• 治安・安全

3ページ目-治安に関する世論調査(平成16年7月調査)

2004年9月21日掲載

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2 調査結果の概要


2 犯罪に対する不安

 (1) 犯罪に対する不安の傾向
 ここ10年で,自分や身近な人が犯罪に遭うかもしれないと不安になることは多くなったと思うか聞いたところ,「多くなったと思う」とする者の割合が80.2%(「多くなったと思う」33.0%+「どちらかといえば多くなったと思う」47.3%),「少なくなったと思う」とする者の割合が5.4%(「どちらかといえば少なくなったと思う」3.5%+「少なくなったと思う」1.9%)となっている。なお,「どちらともいえない」と答えた者の割合が12.6%となっている。
 都市規模別に見ると,「多くなったと思う」とする者の割合は中都市で高くなっている。
 年齢別に見ると,「多くなったと思う」とする者の割合は20歳代から40歳代で高くなっている。
 職業別に見ると,「多くなったと思う」とする者の割合は管理・専門技術・事務職,主婦で高くなっている。(図6表6

 (2) 不安になるとき
 自分や身近な人が犯罪に遭うかもしれないと不安になるのはどのようなときか聞いたところ,「身近な場所で犯罪が発生したとき」を挙げた者の割合が46.7%,「凶悪犯罪やテロ行為がマスコミなどで報じられたとき」を挙げた者の割合が46.2%と高く,以下,「身近な人が犯罪の被害に遭ったとき」(27.4%),「不審な人や酔っ払いが近くにいるとき」(23.3%)などの順となっている。(複数回答,上位4項目)
 都市規模別に見ると,「身近な場所で犯罪が発生したとき」を挙げた者の割合は大都市で,「不審な人や酔っ払いが近くにいるとき」を挙げた者の割合は大都市,中都市で,それぞれ高くなっている。
 性別に見ると,「不審な人や酔っ払いが近くにいるとき」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。
 年齢別に見ると,「身近な場所で犯罪が発生したとき」,「身近な人が犯罪の被害に遭ったとき」を挙げた者の割合は20歳代から40歳代で,「凶悪犯罪やテロ行為がマスコミなどで報じられたとき」を挙げた者の割合は40歳代で,「不審な人や酔っ払いが近くにいるとき」を挙げた者の割合は30歳代,40歳代で,それぞれ高くなっている。
 職業別に見ると,「身近な場所で犯罪が発生したとき」,「凶悪犯罪やテロ行為がマスコミなどで報じられたとき」を挙げた者の割合は管理・専門技術・事務職で,「身近な人が犯罪の被害に遭ったとき」を挙げた者の割合は労務職で,「不審な人や酔っ払いが近くにいるとき」を挙げた者の割合は管理・専門技術・事務職,労務職で,それぞれ高くなっている。(図7表7

 (3) 不安になる場所
 自分や身近な人が犯罪に遭うかもしれないと不安になる場所はどこか聞いたところ,「路上」を挙げた者の割合が53.9%と最も高く,以下,「繁華街」(45.0%),「公園」(33.9%)などの順となっている。(複数回答,上位3項目)
 都市規模別に見ると,「路上」,「繁華街」,「公園」を挙げた者の割合は大都市で高くなっている。
 性別に見ると,「路上」,「公園」を挙げた者の割合は女性で,「繁華街」を挙げた者の割合は男性で,それぞれ高くなっている。
 年齢別に見ると,「路上」を挙げた者の割合は30歳代で,「繁華街」を挙げた者の割合は20歳代から40歳代で,「公園」を挙げた者の割合は30歳代,40歳代で,それぞれ高くなっている。
 職業別に見ると,「路上」を挙げた者の割合は主婦で,「繁華街」を挙げた者の割合は管理・専門技術・事務職,労務職で,「公園」を挙げた者の割合は管理・専門技術・事務職で,それぞれ高くなっている。(図8表8

 (4) 不安になる犯罪
 自分や身近な人が被害に遭うかもしれないと不安になる犯罪は何か聞いたところ,「自宅に入る空き巣などの犯罪」を挙げた者の割合が55.3%と最も高く,以下,「すり,ひったくりなどの犯罪」(49.5%),「暴行,傷害などの粗暴な犯罪」(43.0%),「誘拐,子どもの連れ去りやいたずら」(38.9%),「自動車,オートバイなどの乗り物盗や車内の物を盗む車上ねらい」(37.2%),「殺人,強盗などの凶悪な犯罪」(34.7%)などの順となっている。(複数回答,上位6項目)
 都市規模別に見ると,「すり,ひったくりなどの犯罪」,「暴行,傷害などの粗暴な犯罪」を挙げた者の割合は大都市,中都市で,「殺人,強盗などの凶悪な犯罪」を挙げた者の割合は大都市で,それぞれ高くなっている。
 性別に見ると,「自宅に入る空き巣などの犯罪」,「すり,ひったくりなどの犯罪」,「誘拐,子どもの連れ去りやいたずら」を挙げた者の割合は女性で,「暴行,傷害などの粗暴な犯罪」を挙げた者の割合は男性で,それぞれ高くなっている。
 年齢別に見ると,「すり,ひったくりなどの犯罪」を挙げた者の割合は40歳代で,「暴行,傷害などの粗暴な犯罪」を挙げた者の割合は20歳代から40歳代で,「誘拐,子どもの連れ去りやいたずら」,「自動車,オートバイなどの乗り物盗や車内の物を盗む車上ねらい」を挙げた者の割合は30歳代,40歳代で,それぞれ高くなっている。
 職業別に見ると,「自宅に入る空き巣などの犯罪」,「すり,ひったくりなどの犯罪」,「誘拐,子どもの連れ去りやいたずら」を挙げた者の割合は主婦で,「暴行,傷害などの粗暴な犯罪」,「殺人,強盗などの凶悪な犯罪」を挙げた者の割合は管理・専門技術・事務職で,「自動車,オートバイなどの乗り物盗や車内の物を盗む車上ねらい」を挙げた者の割合は管理・専門技術・事務職,労務職で,それぞれ高くなっている。(図9表9参考表

 (5) 不安になる組織等
 自分や身近な人を犯罪に巻き込むかもしれないと不安になる組織や個人は何か聞いたところ,「情緒不安定な人や怒りっぽい(すぐキレる)人」を挙げた者の割合が49.4%と最も高く,以下,「外国人の犯罪グループや不法滞在者」(43.2%),「暴走族などの非行集団や非行少年」(43.1%),「窃盗常習者など犯罪をくり返している人」(36.7%)などの順となっている。(複数回答,上位4項目)
 都市規模別に見ると,「情緒不安定な人や怒りっぽい(すぐキレる)人」,「外国人の犯罪グループや不法滞在者」を挙げた者の割合は大都市で,「暴走族などの非行集団や非行少年」を挙げた者の割合は中都市で,「窃盗常習者など犯罪をくり返している人」を挙げた者の割合は大都市,中都市で,それぞれ高くなっている。
 性別に見ると,「情緒不安定な人や怒りっぽい(すぐキレる)人」,「窃盗常習者など犯罪をくり返している人」を挙げた者の割合は女性で,「外国人の犯罪グループや不法滞在者」を挙げた者の割合は男性で,それぞれ高くなっている。
 年齢別に見ると,「情緒不安定な人や怒りっぽい(すぐキレる)人」を挙げた者の割合は30歳代,40歳代で,「外国人の犯罪グループや不法滞在者」を挙げた者の割合は40歳代,50歳代で,「暴走族などの非行集団や非行少年」を挙げた者の割合は40歳代で,「窃盗常習者など犯罪をくり返している人」を挙げた者の割合は30歳代で,それぞれ高くなっている。
 職業別に見ると,「情緒不安定な人や怒りっぽい(すぐキレる)人」を挙げた者の割合は管理・専門技術・事務職,労務職で,「外国人の犯罪グループや不法滞在者」,「暴走族などの非行集団や非行少年」,「窃盗常習者など犯罪をくり返している人」を挙げた者の割合は管理・専門技術・事務職で,それぞれ高くなっている。(図10表10

 (6) 最近の犯罪の傾向
 最近の犯罪はどのような傾向があると思うか聞いたところ,「低年齢化している」を挙げた者の割合が81.8%と最も高く,以下,「残酷になっている」(66.1%),「単純な動機で発生している」(58.1%),「高齢者や子どもなど弱者を狙ったものが増えている」(52.6%)などの順となっている。(複数回答,上位4項目)
 都市規模別に見ると,「低年齢化している」を挙げた者の割合は中都市で高くなっている。
 性別に見ると,「低年齢化している」,「残酷になっている」,「高齢者や子どもなど弱者を狙ったものが増えている」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。
 年齢別に見ると,「低年齢化している」,「残酷になっている」,「単純な動機で発生している」を挙げた者の割合は30歳代,40歳代で高くなっている。
 職業別に見ると,「低年齢化している」,「単純な動機で発生している」を挙げた者の割合は管理・専門技術・事務職で,「残酷になっている」,「高齢者や子どもなど弱者を狙ったものが増えている」を挙げた者の割合は主婦で,それぞれ高くなっている。(図11表11


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