• 環境・自然

2ページ目-自然の保護と利用に関する世論調査(平成18年6月調査)

2006年9月11日掲載

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2 調査結果の概要


1.自然に関する意識について

 (1) 自然への関心
 自然についてどの程度関心があるか聞いたところ,「関心がある」とする者の割合が85.7%(「非常に関心がある」26.7%+「どちらかといえば関心がある」58.9%),「関心がない」とする者の割合が14.0%(「あまり関心がない」12.8%+「全然(全く)関心がない」1.2%)となっている。
 都市規模別に見ると,「関心がある」とする者の割合は大都市で高くなっている。
 性別に見ると,大きな差異は見られない。
 年齢別に見ると,大きな差異は見られない。(図1表1参考表

   ア 自然に関心を持つようになった理由
 自然について「関心がある」とする者(1,571人)に,自然に関心を持つようになったのはどのようなことからか聞いたところ,「開発によって自然が失われていく様子を見聞きしてから」を挙げた者の割合が48.6%,「テレビ・ラジオなどで自然に関する番組を見聞きしてから」を挙げた者の割合が46.7%,「美しい風景のあるところを旅行してから」を挙げた者の割合が46.5%と高く,以下,「子供のころから動植物が好きだから」(37.9%)などの順となっている。(複数回答,上位4項目)
 都市規模別に見ると,「テレビ・ラジオなどで自然に関する番組を見聞きしてから」を挙げた者の割合は小都市で,「美しい風景のあるところを旅行してから」を挙げた者の割合は大都市で,それぞれ高くなっている。
 性別に見ると,「テレビ・ラジオなどで自然に関する番組を見聞きしてから」,「美しい風景のあるところを旅行してから」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。
 年齢別に見ると,「美しい風景のあるところを旅行してから」を挙げた者の割合は50歳代で高くなっている。(図2表2参考表

 (2) 自然とふれあう機会をもっと増やしたいと思うか
 今よりももっと自然とふれあう機会を増やしたいと思うか聞いたところ,「増やしたいと思う」とする者の割合が72.7%(「大いに増やしたいと思う」33.3%+「もう少し増やしたいと思う」39.4%),「今くらいでよいと思う」と答えた者の割合が23.5%,「特に自然にふれあおうとは思わない」と答えた者の割合が3.2%となっている。
 都市規模別に見ると,「増やしたいと思う」とする者の割合は大都市で,「今くらいでよいと思う」と答えた者の割合は町村で,それぞれ高くなっている。
 性別に見ると,大きな差異は見られない。
 年齢別に見ると,「増やしたいと思う」とする者の割合は20歳代から40歳代で,「今くらいでよいと思う」と答えた者の割合は60歳代,70歳以上で,それぞれ高くなっている。(図3表3参考表1参考表2

   ア 自然とふれあう機会を増やす方法
 今よりももっと自然とふれあう機会を「増やしたいと思う」とする者(1,334人)に,どうすれば機会が増えると思うか聞いたところ,「都市やその周辺で,身近な自然とふれあうことのできる公園や,歩道などの整備を推進する」を挙げた者の割合が46.6%,「自宅や勤務先などの周辺に,身近な自然を残したり,増やしたりする」を挙げた者の割合が45.8%と高く,以下,「地方に残る自然を国立公園などにして保護する」(29.6%),「山や海での自然観察会,自然体験ツアー(エコツアー)など,良好な自然とふれあうための行事を増やす」(24.5%)などの順となっている。(2つまでの複数回答,上位4項目)
 都市規模別に見ると,「自宅や勤務先などの周辺に,身近な自然を残したり,増やしたりする」を挙げた者の割合は中都市で,「山や海での自然観察会,自然体験ツアー(エコツアー)など,良好な自然とふれあうための行事を増やす」を挙げた者の割合は町村で,それぞれ高くなっている。
 性別に見ると,大きな差異は見られない。(図4表4参考表1参考表2

 (3) 自然の多い所へ出かけた目的
 この1年ぐらいの間にレクリエーションなどで,森,山,海,川などの自然の多い所に出かけたことがあるか聞いたところ,出かけた目的について何らかの選択肢を挙げた者(以下『「出かけたことがある」とする者』という。)の割合が83.1%,「出かけたことはない」と答えた者の割合が16.9%となっている。
 都市規模別に見ると,「出かけたことがある」とする者の割合は中都市で,「出かけたことはない」と答えた者の割合は小都市で,それぞれ高くなっている。
 性別に見ると,大きな差異は見られない。
 年齢別に見ると,「出かけたことがある」とする者の割合は30歳代で,「出かけたことはない」と答えた者の割合は70歳以上で,それぞれ高くなっている。
 次に,出かけた目的の内容については,「海や山の美しい自然の風景を楽しむため」を挙げた者の割合が40.0%と最も高く,以下,「温泉に入ってくつろぐため」(35.4%),「ドライブを楽しむため」(29.8%),「自然の中で休息するため」(29.0%)などの順となっている。
(複数回答,上位4項目)
 都市規模別に見ると,「海や山の美しい自然の風景を楽しむため」,「温泉に入ってくつろぐため」,「自然の中で休息するため」を挙げた者の割合は大都市で高くなっている。
 性別に見ると,「温泉に入ってくつろぐため」,「自然の中で休息するため」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。
 年齢別に見ると,「温泉に入ってくつろぐため」,「自然の中で休息するため」を挙げた者の割合は50歳代で,「ドライブを楽しむため」を挙げた者の割合は20歳代から40歳代で,それぞれ高くなっている。(図5表5参考表

   ア 自然の多い所へ出かけて不満を持ったこと
 この1年ぐらいの間にレクリエーションなどで森,山,海,川などの自然の多い所に「出かけたことがある」とする者(1,524人)に,そのような場所に出かけて不満を持ったことがあるか聞いたところ,不満を持ったことについて何らかの選択肢を挙げた者(以下『「不満を持ったことがある」とする者』という。)の割合が87.1%,「不満を持ったことはない」と答えた者の割合が12.6%となっている。
 都市規模別に見ると,大きな差異は見られない。
 性別に見ると,大きな差異は見られない。
 年齢別に見ると,「不満を持ったことがある」とする者の割合は20歳代,40歳代で,「不満を持ったことはない」と答えた者の割合は70歳以上で,それぞれ高くなっている。
 次に,不満の内容を見ると,「ゴミが散乱して,風景がそこなわれていた」を挙げた者の割合が60.6%と最も高く,以下,「駐車場,公衆トイレなどの利用施設が十分でなかった」(31.2%),「駐車場,公衆トイレなどの利用施設の管理が行き届いていなかった」(28.7%),「開発が進み自然がそこなわれていた」(23.3%)などの順となっている。(複数回答,上位4項目)
 都市規模別に見ると,「駐車場,公衆トイレなどの利用施設の管理が行き届いていなかった」を挙げた者の割合は小都市で高くなっている。
 性別に見ると,「ゴミが散乱して,風景がそこなわれていた」を挙げた者の割合は男性で高くなっている。
 年齢別に見ると,「駐車場,公衆トイレなどの利用施設が十分でなかった」を挙げた者の割合は40歳代で,「開発が進み自然がそこなわれていた」を挙げた者の割合は50歳代で,それぞれ高くなっている。(図6表6参考表




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