2 調査結果の概要
2 森林の利用
(1)森林へ行った目的
ここ1年くらいの間に,主にどのような目的をもって,山や森などへ行ったか聞いたところ,「すぐれた景観や風景を楽しむため」を挙げた者の割合が29.0%と最も高く,以下,「森林浴により心身のリフレッシュをするため」(25.6%),「何となく自然の中でのんびりしたいため」(25.1%),「釣りや山菜採りなどを楽しむため」(14.0%),「キャンプやピクニックなどを楽しむため」(13.7%),「登山やスキーなどスポーツを楽しむため」(11.8%)などの順となっている。(複数回答,上位6項目)
前回の調査結果と比較して見ると, 「すぐれた景観や風景を楽しむため」(25.5%→29.0%), 「森林浴により心身のリフレッシュをするため」(21.2%→25.6%)を挙げた者の割合が上昇し, 「釣りや山菜採りなどを楽しむため」(17.5%→14.0%),「キャンプやピクニックなどを楽しむため」(16.6%→13.7%)を挙げた者の割合が低下している。
都市規模別に見ると, 「森林浴により心身のリフレッシュをするため」,「何となく自然の中でのんびりしたいため」,「キャンプやピクニックなどを楽しむため」を挙げた者の割合は中都市で,「釣りや山菜採りなどを楽しむため」を挙げた者の割合は小都市,町村で,それぞれ高くなっている。
性別に見ると, 「森林浴により心身のリフレッシュをするため」を挙げた者の割合は女性で,「釣りや山菜採りなどを楽しむため」,「登山やスキーなどスポーツを楽しむため」を挙げた者の割合は男性で,それぞれ高くなっている。
年齢別に見ると,「すぐれた景観や風景を楽しむため」を挙げた者の割合は50歳代で,「森林浴により心身のリフレッシュをするため」を挙げた者の割合は40歳代で,「何となく自然の中でのんびりしたいため」を挙げた者の割合は30歳代で,「釣りや山菜採りなどを楽しむため」を挙げた者の割合は50歳代,60歳代で,「キャンプやピクニックなどを楽しむため」を挙げた者の割合は30歳代,40歳代で,「登山やスキーなどスポーツを楽しむため」を挙げた者の割合は20歳代から40歳代で,それぞれ高くなっている。(図2,表2,参考表)
前回の調査結果と比較して見ると, 「すぐれた景観や風景を楽しむため」(25.5%→29.0%), 「森林浴により心身のリフレッシュをするため」(21.2%→25.6%)を挙げた者の割合が上昇し, 「釣りや山菜採りなどを楽しむため」(17.5%→14.0%),「キャンプやピクニックなどを楽しむため」(16.6%→13.7%)を挙げた者の割合が低下している。
都市規模別に見ると, 「森林浴により心身のリフレッシュをするため」,「何となく自然の中でのんびりしたいため」,「キャンプやピクニックなどを楽しむため」を挙げた者の割合は中都市で,「釣りや山菜採りなどを楽しむため」を挙げた者の割合は小都市,町村で,それぞれ高くなっている。
性別に見ると, 「森林浴により心身のリフレッシュをするため」を挙げた者の割合は女性で,「釣りや山菜採りなどを楽しむため」,「登山やスキーなどスポーツを楽しむため」を挙げた者の割合は男性で,それぞれ高くなっている。
年齢別に見ると,「すぐれた景観や風景を楽しむため」を挙げた者の割合は50歳代で,「森林浴により心身のリフレッシュをするため」を挙げた者の割合は40歳代で,「何となく自然の中でのんびりしたいため」を挙げた者の割合は30歳代で,「釣りや山菜採りなどを楽しむため」を挙げた者の割合は50歳代,60歳代で,「キャンプやピクニックなどを楽しむため」を挙げた者の割合は30歳代,40歳代で,「登山やスキーなどスポーツを楽しむため」を挙げた者の割合は20歳代から40歳代で,それぞれ高くなっている。(図2,表2,参考表)
ア 整備して欲しいと思った施設
山や森などへ行ったことがあると答えた者(1,403人)に,そこへ行ったときに,整備して欲しいと思った施設を3つまで聞いたところ,「トイレ」を挙げた者の割合が57.5%と最も高く,以下,「ごみ箱」(31.6%),「案内板や標識」(28.9%),「遊歩道・自転車道,ベンチ,あづま屋などの散策・休憩施設」(24.0%)などの順となっている。(3つまでの複数回答,上位4項目)
性別に見ると,「トイレ」を挙げた者の割合は女性で,「案内板や標識」を挙げた者の割合は男性で,それぞれ高くなっている。
年齢別に見ると,「トイレ」を挙げた者の割合は40歳代で,「ごみ箱」を挙げた者の割合は20歳代で,「案内板や標識」を挙げた者の割合は50歳代,60歳代で,それぞれ高くなっている。(図3,表3,参考表)
性別に見ると,「トイレ」を挙げた者の割合は女性で,「案内板や標識」を挙げた者の割合は男性で,それぞれ高くなっている。
年齢別に見ると,「トイレ」を挙げた者の割合は40歳代で,「ごみ箱」を挙げた者の割合は20歳代で,「案内板や標識」を挙げた者の割合は50歳代,60歳代で,それぞれ高くなっている。(図3,表3,参考表)
イ 森林の利用者の費用負担
山や森などへ行ったことがあると答えた者(1,403人)に,そのような施設の整備や管理をするための費用を,森林を利用する人も負担するべきだと思うか聞いたところ,「一部負担するべきである」と答えた者の割合が41.3%,「負担する必要はない」と答えた者の割合が11.8%,「一概に言えない」と答えた者の割合が41.4%となっている。
前回の調査結果と比較して見ると,「一概に言えない」(36.9%→41.4%)と答えた者の割合が上昇している。
性別に見ると,「一部負担するべきである」と答えた者の割合は男性で,「一概に言えない」と答えた者の割合は女性で,それぞれ高くなっている。(図4,表4)
前回の調査結果と比較して見ると,「一概に言えない」(36.9%→41.4%)と答えた者の割合が上昇している。
性別に見ると,「一部負担するべきである」と答えた者の割合は男性で,「一概に言えない」と答えた者の割合は女性で,それぞれ高くなっている。(図4,表4)
(2)農山村滞在型の余暇生活
最近,緑豊かな農山村において,健康的でゆとりある余暇生活を送ることが注目されていますが,一定期間農山村に滞在し,休暇を過ごしてみたいと思うか聞いたところ,「過ごしてみたいと思う」とする者の割合が56.8%(「是非過ごしてみたいと思う」12.2%+「機会があれば過ごしてみたいと思う」44.6%),「過ごしてみたいとは思わない」とする者の割合が40.2%(「あまり過ごしてみたいとは思わない」25.0%+「全く過ごしてみたいとは思わない」15.2%)となっている。
都市規模別に見ると,「過ごしてみたいと思う」とする者は大都市,中都市で,「過ごしてみたいとは思わない」とする者の割合は町村で,それぞれ高くなっている。
性別に見ると,大きな差異は見られない。
年齢別に見ると,「過ごしてみたいと思う」とする者の割合は20歳代から40歳代で,「過ごしてみたいとは思わない」とする者の割合は70歳以上で,それぞれ高くなっている。(図5,表5)
都市規模別に見ると,「過ごしてみたいと思う」とする者は大都市,中都市で,「過ごしてみたいとは思わない」とする者の割合は町村で,それぞれ高くなっている。
性別に見ると,大きな差異は見られない。
年齢別に見ると,「過ごしてみたいと思う」とする者の割合は20歳代から40歳代で,「過ごしてみたいとは思わない」とする者の割合は70歳以上で,それぞれ高くなっている。(図5,表5)
ア 森林に関する企画への参加意向
農山村において,休暇を「過ごしてみたいと思う」とする者(1,201人)に,森林や山村では,どのようなことをして過ごしてみたいと思うか聞いたところ,「心身のリフレッシュや健康のための森林浴をする」を挙げた者の割合が66.6%と最も高く,以下,「きのこ狩りや山菜採りなど森での収穫体験をする」(37.6%),「森や湖,かやぶき集落など魅力的な景観を楽しむ」(35.9%),「野鳥観察や渓流釣りなど自然とのふれあい体験をする」(34.6%)などの順となっている。(複数回答,上位4項目)
性別に見ると, 「心身のリフレッシュや健康のための森林浴をする」を挙げた者の割合は女性で,「野鳥観察や渓流釣りなど自然とのふれあい体験をする」を挙げた者の割合は男性で,それぞれ高くなっている。
年齢別に見ると,「きのこ狩りや山菜採りなど森での収穫体験をする」を挙げた者の割合は50歳代で,「野鳥観察や渓流釣りなど自然とのふれあい体験をする」を挙げた者の割合は40歳代で,それぞれ高くなっている。(図6,表6,参考表)
性別に見ると, 「心身のリフレッシュや健康のための森林浴をする」を挙げた者の割合は女性で,「野鳥観察や渓流釣りなど自然とのふれあい体験をする」を挙げた者の割合は男性で,それぞれ高くなっている。
年齢別に見ると,「きのこ狩りや山菜採りなど森での収穫体験をする」を挙げた者の割合は50歳代で,「野鳥観察や渓流釣りなど自然とのふれあい体験をする」を挙げた者の割合は40歳代で,それぞれ高くなっている。(図6,表6,参考表)
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