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4ページ目-社会意識に関する世論調査(平成16年1月調査)

2004年3月29日掲載

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2 調査結果の概要


3 社会の在り方等に対する意識

 (1) 理想の子供の数
 理想として,自分自身に何人くらいの子供がいるのが良いと思うか聞いたところ,「0人」と答えた者の割合が0.5%,「1人」と答えた者の割合が2.5%,「2人」と答えた者の割合が38.6%,「3人」と答えた者の割合が44.1%,「4人」と答えた者の割合が4.4%,「5人」と答えた者の割合が1.5%,「6人以上」と答えた者の割合が0.3%,「わからない」と答えた者の割合が8.1%,「わからない」と答えた者を除く回答人数の平均は2.60人となっている。
 都市規模別に見ると,「2人」と答えた者の割合は大都市で,「3人」と答えた者の割合は小都市,町村で,それぞれ高くなっている。
 性別に見ると,「3人」と答えた者の割合は女性で高くなっている。
 性・年齢別に見ると,「2人」と答えた者の割合は男女共に20歳代,30歳代で,「3人」と答えた者の割合は男性の60歳代,70歳以上と女性の50歳代から70歳以上で,それぞれ高くなっている。(図17表16

(2) 持てる子供の数
 実際には何人の子供を持てる,あるいは持てたと思うか聞いたところ,「0人」と答えた者の割合が1.5,「1人」と答えた者の割合が7.6,「2人」と答えた者の割合が43.9,「3人」と答えた者の割合が26.3%,「4人」と答えた者の割合が3.2%,「5人」と答えた者の割合が0.9%,「6人以上」と答えた者の割合が0.2%,「わからない」と答えた者の割合が16.4%,「わからない」と答えた者を除く回答人数の平均は2.30人となっている。
 都市規模別に見ると,「2人」と答えた者の割合は中都市で,「3人」と答えた者の割合は小都市,町村で,それぞれ高くなっている。
 性・年齢別に見ると,「2人」と答えた者の割合は男性の60歳代と女性の30歳代,50歳代で,「3人」と答えた者の割合は男性の60歳代,70歳以上と女性の40歳代から70歳以上で,それぞれ高くなっている。(図18表17

(3) 子育てを楽しいと感じるか辛いと感じるか
 自分にとって子育てを楽しいと感じることが多いか,それとも辛いと感じることが多いか聞いたところ,「楽しいと感じることの方が多い」と答えた者の割合が49.7%,「楽しいと感じることと辛いと感じることが同じくらい」と答えた者の割合が36.3%,「辛いと感じることの方が多い」と答えた者の割合が5.5%となっている。
 前回の調査結果と比較して見ると,「楽しいと感じることと辛いと感じることが同じくらい」(32.4%→36.3%)と答えた者の割合が上昇している。
 性別に見ると,「楽しいと感じることの方が多い」と答えた者の割合は女性で高くなっている。
 性・年齢別に見ると,「楽しいと感じることの方が多い」と答えた者の割合は男性の40歳代,女性の30歳代から50歳代で,「楽しいと感じることと辛いと感じることが同じくらい」と答えた者の割合は男性の60歳代で,それぞれ高くなっている。(図19表18参考表1参考表2

(4) 子育ての楽しさの内容
 自分にとって子育ての楽しさとはどんなことだと思うか聞いたところ,「子どもの成長に立ち会えること」を挙げた者の割合が58.8%と最も高く,以下,「家族のきずなが強まること」(29.8%),「子育てを通じて自分が成長できること」(42.6%),「子どもの様子を見ているだけで楽しい」(36.3%)などの順となっている。(図20
 都市規模別に見ると,「子どもの成長に立ち会えること」を挙げた者の割合は小都市で,「子どもの様子を見ているだけで楽しい」を挙げた者の割合は中都市で,それぞれ高くなっている。
 性別に見ると,「子どもの成長に立ち会えること」,「家族のきずなが強まること」,「子育てを通じて自分が成長できること」,「子どもの様子を見ているだけで楽しい」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。
 性・年齢別に見ると,「子どもの成長に立ち会えること」を挙げた者の割合は男性の40歳代と女性の30歳代から50歳代で,「家族のきずなが強まること」を挙げた者の割合は女性の30歳代,50歳代,60歳代で,「子育てを通じて自分が成長できること」を挙げた者の割合は女性の20歳代,30歳代で,「子どもの様子を見ているだけで楽しい」を挙げた者の割合は男性の30歳代と女性の20歳代から40歳代で,それぞれ高くなっている。(表19

(5) 子育ての辛さの内容
 自分にとって子育ての辛さとはどんなことだと思うか聞いたところ,「子どもの将来の教育にお金がかかること」を挙げた者の割合が39.1%と最も高く,以下,「自分の自由な時間がなくなること」(21.6%),「子どもの相手は体力や根気がいること」(20.1%),「子どもが小さいときの子育てにお金がかかること」(18.1%)などの順となっている。(図21
 性別に見ると,「自分の自由な時間がなくなること」,「子どもの相手は体力や根気がいること」,を挙げた者の割合は女性で,「子どもが小さいときの子育てにお金がかかること」を挙げた者の割合は男性で,それぞれ高くなっている。
 性・年齢別に見ると,「子どもの将来の教育にお金がかかること」を挙げた者の割合は男性の40歳代と女性の30歳代,40歳代で,「自分の自由な時間がなくなること」を挙げた者の割合は男性の30歳代と女性の20歳代から50歳代で,「子どもの相手は体力や根気がいること」を挙げた者の割合は男性の30歳代と女性の20歳代から40歳代で,「子どもが小さいときの子育てにお金がかかること」を挙げた者の割合は男性の20歳代,30歳代,60歳代と女性の20歳代で,それぞれ高くなっている。(表20参考表1参考表2参考表3

(6) 子育てにおいて今以上に大きな役割を担うもの
 子供を育てることについて,今以上に大きな役割を担うべきものは何だと思うか聞いたところ,「親や家族」と答えた者の割合が46.5%と最も高く,以下,「行政」(9.9%),「国民全体」(9.6%),「学校や教員」(9.1%),「子育てのための施設」(8.9%),「近所の人」(5.3%),「今までの役割で良い」(4.6%)の順となっている。
 都市規模別に見ると,「親や家族」を挙げた者の割合は町村で高くなっている。
 性・年齢別に見ると,「親や家族」を挙げた者の割合は男性の60歳代,70歳以上と女性の70歳以上で高くなっている。(図22表21

(7) 青少年の成長や自立に必要なこと
 青年の成長や自立のために,「安定した仕事をもつ」,「親元を離れて暮らす」,「結婚する」,「子育てをする」,「親,その他の人の世話や介護をする」それぞれについて必要だと思うか聞いたところ,以下のような結果となっている。(図23

ア 安定した仕事をもつ
 「安定した仕事をもつ」という機会は青少年の成長や自立のために必要だと思うか聞いたところ,「必要だと思う」とする者の割合が97.4%(「必要だと思う」86.5%+「どちらかというと必要だと思う」10.9%),「必要だと思わない」とする者の割合が1.1%(「どちらかというと必要だと思わない」0.7%+「必要だと思わない」0.4%)となっている。
 性・年齢別に見ると,「必要だと思う」とする者の割合は男性の50歳代,60歳代で高くなっている。(図24表22

イ 親元を離れて暮らす
 「親元を離れて暮らす」という機会は青少年の成長や自立のために必要だと思うか聞いたところ,「必要だと思う」とする者の割合が65.5%(「必要だと思う」33.4%+「どちらかというと必要だと思う」32.0%),「必要だと思わない」とする者の割合が21.2%(「どちらかというと必要だと思わない」12.7%+「必要だと思わない」8.5%)となっている。なお,「どちらともいえない」と答えた者の割合が11.4%となっている。
 前回の調査結果と比較して見ると,大きな変化は見られない。
 都市規模別に見ると,「必要だと思う」とする者の割合は中都市で高くなっている。
 性・年齢別に見ると,「必要だと思う」とする者の割合は男性の40歳代,50歳代と女性の50歳代で,「必要だと思わない」とする者の割合は男女共に20歳代,30歳代で,それぞれ高くなっている(図25表23

ウ 結婚する
 「結婚する」という機会は青少年の成長や自立のために必要だと思うか聞いたところ,「必要だと思う」とする者の割合が83.3%(「必要だと思う」57.1%+「どちらかというと必要だと思う」26.2%),「必要だと思わない」とする者の割合が8.2%(「どちらかというと必要だと思わない」5.0%+「必要だと思わない」3.2%)となっている。
 前回の調査結果と比較して見ると,大きな変化は見られない。
 都市規模別に見ると,「必要だと思う」する者の割合は小都市,町村で高くなっている。
 性・年齢別に見ると,「必要だと思う」する者の割合は男性の50歳代から70歳以上,女性の60歳代,70歳以上で高くなっている。(図26表24

エ 子育てをする
 「子育てをする」という機会は青少年の成長や自立のために必要だと思うか聞いたところ,「必要だと思う」とする者の割合が87.0%(「必要だと思う」61.6%+「どちらかというと必要だと思う」25.3%),「必要だと思わない」とする者の割合が5.4%(「どちらかというと必要だと思わない」3.3%+「必要だと思わない」2.1%)となっている。
 都市規模別に見ると,「必要だと思う」とする者の割合は町村で高くなっている。
 性・年齢別に見ると,「必要だと思う」とする者の割合は男性の40歳代,60歳代,70歳以上と女性の50歳代,60歳代で高くなっている。(図27表25

オ 親,その他の人の世話や介護をする
 「親,その他の人の世話や介護をする」という機会は青少年の成長や自立のために必要だと思うか聞いたところ,「必要だと思う」とする者の割合が85.0%(「必要だと思う」51.3%+「どちらかというと必要だと思う」33.7%),「必要だと思わない」とする者の割合が6.2%(「どちらかというと必要だと思わない」4.2%+「必要だと思わない」2.0%)となっている。
 都市規模別に見ると,「必要だと思う」とする者の割合は,小都市,町村で高くなっている。
 性・年齢別に見ると,「必要だと思う」とする者の割合は男性の40歳代,70歳以上で高くなっている。(図28表26

(8) 高齢者に対する一律な配慮への賛否
 雇用などの慣行や医療保険などの社会制度において,様々な高齢者を年齢の基準だけで一律に現役世代と別に取り扱うことについてどのように思うか聞いたところ,「賛成」とする者の割合が42.7%(「賛成」15.1%+「どちらかというと賛成」27.6%),「反対」とする者の割合が41.5%(「どちらかというと反対」28.6%+「反対」12.9%)となっている。なお,「わからない」と答えた者の割合が16.4%となっている。
 前回の調査結果と比較して見ると,「賛成」(44.7%→42.7%)とする者の割合が低下し,「反対」(38.9%→41.5%)とする者の割合が上昇している。
 都市規模別に見ると,「賛成」とする者の割合は町村で,「反対」とする者の割合は中都市で,それぞれ高くなっている。
 性別に見ると,「賛成」とする者の割合は男性で高くなっている。
 性・年齢別に見ると,「賛成」とする者の割合は男性の60歳代,70歳以上で,「反対」とする者の割合は女性の40歳代,50歳代で,それぞれ高くなっている。(図29表27

(9) 高齢期の生活の支え
 高齢期の生活の支えについて,主となるべきものは何だと思うか聞いたところ,「自分自身での支え」と答えた者の割合が29.4%,「家族の支え」と答えた者の割合が40.0%,「社会全体での支え」と答えた者の割合が27.4%となっている。
 前回の調査結果と比較して見ると,「自分自身での支え」(32.6%→29.4%)と答えた者の割合が低下し,「家族の支え」(38.4%→40.0%),「社会全体での支え」(25.9%→27.4%)と答えた者の割合が上昇している。
 都市規模別に見ると,「自分自身での支え」と答えた者の割合は中都市で,「家族の支え」と答えた者の割合は町村で,それぞれ高くなっている。
 性別に見ると,「自分自身での支え」を挙げた者の割合は男性で,「家族の支え」を挙げた者の割合は女性で,それぞれ高くなっている。
 性・年齢別に見ると,「自分自身での支え」と答えた者の割合は男性の50歳代で,「家族の支え」と答えた者の割合は女性の60歳代と70歳以上で,「社会全体での支え」と答えた者の割合は女性の30歳代で,それぞれ高くなっている。(図30表28

(10) 信頼できる人の有無
 今現在,信頼できる人はいるか聞いたところ,「いる」と答えた者の割合が94.2%,「いない」と答えた者の割合が5.8%となっている。
 前回の調査結果と比較して見ると,大きな変化は見られない。
 性別に見ると,「いる」と答えた者の割合は女性で高くなっている。
 性・年齢別に見ると,「いる」と答えた者の割合は女性の30歳代から50歳代で高くなっている。(図31表29

ア 誰を信頼するか
 信頼できる人が「いる」と答えた者(6,489人)に,信頼できる人のうち,最も信頼できる人は誰か聞いたところ,「配偶者」と答えた者の割合が67.5%と最も高く,以下,「子供」(10.9%),「母親」(6.4%),「友人」(5.0%),「父親」(3.8%),「兄弟姉妹」(3.6%),「恋人」(0.7%),「職場の人」(0.5%),「その他の親類」(0.4%),「近所の人」(0.2%),「ボランティアの人」(0.0%)の順となっている。
 前回の調査結果と比較して見ると,「配偶者」(65.2%→67.5%)と答えた者の割合が上昇している。
 都市規模別に見ると,「子供」と答えた者の割合は町村で高くなっている。
 性別に見ると,「配偶者」と答えた者の割合は男性で,「子供」と答えた者の割合は女性で,それぞれ高くなっている。
 性・年齢別に見ると,「配偶者」と答えた者の割合は男性の40歳代から70歳以上と女性の40歳代,50歳代で,「子供」と答えた者の割合は男性の70歳以上と女性の60歳代,70歳以上で,それぞれ高くなっている。(図32表30

(11) 家族に係る意見について
 家族に係るそれぞれの意見についてどのように思うか聞いたところ,以下のような結果となっている。(図33

ア 家族の物質的なつながりと精神的なつながり
 「家族は経済観念や物質的なつながりより精神的なつながりが大切である」という意見についてどのように思うか聞いたところ,「そう思う」とする者の割合が90.7%(「そう思う」67.9%+「どちらかというとそう思う」22.8%),「そう思わない」とする者の割合が3.3%(「どちらかというとそう思わない」2.4%+「そう思わない」1.0%)となっている。
 性・年齢別に見ると,「そう思う」とする者の割合は女性の30歳代で高くなっている。(図34表31

イ 家族との時間と家族以外との時間
 「家族との時間よりも友人など家族以外の人との時間が大切である」という意見についてどのように思うか聞いたところ,「そう思う」とする者の割合が24.1%(「そう思う」7.9%+「どちらかというとそう思う」16.2%),「そう思わない」とする者の割合が62.4%(「どちらかというとそう思わない」30.1%+「そう思わない」32.4%)となっている。なお,「どちらともいえない」と答えた者の割合が10.9%となっている。
 前回調査の結果と比較して見ると,「そう思う」(25.8%→24.1%)とする者の割合が低下している。
 性別に見ると,「そう思う」とする者の割合は男性で,「そうは思わない」とする者の割合は女性で,それぞれ高くなっている。
 性・年齢別に見ると,「そう思う」とする者の割合は男女共に20歳代で,「そう思わない」とする者の割合は女性の30歳代から50歳代で,それぞれ高くなっている。(図35表32

ウ 遺産相続や社会保障制度などの個人単位化
 「遺産相続などの社会慣習や社会保障制度などは家族とは別に個人単位として考えることが大切である」という意見についてどのように思うか聞いたところ,「そう思う」とする者の割合が43.8%(「そう思う」19.3%+「どちらかというとそう思う」24.5%),「そう思わない」とする者の割合が28.8%(「どちらかというとそう思わない」15.2%+「そう思わない」13.7%)となっている。なお,「どちらともいえない」と答えた者の割合が10.4%,「わからない」と答えた者の割合が17.1%となっている。
 都市規模別に見ると,「そう思う」とする者の割合は大都市で,「そう思わない」とする者の割合は町村で,それぞれ高くなっている。
 性別に見ると,「そう思わない」とする者の割合は男性で高くなっている。
 性・年齢別に見ると,「そう思う」とする者の割合は男性の40歳代,60歳代と女性の50歳代で,「そう思わない」とする者の割合は男性の40歳代,60歳代で,それぞれ高くなっている。
図36表33

エ 家庭内人権問題の他人や社会の介入
 「家庭内の暴力や虐待などの家庭内での人権問題については,たとえ家庭内の問題であっても他人や社会が介入することが大切である」という意見についてどのように思うか聞いたところ,「そう思う」とする者の割合が76.8%(「そう思う」47.3%+「どちらかというとそう思う」29.5%),「そう思わない」とする者の割合が11.4%(「どちらかというとそう思わない」6.1%+「そう思わない」5.3%)となっている。
 前回の調査結果と比較して見ると,「そう思う」(72.2%→76.8%)と下者の割合が上昇し,「そう思わない」(14.8%→11.4%)とした者の割合が低下している。
 都市規模別に見ると,「そう思う」とする者の割合は中都市で,「そう思わない」とする者の割合は町村で,それぞれ高くなっている。
 性別に見ると,「そう思う」とする者の割合は女性で,「そう思わない」とする者の割合は男性で,それぞれ高くなっている。(図37表34

(12)現在の地域での付き合いの程度
 地域での付き合いをどの程度しているか聞いたところ,「付き合っている」とする者の割合が71.7%(「よく付き合っている」22.3%+「ある程度付き合っている」49.4%),「付き合っていない」とする者の割合が27.7%(「あまり付き合っていない」21.9%+「全く付き合っていない」5.8%)となっている。
 前回の調査結果と比較して見ると,「付き合っている」(69.5%→71.7%)とした者の割合が上昇し,「付き合っていない」(30.1%→27.7%)とした者の割合が低下している。
 都市規模別に見ると,「付き合っている」とする者の割合は小都市,町村で,「付き合っていない」とする者の割合は大都市,中都市で,それぞれ高くなっている。
 性別に見ると,「付き合っている」とする者の割合は女性で,「付き合っていない」とする者の割合は男性で,それぞれ高くなっている。
 性・年齢別に見ると,「付き合っている」とする者の割合は男性の60歳代,70歳以上と女性の40歳代から70歳以上で,「付き合っていない」とする者の割合は男性の20歳代から40歳代で,女性の20歳代,30歳代で,それぞれ高くなっている。(図38表35

(13)望ましい地域での付き合いの程度
 地域でのつきあいは,どの程度が望ましいと思うか聞いたところ,「住民全ての間で困ったときに互いに助け合う」と答えた者の割合が36.7%,「気の合う住民の間で困ったときに助け合う」と答えた者の割合が25.8%,「困ったときに助け合うことまではしなくても,住民がみんなで行事や催しに参加する」と答えた者の割合が17.1%,「困ったときに助け合うことまではしなくても,住民の間で世間話や立ち話をする」と答えた者の割合が4.9%,「困ったときに助け合うことまではしなくても,住民の間であいさつを交わす」と答えた者の割合が9.7%,「付き合う必要はない」と答えた者の割合が1.7%となっている。
 前回の調査結果と比較して見ると,「住民全ての間で困ったときに互いに助け合う」と答えた者の割合が上昇し,「困ったときに助け合うことまではしなくても,住民がみんなで行事や催しに参加する」と答えた者の割合が低下している。
 都市規模別に見ると,「住民全ての間で困ったときに互いに助け合う」と答えた者の割合は町村で高くなっている。
 性別に見ると,「気の合う住民の間で困ったときに助け合う」と答えた者の割合は女性で,「困ったときに助け合うことまではしなくても,住民がみんなで行事や催しに参加する」と答えた者の割合は男性で,それぞれ高くなっている。(図39表36

(14)女性の社会進出の影響
 女性の社会進出が進むことによる社会や家庭への影響について聞いたところ,以下のような結果となった。(図40

ア 女性の社会進出の社会への影響
 「男女がともにいろいろな分野でそれぞれの個性や能力を発揮することにより新しい発想などが生れ,社会に活力などをもたらす」という考え方についてどのように思うか聞いたところ,「そう思う」とする者の割合が89.2%(「そう思う」64.7%+「どちらかというとそう思う」24.6%),「そう思わない」とする者の割合が4.2%(「どちらかというとそう思わない」2.8%+「そう思わない」1.5%)となっている。
 前回の調査結果と比較して見ると,大きな変化は見られない。
 性・年齢別に見ると,「そう思う」とする者の割合は男性の30歳代,40歳代と女性の20歳代から50歳代で高くなっている。(図41表37

イ 女性の社会進出の家庭への影響
 「「男は仕事,女は家庭」という固定的考え方が変化し,夫婦がより良い家庭生活を送ることができるようになる」という考え方についてどのように思うか聞いたところ,「そう思う」とする者の割合が74.5%(「そう思う」45.8%+「どちらかというとそう思う」28.6%),「そう思わない」とする者の割合が16.3%(「どちらかというとそう思わない」8.5%+「そう思わない」7.8%)となっている。
 前回の調査結果と比較して見ると,「そう思う」(72.8%→74.5%)とする者の割合が上昇している。
 都市規模別に見ると,「そう思わない」とする者の割合は小都市で高くなっている。
 性別に見ると,「そう思う」とする者の割合は女性で,「そう思わない」とする者の割合は男性で,それぞれ高くなっている。
 性・年齢別に見ると,「そう思う」とする者の割合は女性の20歳代から40歳代で,「そう思わない」とする者の割合は男性の50歳代で,それぞれ高くなっている。(図42表38


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