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3ページ目-社会意識に関する世論調査(平成23年1月調査)

2011年4月4日掲載

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2 調査結果の概要


2.社会の現状に対する認識について

 (1) 現在の世相(明るいイメージ)
 現在の世相をひとことで言えば,明るいイメージとしては,どのような表現があてはまると思うか聞いたところ,「平和である」を挙げた者の割合が55.1%と最も高く,以下,「安定している」(15.0%),「おもいやりがある」(12.4%),「責任感が重んじられている」(8.4%),「ゆとりがある」(7.7%),「明るい」(6.8%)などの順となっている。(複数回答,上位6項目)
 前回の調査結果と比較してみると,「平和である」(57.0%→55.1%)を挙げた者の割合が低下し,「安定している」(13.6%→15.0%)を挙げた者の割合が上昇している。
 都市規模別に見ると,「平和である」を挙げた者の割合は中都市で高くなっている。
 性別に見ると,「安定している」を挙げた者の割合は男性で,「おもいやりがある」を挙げた者の割合は女性で,それぞれ高くなっている。
 年齢別に見ると,「平和である」を挙げた者の割合は40歳代,50歳代で高くなっている。
 性・年齢別に見ると,「平和である」を挙げた者の割合は男性の40歳代,50歳代,女性の40歳代で,「おもいやりがある」を挙げた者の割合は女性の60歳代で,それぞれ高くなっている。
 従業上の地位別に見ると,「平和である」を挙げた者の割合は雇用者で,「おもいやりがある」を挙げた者の割合は主婦で,それぞれ高くなっている。
 職業別に見ると,「平和である」,「安定している」を挙げた者の割合は管理・専門技術・事務職で高くなっている。(図15図16表9−1表9−2

 (2) 現在の世相(暗いイメージ)
 現在の世相をひとことで言えば,暗いイメージとしては,どのような表現があてはまると思うか聞いたところ,「無責任の風潮がつよい」を挙げた者の割合が44.7%と最も高く,以下,「ゆとりがない」(40.3%),「自分本位である」(38.9%),「活気がない」(32.7%),「連帯感が乏しい」(31.8%)などの順となっている。(複数回答,上位5項目)
 前回の調査結果と比較してみると,「無責任の風潮がつよい」(47.4%→44.7%),「自分本位である」(42.7%→38.9%),「活気がない」(35.7%→32.7%)を挙げた者の割合が低下している。
 都市規模別に見ると,「無責任の風潮がつよい」を挙げた者の割合は中都市で高くなっている。
 性別に見ると,「無責任の風潮がつよい」,「活気がない」,「連帯感が乏しい」を挙げた者の割合は男性で高くなっている。
 年齢別に見ると,「無責任の風潮がつよい」,「自分本位である」を挙げた者の割合は50歳代,60歳代で,「ゆとりがない」を挙げた者の割合は40歳代,50歳代で,「活気がない」を挙げた者の割合は20歳代から40歳代で,「連帯感が乏しい」を挙げた者の割合は40歳代で,それぞれ高くなっている。
 性・年齢別に見ると,「無責任の風潮がつよい」を挙げた者の割合は男性の40歳代から60歳代,女性の50歳代で,「ゆとりがない」を挙げた者の割合は男性の40歳代,50歳代,女性の40歳代,50歳代で,「自分本位である」を挙げた者の割合は男性の50歳代,60歳代,女性の50歳代で,「活気がない」を挙げた者の割合は男性の20歳代から40歳代,女性の30歳代で,「連帯感が乏しい」を挙げた者の割合は男性の60歳代で,それぞれ高くなっている。(図17図18表10−1表10−2

 (3) 日本の誇り
 日本の国や国民について,誇りに思うことはどんなことか聞いたところ,「美しい自然」を挙げた者の割合が53.9%と最も高く,以下,「すぐれた文化や芸術」(47.5%),「長い歴史と伝統」(47.1%),「治安のよさ」(44.2%)などの順となっている。(複数回答,上位4項目)
 前回の調査結果と比較してみると,「美しい自然」(49.4%→53.9%)を挙げた者の割合が上昇している。
 都市規模別に見ると,「すぐれた文化や芸術」を挙げた者の割合は大都市で,「治安のよさ」を挙げた者の割合は中都市で,それぞれ高くなっている。
 性別に見ると,「美しい自然」,「すぐれた文化や芸術」を挙げた者の割合は女性で,「治安のよさ」を挙げた者の割合は男性で,それぞれ高くなっている。
 性・年齢別に見ると,「美しい自然」を挙げた者の割合は女性の50歳代,60歳代で,「すぐれた文化や芸術」を挙げた者の割合は女性の20歳代,40歳代,50歳代で,「長い歴史と伝統」を挙げた者の割合は男性の40歳代で,「治安のよさ」を挙げた者の割合は男性の30歳代から50歳代,女性の40歳代,50歳代で,それぞれ高くなっている。
 従業上の地位別に見ると,「美しい自然」を挙げた者の割合は主婦で,「すぐれた文化や芸術」,「治安のよさ」を挙げた者の割合は雇用者で,「長い歴史と伝統」を挙げた者の割合は自営業主で,それぞれ高くなっている。
 職業別に見ると,「すぐれた文化や芸術」,「治安のよさ」を挙げた者の割合は管理・専門技術・事務職で高くなっている。(図19図20表11−1表11−2

 (4) 社会の満足度(満足している点)
 現在の社会において満足している点は何か聞いたところ,「良質な生活環境が整っている」を挙げた者の割合が33.8%と最も高く,以下,「心と身体の健康が保たれる」(21.9%),「向上心・向学心を伸ばしやすい」(15.9%),「人と人とが認め合い交流しやすい」(14.3%),「女性が社会での活躍を志向しやすい」(14.3%)などの順となっている。なお,「特にない」と答えた者の割合が28.4%となっている。(複数回答,上位5項目)
 前回の調査結果と比較してみると,「良質な生活環境が整っている」(29.6%→33.8%),「心と身体の健康が保たれる」(20.3%→21.9%)を挙げた者の割合が上昇している。
 都市規模別に見ると,「良質な生活環境が整っている」,「心と身体の健康が保たれる」,「女性が社会での活躍を志向しやすい」を挙げた者の割合は中都市で,「人と人とが認め合い交流しやすい」を挙げた者の割合は町村で,それぞれ高くなっている。
 性別に見ると,「良質な生活環境が整っている」を挙げた者の割合は男性で,「人と人とが認め合い交流しやすい」,「女性が社会での活躍を志向しやすい」を挙げた者の割合は女性で,それぞれ高くなっている。
 年齢別に見ると,「良質な生活環境が整っている」を挙げた者の割合は20歳代から40歳代で,「心と身体の健康が保たれる」を挙げた者の割合は20歳代,30歳代で,「向上心・向学心を伸ばしやすい」を挙げた者の割合は50歳代,60歳代で,「人と人とが認め合い交流しやすい」を挙げた者の割合は60歳代で,「女性が社会での活躍を志向しやすい」を挙げた者の割合は20歳代で,それぞれ高くなっている。
 性・年齢別に見ると,「良質な生活環境が整っている」を挙げた者の割合は男性の20歳代から40歳代,女性の20歳代から40歳代で,「心と身体の健康が保たれる」を挙げた者の割合は男性の20歳代,女性の20歳代,30歳代で,「向上心・向学心を伸ばしやすい」を挙げた者の割合は男性の50歳代で,「人と人とが認め合い交流しやすい」を挙げた者の割合は女性の60歳代で,「女性が社会での活躍を志向しやすい」を挙げた者の割合は女性の20歳代,50歳代で,それぞれ高くなっている。
 職業別に見ると,「良質な生活環境が整っている」,「心と身体の健康が保たれる」,「向上心・向学心を伸ばしやすい」を挙げた者の割合は管理・専門技術・事務職で,「女性が社会での活躍を志向しやすい」を挙げた者の割合は管理・専門技術・事務職,販売・サービス・保安職で,それぞれ高くなっている。(図21表12−1表12−2

 (5) 社会の満足度(満足していない点)
 現在の社会において満足していない点は何か聞いたところ,「経済的なゆとりと見通しが持てる」を挙げた者の割合が46.0%と最も高く,以下,「若者が社会での自立を目指しやすい」(40.0%),「働き方を選択しやすい」(30.3%),「家庭が子育てしやすい」(27.7%),「熟年・高齢者が社会と関わりやすい」(26.4%)などの順となっている。(複数回答,上位5項目)
 前回の調査結果と比較してみると,「経済的なゆとりと見通しが持てる」(48.1%→46.0%),「働き方を選択しやすい」(32.2%→30.3%),「家庭が子育てしやすい」(30.9%→27.7%)を挙げた者の割合が低下している。
 都市規模別に見ると,「若者が社会での自立を目指しやすい」,「家庭が子育てしやすい」を挙げた者の割合は大都市で,「熟年・高齢者が社会と関わりやすい」を挙げた者の割合は中都市で,それぞれ高くなっている。
 性別に見ると,「若者が社会での自立を目指しやすい」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。
 年齢別に見ると,「経済的なゆとりと見通しが持てる」,「働き方を選択しやすい」を挙げた者の割合は30歳代から50歳代で,「若者が社会での自立を目指しやすい」,「熟年・高齢者が社会と関わりやすい」を挙げた者の割合は40歳代,50歳代で,「家庭が子育てしやすい」を挙げた者の割合は20歳代から50歳代で,それぞれ高くなっている。
 性・年齢別に見ると,「経済的なゆとりと見通しが持てる」を挙げた者の割合は男性の30歳代から50歳代,女性の20歳代,40歳代,50歳代で,「若者が社会での自立を目指しやすい」を挙げた者の割合は男性の50歳代,女性の40歳代,50歳代で,「働き方を選択しやすい」を挙げた者の割合は男性の30歳代から50歳代,女性の30歳代から50歳代で,「家庭が子育てしやすい」を挙げた者の割合は男性の30歳代,40歳代,女性の20歳代から40歳代で,「熟年・高齢者が社会と関わりやすい」を挙げた者の割合は男性の40歳代,50歳代,女性の50歳代で,それぞれ高くなっている。(図22表13−1表13−2

 (6) 社会全体の満足度
 現在の社会に全体として満足しているか,それとも,満足していないか聞いたところ,「満足している」とする者の割合が44.9%(「満足している」4.8%+「やや満足している」40.1%),「満足していない」とする者の割合が54.5%(「あまり満足していない」41.0%+「満足していない」13.5%)となっている。
 前回の調査結果と比較してみると,「満足している」(41.2%→44.9%)とする者の割合が上昇し,「満足していない」(58.0%→54.5%)とする者の割合が低下している。
 性別に見ると,大きな差異は見られない。
 年齢別に見ると,「満足している」とする者の割合は70歳以上で,「満足していない」とする者の割合は50歳代で,それぞれ高くなっている。
 性・年齢別に見ると,「満足している」とする者の割合は男性の70歳以上,女性の70歳以上で,「満足していない」とする者の割合は男性の20歳代,30歳代,女性の50歳代で,それぞれ高くなっている。
 従業上の地位別に見ると,「満足している」とする者の割合は主婦,その他の無職で,「満足していない」とする者の割合は雇用者で,それぞれ高くなっている。
 職業別に見ると,「満足している」とする者の割合は管理・専門技術・事務職で,「満足していない」とする者の割合は販売・サービス・保安職,生産・輸送・建設・労務職で,それぞれ高くなっている。(図23表14−1表14−2



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