• 教育・人材育成

3ページ目-生涯学習に関する世論調査(平成20年5月調査)

2008年7月22日掲載

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2 調査結果の概要


2 生涯学習に対する今後の意向

 (1)「生涯学習」に対する今後の意向
 今後,「生涯学習」をしてみたいと思うか聞いたところ,「してみたいと思う」とする者の割合が70.5%(「してみたいと思う」47.7%+「どちらかといえば,してみたいと思う」22.8%),「してみたいと思わない」とする者の割合が27.3%(「どちらかといえば,してみたいと思わない」9.6%+「してみたいと思わない」17.6%)となっている。
 都市規模別に見ると,「してみたいと思う」とする者の割合は大都市で,「してみたいと思わない」とする者の割合は小都市で,それぞれ高くなっている。
 性別に見ると,大きな差異は見られない。
 年齢別に見ると,「してみたいと思う」とする者の割合は30歳代から50歳代で,「してみたいと思わない」とする者の割合は70歳以上で,それぞれ高くなっている。(図7表7−1表7−2

  ア 生涯学習をしてみたい理由
 今後,「生涯学習」を「してみたいと思う」とする者(1,295人)に,してみたいと思う理由はどのようなことか聞いたところ,「興味があり,趣味を広げ豊かにするため」を挙げた者の割合が59.1%と最も高く,以下,「健康・体力づくりのため」(40.5%),「他の人との親睦を深めたり,友人を得るため」(38.1%),「教養を高めるため」(34.9%),「家庭・日常生活を充実させるため」(33.6%),「老後の人生を有意義にするため」(33.4%),「自由時間を有効に活用するため」(31.0%)などの順となっている。(複数回答,上位7項目)
 性別に見ると,「興味があり,趣味を広げ豊かにするため」,「家庭・日常生活を充実させるため」を挙げた者の割合は女性で,「自由時間を有効に活用するため」を挙げた者の割合は男性で,それぞれ高くなっている。
 年齢別に見ると,「健康・体力づくりのため」を挙げた者の割合は60歳代,70歳以上で,「他の人との親睦を深めたり,友人を得るため」を挙げた者の割合は60歳代で,「教養を高めるため」を挙げた者の割合は20歳代から40歳代で,「老後の人生を有意義にするため」を挙げた者の割合は50歳代から70歳以上で,「自由時間を有効に活用するため」を挙げた者の割合は60歳代で,それぞれ高くなっている。(図8表8−1表8−2

  イ してみたい生涯学習の内容
 今後,「生涯学習」を「してみたいと思う」とする者(1,295人)に,どのような「生涯学習」をしてみたいと思うか聞いたところ,「健康・スポーツ(健康法,医学,栄養,ジョギング,水泳など)」を挙げた者の割合が55.1%,「趣味的なもの(音楽,美術,華道,舞踊,書道など)」を挙げた者の割合が53.2%と高く,以下,「教養的なもの(文学,歴史,科学,語学,社会問題など)」(29.2%),「パソコン・インターネットに関すること」(25.8%),「家庭生活に役立つ技能(料理,洋裁,和裁,編み物など)」(23.6%)などの順となっている。(複数回答,上位5項目)
 性別に見ると,「趣味的なもの(音楽,美術,華道,舞踊,書道など)」,「家庭生活に役立つ技能(料理,洋裁,和裁,編み物など)」を挙げた者の割合は女性で,「教養的なもの(文学,歴史,科学,語学,社会問題など)」,「パソコン・インターネットに関すること」を挙げた者の割合は男性で,それぞれ高くなっている。
 年齢別に見ると,「健康・スポーツ(健康法,医学,栄養,ジョギング,水泳など)」を挙げた者の割合は60歳代で,「教養的なもの(文学,歴史,科学,語学,社会問題など)」を挙げた者の割合は40歳代で,「パソコン・インターネットに関すること」,「家庭生活に役立つ技能(料理,洋裁,和裁,編み物など)」を挙げた者の割合は30歳代で,それぞれ高くなっている。(図9表9−1表9−2

   ウ 生涯学習をしたくない理由
 今後,「生涯学習」を「してみたいと思わない」とする者(501人)に,したいと思わない理由を聞いたところ,「仕事が忙しくて時間がない」を挙げた者の割合が34.5%と最も高く,以下,「そういうことは好きではなく,めんどうである」(17.2%),「家事が忙しくて時間がない」(14.2%),「きっかけがつかめない」(10.4%)などの順となっている。なお,「その他」を挙げた者の割合が18.6%,「特に必要はない」を挙げた者の割合が10.0%,「特に理由はない」を挙げた者の割合が11.2%となっている。(複数回答,上位4項目)
 都市規模別に見ると,「家事が忙しくて時間がない」,「きっかけがつかめない」を挙げた者の割合は中都市で高くなっている。
 性別に見ると,「家事が忙しくて時間がない」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。(図10表10

 (2)生涯学習の機会についての要望
 どのような「生涯学習」の機会が増えればよいと思うか聞いたところ,「公民館などにおける都道府県や市町村などの自治体の講座や教室」を挙げた者の割合が40.6%と最も高く,以下,「カルチャーセンターやスポーツクラブなど民間の講座や教室」(22.1%),「パソコン,インターネットを活用した学習機会」(20.4%),「自然体験や生活体験などの体験活動の機会」(17.4%)などの順となっている。なお,「特にない」を挙げた者の割合が21.0%となっている。 (複数回答,上位4項目)
 前回の調査結果と比較してみると,「カルチャーセンターやスポーツクラブなど民間の講座や教室」(16.0%→22.1%)を挙げた者の割合が上昇し,「自然体験や生活体験などの体験活動の機会」(20.6%→17.4%)を挙げた者の割合が低下している。
 性別に見ると,「公民館などにおける都道府県や市町村などの自治体の講座や教室」を挙げた者の割合は女性で,「パソコン,インターネットを活用した学習機会」,「自然体験や生活体験などの体験活動の機会」を挙げた者の割合は男性で,それぞれ高くなっている。
 年齢別に見ると,「公民館などにおける都道府県や市町村などの自治体の講座や教室」を挙げた者の割合は40歳代,50歳代で,「カルチャーセンターやスポーツクラブなど民間の講座や教室」を挙げた者の割合は30歳代,40歳代で,「パソコン,インターネットを活用した学習機会」を挙げた者の割合は20歳代から40歳代で,「自然体験や生活体験などの体験活動の機会」を挙げた者の割合は50歳代,60歳代で,それぞれ高くなっている。(図11表11−1表11−2

 (3)情報通信技術(IT)を活用した生涯学習の実施状況と今後の意向
 パソコンやインターネットなどの情報通信技術(IT)を使った「生涯学習」を行っているか,また,今後してみたいと思うか聞いたところ,「この1年くらいの間に行っている」と答えた者の割合が17.6%,「この1年くらいの間に行っていないが,今後してみたいと思う」と答えた者の割合が30.9%,「今までにしたことはなく,今後もしてみたいと思わない」と答えた者の割合が48.8%となっている。
 性別に見ると,「この1年くらいの間に行っている」と答えた者の割合は男性で,「今までにしたことはなく,今後もしてみたいと思わない」と答えた者の割合は女性で,それぞれ高くなっている。
 年齢別に見ると,「この1年くらいの間に行っている」と答えた者の割合は30歳代,40歳代で,「この1年くらいの間に行っていないが,今後してみたいと思う」と答えた者の割合は20歳代から50歳代で,「今までにしたことはなく,今後もしてみたいと思わない」と答えた者の割合は60歳代,70歳以上で,それぞれ高くなっている。(図12表12参考

  ア 情報通信技術(IT)による生涯学習を実施していない情報通信技術上の理由
 パソコンやインターネットなどの情報通信技術(IT)を使った「生涯学習」を「この1年くらいの間に行っていないが,今後してみたいと思う」と答えた者(568人)に,パソコンやインターネットなどの情報通信技術(IT)を使った「生涯学習」をしてみたいにもかかわらずしていないのは,どのような情報通信技術上の理由からか聞いたところ,「パソコンやインターネットの使い方などを教えてくれる指導者が少ないから」を挙げた者の割合が15.5%,「自宅でのパソコンやインターネットなどの通信費用がかかるから」を挙げた者の割合が15.3%,「パソコンやインターネットを使うきっかけがつかめなかったから」を挙げた者の割合が15.0%,「パソコンやインターネットの扱いが難しい印象を感じたから」を挙げた者の割合が14.4%,「いつでも気軽に相談できるようなパソコンやインターネットに関する窓口がないから」を挙げた者の割合が13.0%,「講座やイベント情報などの必要な情報が少ないから」を挙げた者の割合が12.5%,「パソコンやインターネットに関する学級や講座が少ないから」を挙げた者の割合が10.2%,「パソコンやインターネットなどで学べる学習内容(コンテンツ)が充実していないから」を挙げた者の割合が10.2%などの順となっている。なお,「その他」を挙げた者の割合が13.6%,「情報通信技術上の理由はない」を挙げた者の割合が17.6%となっている。(複数回答,上位8項目)
 都市規模別に見ると,「パソコンやインターネットの使い方などを教えてくれる指導者が少ないから」を挙げた者の割合は小都市で高くなっている。
 性別に見ると,「自宅でのパソコンやインターネットなどの通信費用がかかるから」,「パソコンやインターネットの扱いが難しい印象を感じたから」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。
 年齢別に見ると,「講座やイベント情報などの必要な情報が少ないから」を挙げた者の割合は40歳代で高くなっている。 (図13表13

 (4)地域や社会の教育活動への参加希望
 今後,「地域や社会における教育」の支援や指導に参加してみたいと思うか聞いたところ,「参加したい」とする者の割合が44.2%(「参加したい」15.3%+「どちらかといえば,参加したい」28.9%),「参加したくない」とする者の割合が53.2%(「どちらかといえば,参加したくない」26.3%+「参加したくない」26.9%)となっている。
 年齢別に見ると,「参加したい」とする者の割合は40歳代,50歳代で,「参加したくない」とする者の割合は70歳以上で,それぞれ高くなっている。(図14表14

  ア 参加してみたい教育活動
 今後,「地域や社会における教育」の支援や指導に「参加したい」,「どちらかといえば,参加したい」と答えた者(812人)に,どのような支援や指導に参加してみたいと思うか聞いたところ,「趣味のための学習活動に関する指導,助言などの活動」を挙げた者の割合が37.1%と最も高く,以下,「地域での奉仕活動の支援」(27.2%),「地域の子ども会のレクリエーション活動や自然体験活動など」(27.0%),「仕事に関係のある学習に関する支援や指導」(22.2%),「子育て・育児を支援する活動」(21.8%),「地域での伝統行事やスポーツの指導」(21.3%),「放課後における学校施設を利用した学習指導やスポーツ・文化活動」(19.8%),「地域ぐるみで学校運営を支援する活動」(17.0%),「地域の歴史や自然,文化等に関連した展示を説明する活動」(16.6%)などの順となっている。(複数回答,上位9項目)
 性別に見ると,「仕事に関係のある学習に関する支援や指導」,「地域での伝統行事やスポーツの指導」,「地域の歴史や自然,文化等に関連した展示を説明する活動」を挙げた者の割合は男性で,「子育て・育児を支援する活動」を挙げた者の割合は女性で,それぞれ高くなっている。
 年齢別に見ると,「地域での奉仕活動の支援」を挙げた者の割合は50歳代から70歳以上で,「地域の子ども会のレクリエーション活動や自然体験活動など」を挙げた者の割合は30歳代で,「仕事に関係のある学習に関する支援や指導」を挙げた者の割合は30歳代,40歳代で,「子育て・育児を支援する活動」を挙げた者の割合は30歳代で,「地域での伝統行事やスポーツの指導」を挙げた者の割合は50歳代で,「放課後における学校施設を利用した学習指導やスポーツ・文化活動」を挙げた者の割合は40歳代で,「地域の歴史や自然,文化等に関連した展示を説明する活動」を挙げた者の割合は60歳代で,それぞれ高くなっている。(図15表15

 (5)地域や社会の教育活動による支援を受けたいか
 「地域や社会における教育」を受けたいか聞いたところ,「受けたい」とする者の割合が54.0%(「受けたい」18.9%+「どちらかといえば,受けたい」35.1%),「受けたくない」とする者の割合が43.6%(「どちらかといえば,受けたくない」22.5%+「受けたくない」21.1%)となっている。
 性別に見ると,「受けたい」とする者の割合は女性で,「受けたくない」とする者の割合は男性で,それぞれ高くなっている。
 年齢別に見ると,「受けたい」とする者の割合は30歳代から50歳代で,「受けたくない」とする者の割合は70歳以上で,それぞれ高くなっている。(図16表16

  ア 受けたい支援の内容
 「地域や社会における教育」を「受けたい」,「どちらかといえば,受けたい」と答えた者(992人)に,どのような「地域や社会における教育」を受けたいか聞いたところ,「趣味のための学習活動」を挙げた者の割合が58.1%と最も高く,以下,「地域の歴史や自然,文化等に関連した展示を説明する活動」(26.5%),「地域での伝統行事やスポーツの指導」(25.3%),「仕事に関係のある学習」(23.8%),「各種施設での各種講座」(21.1%),「子育て・育児を支援する活動」(20.6%),「地域での奉仕活動」(20.4%)などの順となっている。(複数回答)
 都市規模別に見ると,「地域の歴史や自然,文化等に関連した展示を説明する活動」を挙げた者の割合は大都市で高くなっている。
 性別に見ると,「地域の歴史や自然,文化等に関連した展示を説明する活動」,「地域での伝統行事やスポーツの指導」を挙げた者の割合は男性で,「子育て・育児を支援する活動」を挙げた者の割合は女性で,それぞれ高くなっている。
 年齢別に見ると,「趣味のための学習活動」を挙げた者の割合は60歳代で,「仕事に関係のある学習」を挙げた者の割合は30歳代,40歳代で,「子育て・育児を支援する活動」を挙げた者の割合は30歳代で,「地域での奉仕活動」を挙げた者の割合は50歳代,60歳代で,それぞれ高くなっている。(図17表17




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