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5ページ目-薬物乱用対策に関する世論調査(平成18年1月調査)

2006年4月3日掲載

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2 調査結果の概要


4 青少年の薬物問題

 (1) 青少年の薬物問題に対する認識
 青少年の薬物問題の現状についてどのように感じるか聞いたところ,「深刻な問題である」とする者の割合が91.5%(「深刻な問題である」72.4%+「どちらかといえば深刻な問題である」19.1%),「深刻な問題ではない」とする者の割合が0.9%(「どちらかといえば深刻な問題ではない」0.5%+「深刻な問題ではない」0.4%),「どちらともいえない」と答えた者の割合が3.8%となっている。
 前回の調査結果と比較して見ると,「深刻な問題である」(95.2%→91.5%),「深刻な問題ではない」(1.6%→0.9%)とする者の割合が低下している。
 都市規模別に見ると,「深刻な問題である」とする者の割合は大都市で高くなっている。
 年齢別に見ると,「深刻な問題である」とする者の割合は40歳代,50歳代で高くなっている。(図17表17

 (2) 青少年の薬物乱用増加の原因や理由
 最近,青少年の薬物乱用が増加しているが,その原因や理由はどこにあると思うか聞いたところ,「インターネットや携帯電話による密売により青少年でも薬物を入手しやすくなっている」を挙げた者の割合が72.0%,「繁華街などで薬物が密売されるなど青少年でも薬物を入手しやすくなっている」を挙げた者の割合が69.0%と高く,以下,「薬物乱用の恐ろしさについて青少年の認識が不足している」(53.5%),「インターネットなどで簡単に薬物に関する有害な情報を手に入れられる」(47.2%)などの順となっている。(複数回答,上位4項目)
 前回の調査結果と比較して見ると,「薬物乱用の恐ろしさについて青少年の認識が不足している」(66.4%→53.5%)を挙げた者の割合が低下し,「インターネットなどで簡単に薬物に関する有害な情報を手に入れられる」(43.2%→47.2%)を挙げた者の割合が上昇している。
 都市規模別に見ると,「インターネットや携帯電話による密売により青少年でも薬物を入手しやすくなっている」を挙げた者の割合は中都市で,「繁華街などで薬物が密売されるなど青少年でも薬物を入手しやすくなっている」を挙げた者の割合は大都市,中都市で,「薬物乱用の恐ろしさについて青少年の認識が不足している」を挙げた者の割合は大都市で,それぞれ高くなっている。
 年齢別に見ると,「インターネットや携帯電話による密売により青少年でも薬物を入手しやすくなっている」を挙げた者の割合は30歳代から50歳代で,「繁華街などで薬物が密売されるなど青少年でも薬物を入手しやすくなっている」,「薬物乱用の恐ろしさについて青少年の認識が不足している」を挙げた者の割合は30歳代,40歳代で,「インターネットなどで簡単に薬物に関する有害な情報を手に入れられる」を挙げた者の割合は20歳代から40歳代で,それぞれ高くなっている。(図18表18参考表

 (3) 青少年を薬物から守る対策
 青少年を薬物から守る対策として,どのようなことが有効だと思うか聞いたところ,「学校での薬物乱用防止教育を強化する」を挙げた者の割合が62.8%,「暴力団や不良外国人などの密売人の取締りを強化する」を挙げた者の割合が60.3%,「インターネットや携帯電話を利用した密売の取締りを強化する」を挙げた者の割合が59.3%,「家庭で薬物の恐ろしさを取りあげる」を挙げた者の割合が55.7%などの順となっている。(複数回答,上位4項目)
 前回の調査結果と比較して見ると,「学校での薬物乱用防止教育を強化する」(57.9%→62.8%)を挙げた者の割合が上昇し,「暴力団や不良外国人などの密売人の取締りを強化する」 (66.4%→60.3%)を挙げた者の割合が低下している。
 都市規模別に見ると,「暴力団や不良外国人などの密売人の取締りを強化する」,「家庭で薬物の恐ろしさを取りあげる」を挙げた者の割合は大都市で,「インターネットや携帯電話を利用した密売の取締りを強化する」を挙げた者の割合は中都市で,それぞれ高くなっている。
 性別に見ると,「暴力団や不良外国人などの密売人の取締りを強化する」を挙げた者の割合は男性で,「家庭で薬物の恐ろしさを取りあげる」を挙げた者の割合は女性で,それぞれ高くなっている。
 年齢別に見ると,「学校での薬物乱用防止教育を強化する」を挙げた者の割合は40歳代で,「暴力団や不良外国人などの密売人の取締りを強化する」を挙げた者の割合は20歳代,40歳代で,「インターネットや携帯電話を利用した密売の取締りを強化する」を挙げた者の割合は20歳代から50歳代で,「家庭で薬物の恐ろしさを取りあげる」を挙げた者の割合は40歳代,50歳代で,それぞれ高くなっている。(図19表19参考表

 (4) 薬物を乱用した青少年の立ち直りに必要な支援
 薬物を乱用した青少年を立直らせるためには,誰の支援が重要だと思うか聞いたところ,「家族」を挙げた者の割合が83.9%と最も高く,以下,「友人」(51.1%),「地域社会」(49.8%),「医療機関」(48.0%)などの順となっている。(複数回答,上位4項目)
 都市規模別に見ると,「地域社会」を挙げた者の割合は小都市で高くなっている。
 性別に見ると,「家族」,「地域社会」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。
 年齢別に見ると,「家族」を挙げた者の割合は30歳代から50歳代で,「友人」を挙げた者の割合は15歳〜19歳,20歳代から40歳代で,「地域社会」を挙げた者の割合は50歳代で,「医療機関」を挙げた者の割合は40歳代で,それぞれ高くなっている。(図20表20


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