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2ページ目-労働者の国際移動に関する世論調査(平成22年7月調査)

2010年9月13日掲載

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2 調査結果の概要


1 外国での就労に対する意識

 (1)外国での就労への関心
 外国で働くことに関心があるか聞いたところ,「関心がある」とする者の割合が22.0%(「関心がある」10.5%+「どちらかといえば関心がある」11.6%),「関心がない」とする者の割合が77.4%(「どちらかといえば関心がない」16.3%+「関心がない」61.2%)となっている。
 都市規模別に見ると,「関心がない」とする者の割合は小都市で高くなっている。
 性別に見ると,「関心がある」とする者の割合は男性で,「関心がない」とする者の割合の割合は女性で,それぞれ高くなっている。
 年齢別に見ると,「関心がある」とする者の割合は20歳代,30歳代で,「関心がない」とする者の割合は60歳代,70歳以上で,それぞれ高くなっている。(図1表1

  ア 外国での就労に関心がある理由
 外国での就労に「関心がある」,「どちらかといえば関心がある」と答えた者(421人)に,外国での就労に関心がある理由は何かを聞いたところ,「外国の文化や生活に興味がある」を挙げた者の割合が70.3%と最も高く,以下,「語学力の向上・活用を図りたい」(42.3%),「技能の向上・活用を図りたい」(31.4%),「国内以上の働きがいを感じる」(20.9%)などの順となっている。(複数回答,上位4項目)
 性別に見ると,「外国の文化や生活に興味がある」,「語学力の向上・活用を図りたい」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。(図2表2

  イ 関心がある外国での就労形態
 外国での就労に「関心がある」,「どちらかといえば関心がある」と答えた者(421人)に,どのような形で働くことに関心があるか聞いたところ,「日本では働かず,外国で働きたい」と答えた者の割合が3.3%,「日本でも働くが,外国を中心に働きたい」と答えた者の割合が8.8%,「日本を中心に働き,複数回外国赴任をしたい」と答えた者の割合が35.9%,「日本を中心に働き,1回外国赴任を経験したい」と答えた者の割合が24.7%,「特に働く形にはこだわらない」と答えた者の割合が25.7%となっている。
 性別に見ると,「日本を中心に働き,複数回外国赴任をしたい」と答えた者の割合は男性で高くなっている。(図3表3

  ウ 働きたい国や地域
 外国での就労に「関心がある」,「どちらかといえば関心がある」と答えた者(421人)に,どの国や地域で働きたいか聞いたところ,「アメリカ」を挙げた者の割合が48.0%,「西欧諸国(フランス,ドイツ,イギリスなど)」を挙げた者の割合が43.9%と高く,以下,「カナダ」(26.6%),「オセアニア諸国(オーストラリア,ニュージーランドなど)」(24.9%),「中国」(22.8%),「東南アジア諸国(タイ,インドネシアなど),南西アジア諸国(インド,パキスタンなど)」(20.9%)などの順となっている。(複数回答,上位6項目)
 性別に見ると,「西欧諸国(フランス,ドイツ,イギリスなど)」,「カナダ」を挙げた者の割合は女性で,「中国」,「東南アジア諸国(タイ,インドネシアなど),南西アジア諸国(インド,パキスタンなど)」を挙げた者の割合は男性で,それぞれ高くなっている。(図4表4

  エ 外国での就労で気になること
 外国での就労に「関心がある」,「どちらかといえば関心がある」と答えた者(421人)に,外国で働く上で,気になることを聞いたところ,「治安」を挙げた者の割合が70.5%,「語学力」を挙げた者の割合が63.2%と高く,以下,「生活衛生面」(37.3%),「家族の生活(教育,介護など)」(34.7%),「収入の見通し」(27.3%),「勤務先での人間関係」(24.0%),「帰国後の待遇(昇進や再就職の問題)」(22.3%)などの順となっている。(複数回答,上位7項目)
 性別に見ると,「収入の見通し」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。(図5表5

  オ 外国での就労に関心がない理由
 外国での就労に「どちらかといえば関心がない」,「関心がない」と答えた者(1,481人)に外国で働くことに関心がない理由を聞いたところ,「語学力に自信がない」を挙げた者の割合が52.3%と最も高く,以下,「外国で生活することに不安を感じる」(47.1%),「家族や友人と離れたくない」(34.6%),「外国で働くために必要な情報を知らない」(30.9%)などの順となっている。(複数回答,上位4項目)
 性別に見ると,「外国で生活することに不安を感じる」,「家族や友人と離れたくない」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。(図6表6

 (2)若い世代が外国で働く経験を積むべきか
 これから社会に出る世代は,若いうちに外国で働く経験を積むべきだと思うかを聞いたところ,「積むべきだと思う」とする者の割合が73.8%(「積むべきだと思う」33.7%+「どちらかといえば積むべきだと思う」40.0%),「積むべきだと思わない」とする者の割合が22.4%(「どちらかといえば積むべきだと思わない」11.7%+「積むべきだと思わない」10.7%)となっている。
 都市規模別に見ると,「積むべきだと思う」とする者の割合は大都市で,「積むべきだと思わない」とする者の割合は小都市で,それぞれ高くなっている。
 性別に見ると,「積むべきだと思う」とする者の割合は男性で,「積むべきだと思わない」とする者の割合は女性で,それぞれ高くなっている。
 年齢別に見ると,「積むべきだと思う」とする者の割合は30歳代で,「積むべきだと思わない」とする者の割合は70歳以上で,それぞれ高くなっている。(図7表7

  ア 若い世代が外国で働くために必要なこと
 若い世代が外国で働く経験を「積むべきだと思う」,「どちらかといえば積むべきだと思う」と答えた者(1,411人)に,これから社会に出る世代にとって,外国で働くために何が必要だと思うか聞いたところ,「語学の教育を受けること」を挙げた者の割合が79.6%と最も高く,以下,「ビジネスマナーに代表される,外国の文化や習慣を理解すること」(51.7%),「海外留学を経験すること」(39.5%),「外国での働きが日本国内の企業に評価される仕組みを利用できること」(34.4%)などの順となっている。(複数回答,上位4項目)
 都市規模別に見ると,大きな差異は見られない。
 性別に見ると,「語学の教育を受けること」,「外国での働きが日本国内の企業に評価される仕組みを利用できること」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。
 年齢別に見ると,「ビジネスマナーに代表される,外国の文化や習慣を理解すること」を挙げた者の割合は30歳代で高くなっている。(図8表8





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