2 調査結果の概要
5.大型店の規制について
(1) 新たな大型店の出店に規制は必要か
新たな大型店の出店の際,何らかの規制が必要と考えるか聞いたところ,「必要だと思う」とする者の割合が60.4%(「必要だと思う」29.2%+「どちらかといえば必要だと思う」31.2%),「不要だと思う」とする者の割合が18.1%(「どちらかといえば不要だと思う」7.9%+「不要だと思う」10.2%)となっている。なお,「一概に言えない」と答えた者の割合が13.5%となっている。
都市規模別に見ると,「不要だと思う」とする者の割合は小都市で高くなっている。
性別に見ると,「不要だと思う」とする者の割合は男性で高くなっている。
年齢別に見ると,「必要だと思う」とする者の割合は30歳代,40歳代で,「不要だと思う」とする者の割合は20歳代で,それぞれ高くなっている。(図19,表19,参考表1,参考表2,参考表3)
都市規模別に見ると,「不要だと思う」とする者の割合は小都市で高くなっている。
性別に見ると,「不要だと思う」とする者の割合は男性で高くなっている。
年齢別に見ると,「必要だと思う」とする者の割合は30歳代,40歳代で,「不要だと思う」とする者の割合は20歳代で,それぞれ高くなっている。(図19,表19,参考表1,参考表2,参考表3)
ア 規制が必要となる問題
新たな大型店の出店の際,何らかの規制が「必要だと思う」とする者(1,271人)に,どのような問題に特に規制が必要であると思うか聞いたところ,「交通事故や交通渋滞の問題」を挙げた者の割合が67.9%と最も高く,以下,「騒音公害問題」(47.8%),「周辺の中小小売店・商店街への悪影響」(37.2%),「子どもの教育など青少年への悪影響」(34.9%),「ゴミ問題」(33.4%)などの順となっている。(複数回答,上位5項目)
都市規模別に見ると, 「交通事故や交通渋滞の問題」を挙げた者の割合は中都市で,「周辺の中小小売店・商店街への悪影響」,「子どもの教育など青少年への悪影響」を挙げた者の割合は小都市で,それぞれ高くなっている。
性別に見ると,「周辺の中小小売店・商店街への悪影響」を挙げた者の割合は男性で,「子どもの教育など青少年への悪影響」,「ゴミ問題」を挙げた者の割合は女性で,それぞれ高くなっている。
年齢別に見ると,「交通事故や交通渋滞の問題」を挙げた者の割合は30歳代で,「周辺の中小小売店・商店街への悪影響」を挙げた者の割合は60歳代で,「子どもの教育など青少年への悪影響」を挙げた者の割合は30歳代,40歳代で,それぞれ高くなっている。(図20,表20,参考表)
都市規模別に見ると, 「交通事故や交通渋滞の問題」を挙げた者の割合は中都市で,「周辺の中小小売店・商店街への悪影響」,「子どもの教育など青少年への悪影響」を挙げた者の割合は小都市で,それぞれ高くなっている。
性別に見ると,「周辺の中小小売店・商店街への悪影響」を挙げた者の割合は男性で,「子どもの教育など青少年への悪影響」,「ゴミ問題」を挙げた者の割合は女性で,それぞれ高くなっている。
年齢別に見ると,「交通事故や交通渋滞の問題」を挙げた者の割合は30歳代で,「周辺の中小小売店・商店街への悪影響」を挙げた者の割合は60歳代で,「子どもの教育など青少年への悪影響」を挙げた者の割合は30歳代,40歳代で,それぞれ高くなっている。(図20,表20,参考表)
イ 規制する場合どのような対策をすべきか
新たな大型店の出店の際,何らかの規制が「必要だと思う」とする者(1,271人)に,実際に規制をする場合,どのような対策をすべきであると思うか聞いたところ,「地元住民との話し合い」を挙げた者の割合が50.7%,「駐車場や防音壁などの生活環境への影響を緩和するための設備の充実」を挙げた者の割合が49.5%と高く,以下,「まち全体を見て,立地できるところと立地できないところを分ける(立地場所の規制)」(40.5%),「地元商業者との話し合い」(31.9%)などの順となっている。(複数回答,上位4項目)
都市規模別に見ると,「地元住民との話し合い」,「駐車場や防音壁などの生活環境への影響を緩和するための設備の充実」,「地元商業者との話し合い」を挙げた者の割合は小都市で高くなっている。
性別に見ると,「まち全体を見て,立地できるところと立地できないところを分ける(立地場所の規制)」を挙げた者の割合は男性で高くなっている。
年齢別に見ると,「駐車場や防音壁などの生活環境への影響を緩和するための設備の充実」を挙げた者の割合は20歳代から40歳代で,「まち全体を見て,立地できるところと立地できないところを分ける(立地場所の規制)」を挙げた者の割合は20歳代,40歳代で,「地元商業者との話し合い」を挙げた者の割合は60歳代で,それぞれ高くなっている。(図21,表21)
都市規模別に見ると,「地元住民との話し合い」,「駐車場や防音壁などの生活環境への影響を緩和するための設備の充実」,「地元商業者との話し合い」を挙げた者の割合は小都市で高くなっている。
性別に見ると,「まち全体を見て,立地できるところと立地できないところを分ける(立地場所の規制)」を挙げた者の割合は男性で高くなっている。
年齢別に見ると,「駐車場や防音壁などの生活環境への影響を緩和するための設備の充実」を挙げた者の割合は20歳代から40歳代で,「まち全体を見て,立地できるところと立地できないところを分ける(立地場所の規制)」を挙げた者の割合は20歳代,40歳代で,「地元商業者との話し合い」を挙げた者の割合は60歳代で,それぞれ高くなっている。(図21,表21)
ウ 規制が不要な理由
新たな大型店の出店の際,何らかの規制が「不要だと思う」とする者(381人)に,その理由を聞いたところ,「大型店ができると便利だから」を挙げた者の割合が46.5%と最も高く,以下,「何らかの問題が生じても大型店が自主的に対応すべきことと思うから」(33.9%),「大型店ができても問題ないと思うから」(31.0%),「既存の小売業者を保護する必要はないと思うから」(10.8%)などの順となっている。(複数回答,上位4項目)
都市規模別に見ると,「大型店ができても問題ないと思うから」を挙げた者の割合は中都市で高くなっている。
性別に見ると,大きな差異は見られない(図22,表22)
都市規模別に見ると,「大型店ができても問題ないと思うから」を挙げた者の割合は中都市で高くなっている。
性別に見ると,大きな差異は見られない(図22,表22)
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