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3ページ目-住宅に関する世論調査(平成16年11月調査)

2005年1月24日掲載

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2 調査結果の概要


2 住環境や住まい方について

 (1) 郊外の一戸建て住宅の理想の敷地面積
 郊外の一戸建て住宅の理想の敷地面積はどれくらいだと思うか聞いたところ,「100㎡(30坪)未満」と答えた者の割合が3.9%,「100㎡〜150㎡(30坪〜45坪)」と答えた者の割合が14.9%,「150㎡〜200㎡(45坪〜60坪)」と答えた者の割合が30.1%,「200㎡〜300㎡(60坪〜90坪)」と答えた者の割合が24.2%,「300㎡〜500㎡(90坪〜150坪)」と答えた者の割合が15.4%,「500㎡(150坪)以上」と答えた者の割合が4.6%となっている。
 都市規模別に見ると,「150㎡〜200㎡(45坪〜60坪)」と答えた者の割合は中都市で,「300㎡〜500㎡(90坪〜150坪)」と答えた者の割合は小都市,町村で,それぞれ高くなっている。
 年齢別に見ると,「100㎡〜150㎡(30坪〜45坪)」と答えた者の割合は30歳代で,「200㎡〜300㎡(60坪〜90坪)」と答えた者の割合は40歳代で,「300㎡〜500㎡(90坪〜150坪)」と答えた者の割合は50歳代から70歳以上で,それぞれ高くなっている。
 住宅の形態別で見ると,「100㎡〜150㎡(30坪〜45坪)」と答えた者の割合は賃貸住宅で,「300㎡〜500㎡(90坪〜150坪)」と答えた者の割合は持ち家で,それぞれ高くなっている。(図10表10参考表

 (2) 住宅地における空き敷地の利用
 住宅地の中に空き敷地があると,ゴミの不法投棄や雑草がおいしげるなどの環境上の問題や防災・防犯上の問題が生じる可能性がある一方で,有効に活用すれば,駐車場不足の解消,狭かった住宅を広くするなど,豊かな住まい方の実現が可能になる。住まいの近くに,こうした空いている敷地があった場合,この空いている敷地をどのように利用すればよいと思うか聞いたところ,「地域の住民が共同で購入または借り入れて,駐車場や菜園などに利用する」と答えた者の割合が24.0%,「地域の住民が共同で購入または借り入れて,地域の住民のコミュニティ活動の場などに利用する」と答えた者の割合が17.9%,「自分で購入または借り入れて,駐車場や菜園などに利用する」と答えた者の割合が13.5%,「自分で購入または借り入れて,自分の住宅の増築や,親または子どもの住宅として利用する」と答えた者の割合が4.5%,「適切な管理を希望するが,特に利用したいとは思わない」と答えた者の割合が28.2%となっている。
 都市規模別に見ると,「地域の住民が共同で購入または借り入れて,地域の住民のコミュニティ活動の場などに利用する」と答えた者の割合は小都市で高くなっている。
 性別に見ると,大きな差異は見られない。
 年齢別に見ると,「地域の住民が共同で購入または借り入れて,駐車場や菜園などに利用する」と答えた者の割合は30歳代で,「地域の住民が共同で購入または借り入れて,地域の住民のコミュニティ活動の場などに利用する」と答えた者の割合は40歳代で,「自分で購入または借り入れて,駐車場や菜園などに利用する」と答えた者の割合は50歳代,60歳代で,「適切な管理を希望するが,特に利用したいとは思わない」と答えた者の割合は70歳以上で,それぞれ高くなっている。(図11表11

 (3) 街なかや都市の中心部と郊外のどちらに住みたいか
 街なかや都市の中心部と郊外のどちらに住みたいと思うか聞いたところ,「街なかや都市の中心部に住みたいと思う」とする者の割合が29.6%(「街なかや都市の中心部に住みたいと思う」11.1%+「どちらかといえば街なかや都市の中心部に住みたいと思う」18.6%),「郊外に住みたいと思う」とする者の割合が65.1%(「どちらかといえば郊外に住みたいと思う」33.9%+「郊外に住みたいと思う」31.2%)となっている。
 都市規模別に見ると,「街なかや都市の中心部に住みたいと思う」とする者の割合は大都市で,「郊外に住みたいと思う」とする者の割合は小都市,町村で,それぞれ高くなっている。
 性別に見ると,「街なかや都市の中心部に住みたいと思う」とする者の割合は女性で,「郊外に住みたいと思う」とする者の割合は男性で,それぞれ高くなっている。
 年齢別に見ると,「街なかや都市の中心部に住みたいと思う」とする者の割合は」20歳代で,「郊外に住みたいと思う」とする者の割合は50歳代で,それぞれ高くなっている。
 住宅の形態別に見ると,「街なかや都市の中心部に住みたいと思う」とする者の割合は賃貸住宅で,「郊外に住みたいと思う」とする者の割合は持ち家で,それぞれ高くなっている。(図12表12参考表

   ア 街なかや都市の中心部に住みたいと思う理由
 「街なかや都市の中心部に住みたいと思う」とする者(607人)に,その理由を聞いたところ,「日常の買い物の利便性がよいから」を挙げた者の割合が70.3%と最も高く,以下,「医療や福祉などの利便性がよいから」(57.7%),「通勤や通学の利便性がよいから」(55.0%),「ショッピングや外食などが楽しめる繁華街などに近いから」(32.8%)などの順となっている。(複数回答,上位4項目)
 性別に見ると,「医療や福祉などの利便性がよいから」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。
 年齢別に見ると,「医療や福祉などの利便性がよいから」を挙げた者の割合は60歳代で,「通勤や通学の利便性がよいから」を挙げた者の割合は40歳代で,それぞれ高くなっている。(図13表13

   イ 郊外に住みたいと思う理由
 「郊外に住みたいと思う」とする者(1,333人)に,その理由を聞いたところ,「緑や水辺など自然環境がよいから」を挙げた者の割合が70.2%と最も高く,以下,「日当たりや風通しがよいから」(44.3%),「街なかや都市の中心部の住宅と価格が同じくらいでも,住宅の広さや収納などにゆとりがあるから」(29.2%),「公園や緑地,子どもの遊び場が多いから」(27.2%),「夜間も静かだから」(26.7%),「地域のつながりが残っているから」(24.9%)などの順となっている。(複数回答,上位6項目)
 都市規模別に見ると,「公園や緑地,子どもの遊び場が多いから」を挙げた者の割合は大都市で,「夜間も静かだから」を挙げた者の割合が小都市で,「地域のつながりが残っているから」を挙げた者の割合は小都市,町村で,それぞれ高くなっている。
 性別に見ると,「夜間も静かだから」を挙げた者の割合は男性で高くなっている。
 年齢別に見ると,「緑や水辺など自然環境がよいから」を挙げた者の割合は50歳代,60歳代で,「日当たりや風通しがよいから」を挙げた者の割合は50歳代から70歳以上で,「街なかや都市の中心部の住宅と価格が同じくらいでも,住宅の広さや収納などにゆとりがあるから」を挙げた者の割合は40歳代で,「公園や緑地,子どもの遊び場が多いから」を挙げた者の割合は30歳代,40歳代で,「夜間も静かだから」を挙げた者の割合は20歳代,30歳代で,「地域のつながりが残っているから」を挙げた者の割合は60歳代,70歳以上で,それぞれ高くなっている。(図14表14

 (4) 在宅勤務についてどう思うか
 現在,コンピュータ・ネットワークを使って,自宅で仕事をする人が増えていると言われているが,そのような勤務形態についてどう思うか聞いたところ,「魅力的であり,やってみたい」とする者の割合が23.1%(「魅力的であり,是非やってみたい」7.9%+「魅力的であり,どちらかといえばやってみたい」15.3%),「魅力的ではあるが,やってみようとは思わない」とする者の割合が34.9%(「魅力的ではあるが,あまりやってみようとは思わない」22.2%+「魅力的ではあるが,全く(全然)やってみようとは思わない」12.7%)となっており,両方を合わせた「魅力的である」とする者の割合が58.1%,「魅力的だとは思わない」と答えた者の割合が17.0%,「どちらともいえない」と答えた者の割合が16.6%となっている。
 前回の調査結果と比較して見ると,「魅力的である」(64.8%→58.1%),「魅力的であり,やってみたい」(31.0%→23.1%)とする者の割合が低下している。また,「どちらともいえない」(11.9%→16.6%)と答えた者の割合が上昇している。
 都市規模別に見ると,「魅力的である」とする者の割合は中都市で高くなっている。
 性別に見ると,「魅力的ではあるが,やってみようとは思わない」とする者の割合は女性で高くなっている。
 年齢別に見ると,「魅力的である」,「魅力的であり,やってみたい」とする者の割合は20歳代から40歳代で,「魅力的ではあるが,やってみようとは思わない」とする者の割合は20歳代で,「魅力的だとは思わない」と答えた者の割合は70歳以上で,「どちらともいえない」と答えた者の割合は60歳代で,それぞれ高くなっている。
 住宅の形態別で見ると,「魅力的である」とする者の割合は賃貸住宅で,「魅力的だとは思わない」と答えた者の割合は持ち家で,それぞれ高くなっている。(図15表15

 (5) 複数居住についてどう思うか
 近年,複数の住宅を使い分けて,よりよい生活を楽しもうという人が増えていると言われている。たとえば,平日は仕事をするのに都合のいい街なかや都市の中心部に住み,週末になると郊外の住宅で過ごしたり,日常を過ごす住宅とは別に,長期休暇を過ごすための別荘を所有したり,という住まい方が考えられるが,このような住まい方について,どのように思うか聞いたところ,「魅力的であり,やってみたい」とする者の割合が29.0%(「魅力的であり,是非やってみたい」10.6%+「魅力的であり,どちらかといえばやってみたい」18.3%),「魅力的ではあるが,やってみようとは思わない」とする者の割合が33.2%(「魅力的ではあるが,あまりやってみようとは思わない」20.8%+「魅力的ではあるが,全く(全然)やってみようとは思わない」12.3%)となっており,両方を合わせた「魅力的である」とする者の割合が62.1%,「魅力的だとは思わない」と答えた者の割合が18.6%,「どちらともいえない」と答えた者の割合が14.8%となっている。
 前回の調査結果と比較して見ると,「魅力的である」(66.3%→62.1%),「魅力的であり,やってみたい」(33.9%→29.0%)とする者の割合が低下している。また,「どちらともいえない」(11.3%→14.8%)と答えた者の割合が上昇している。
 都市規模別に見ると,「魅力的であり,やってみたい」とする者の割合は大都市で高くなっている。
 年齢別に見ると,「魅力的である」とする者の割合は20歳代から50歳代で,「魅力的であり,やってみたい」とする者の割合は20歳代,50歳代で,「魅力的ではあるが,やってみようとは思わない」とする者の割合は30歳代で,「魅力的だとは思わない」とする者の割合は60歳代,70歳以上で,それぞれ高くなっている。
 住宅の形態別で見ると,「どちらともいえない」と答えた者の割合は賃貸住宅で高くなっている。(図16表16

 (6) 地球温暖化対策への取組み
 現在,地球環境問題への意識が高まっており,特に,地球温暖化の防止については,世界的に対策を講じようとしているところである。今お住まいの住宅について,敷地内や団地内の緑化や,住宅の断熱化工事による省エネルギー対応など,地球温暖化への対策を講ずることについて,どのように考えているか(借家の方は,持家に住んでいると仮定して)聞いたところ,「自主的に取り組みたい」と答えた者の割合が14.6%,「行政からの支援(工事費の一部補助や低利融資,税の優遇など)があれば,前向きに考えたい」と答えた者の割合が34.3%,「地球温暖化には関心はあるが,費用負担のことを考えるとむずかしい」と答えた者の割合が38.5%,「地球温暖化には関心がない」と答えた者の割合が5.1%,「すでに地球温暖化への対策を十分に行っている」と答えた者の割合が1.6%となっている。
 性別に見ると,「自主的に取り組みたい」と答えた者の割合は男性で,「地球温暖化には関心はあるが,費用負担のことを考えるとむずかしい」と答えた者の割合は女性で,それぞれ高くなっている。
 年齢別に見ると,「自主的に取り組みたい」と答えた者の割合は60歳代で,「行政からの支援(工事費の一部補助や低利融資,税の優遇など)があれば,前向きに考えたい」と答えた者の割合は30歳代,40歳代で,それぞれ高くなっている。(図17表17参考表

 (7) バリアフリー対策への取組み
 現在,高齢者や身体障害者にやさしい住宅・設備(いわゆるバリアフリー)への意識が高まっている。今お住まいの住宅内について,階段や廊下,風呂,便所などの手すりの設置や,屋内の段差の解消,トイレの和式から洋式への改修など,バリアフリー化のための対策を講ずることについて,どのように考えているか(借家の方は,持家に住んでいると仮定して)聞いたところ,「自主的に取り組みたい」と答えた者の割合が19.9%,「行政からの支援(工事費の一部補助や低利融資,税の優遇など)があれば,前向きに考えたい」と答えた者の割合が31.1%,「バリアフリーに関心はあるが,費用負担のことを考えるとむずかしい」と答えた者の割合が28.0%,「バリアフリーには関心がない」と答えた者の割合が6.5%,「すでにバリアフリー化している」と答えた者の割合が9.5%となっている。
 性別に見ると,「自主的に取り組みたい」と答えた者の割合は男性で高くなっている。(図18表18


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