• 環境・自然

3ページ目-水に関する世論調査(平成20年6月調査)

2008年8月11日掲載

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2 調査結果の概要


2.水の利用に関する意識

 (1) 水道の水源の認知度
 使っている水道の水の水源は何か知っているか聞いたところ,「知っている」とする者の割合が67.8%(「知っている(具体的な河川や湖の名などまで知っている)」42.5%+「ある程度知っている(河川や湖などであることは知っている)」25.2%),「知らない」とする者の割合が32.2%(「あまり知らない(漠然としか知らない)」17.3%+「知らない」14.9%)となっている。
 前回の調査結果と比較して見ると,「知っている」(73.7%→67.8%)とする者の割合が低下し,「知らない」(26.3%→32.2%)とする者の割合が上昇している。
 都市規模別に見ると,「知っている」とする者の割合は小都市,町村で,「知らない」とする者の割合は大都市,中都市で,それぞれ高くなっている。
 性別に見ると,「知っている」とする者の割合は男性で,「知らない」とする者の割合は女性で,それぞれ高くなっている。
 年齢別に見ると,「知っている」とする者の割合は50歳代から70歳以上で,「知らない」とする者の割合は20歳代,30歳代で,それぞれ高くなっている。(図6表6−1表6−2

 (2) 下水道の排水先の認知度
 使った水は,下水道や浄化槽を通じて,どこに排水しているかを知っているか聞いたところ,「知っている」とする者の割合が58.7%(「知っている(具体的な河川や湖の名などまで知っている)」34.1%+「ある程度知っている(河川や湖などであることは知っている)」24.6%),「知らない」とする者の割合が41.3%(「あまり知らない(漠然としか知らない)」23.8%+「知らない」17.6%)となっている。
 前回の調査結果と比較して見ると,「知っている」(65.2%→58.7%)とする者の割合が低下し,「知らない」(34.8%→41.3%)とする者の割合が上昇している。
 都市規模別に見ると,「知っている」とする者の割合は小都市,町村で,「知らない」とする者の割合は大都市,中都市で,それぞれ高くなっている。
 性別に見ると,「知っている」とする者の割合は男性で,「知らない」とする者の割合は女性で,それぞれ高くなっている。
 年齢別に見ると,「知っている」とする者の割合は50歳代から70歳以上で,「知らない」とする者の割合は20歳代,30歳代で,それぞれ高くなっている。(図7表7−1表7−2

 (3) 水の使い方
 普段の生活で,どのような水の使い方をしているか聞いたところ,「豊富に使っている」とする者の割合が25.8%(「節水のことは考えず,豊富に使っている」4.0%+「節水は必要と思いながらも,豊富に使っている」21.8%),「節水している」とする者の割合が72.4%(「ある程度節水をしながら使っている」58.3%+「まめに節水して使っている」14.0%)となっている。
 前回の調査結果と比較して見ると,「豊富に使っている」(29.6%→25.8%)とする者の割合が低下し,「節水している」(64.9%→72.4%)とする者の割合が上昇している。
 都市規模別に見ると,「豊富に使っている」とする者の割合は町村で,「節水している」とする者の割合は大都市で,それぞれ高くなっている。
 性別に見ると,「豊富に使っている」とする者の割合は男性で,「節水している」とする者の割合は女性で,それぞれ高くなっている。
 年齢別に見ると,「豊富に使っている」とする者の割合は20歳代,40歳代で,「節水している」とする者の割合は70歳以上で,それぞれ高くなっている。(図8表8−1表8−2

  ア 水を豊富に使う理由
 普段の生活で水を「豊富に使っている」とする者(474人)に,水を豊富に使う理由を聞いたところ,「衛生的だから」を挙げた者の割合が39.7%,「ただなんとなく」を挙げた者の割合が36.9%と高く,以下,「水はいくらでもあるから」(20.5%),「豊かな気分になるから」(11.2%),「使用量が少ないから」(11.0%),などの順となっている。(複数回答,上位5項目)
 性別に見ると,「衛生的だから」を挙げた者の割合は女性で,「水はいくらでもあるから」を挙げた者の割合は男性で,それぞれ高くなっている。(図9表9−1表9−2

  イ 節水を心掛けている面
 普段の生活で「節水している」とする者(1,331人)に,どのような面で節水を心掛けているか聞いたところ,「風呂」を挙げた者の割合が71.2%と最も高く,以下,「洗濯」(55.6%),「洗面」(50.3%),「炊事」(40.8%)などの順となっている。(複数回答,上位4項目)
 前回の調査結果と比較して見ると,「風呂」(60.5%→71.2%),「洗濯」(49.8%→55.6%),「洗面」(32.2%→50.3%),「炊事」(29.3%→40.8%)を挙げた者の割合が上昇している。
 都市規模別に見ると,「炊事」を挙げた者の割合は小都市で高くなっている。
 性別に見ると,「洗濯」,「炊事」を挙げた者の割合は女性で,「洗面」を挙げた者の割合は男性で,それぞれ高くなっている。
 年齢別に見ると,「風呂」,「洗面」,「炊事」を挙げた者の割合は30歳代で,「洗濯」を挙げた者の割合は50歳代で,それぞれ高くなっている。(図10表10−1表10−2

 (4) 水道水の質に対する満足度
 現在使用している水道水の質について満足しているか聞いたところ,「全ての用途において満足している」と答えた者の割合が50.4%,「飲み水以外の用途において満足している」と答えた者の割合が39.9%,「全ての用途において満足していない」と答えた者の割合が8.0%となっている。
 都市規模別に見ると,「全ての用途において満足している」と答えた者の割合は町村で高くなっている。
 性別に見ると,「全ての用途において満足している」と答えた者の割合は男性で,「飲み水以外の用途において満足している」と答えた者の割合は女性で,それぞれ高くなっている。
 年齢別に見ると,「全ての用途において満足している」と答えた者の割合は70歳以上で,「飲み水以外の用途において満足している」と答えた者の割合は20歳代から40歳代で,それぞれ高くなっている。(図11表11

 (5) 水道水の質をどうしていくべきか
 水道水の質について,今後どのようにすべきと思うか聞いたところ,「現状より水道料金等の負担が増えても,質を高くする」と答えた者の割合が21.3%,「このままでよい」と答えた者の割合が72.4%,「現状より水道料金等の負担を少なくするため,質を低くしてもしかたがない」と答えた者の割合が2.9%となっている。
 性別に見ると,大きな差異は見られない。
 年齢別に見ると,「現状より水道料金等の負担が増えても,質を高くする」と答えた者の割合は50歳代で,「このままでよい」と答えた者の割合は30歳代,70歳以上で,それぞれ高くなっている。(図12表12

 (6) 飲み水について
 普段,水をどのように飲んでいるか聞いたところ,「特に措置を講じずに,水道水をそのまま飲んでいる」を挙げた者の割合が37.5%と最も高く,以下,「浄水器を設置して水道水を飲んでいる」(32.0%),「ミネラルウォーターなどを購入して飲んでいる」(29.6%),「水道水を一度沸騰させて飲んでいる」(27.7%)などの順となっている。
 都市規模別に見ると,「特に措置を講じずに,水道水をそのまま飲んでいる」を挙げた者の割合は小都市,町村で,「浄水器を設置して水道水を飲んでいる」を挙げた者の割合は大都市で,「ミネラルウォーターなどを購入して飲んでいる」を挙げた者の割合は大都市,中都市で,それぞれ高くなっている。
 性別に見ると,「特に措置を講じずに,水道水をそのまま飲んでいる」を挙げた者の割合は男性で,「浄水器を設置して水道水を飲んでいる」,「ミネラルウォーターなどを購入して飲んでいる」,「水道水を一度沸騰させて飲んでいる」を挙げた者の割合は女性で,それぞれ高くなっている。
 年齢別に見ると,「特に措置を講じずに,水道水をそのまま飲んでいる」を挙げた者の割合は70歳以上で,「浄水器を設置して水道水を飲んでいる」を挙げた者の割合は40歳代で,「ミネラルウォーターなどを購入して飲んでいる」を挙げた者の割合は20歳代,40歳代で,「水道水を一度沸騰させて飲んでいる」を挙げた者の割合は60歳代で,それぞれ高くなっている。(図13表13

 (7) 雨水・再生水の利用について
 水の有効利用を図るため,一度使った水を処理した水や雨水など,水道水と比較して低水質の水が,さまざまな施設の水洗トイレや散水などに活用されているが,このような水を使うことについてどう思うか聞いたところ,「使いたい」とする者の割合が86.4%(「積極的に使いたい」27.8%+「用途に応じた水質であれば使いたい」58.6%),「使いたくない」とする者の割合が12.1%(「あまり使いたくない」9.3%+「使いたくない」2.8%)となっている。
 性別に見ると,大きな差異は見られない。
 年齢別に見ると,「使いたい」とする者の割合は20歳代から40歳代で,「使いたくない」とする者の割合は60歳代,70歳以上で,それぞれ高くなっている。(図14表14参考1参考2

 (8) 雨水貯留浸透施設の導入について
 水の有効利用を図るため,雨水を住宅の庭先等に貯めたり,地下へ雨水を浸透させる設備は,水洗トイレや散水などに活用されているほか,緊急時の生活用水確保や地下水を保つなど,さまざまな効用がある一方,普及を進めるためには費用もかかるが,これらの設備を導入したいと思うか聞いたところ,「国や自治体の補助がなくても導入したい」と答えた者の割合が3.9%,「一部でも,国や自治体の補助があれば導入したい」と答えた者の割合が36.0%,「全額,国や自治体の補助があれば導入したい」と答えた者の割合が36.9%,「導入したくない」と答えた者の割合が18.4%となっている。
 性別に見ると,「全額,国や自治体の補助があれば導入したい」と答えた者の割合は女性で,「導入したくない」と答えた者の割合は男性で,それぞれ高くなっている。
 年齢別に見ると,「一部でも,国や自治体の補助があれば導入したい」と答えた者の割合は20歳代,50歳代で,「全額,国や自治体の補助があれば導入したい」と答えた者の割合は30歳代,40歳代で,「導入したくない」と答えた者の割合は60歳代,70歳以上で,それぞれ高くなっている。(図15表15参考




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