• 共生社会

調査票-アイヌ政策に関する世論調査(平成25年10月調査)

2013年12月24日掲載

報告書の引用について

調査データを引用・転載する場合には、出典を明記してください。
出典を編集・加工等して利用する場合には、その旨も明記してください。
詳細及びその他のルールについては「リンク・著作権等について」をご参照ください。

ご協力のお願い

今後の業務の参考にしたいため、大変お手数ですが、引用のご連絡をお願いします。

インターネットからのご連絡

内閣府が運営する引用連絡フォームにて必要事項をご記入ください。

引用連絡フォーム

郵送でのご連絡

掲載部分の写しを以下お問合せ先までご送付ください。

〒100-8914 東京都千代田区永田町1-6-1
内閣府大臣官房政府広報室 世論調査担当
電話番号 03-5253-2111(代表)

アイヌ政策に関する世論調査

平成25年10月

(N=1,745)


1.アイヌについて

Q1 あなたは,アイヌという民族がいることを知っていますか。それとも知りませんか。

(95.3)知っている→Q1SQ1へ
(3.8)知らない→Q2へ
(0.9)わからない→Q2へ


(SQ1からSQ3は,Q1で「知っている」と答えた方に)

Q1SQ1〔回答票1〕 あなたは,アイヌについて,どのような事を知っていますか。この中からいくつでもあげてください。(M.A.)
(N=1,663)

(68.3)(ア)アイヌの人々が先住民族であるということ
(38.1)(イ)中世・近世において和人と抗争した,近代の北海道開拓の過程で困窮化したなどの歴史があること
(48.0)(ウ)アイヌの人々が北海道や首都圏など全国各地で暮らしていること
(65.7)(エ)アイヌが独自の伝統的文化を形成していること
(10.8)(オ)先住民族の権利に関する国際連合宣言が採択されたこと
(1.4)その他
(4.0)特にない
(2.6)わからない
(M.T.=238.8)


Q1SQ2〔回答票2〕 あなたは,アイヌ文化について,どのような事を知っていますか。この中からいくつでもあげてください。(M.A.)
(N=1,663)

(56.6)(ア)アイヌ語という独自の言語を用いていること
(41.9)(イ)口伝えによる豊かな表現で,語り伝えてきた口承文芸・民話があること
(71.4)(ウ)衣服や服飾品を彩る独特なアイヌ文様があること
(45.0)(エ)伝統的な古式舞踊があること
(41.6)(オ)アイヌ独自の民族楽器があること
(46.1)(カ)盆や衣服などアイヌ独自の伝統的な工芸品があること
(36.6)(キ)アイヌ独自の信仰・儀式があること
(28.8)(ク)アイヌ独自の伝統的な家屋があること
(0.3)その他
(7.1)特にない
(4.1)わからない
(M.T.=379.3)


Q1SQ3〔回答票3〕 あなたは,アイヌについて,何で知りましたか。この中からいくつでもあげてください。(M.A.)
(N=1,663)

(28.8)(ア)新聞
(26.2)(イ)雑誌,書籍,パンフレットなど
(51.0)(ウ)テレビ・ラジオ
(6.6)(エ)インターネット情報
(43.8)(オ)学校の授業
(11.4)(カ)家族,知人
(6.9)(キ)アイヌの人々との交流,イベントなど
(18.5)(ク)博物館などの施設見学
(9.2)その他
(2.0)わからない
(M.T.=204.1)


2.アイヌに関する意識について

(全員の方に)

(【資料1】を提示して,調査対象者によく読んでもらってから,以下の質問を行う。)

 【資料1】 アイヌについて
 ・アイヌの人々は,日本列島北部周辺,とりわけ北海道に先住している民族です。
 ・13世紀頃から狩猟・漁労・採集や交易を行い,また,独自の文化を形成していますが,北海道開拓時代に日本語教育や猟の制限などにより,その伝統的文化に深刻な打撃を与えられました。
 ・伝統的な文化には,住居,工芸,楽器や儀式などがあり,古式舞踊はユネスコの世界無形文化遺産に登録されています。また,アイヌ語はユネスコ「消滅危機言語」に指定されています。
 ・最近では,様々な場面でアイヌ文化復興に向けた取組が行われています。
 ・平成18年の北海道の調査によりますと,北海道内には約24,000人のアイヌの人々が住んでいます。

Q2〔回答票4〕 あなたがアイヌの人々に持っている又は持ったイメージはどのようなものですか。この中からいくつでもあげてください。(M.A.)

(53.5)(ア)自然と関わりの深い生活を送ってきた
(46.5)(イ)独自の言語を話している
(62.6)(ウ)独自の伝統的文化を育んでいる
(31.2)(エ)自然と関わりの深い生活を送ることが困難になっている
(34.2)(オ)アイヌ語が存続の危機にある
(40.4)(カ)アイヌの伝統的文化が存続の危機にある
(1.5)その他
(7.1)特にない
(4.6)わからない
(M.T.=281.5)


Q3〔回答票5〕 あなたは,アイヌの人々に対して,現在は差別や偏見がなく平等であると思いますか。この中から1つだけお答えください。

(25.3)(ア)平等であると思う
(25.1)(イ)どちらかというと平等であると思う
(24.3)(ウ)どちらかというと平等ではないと思う
(9.2)(エ)平等ではないと思う
(16.1)わからない


3.アイヌに関する施策について

Q4〔回答票6〕 あなたは,アイヌの人々に関する施策のうち,どのような取組を重点的に行うべきだと思いますか。この中からいくつでもあげてください。(M.A.)

(43.4)(ア)アイヌの人々への理解を深めるための啓発・広報活動
(51.3)(イ)アイヌの歴史・文化の知識を深めるための学校教育
(21.5)(ウ)アイヌの人々への職業訓練の充実や雇用の確保などの生活支援
(25.4)(エ)アイヌの人々への教育の充実・支援
(27.1)(オ)アイヌ文化の更なる振興
(31.1)(カ)アイヌ文化継承のための人材育成
(1.1)その他
(7.2)特にない
(9.3)わからない
(M.T.=217.5)


4.「民族共生の象徴となる空間」について

(【資料2】を提示して,調査対象者によく読んでもらってから,以下の質問を行う。)

 【資料2】 「民族共生の象徴となる空間」について
 「民族共生の象徴となる空間」は,アイヌ文化復興等に関するナショナルセンターとして,北海道白老町に整備する予定です。アイヌ文化を多角的に伝承・共有できるよう,博物館,伝統的家屋群,工房などの施設を備え,子供から大人までアイヌの世界観・自然観などを学ぶため,以下の機能を整備する予定です。

 ① 展示・調査研究機能   アイヌの歴史,文化などを紹介したり,調査研究を行う機能
 ② 文化伝承・人材育成機能 アイヌ文化の伝承や伝承者を人材育成する機能
 ③ 体験交流機能      アイヌの古式舞踊や伝統工芸を体験交流できる機能
 ④ 情報発信機能      アイヌ文化振興に関する取組などを情報発信する拠点としての機能
 ⑤ 公園機能        豊かな自然を活用した憩いの場としての公園的機能
 ⑥ 精神文化尊重機能    伝統的儀式などを通じたアイヌの精神文化の理解・尊重を促進する機能

Q5〔回答票7〕 あなたは,この国が取り組んでいる「民族共生の象徴となる空間」について知っていましたか。この中から1つだけお答えください。

(5.4)(ア)知っていた→Q5SQへ
(7.1)(イ)言葉だけは聞いたことがある→Q5SQへ
(85.5)(ウ)知らなかった→Q6へ
(1.9)わからない→Q6へ


(Q5で「(ア)知っていた」,「(イ)言葉だけは聞いたことがある」と答えた方に)

Q5SQ〔回答票8〕 あなたは,「民族共生の象徴となる空間」を何で知りましたか。この中からいくつでもあげてください。(M.A.)
(N=219)

(46.1)(ア)新聞
(26.0)(イ)雑誌,書籍,パンフレットなど
(53.4)(ウ)テレビ・ラジオ
(9.6)(エ)インターネット情報
(6.8)(オ)家族,知人
(12.3)(カ)アイヌの人々との交流,イベントなど
(2.7)その他
(0.5)わからない
(M.T.=157.5)


(全員の方に)

Q6〔回答票9〕 「民族共生の象徴となる空間」において整備を予定している機能のうち,あなたが重要だと思う機能はどれですか。この中からいくつでもあげてください。(M.A.)

(44.6)(ア)展示・調査研究機能(アイヌの歴史,文化などを紹介したり,調査研究を行う機能)
(44.5)(イ)文化伝承・人材育成機能(アイヌ文化の伝承や伝承者を人材育成する機能)
(41.2)(ウ)体験交流機能(アイヌの古式舞踊や伝統工芸を体験交流できる機能)
(36.5)(エ)情報発信機能(アイヌ文化振興に関する取組などを情報発信する拠点としての機能)
(19.0)(オ)公園機能(豊かな自然を活用した憩いの場としての公園的機能)
(36.3)(カ)精神文化尊重機能(伝統的儀式などを通じたアイヌの精神文化の理解・尊重を促進する機能)
(6.0)特にない
(11.3)わからない
(M.T.=239.5)


Q7〔回答票10〕 あなたは,この「民族共生の象徴となる空間」という取組は,アイヌ文化の伝承・共有に有効であると思いますか。この中から1つだけお答えください。

(37.5)(ア)有効であると思う
(39.6)(イ)どちらかというと有効であると思う
(6.4)(ウ)どちらかというと有効ではないと思う
(3.3)(エ)有効ではないと思う
(13.1)わからない


5.「イランカラテ」キャンペーンについて

(【資料3】を提示して,対象者によく読んでもらってから,以下の質問を行う。)

 【資料3】 「イランカラテ」キャンペーンについて
 「イランカラテ」とは,アイヌ語で「こんにちは」を意味します。アイヌの文化・伝統の普及啓発を一層推進するため,「イランカラテ」を北海道のおもてなしのキーワードとして,多くの道民・国民に認知されることを目的に,平成25年度から展開しています。
 民学官が連携して,観光などあらゆる場面で,多くの人々が「イランカラテ」という言葉に出会う機会を創り出し,アイヌ文化への更なる興味・関心を抱いていただく「きっかけ」を作っていきます。

Q8〔回答票11〕 あなたは,この「イランカラテ」キャンペーンについて知っていましたか。この中から1つだけお答えください。

(1.1)(ア)知っていた→Q8SQへ
(1.9)(イ)言葉だけは聞いたことがある→Q8SQへ
(95.1)(ウ)知らなかった→Q9へ
(1.8)わからない→Q9へ


(Q8で「(ア)知っていた」,「(イ)言葉だけは聞いたことがある」と答えた方に)

Q8SQ〔回答票12〕 あなたは,「イランカラテ」キャンペーンを何で知りましたか。この中からいくつでもあげてください。(M.A.)
(N=53)

(20.8)(ア)新聞
(24.5)(イ)雑誌,書籍,パンフレットなど
(39.6)(ウ)テレビ・ラジオ
(7.5)(エ)インターネット情報
(5.7)(オ)家族,知人
(11.3)(カ)アイヌの人々との交流,イベントなど
(17.0)その他
(-)わからない
(M.T.=126.4)


(全員の方に)

Q9〔回答票13〕 あなたは,この「イランカラテ」キャンペーンという取組は,アイヌ文化の普及啓発の推進に有効であると思いますか。この中から1つだけお答えください。

(30.0)(ア)有効であると思う
(37.0)(イ)どちらかというと有効であると思う
(11.5)(ウ)どちらかというと有効ではないと思う
(5.8)(エ)有効ではないと思う
(15.6)わからない


6.国民理解の促進について

Q10〔回答票14〕 あなたは,広く国民が,アイヌに関して,関心を深めるためには,どのような方法による取組が効果的だと思いますか。この中からいくつでもあげてください。(M.A.)

(72.8)(ア)テレビ番組や新聞を利用した情報提供
(25.0)(イ)広報紙・パンフレットの配布,ポスターの掲示
(39.0)(ウ)インターネットによる広報活動
(30.3)(エ)講演会・シンポジウム・フォーラム・文化交流イベントの開催
(35.5)(オ)再現されたアイヌの伝統的家屋・食事・衣服・楽器の体験
(23.6)(カ)キャラクターやロゴマークを活用した親しみやすさを感じる広報活動
(1.3)その他
(3.3)特にない
(4.4)わからない
(M.T.=235.2)


Q11〔回答票15〕 あなたは,アイヌに関するどのようなイベントなら見学・参加してみたいと思いますか。この中からいくつでもあげてください。(M.A.)

(53.5)(ア)アイヌの伝統的古式舞踊・音楽
(30.4)(イ)アイヌの伝統的儀式
(51.4)(ウ)アイヌの伝統的工芸品の展示会
(32.8)(エ)アイヌの伝統的家屋の見学会
(15.9)(オ)アイヌに関するフォーラムや講演会
(15.1)(カ)アイヌ人形劇
(7.6)(キ)アイヌ語弁論大会
(0.7)その他
(15.9)特にない
(1.8)わからない
(M.T.=225.0)


<フェイス・シート>

最後に,この回答を統計的に分析するために,あなたご自身のことについてお伺いします。

F1 【性】

(44.8)男性
(55.2)女性


F2 【年齢】あなたのお年は満でおいくつですか。

(4.2)20~24歳
(4.6)25~29歳
(6.1)30~34歳
(7.3)35~39歳
(9.9)40~44歳
(7.5)45~49歳
(6.4)50~54歳
(8.1)55~59歳
(11.2)60~64歳
(10.5)65~69歳
(24.1)70歳以上


F3〔回答票16〕 【従業上の地位】あなたのお仕事についてお伺いします。あなたは,この中のどれにあたりますか。

(44.1)(ア)雇用者(役員を含む)→F3SQaへ
(10.0)(イ)自営業主(家庭内職者を含む)→F3SQaへ
(2.1)(ウ)家族従業者→F3SQaへ
(43.7)(エ)無職(主婦,学生を含む)→F3SQbへ


(F3で「(ア)雇用者(役員を含む)」,「(イ)自営業主(家庭内職者を含む)」,「(ウ)家族従業者」と答えた方に)

F3SQa 【職業】 あなたのお仕事の内容は何ですか。
(N=982)

(具体的に記入して,下の該当する項目に○をする)
[                               ]

(5.0)管理職
(12.2)専門・技術職
(23.7)事務職
(29.1)販売・サービス・保安職
(5.0)農林漁業職
(24.9)生産・輸送・建設・労務職


(F3で「(エ)無職(主婦,学生を含む)」と答えた方に)

F3SQb 【主婦,その他の無職】 あなたは主婦ですか。
(N=763)

(55.3)主婦
(44.7)その他の無職


この調査は役に立ちましたか?
この調査結果は
分かりやすかったですか?

ご意見・ご感想

別の調査結果を探す

関連サイト

  • あしたの暮らしをわかりやすく 政府広報オンライン別ウインドウで開きます
Top