2 調査結果の概要
2 国全体としての社会資本の整備状況についての評価
(1)幹線交通体系の満足度
遠距離を移動するために,高速道路や新幹線,空港,港湾などを利用する場合,満足することが多いか聞いたところ,「(一応)満足することが多い」と答えた者の割合が49.8%,「不満を感じることが多い」と答えた者の割合が35.6%となっている。なお,「わからない」と答えた者の割合が14.7%となっている。
前回の調査結果と比較して見ると,「(一応)満足することが多い」(53.2%→49.8%)と答えた者の割合が低下し,「不満を感じることが多い」(29.8%→35.6%)と答えた者の割合が上昇している。
年齢別に見ると,「不満を感じることが多い」と答えた者の割合は30歳代,40歳代で,それぞれ高くなっている。 (図28,表28)
前回の調査結果と比較して見ると,「(一応)満足することが多い」(53.2%→49.8%)と答えた者の割合が低下し,「不満を感じることが多い」(29.8%→35.6%)と答えた者の割合が上昇している。
年齢別に見ると,「不満を感じることが多い」と答えた者の割合は30歳代,40歳代で,それぞれ高くなっている。 (図28,表28)
ア 幹線交通体系の不満な点
遠距離を移動するために,高速道路や新幹線,空港,港湾などを利用する場合,「不満に感じることが多い」と答えた者(760人)に,特に不満に感じていることは何か聞いたところ,「運賃,料金が高い」を挙げた者の割合が57.8%と最も高く,以下,「遠くにある(アクセスが不便)」(50.3%),「渋滞している(混雑している)」(40.8%)などの順となっている。(複数回答,上位3項目)
都市規模別に見ると,「遠くにある(アクセスが不便)」を挙げた者の割合は町村で,「渋滞している(混雑している)」を挙げた者の割合は大都市,中都市(1)で,それぞれ高くなっている。
性別に見ると,大きな差異は見られない。
年齢別に見ると,「運賃,料金が高い」,「渋滞している(混雑している)」を挙げた者の割合は30歳代で,それぞれ高くなっている。 (図29,表29,参考表)
都市規模別に見ると,「遠くにある(アクセスが不便)」を挙げた者の割合は町村で,「渋滞している(混雑している)」を挙げた者の割合は大都市,中都市(1)で,それぞれ高くなっている。
性別に見ると,大きな差異は見られない。
年齢別に見ると,「運賃,料金が高い」,「渋滞している(混雑している)」を挙げた者の割合は30歳代で,それぞれ高くなっている。 (図29,表29,参考表)
(2)国土保全施設の評価
国全体として考えた場合,風水害,がけくずれ,海岸浸食などの防止のための河川の堤防・ダム,砂防,海岸の堤防などの国土の保全のための施設は整備されている方だと思うか聞いたところ,「整備されている」と答えた者の割合が40.4%,「あまり整備されていない」と答えた者の割合が33.2%となっている。なお,「わからない」と答えた者の割合が26.3%となっている。
前回の調査結果と比較して見ると,「整備されている」(35.8%→40.4%)と答えた者の割合が上昇し,「あまり整備されていない」(40.8%→33.2%)と答えた者の割合が低下している。
性別に見ると,「整備されている」と答えた者の割合は男性で高くなっている。 (図30,表30)
前回の調査結果と比較して見ると,「整備されている」(35.8%→40.4%)と答えた者の割合が上昇し,「あまり整備されていない」(40.8%→33.2%)と答えた者の割合が低下している。
性別に見ると,「整備されている」と答えた者の割合は男性で高くなっている。 (図30,表30)
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