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2ページ目-科学技術と社会に関する世論調査(平成19年12月調査)

2008年2月4日掲載

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2 調査結果の概要


1.科学技術への関心等

 (1) 科学技術についてのニュースや話題への関心
 科学技術についてのニュースや話題に関心があるか聞いたところ,「関心がある」とする者の割合が61.1%(「関心がある」21.6%+「ある程度関心がある」39.5%),「関心がない」とする者の割合が33.7%(「あまり関心がない」20.2%+「関心がない」13.5%)となっている。
 前回の調査結果(平成16年2月調査をいう,以下同じ)と比較して見ると,「関心がある」(52.7%→61.1%)とする者の割合が上昇し,「関心がない」(43.0%→33.7%)とする者の割合が低下している。
 都市規模別に見ると,大きな差異は見られない。
 性別に見ると,「関心がある」とする者の割合は男性で,「関心がない」とする者の割合は女性で,それぞれ高くなっている。
 年齢別に見ると,「関心がない」とする者の割合は20歳代で高くなっている。(図1表1−1表1−2参考1参考2参考3

 (2) 科学技術に関する知識の情報源
 ふだん科学技術についてのニュースや話題に関心があるか聞いたところ,「テレビ」を挙げた者の割合が83.9%と最も高く,以下,「新聞」(58.3%),「インターネット」(19.2%)などの順となっている。(複数回答,上位3項目)
 前回の調査結果と比較して見ると,「テレビ」(87.2%→83.9%)を挙げた者の割合が低下し,「インターネット」(10.9%→19.2%)を挙げた者の割合が上昇している。
 都市規模別に見ると,「インターネット」を挙げた者の割合は中都市で高くなっている。
 性別に見ると,「テレビ」を挙げた者の割合は女性で,「新聞」,「インターネット」を挙げた者の割合は男性で,それぞれ高くなっている。
 年齢別に見ると,「新聞」を挙げた者の割合は50歳代,60歳代で,「インターネット」を挙げた者の割合は20歳代から40歳代で,それぞれ高くなっている。(図2表2参考1参考2

 (3) 科学者や技術者からの情報発信に対する意見
 科学技術への関心と理解を深めるためには,科学館や博物館などの体験の場や研究所の一般公開,講演会などを通じて科学者や技術者が科学技術をわかりやすく説明したり,テレビやインターネット,新聞や雑誌などで一般向けの番組や記事を提供したりすることが重要だが,このような科学技術に関する情報発信についての次の1,2の意見について,どのように思うか聞いた結果は次の通りである。

  1. 科学技術に関する知識はわかりやすく説明されれば大抵の人は理解できる
 「科学技術に関する知識は,実際に体験したり,わかりやすく説明されれば大抵の人は理解できる」という意見について,「そう思う」とする者の割合が64.1%(「そう思う」32.7%+「どちらかというとそう思う」31.4%),「そう思わない」とする者の割合が25.6%(「あまりそう思わない」15.2%+「そう思わない」10.4%)となっている。
 前回の調査結果と比較して見ると,「そう思う」(52.5%→64.1%)とする者の割合が上昇し,「そう思わない」(35.4%→25.6%)とする者の割合が低下している。
 都市規模別に見ると,「そう思う」とする者の割合は中都市で高くなっている。
 性別に見ると,「そう思わない」とする者の割合は男性で高くなっている。
 年齢別に見ると,「そう思う」とする者の割合は20歳代で,「そう思わない」とする者の割合は60歳代で,それぞれ高くなっている。(図3表3参考1参考2参考3参考4

  2. 科学技術について知りたいことを知る機会や情報を提供してくれるところは十分にある
 「科学技術について知りたいことを知る機会や情報を提供してくれるところは十分にある」という意見について,「そう思う」とする者の割合が22.0%(「そう思う」7.6%+「どちらかというとそう思う」14.5%),「そう思わない」とする者の割合が65.1%(「あまりそう思わない」34.6%+「そう思わない」30.5%)となっている。
 前回の調査結果と比較して見ると,「そう思う」(17.6%→22.0%)とする者の割合が上昇している。
 性別に見ると,「そう思う」とする者の割合は男性で高くなっている。
 年齢別に見ると,「そう思う」とする者の割合は20歳代,60歳代で,「そう思わない」とする者の割合は30歳代,50歳代で,それぞれ高くなっている。(図4表4参考1参考2参考3

 (4) 科学者や技術者の話への関心
 機会があれば,科学者や技術者の話を聞いてみたいと思うか聞いたところ,「聞いてみたい」とする者の割合が60.4%(「聞いてみたい」26.1%+「できれば聞いてみたい」34.3%),「聞いてみたいとは思わない」とする者の割合が30.8%(「あまり聞いてみたいとは思わない」18.7%+「聞いてみたいとは思わない」12.2%)となっている。
 前回の調査結果と比較して見ると,「聞いてみたい」(50.7%→60.4%)とする者の割合が上昇し,「聞いてみたいとは思わない」(47.2%→30.8%)とする者の割合が低下している。
 都市規模別に見ると,「聞いてみたいとは思わない」とする者の割合は大都市で高くなっている。
 性別に見ると,「聞いてみたい」とする者の割合は男性で,「聞いてみたいとは思わない」とする者の割合は女性で,それぞれ高くなっている。
 年齢別に見ると,「聞いてみたい」とする者の割合は40歳代で,「聞いてみたいとは思わない」とする者の割合は70歳以上で,それぞれ高くなっている。(図5表5−1表5−2参考1参考2参考3

  ア 話を聞いてみたい分野
 機会があれば,科学者や技術者の話を「聞いてみたい」とする者(1,007人)に,具体的には,科学技術のどのような話を聞いてみたいと思うか聞いたところ,「地球環境問題」を挙げた者の割合が61.3%と最も高く,以下,「生命に関する科学技術や医療技術(ライフサイエンス,バイオテクノロジーなど)」(52.4%),「エネルギー問題」(48.4%)などの順となっている。(複数回答,上位3項目)
 前回の調査結果と比較して見ると,「地球環境問題」(51.6%→61.3%),「生命に関する科学技術や医療技術(ライフサイエンス,バイオテクノロジーなど)」(46.2%→52.4%),「エネルギー問題」(40.6%→48.4%)を挙げた者の割合が上昇している。
 都市規模別に見ると,「生命に関する科学技術や医療技術(ライフサイエンス,バイオテクノロジーなど)」を挙げた者の割合は大都市で高くなっている。
 性別に見ると,「地球環境問題」,「生命に関する科学技術や医療技術(ライフサイエンス,バイオテクノロジーなど)」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。
 年齢別に見ると,「地球環境問題」を挙げた者の割合は50歳代で,「生命に関する科学技術や医療技術(ライフサイエンス,バイオテクノロジーなど)」を挙げた者の割合は30歳代で,それぞれ高くなっている。(図6表6−1表6−2参考

  イ 話を聞いてみたいとは思わない理由
 「聞いてみたいとは思わない」とする者(514人)に,科学者や技術者の話を聞いてみたいと思わない主な理由は何か聞いたところ,「専門的すぎてわからないから」と答えた者の割合が36.6%,「科学技術にあまり関心がないから」と答えた者の割合が24.3%,「周囲に科学技術についてわかりやすく話をしてくれる人がいないから」と答えた者の割合が6.2%,「科学技術を身近に感じる機会がないから」と答えた者の割合が19.3%,「科学技術の話を聞く必要性を感じないから」と答えた者の割合が8.9%となっている。
 前回の調査結果と比較して見ると,「科学技術にあまり関心がないから」(32.3%→24.3%)と答えた者の割合が低下し,「科学技術を身近に感じる機会がないから」(14.3%→19.3%)と答えた者の割合が上昇している。
 性別に見ると,「科学技術にあまり関心がないから」と答えた者の割合は女性で高くなっている。(図7表7−1表7−2参考




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