5%(「あまり良好だと思わない」16.2%+「良好だと思わない」6.3%),「一概にいえない」と答えた者の割合が13.0%となっている。
都市規模別に見ると,大きな差異は見られない。
性別に見ると,「良好だと思う」とする者の割合は男性で,「一概にいえない」と答えた者の割合は女性で,それぞれ高くなっている。
年齢別に見ると,「良好だと思う」とする者の割合は50歳代,60歳代で,「良好だと思わない」とする者の割合は20歳代,30歳代で,それぞれ高くなっている。(図14,表10(CSV形式:2KB),表10参考1(CSV形式:1KB),表10参考2(CSV形式:2KB))
(6) 中東諸国に対する親近感
中東諸国に親しみを感じるか聞いたところ,「親しみを感じる」とする者の割合が20.0%(「親しみを感じる」2.3%+「どちらかというと親しみを感じる」17.7%),「親しみを感じない」とする者の割合が69.6%(「どちらかというと親しみを感じない」33.6%+「親しみを感じない」36.0%)となっている。なお,「わからない」と答えた者の割合が10.4%となっている。
都市規模別に見ると,大きな差異は見られない。
性別に見ると,「親しみを感じる」とする者の割合は男性で,「親しみを感じない」とする者の割合は女性で,それぞれ高くなっている。
年齢別に見ると,「親しみを感じない」とする者の割合は30歳代,40歳代で高くなっている。(図15,図16,表11-1(CSV形式:1KB),表11-2(CSV形式:1KB))
(7) アフリカ諸国に対する親近感
アフリカ諸国に親しみを感じるか聞いたところ,「親しみを感じる」とする者の割合が26.2%(「親しみを感じる」2.9%+「どちらかというと親しみを感じる」23.2%),「親しみを感じない」とする者の割合が64.2%(「どちらかというと親しみを感じない」32.8%+「親しみを感じない」31.5%)となっている。
性別に見ると,「親しみを感じる」とする者の割合は男性で,「親しみを感じない」とする者の割合は女性で,それぞれ高くなっている。
年齢別に見ると,「親しみを感じる」とする者の割合は40歳代,50歳代で,「親しみを感じない」とする者の割合は20歳代,30歳代で,それぞれ高くなっている。(図17,図18,表12-1(CSV形式:1KB),表12-2(CSV形式:1KB))
(8) 中南米・カリブ諸国に対する親近感
中南米・カリブ諸国に親しみを感じるか聞いたところ,「親しみを感じる」とする者の割合が40.6%(「親しみを感じる」6.0%+「どちらかというと親しみを感じる」34.6%),「親しみを感じない」とする者の割合が51.0%(「どちらかというと親しみを感じない」27.0%+「親しみを感じない」24.0%)となっている。
性別に見ると,「親しみを感じる」とする者の割合は男性で,「親しみを感じない」とする者の割合は女性で,それぞれ高くなっている。
年齢別に見ると,「親しみを感じる」とする者の割合は40歳代で,「親しみを感じない」とする者の割合は20歳代,30歳代で,それぞれ高くなっている。(図19,図20,表13-1(CSV形式:1KB),表13-2(CSV形式:1KB))
(9) 北朝鮮への関心事項
北朝鮮のことについて関心を持っていることを聞いたところ,「日本人拉致問題」を挙げた者の割合が88.3%と最も高く,以下,「ミサイル問題」(55.6%),「核問題」(54.0%),「政治体制」(37.3%)などの順となっている。(複数回答,上位4項目)
前回の調査結果(平成25年10月調査結果をいう)と比較して見ると,「ミサイル問題」(60.8%→55.6%),「核問題」(70.0%→54.0%),「政治体制」(41.8%→37.3%)を挙げた者の割合が低下している。
性別に見ると,「日本人拉致問題」を挙げた者の割合は女性で,「核問題」,「政治体制」を挙げた者の割合は男性で,それぞれ高くなっている。
年齢別に見ると,「日本人拉致問題」を挙げた者の割合は40歳代,50歳代で,「ミサイル問題」,「核問題」を挙げた者の割合は30歳代,50歳代で,「政治体制」を挙げた者の割合は50歳代で,それぞれ高くなっている。(図21,表14-1(CSV形式:2KB),表14-2(CSV形式:1KB),表14参考1(CSV形式:2KB),表14参考2(CSV形式:1KB))