2 調査結果の概要
1.地球環境問題への関心について
(1) 地球環境問題に対する関心
地球の温暖化,オゾン層の破壊,熱帯林の減少などの地球環境問題に関心があるか,それとも関心がないか聞いたところ,「関心がある」とする者の割合が92.3%(「関心がある」57.6%+「ある程度関心がある」34.7%),「関心がない」とする者の割合が7.3%(「あまり関心がない」5.9%+「全く関心がない」1.3%)となっている。
前回の調査結果(平成17年7月調査をいう。以下同じ)と比較してみると,「関心がある」(87.1%→92.3%)とする者の割合が上昇している。
都市規模別に見ると,大きな差異は見られない。
年齢別に見ると,「関心がない」とする者の割合は20歳代,70歳以上で高くなっている。(図1,表1−1,表1−2)
前回の調査結果(平成17年7月調査をいう。以下同じ)と比較してみると,「関心がある」(87.1%→92.3%)とする者の割合が上昇している。
都市規模別に見ると,大きな差異は見られない。
年齢別に見ると,「関心がない」とする者の割合は20歳代,70歳以上で高くなっている。(図1,表1−1,表1−2)
(2) 温室効果ガス排出量増加の周知度
石炭や石油燃料から排出される二酸化炭素など,いわゆる温室効果ガスが増えることによって地球の気温が上昇する地球温暖化が大きな問題となっているが,わが国の最近の二酸化炭素などの温室効果ガスの排出量が1990年に比べて増加していることを知っているか聞いたところ,「知っている」と答えた者の割合が86.6%,「知らない」と答えた者の割合が13.4%となっている。
前回の調査結果と比較してみると,「知っている」(81.0%→86.6%)と答えた者の割合が上昇し,「知らない」(19.0%→13.4%)と答えた者の割合が低下している。
都市規模別に見ると,「知っている」と答えた者の割合は大都市で高くなっている。
性別に見ると,「知っている」と答えた者の割合は男性で,「知らない」と答えた者の割合は女性で,それぞれ高くなっている。
年齢別に見ると,「知っている」と答えた者の割合は50歳代で,「知らない」と答えた者の割合は20歳代,70歳代で,それぞれ高くなっている。(図2,表2−1,表2−2)
前回の調査結果と比較してみると,「知っている」(81.0%→86.6%)と答えた者の割合が上昇し,「知らない」(19.0%→13.4%)と答えた者の割合が低下している。
都市規模別に見ると,「知っている」と答えた者の割合は大都市で高くなっている。
性別に見ると,「知っている」と答えた者の割合は男性で,「知らない」と答えた者の割合は女性で,それぞれ高くなっている。
年齢別に見ると,「知っている」と答えた者の割合は50歳代で,「知らない」と答えた者の割合は20歳代,70歳代で,それぞれ高くなっている。(図2,表2−1,表2−2)
(3) 温暖化のもたらす影響への関心
地球温暖化によって,自然界や人間生活に様々な影響が出ることが予測されているが,どのようなことが特に問題であると考えるか聞いたところ,「海面上昇により沿岸域の地形や施設が被害を受けること」を挙げた者の割合が70.9%と最も高く,以下,「多くの動植物が絶滅するなど生態系が変化すること」(60.5%),「穀物などの農作物の収穫量が減ること」(56.8%),「雨の量や川の流量が大きく変わること」(53.2%)などの順となっている。(複数回答,上位4項目)
前回の調査結果と比較してみると,「海面上昇により沿岸域の地形や施設が被害を受けること」(62.6%→70.9%),「多くの動植物が絶滅するなど生態系が変化すること」(53.3%→60.5%),「穀物などの農作物の収穫量が減ること」(51.7%→56.8%)を挙げた者の割合が上昇している。
都市規模別に見ると,「海面上昇により沿岸域の地形や施設が被害を受けること」,「穀物などの農作物の収穫量が減ること」を挙げた者の割合は大都市で高くなっている。
性別に見ると,「多くの動植物が絶滅するなど生態系が変化すること」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。
年齢別に見ると,「海面上昇により沿岸域の地形や施設が被害を受けること」を挙げた者の割合は40歳代,50歳代で,「多くの動植物が絶滅するなど生態系が変化すること」を挙げた者の割合は40歳代で,「穀物などの農作物の収穫量が減ること」,「雨の量や川の流量が大きく変わること」を挙げた者の割合は50歳代で,それぞれ高くなっている。(図3,表3−1,表3−2)
前回の調査結果と比較してみると,「海面上昇により沿岸域の地形や施設が被害を受けること」(62.6%→70.9%),「多くの動植物が絶滅するなど生態系が変化すること」(53.3%→60.5%),「穀物などの農作物の収穫量が減ること」(51.7%→56.8%)を挙げた者の割合が上昇している。
都市規模別に見ると,「海面上昇により沿岸域の地形や施設が被害を受けること」,「穀物などの農作物の収穫量が減ること」を挙げた者の割合は大都市で高くなっている。
性別に見ると,「多くの動植物が絶滅するなど生態系が変化すること」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。
年齢別に見ると,「海面上昇により沿岸域の地形や施設が被害を受けること」を挙げた者の割合は40歳代,50歳代で,「多くの動植物が絶滅するなど生態系が変化すること」を挙げた者の割合は40歳代で,「穀物などの農作物の収穫量が減ること」,「雨の量や川の流量が大きく変わること」を挙げた者の割合は50歳代で,それぞれ高くなっている。(図3,表3−1,表3−2)
目次 | 戻る | 次へ