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3ページ目-少年非行等に関する世論調査(平成17年1月調査)

2005年3月22日掲載

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2 調査結果の概要


2.少年非行の問題点

 (1) 少年自身の問題点
 最近の少年の性格や資質について,問題だと思う点を聞いたところ,「忍耐力がなく,我慢ができない」を挙げた者の割合が67.7%,「自分の感情をうまくコントロールできない(すぐキレる)」を挙げた者の割合が63.3%と高く,以下,「自己中心的である」(57.5%),「相手の立場や気持ちを理解しない(できない)」(42.8%),「社会道徳,規範意識(モラル)に欠けている」(42.6%)などの順となっている。(複数回答,上位5項目)
 前回の調査と比較して見ると,「忍耐力がなく,我慢ができない」(62.9%→67.7%),「自分の感情をうまくコントロールできない(すぐキレる)」(47.3%→63.3%),「社会道徳,規範意識(モラル)に欠けている」(36.2%→42.6%)を挙げた者の割合が上昇し,「相手の立場や気持ちを理解しない(できない)」(48.8%→42.8%)を挙げた者の割合が低下している。
 都市規模別に見ると,「自分の感情をうまくコントロールできない(すぐキレる)」,「相手の立場や気持ちを理解しない(できない)」を挙げた者の割合は中都市で高くなっている。
 年齢別に見ると,「自分の感情をうまくコントロールできない(すぐキレる)」を挙げた者の割合は30歳代,40歳代で,「自己中心的である」を挙げた者の割合は50歳代,60歳代で,「相手の立場や気持ちを理解しない(できない)」を挙げた者の割合は40歳代,50歳代で,「社会道徳,規範意識(モラル)に欠けている」を挙げた者の割合は40歳代で,それぞれ高くなっている。
 子どもの有無別に見ると,「忍耐力がなく,我慢ができない」,「相手の立場や気持ちを理解しない(できない)」を挙げた者の割合は学生がいる者で,「自分の感情をうまくコントロールできない(すぐキレる)」を挙げた者の割合は乳幼児がいる者,学生がいる者で,それぞれ高くなっている。(図6表6

 (2) 社会環境の問題点
 少年非行について,どのような社会環境が問題だと思うか聞いたところ,「コンビニエンスストア,カラオケボックス,マンガ喫茶,インターネットカフェなどが深夜まで営業している」を挙げた者の割合が50.6%,「簡単にインターネットで暴力や性,自殺に関する情報を手に入れられる」を挙げた者の割合が50.1%,「簡単に暴力や性に関する情報を扱ったビデオ・出版物を手に入れられる」を挙げた者の割合が48.6%,「携帯電話の普及によって少年の交友関係や行動が把握しにくくなっている」を挙げた者の割合が45.7%などの順となっている。(複数回答,上位4項目)
 前回の調査結果と比較して見ると,「コンビニエンスストア,カラオケボックス,マンガ喫茶,インターネットカフェなどが深夜まで営業している」(38.9%→50.6%),「簡単にインターネットで暴力や性,自殺に関する情報を手に入れられる」(18.1%→50.1%),「簡単に暴力や性に関する情報を扱ったビデオ・出版物を手に入れられる」(42.9%→48.6%)を挙げた者の割合が上昇している。
 都市規模別に見ると,「携帯電話の普及によって少年の交友関係や行動が把握しにくくなっている」を挙げた者の割合は中都市で高くなっている。
 性別に見ると,「コンビニエンスストア,カラオケボックス,マンガ喫茶,インターネットカフェなどが深夜まで営業している」,「簡単にインターネットで暴力や性,自殺に関する情報を手に入れられる」,「携帯電話の普及によって少年の交友関係や行動が把握しにくくなっている」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。
 年齢別に見ると,「コンビニエンスストア,カラオケボックス,マンガ喫茶,インターネットカフェなどが深夜まで営業している」を挙げた者の割合は40歳代で,「簡単にインターネットで暴力や性,自殺に関する情報を手に入れられる」を挙げた者の割合は20歳代,30歳代で,「簡単に暴力や性に関する情報を扱ったビデオ・出版物を手に入れられる」,「携帯電話の普及によって少年の交友関係や行動が把握しにくくなっている」を挙げた者の割合は40歳代,50歳代で,それぞれ高くなっている。
 子どもの有無別に見ると,「簡単にインターネットで暴力や性,自殺に関する情報を手に入れられる」を挙げた者の割合は乳幼児がいる者,学生がいる者で,「簡単に暴力や性に関する情報を扱ったビデオ・出版物を手に入れられる」,「携帯電話の普及によって少年の交友関係や行動が把握しにくくなっている」を挙げた者の割合は学生がいる者で,それぞれ高くなっている。(図7表7

 (3) 社会風潮の問題点
 少年非行について,どのような社会風潮が問題だと思うか聞いたところ,「社会全般の規範意識(モラル)が低下している」を挙げた者の割合が57.8%,「他人の子どもに無関心である」を挙げた者の割合が54.7%と高く,以下,「社会全般に心の豊かさや思いやりの心が失われている」(45.6%)などの順となっている。(複数回答,上位3項目)
 都市規模別に見ると,「社会全般の規範意識(モラル)が低下している」を挙げた者の割合は大都市で,「他人の子どもに無関心である」を挙げた者の割合は中都市で,それぞれ高くなっている。
 年齢別に見ると,「社会全般の規範意識(モラル)が低下している」を挙げた者の割合は50歳代で,「他人の子どもに無関心である」を挙げた者の割合は30歳代,40歳代で,それぞれ高くなっている。
 子どもの有無別に見ると,「他人の子どもに無関心である」を挙げた者の割合は学生がいる者で高くなっている。(図8表8参考表




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