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2ページ目-男女共同参画社会に関する世論調査(平成16年11月調査)

2005年2月7日掲載

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2 調査結果の概要


1 男女の地位に関する意識について

 (1) 各分野の男女の地位の平等感
 次のそれぞれの分野で男女の地位は平等になっていると思うか聞いたところ,「平等」と答えた者の割合が,「学校教育の場」で66.8%,「家庭生活」で39.9%,「法律や制度の上」で39.3%,「職場」で25.0%,「政治の場」で19.7%,「社会通念・慣習・しきたりなど」で17.2%となっている。(図1

   ア 家庭生活における男女の地位の平等感
 家庭生活で男女の地位は平等になっていると思うか聞いたところ,「男性の方が優遇されている」とする者の割合が49.3%(「男性の方が非常に優遇されている」10.8%+「どちらかといえば男性の方が優遇されている」38.5%),「平等」と答えた者の割合が39.9%,「女性の方が優遇されている」とする者の割合が8.2%(「どちらかといえば女性の方が優遇されている」6.7%+「女性の方が非常に優遇されている」1.4%)となっている。
 性別に見ると,「男性の方が優遇されている」とする者の割合は女性で,「平等」と答えた者の割合は男性で,それぞれ高くなっている。
 性・年齢別に見ると、「男性の方が優遇されている」とする者の割合は女性の40歳代から60歳代で,「平等」と答えた者の割合は男性の20歳代,30歳代,60歳代,70歳以上で,「女性の方が優遇されている」とする者の割合は男性の50歳代で,それぞれ高くなっている。(図2表1

   イ 職場における男女の地位の平等感
 職場で男女の地位は平等になっていると思うか聞いたところ,「男性の方が優遇されている」とする者の割合が59.5%(「男性の方が非常に優遇されている」16.7%+「どちらかといえば男性の方が優遇されている」42.7%),「平等」と答えた者の割合が25.0%,「女性の方が優遇されている」とする者の割合が4.2%(「どちらかといえば女性の方が優遇されている」3.7%+「女性の方が非常に優遇されている」0.5%)となっている。なお,「わからない」と答えた者の割合が11.3%となっている。
 都市規模別に見ると,「男性の方が優遇されている」とする者の割合は大都市で,「平等」と答えた者の割合は小都市で,それぞれ高くなっている。
 性別に見ると,「男性の方が優遇されている」とする者の割合は女性で,「平等」と答えた者の割合は男性で,それぞれ高くなっている。
 性・年齢別に見ると、「男性の方が優遇されている」とする者の割合は女性の30歳代から50歳代で,「平等」と答えた者の割合は男性の20歳代,40歳代,50歳代で,それぞれ高くなっている。
 性・本人職業別に見ると,「男性の方が優遇されている」とする者の割合は女性の雇用者で,「平等」と答えた者の割合は男性の雇用者で,それぞれ高くなっている。(図3表2

   ウ 学校教育の場における男女の地位の平等感
 学校教育の場で男女の地位は平等になっていると思うか聞いたところ,「男性の方が優遇されている」とする者の割合が13.6%(「男性の方が非常に優遇されている」2.3%+「どちらかといえば男性の方が優遇されている」11.4%),「平等」と答えた者の割合が66.8%,「女性の方が優遇されている」とする者の割合が3.6%(「どちらかといえば女性の方が優遇されている」3.1%+「女性の方が非常に優遇されている」0.4%)となっている。なお,「わからない」と答えた者の割合が16.0%となっている。
 前回の調査結果(平成14年7月調査をいう,以下同じ)と比較して見ると,「平等」(63.1%→66.8%)と答えた者の割合が上昇している。
 都市規模別に見ると,「平等」と答えた者の割合は町村で高くなっている。
 性別に見ると,「男性の方が優遇されている」とする者の割合は女性で,「平等」と答えた者の割合は男性で,それぞれ高くなっている。
 性・年齢別に見ると,「平等」と答えた者の割合は女性の40歳代と男性の30歳代,40歳代で,それぞれ高くなっている。
 性・本人職業別に見ると,「男性の方が優遇されている」とする者の割合は女性の雇用者で、「平等」と答えた者の割合は男性の雇用者で、それぞれ高くなっている。(図4表3

   エ 政治の場における男女の地位の平等感
 政治の場で男女の地位は平等になっていると思うか聞いたところ,「男性の方が優遇されている」とする者の割合が72.0%(「男性の方が非常に優遇されている」30.9%+「どちらかといえば男性の方が優遇されている」41.0%),「平等」と答えた者の割合が19.7%,「女性の方が優遇されている」とする者の割合が1.3%(「どちらかといえば女性の方が優遇されている」1.1%+「女性の方が非常に優遇されている」0.2%)となっている。
 都市規模別に見ると,「男性の方が優遇されている」とする者の割合は中都市で,「平等」と答えた者の割合は小都市で,それぞれ高くなっている。
 性別に見ると,「男性の方が優遇されている」とする者の割合は女性で,「平等」と答えた者の割合は男性で,それぞれ高くなっている。
 性・年齢別に見ると,「男性の方が優遇されている」とする者の割合は女性の20歳代から50歳代で,「平等」と答えた者の割合は男性の30歳代,50歳代から70歳以上で,それぞれ高くなっている。
 性・本人職業別に見ると,「男性の方が優遇されている」とする者の割合は女性の家族従業者,雇用者で,「平等」と答えた者の割合は男性の自営業主,雇用者,無職で,それぞれ高くなっている。(図5表4

   オ 法律や制度の上での男女の地位の平等感
 法律や制度の上で男女の地位は平等になっていると思うか聞いたところ,「男性の方が優遇されている」とする者の割合が46.1%(「男性の方が非常に優遇されている」11.7%+「どちらかといえば男性の方が優遇されている」34.4%),「平等」と答えた者の割合が39.3%,「女性の方が優遇されている」とする者の割合が5.1%(「どちらかといえば女性の方が優遇されている」4.3%+「女性の方が非常に優遇されている」0.8%)となっている。
 前回の調査結果と比較して見ると,「平等」(36.0%→39.3%)と答えた者の割合が上昇している。
 都市規模別に見ると,「男性の方が優遇されている」とする者の割合は中都市で,「平等」と答えた者の割合は町村で,それぞれ高くなっている。
 性別に見ると,「男性の方が優遇されている」とする者の割合は女性で,「平等」と答えた者の割合は男性で,それぞれ高くなっている。
 性・年齢別に見ると,「男性の方が優遇されている」とする者の割合は女性の30歳代から60歳代で,「平等」と答えた者の割合は男性の30歳代,50歳代から70歳以上で,それぞれ高くなっている。
 性・本人職業別に見ると,「男性の方が優遇されている」とする者の割合は女性の自営業主,雇用者,無職で,「平等」と答えた者の割合は男性の自営業主,雇用者,無職で,それぞれ高くなっている。(図6表5

   カ 社会通念・慣習・しきたりなどにおける男女の地位の平等感
 社会通念・慣習・しきたりなどにおける男女の地位は平等になっていると思うか聞いたところ,「男性の方が優遇されている」とする者の割合が74.7%(「男性の方が非常に優遇されている」24.1%+「どちらかといえば男性の方が優遇されている」50.6%),「平等」と答えた者の割合が17.2%,「女性の方が優遇されている」とする者の割合が3.3%(「どちらかといえば女性の方が優遇されている」2.9%+「女性の方が非常に優遇されている」0.3%)となっている。
 前回の調査結果と比較して見ると,大きな変化は見られない。
 性別に見ると,「男性の方が優遇されている」とする者の割合は女性で,「平等」と答えた者の割合は男性で,それぞれ高くなっている。
 性・年齢別に見ると,「男性の方が優遇されている」とする者の割合は女性の30歳代から50歳代で,「平等」と答えた者の割合は男性の20歳代,30歳代,70歳代以上で,それぞれ高くなっている。(図7表6

 (2) 社会全体における男女の地位の平等感
 社会全体でみた場合には,男女の地位は平等になっていると思うか聞いたところ,「男性の方が優遇されている」とする者の割合が73.9%(「男性の方が非常に優遇されている」12.7%+「どちらかといえば男性の方が優遇されている」61.2%),「平等」と答えた者の割合が20.1%,「女性の方が優遇されている」とする者の割合が3.8%(「どちらかといえば女性の方が優遇されている」3.6%+「女性の方が非常に優遇されている」0.2%)となっている。
 都市規模別に見ると,「男性の方が優遇されている」とする者の割合は中都市で,「平等」と答えた者の割合は小都市で,それぞれ高くなっている。
 性別に見ると,「男性の方が優遇されている」とする者の割合は女性で,「平等」と答えた者の割合は男性で,それぞれ高くなっている。
 性・年齢別に見ると,「男性の方が優遇されている」とする者の割合は女性の30歳代から50歳代で,「平等」と答えた者の割合は男性の20歳代,30歳代,50歳代,70歳以上で,それぞれ高くなっている。(図8表7

 (3) 男女があらゆる分野で平等になるために重要なこと
 今後,男女が社会のあらゆる分野でもっと平等になるために最も重要と思うことは何か聞いたところ,「法律や制度の上での見直しを行い,女性差別につながるものを改めること」と答えた者の割合が13.2%,「女性を取り巻く様々な偏見,固定的な社会通念,慣習・しきたりを改めること」と答えた者の割合が28.6%,「女性自身が経済力をつけたり,知識・技術を習得するなど,積極的に力の向上を図ること」と答えた者の割合が22.9%,「女性の就業,社会参加を支援する施設やサービスの充実を図ること」と答えた者の割合が14.6%,「政府や企業などの重要な役職に一定の割合で女性を登用する制度を採用・充実すること」と答えた者の割合が10.7%となっている。
 前回の調査結果と比較して見ると,「女性を取り巻く様々な偏見,固定的な社会通念,慣習・しきたりを改めること」(24.3%→28.6%)と答えた者の割合が上昇し,「女性自身が経済力をつけたり,知識・技術を習得するなど,積極的に力の向上を図ること」(26.9%→22.9%)と答えた者の割合が低下している。
 都市規模別に見ると,「政府や企業などの重要な役職に一定の割合で女性を登用する制度を採用・充実すること」と答えた者の割合は中都市で高くなっている。
 性別に見ると,「法律や制度の上での見直しを行い,女性差別につながるものを改めること」,「政府や企業などの重要な役職に一定の割合で女性を登用する制度を採用・充実すること」と答えた者の割合は男性で,「女性の就業,社会参加を支援する施設やサービスの充実を図ること」と答えた者の割合は女性で,それぞれ高くなっている。
 性・年齢別に見ると,「法律や制度の上での見直しを行い,女性差別につながるものを改めること」と答えた者の割合は男性の40歳代,70歳以上で,「女性自身が経済力をつけたり,知識・技術を習得するなど,積極的に力の向上を図ること」と答えた者の割合は女性の60歳代で,「女性の就業,社会参加を支援する施設やサービスの充実を図ること」と答えた者の割合は女性の20歳代から40歳代で,「政府や企業などの重要な役職に一定の割合で女性を登用する制度を採用・充実すること」と答えた者の割合は男性の20歳代,50歳代,60歳代で,それぞれ高くなっている。(図9表8参考表


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