• 教育・人材育成

4ページ目-少年非行問題等に関する世論調査(平成13年11月調査)

2002年2月18日掲載

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2 調査結果の概要


  1. 非行防止と立ち直りのための活動・対策について

    (1)非行を防ぐための活動主体

    ア) 非行少年を立ち直らせる仕事や,非行を予防する仕事は,行政(国,地方公共団体)と民間のどちらでやるほうが効果があると思うか20歳未満の者に聞いたところ,「行政が主体」とする者の割合が31.5%(「行政(国,地方公共団体)がすべて行う」7.3%+「行政(国,地方公共団体)が主体となり,民間が協力して行う」24.2%),「民間が主体」とする者の割合が52.6%(「民間が主体となり,行政(国,地方公共団体)が協力して行う」41.2%+「民間がすべて行う」11.4%)となっている。なお,「わからない」と答えた者の割合が15.4%となっている。
     性別に見ると,「行政が主体」とする者の割合は女性で,「民間が主体」とする者の割合は男性で,それぞれ高くなっている。
     学校区分別に見ると,「行政が主体」とする者の割合は高校の女子で高くなっている。 (表10−1
    イ) 同様の質問を20歳以上の者に聞いたところ,「行政が主体」とする者の割合が45.0%(「行政(国,地方公共団体)がすべて行う」8.2%+「行政(国,地方公共団体)が主体となり,民間が協力して行う」36.7%),「民間が主体」とする者の割合が48.5%(「民間が主体となり,行政(国,地方公共団体)が協力して行う」40.6%+「民間がすべて行う」7.9%)となっている。
     平成元年11月の調査結果と比較して見ると,「行政が主体」(56.2%→45.0%)とする者の割合が低下し,「民間が主体」(35.0%→48.5%)とする者の割合が上昇している。
     年齢別に見ると,「民間が主体」とする者の割合は30歳代,50歳代で高くなっている。
     子供の有無等別に見ると,「民間が主体」とする者の割合は乳幼児のいる者で高くなっている。(表10−2
    ウ) 20歳未満の者に聞いた結果と20歳以上の者に聞いた結果を比較して見ると「行政が主体」とする者の割合は20歳以上の者で,「民間が主体」とする者の割合は20歳未満の者で,それぞれ高くなっている。(図10

    (2)不良行為をしている少年への対応

    ア) 喫煙などの不良行為をしている少年を発見した場合,どうするか20歳未満の者に聞いたところ,「注意する」と答えた者の割合が11.0%,「注意したいが見てみぬ振りをする」と答えた者の割合が40.5%,「喫煙などの不良行為であればやむを得ないので放っておく」と答えた者の割合が23.9%,「警察官に連絡する」と答えた者の割合が4.6%,「学校などに連絡する」と答えた者の割合が12.0%となっている。(図11
     都市規模別に見ると,「注意する」と答えた者の割合は小都市で高くなっている。
     性別に見ると,「注意する」,「喫煙などの不良行為であればやむを得ないので放っておく」と答えた者の割合は男性で,「注意したいが見てみぬ振りをする」と答えた者の割合は女性で,それぞれ高くなっている。
     学校区分別に見ると,「注意する」と答えた者の割合は中学の男子で,「注意したいが見てみぬ振りをする」と答えた者の割合は高校の女子で,「喫煙などの不良行為であればやむを得ないので放っておく」と答えた者の割合は高校の男子で,「学校などに連絡する」と答えた者の割合は中学の男女で,それぞれ高くなっている。(表11−1
    イ) 同様の質問を20歳以上の者に聞いたところ,「注意する」と答えた者の割合が16.3%,「注意したいが見てみぬ振りをする」と答えた者の割合が49.8%,「喫煙などの不良行為であればやむを得ないので放っておく」と答えた者の割合が15.7%,「警察官に連絡する」と答えた者の割合が4.9%,「学校などに連絡する」と答えた者の割合が7.0%となっている。(図11
     都市規模別に見ると,「注意する」と答えた者の割合は町村で,「注意したいが見てみぬ振りをする」と答えた者の割合は小都市で,「喫煙などの不良行為であればやむを得ないので放っておく」と答えた者の割合は大都市で,それぞれ高くなっている。
     性別に見ると,「注意する」,「喫煙などの不良行為であればやむを得ないので放っておく」と答えた者の割合は男性で,「注意したいが見てみぬ振りをする」と答えた者の割合は女性で,それぞれ高くなっている。
     年齢別に見ると,「注意する」と答えた者の割合は50歳代,60歳代で,「喫煙などの不良行為であればやむを得ないので放っておく」と答えた者の割合は20歳代,30歳代で,それぞれ高くなっている。
     子供の有無等別に見ると,「注意する」と答えた者の割合は学校を卒業した子供のいる者で,「喫煙などの不良行為であればやむを得ないので放っておく」と答えた者の割合は乳幼児のいる者で,それぞれ高くなっている。(表11−2
    ウ) 20歳未満の者に聞いた結果と20歳以上の者に聞いた結果を比較して見ると,「注意する」,「注意したいが見てみぬ振りをする」と答えた者の割合は20歳以上の者で,「喫煙などの不良行為であればやむを得ないので放っておく」,「学校などに連絡する」と答えた者の割合は20歳未満の者で,それぞれ高くなっている。(図11

    (3)更生保護の周知度

    ア) 「更生保護(非行少年,犯罪者の立ち直りを助ける活動)」について知っているか20歳未満の者に聞いたところ,「活動の内容について知っている」と答えた者の割合が3.8%,「言葉だけは聞いたことがある」と答えた者の割合が23.9%,「知らない」と答えた者の割合が70.3%となっている。(図12
     都市規模別に見ると,「言葉だけは聞いたことがある」と答えた者の割合は大都市で高くなっている。
     学校区分別に見ると,「知らない」と答えた者の割合は中学の男子で高くなっている。 (表12−1
    イ) 同様の質問を20歳以上の者に聞いたところ,「活動の内容について知っている」と答えた者の割合が14.7%,「言葉だけは聞いたことがある」と答えた者の割合が45.9%,「知らない」と答えた者の割合が37.6%となっている。(図12
     都市規模別に見ると,「活動の内容について知っている」と答えた者の割合は町村で,「言葉だけは聞いたことがある」と答えた者の割合は中都市で,「知らない」と答えた者の割合は小都市で,それぞれ高くなっている。
     性別に見ると,「活動の内容について知っている」と答えた者の割合は男性で高くなっている。
     年齢別に見ると,「活動の内容について知っている」と答えた者の割合は50歳代,60歳代で,「言葉だけは聞いたことがある」と答えた者の割合は40歳代で,「知らない」と答えた者の割合は20歳代,30歳代,70歳以上で,それぞれ高くなっている。
     子供の有無等別に見ると,「活動の内容について知っている」と答えた者の割合は学校を卒業した子供のいる者で,「言葉だけは聞いたことがある」と答えた者の割合は学生のいる者で,「知らない」と答えた者の割合は乳幼児のいる者で,それぞれ高くなっている。(表12−2
    ウ) 20歳未満の者に聞いた結果と20歳以上の者に聞いた結果を比較して見ると「活動の内容について知っている」,「言葉だけは聞いたことがある」と答えた者の割合は20歳以上の者で,「知らない」と答えた者の割合は20歳未満の者で,それぞれ高くなっている。(図12

    (4)更生保護の情報の入手先

    ア) 「活動の内容について知っている」,「言葉だけは聞いたことがある」と答えた20歳未満の者(369人)に,何によってこの「更生保護(非行少年・犯罪者の立ち直りを助ける活動)」についての情報を得たのか聞いたところ,「テレビ,ラジオ」と答えた者の割合が69.6%と最も高く,以下,「新聞」(27.6%),「知人から聞いた」(10.3%)などの順となっている。 (複数回答,図13
     性別に見ると,大きな差異は見られない。(表13−1
    イ) 「活動の内容について知っている」,「言葉だけは聞いたことがある」と答えた20歳以上の者(1,311人)に同様の質問を聞いたところ,「テレビ,ラジオ」を挙げた者の割合が62.7%と最も高く,以下,「新聞」(50.1%),「地方自治体発行の広報紙」(11.4%)などの順となっている。(複数回答,図13
     都市規模別に見ると,「地方自治体発行の広報紙」を挙げた者の割合は町村で高くなっている。
     性別に見ると,「テレビ,ラジオ」を挙げた者の割合は女性で,「新聞」,「地方自治体発行の広報紙」を挙げた者の割合は男性で,それぞれ高くなっている。
     年齢別に見ると,「新聞」を挙げた者の割合は60歳代で,「地方自治体発行の広報紙」を挙げた者の割合は70歳以上で,それぞれ高くなっている。
     子供の有無等別に見ると,「地方自治体発行の広報紙」を挙げた者の割合は学校は卒業した子供のいる者で高くなっている。(表13−2
    ウ) 20歳未満の者に聞いた結果のうち上位の項目について,20歳以上の者に聞いた結果と比較して見ると,「テレビ,ラジオ」を挙げた者の割合は20歳未満の者で,「新聞」を挙げた者の割合は20歳以上の者で,それぞれ高くなっている。(図13

    (5)社会の一員として役に立ちたい意欲

    ア) 日頃社会の一員として,何か社会のために役立ちたいと思っているか20歳未満の者に聞いたところ,「思っている」とする者の割合が61.6%(「思っている」15.9%+「多少思っている」45.7%),「思っていない」とする者の割合が33.5%(「あまり思っていない」27.4%+「思っていない」6.2%)となっている。
     性別に見ると,大きな差異は見られない。
     学校区分別に見ると,「思っていない」とする者の割合は高校の男子で高くなっている。 (表14−1
    イ) 同様の質問を20歳以上の者に聞いたところ,「思っている」とする者の割合が80.3%(「思っている」29.3%+「多少思っている」51.0%),「思っていない」とする者の割合が17.7%(「あまり思っていない」14.6%+「思っていない」3.1%)となっている。
     平成元年11月の調査結果と比較して見ると,大きな変化は見られない。
     性別に見ると,大きな差異は見られない。
     年齢別に見ると,「思っている」とする者の割合は40歳代,50歳代で,「思っていない」とする者の割合は20歳代で,それぞれ高くなっている。
     子供の有無等別に見ると,「思っている」とする者の割合は学生のいる者で,「思っていない」とする者の割合は子供はいない者で,それぞれ高くなっている。(表14−2
    ウ) 20歳未満の者に聞いた結果と20歳以上の者に聞いた結果を比較して見ると,「思っている」とする者の割合は20歳以上の者で,「思っていない」とする者の割合は20歳未満の者で,それぞれ高くなっている。(図14

    (6)非行少年対策活動への参加意欲

    ア) 非行少年を立ち直らせるために協力したり,非行を防ぐための活動に参加してみる気持ちがあるか20歳未満の者に聞いたところ,「ある」と答えた者の割合が28.2%,「ない」と答えた者の割合が44.4%となっている。なお,「わからない」と答えた者の割合が27.4%となっている。(図15
     都市規模別に見ると,「ない」と答えた者の割合は中都市で高くなっている。
     性別に見ると,「ない」と答えた者の割合は男性で高くなっている。
     学校区分別に見ると,「ない」と答えた者の割合は高校の男子で高くなっている。(表15−1
    イ) 同様の質問を20歳以上の者に聞いたところ,「ある」と答えた者の割合が41.6%,「ない」と答えた者の割合が40.5%となっている。なお,「わからない」と答えた者の割合は17.9%となっている。(図15
     平成元年11月の調査結果と比較して見ると,「ある」(50.1%→41.6%)と答えた者の割合が低下し,「ない」(27.0%→40.5%)と答えた者の割合が上昇している。
     性別に見ると,大きな差異は見られない。
     年齢別に見ると,「ある」と答えた者の割合は40歳代,50歳代で,「ない」と答えた者の割合は20歳代,70歳以上で,それぞれ高くなっている。
     子供の有無等別に見ると,「ある」と答えた者の割合は学生のいる者,学校を卒業した子供のいる者で高くなっている。(表15−2
    ウ) 20歳未満の者に聞いた結果と20歳以上の者に聞いた結果を比較して見ると,「ある」と答えた者の割合は20歳以上の者で,「ない」と答えた者の割合は20歳未満の者で,それぞれ高くなっている。(図15

    (7)具体的な活動

    ア) ある」と答えた20歳未満の者(376人)に具体的に参加,協力したいと思うのはどのようなことか聞いたところ,「地域の住民としてあいさつをするなど一声掛ける」を挙げた者の割合が39.1%,「スポーツ大会など少年の健全育成のための地域活動に参加する」を挙げた者の割合が35.6%,「子供と大人が話し合う対話集会などに参加する」を挙げた者の割合が33.2%,「非行を犯した人であっても,差別することなく雇い入れる」を挙げた者の割合が33.0%などの順となっている。(複数回答,図16
     性別に見ると,「スポーツ大会など少年の健全育成のための地域活動に参加する」を挙げた者の割合は男性で高くなっている。(表16−1
    イ) 「ある」と答えた20歳以上の者(900人)に同様の質問を聞いたところ,「地域の住民としてあいさつをするなど一声掛ける」を挙げた者の割合が53.4%と最も高く,以下,「スポーツ大会など少年の健全育成のための地域活動に参加する」(32.2%),「子供と大人が話し合う対話集会などに参加する」(30.6%),「非行少年に対して,直接,継続的に助言や援助をする保護司や少年補導員などのボランティア活動に参加する」(20.6%),「非行を犯した人であっても,差別することなく雇い入れる」(18.3%),「少年の健全育成や非行予防について話し合う座談会などに参加する」(18.0%)などの順となっている。(複数回答,図16
     都市規模別に見ると,「非行少年に対して,直接,継続的に助言や援助をする保護司や少年補導員などのボランティア活動に参加する」を挙げた者の割合は中都市で,「非行を犯した人であっても,差別することなく雇い入れる」を挙げた者の割合は小都市で,それぞれ高くなっている。
     性別に見ると,「地域の住民としてあいさつをするなど一声掛ける」,「子供と大人が話し合う対話集会などに参加する」を挙げた者の割合は女性で,「スポーツ大会など少年の健全育成のための地域活動に参加する」,「非行を犯した人であっても,差別することなく雇い入れる」を挙げた者の割合は男性で,それぞれ高くなっている。(表16−2
    ウ) 20歳未満の者に聞いた結果のうち上位の項目について,20歳以上の者に聞いた結果と比較して見ると,「地域の住民としてあいさつをするなど一声掛ける」を挙げた者の割合は20歳以上の者で,「非行を犯した人であっても,差別することなく雇い入れる」を挙げた者の割合は20歳未満の者で,それぞれ高くなっている。(図16

    (8)性非行の防止

    ア) いわゆる援助交際などの性非行の問題について,どのように対応したらよいと思うか20歳未満の者に聞いたところ,「援助交際などをした大人を厳しく処罰する」を挙げた者の割合が37.2%と最も高く,以下,「テレホンクラブなどの営業やいわゆるピンクチラシなどへの規制を強化する」(33.0%),「親が子供に対し,性に関する教育をきちんと行う」(29.0%),「学校で,児童・生徒に対する性に関する教育などを充実する」(28.4%),「援助交際をしている少女なども厳しく処罰する」(24.5%),「少女に売春をさせるなど少年の福祉を害する犯罪の取締りを強化する」(22.4%)などの順となっている。(複数回答,図17
     都市規模別に見ると,「援助交際などをした大人を厳しく処罰する」,「援助交際をしている少女なども厳しく処罰する」,「少女に売春をさせるなど少年の福祉を害する犯罪の取締りを強化する」を挙げた者の割合は大都市で,「学校で,児童・生徒に対する性に関する教育などを充実する」を挙げた者の割合は中都市で,それぞれ高くなっている。
     性別に見ると,「援助交際などをした大人を厳しく処罰する」,「テレホンクラブなどの営業やいわゆるピンクチラシなどへの規制を強化する」,「少女に売春をさせるなど少年の福祉を害する犯罪の取締りを強化する」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。
     学校区分別に見ると,「テレホンクラブなどの営業やいわゆるピンクチラシなどへの規制を強化する」,「少女に売春をさせるなど少年の福祉を害する犯罪の取締りを強化する」を挙げた者の割合は高校の女子で高くなっている。(表17−1
    イ) 同様の質問を20歳以上の者に聞いたところ,「援助交際などをした大人を厳しく処罰する」を挙げた者の割合が46.5%,「親が子供に対し,性に関する教育をきちんと行う」を挙げた者の割合が46.0%と高く,以下,「テレホンクラブなどの営業やいわゆるピンクチラシなどへの規制を強化する」(35.7%),「学校で,児童・生徒に対する性に関する教育などを充実する」(33.8%),「大人側のモラルを高めるよう,広報・啓発活動を充実する」(32.4%),「少女に売春をさせるなど少年の福祉を害する犯罪の取締りを強化する」(30.1%)などの順となっている。(複数回答,図17
     都市規模別に見ると,「援助交際などをした大人を厳しく処罰する」,「少女に売春をさせるなど少年の福祉を害する犯罪の取締りを強化する」を挙げた者の割合は大都市で,「学校で,児童・生徒に対する性に関する教育などを充実する」を挙げた者の割合は中都市で,それぞれ高くなっている。
     性別に見ると,「親が子供に対し,性に関する教育をきちんと行う」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。
     年齢別に見ると,「援助交際などをした大人を厳しく処罰する」を挙げた者の割合は20歳代,30歳代で,「親が子供に対し,性に関する教育をきちんと行う」を挙げた者の割合は30歳代,40歳代で,「テレホンクラブなどの営業やいわゆるピンクチラシなどへの規制を強化する」を挙げた者の割合は40歳代,50歳代で,「大人側のモラルを高めるよう,広報・啓発活動を充実する」を挙げた者の割合は40歳代で,それぞれ高くなっている。
     子供の有無等別に見ると,「援助交際などをした大人を厳しく処罰する」を挙げた者の割合は乳幼児のいる者で,「親が子供に対し,性に関する教育をきちんと行う」,「学校で,児童・生徒に対する性に関する教育などを充実する」を挙げた者の割合は乳幼児がいる者,学生がいる者で,「テレホンクラブなどの営業やいわゆるピンクチラシなどへの規制を強化する」,「大人側のモラルを高めるよう,広報・啓発活動を充実する」を挙げた者の割合は学生のいる者で,それぞれ高くなっている。(表17−2参考表17
    ウ) 20歳未満の者に聞いた結果のうち上位の項目について,20歳以上の者に聞いた結果と比較して見ると,「援助交際などをした大人を厳しく処罰する」,「親が子供に対し,性に関する教育をきちんと行う」,「学校で,児童・生徒に対する性に関する教育などを充実する」,「大人側のモラルを高めるよう,広報啓発活動を充実する」,「少女に売春をさせるなど少年の福祉を害する犯罪の取締りを強化する」を挙げた者の割合は20歳以上の者で高くなっている。(図17

    (9)家庭がすべきこと

    ア) 子供を非行に走らせないようにするために,親は家庭で子供にどのように対応するのが良いと思うか20歳未満の者に聞いたところ,「子供と話をしたり接する時間を増やす」を挙げた者の割合が59.8%,「子供の気持ちを聞く」を挙げた者の割合が56.3%と高く,以下,「すべて母親任せにせず,父親,家族も協力する」(33.8%),「円満な家庭を築く」(29.3%)などの順となっている。(複数回答,図18
     都市規模別に見ると,「すべて母親任せにせず,父親,家族も協力する」を挙げた者の割合は大都市で高くなっている。
     性別に見ると,「子供と話をしたり接する時間を増やす」,「すべて母親任せにせず,父親,家族も協力する」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。
     学校区分別に見ると,「子供と話をしたり接する時間を増やす」,「すべて母親任せにせず,父親,家族も協力する」を挙げた者の割合は高校の女子で,「円満な家庭を築く」を挙げた者の割合は高校の男子で,それぞれ高くなっている。(表18−1
    イ) 同様の質問を20歳以上の者に聞いたところ,「子供と話をしたり接する時間を増やす」を挙げた者の割合が68.7%と最も高く,以下,「子供の気持ちを聞く」(51.9%),「円満な家庭を築く」(47.9%),「すべて母親任せにせず,父親,家族も協力する」(46.6%)などの順となっている。(複数回答,図18
     都市規模別に見ると,「円満な家庭を築く」,「すべて母親任せにせず,父親,家族も協力する」を挙げた者の割合は中都市で高くなっている。
     性別に見ると,「子供と話をしたり接する時間を増やす」,「子供の気持ちを聞く」,「すべて母親任せにせず,父親,家族も協力する」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。
     年齢別に見ると,「子供と話をしたり接する時間を増やす」を挙げた者の割合は30歳代で,「子供の気持ちを聞く」を挙げた者の割合は20歳代から40歳代で,「円満な家庭を築く」を挙げた者の割合は40歳代,60歳代で,「すべて母親任せにせず,父親,家族も協力する」を挙げた者の割合は30歳代,40歳代で,それぞれ高くなっている。
     子供の有無等別に見ると,「子供と話をしたり接する時間を増やす」,「子供の気持ちを聞く」,「すべて母親任せにせず,父親,家族も協力する」を挙げた者の割合は乳幼児のいる者,学生のいる者で,「円満な家庭を築く」を挙げた者の割合は学生のいる者で,それぞれ高くなっている。(表18−2
    ウ) 20歳未満の者に聞いた結果のうち上位の項目について,20歳以上の者に聞いた結果と比較して見ると,「子供と話をしたり接する時間を増やす」,「すべて母親任せにせず,父親,家族も協力する」,「円満な家庭を築く」を挙げた者の割合は20歳以上の者で,「子供の気持ちを聞く」を挙げた者の割合は20歳未満の者で,それぞれ高くなっている。(図18

    (10)学校がすべきこと

    ア) 児童・生徒を非行に走らせないようにするために,学校ではどのような対策を取るのが良いと思うか20歳未満の者に聞いたところ,「児童・生徒一人一人を理解するよう努める」を挙げた者の割合が57.7%と最も高く,以下,「道徳教育など,心の教育の充実を図る」(25.7%),「児童・生徒が悩みなどを相談することのできる専門家を学校に置く」(25.5%),「学校行事などを通じて地域の人との交流を図る」(22.7%)などの順となっている。(複数回答,図19
     性別に見ると,「児童・生徒が悩みなどを相談することのできる専門家を学校に置く」,「学校行事などを通じて地域の人との交流を図る」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。
     学校区分別に見ると,「児童・生徒が悩みなどを相談することのできる専門家を学校に置く」を挙げた者の割合は高校の女子で高くなっている。(表19−1
    イ) 同様の質問を20歳以上の者に聞いたところ,「児童・生徒一人一人を理解するよう努める」を挙げた者の割合が42.7%と最も高く,以下,「家庭と連絡を密に取る」(36.7%),「児童・生徒に対して毅然とした態度で指導する」(35.2%),「道徳教育など,心の教育の充実を図る」(33.5%),「教員の生徒指導等に関する指導力の向上を図る」(32.2%),「学校行事などを通じて地域の人との交流を図る」(32.1%),「ボランティア活動など社会奉仕体験活動,自然体験活動,就業体験活動などを行う」(30.3%),「児童・生徒が悩みなどを相談することのできる専門家を学校に置く」(28.9%)などの順となっている。(複数回答,図19
     都市規模別に見ると,「児童・生徒に対して毅然とした態度で指導する」を挙げた者の割合は大都市で,「学校行事などを通じて地域の人との交流を図る」,「ボランティア活動など社会奉仕体験活動,自然体験活動,就業体験活動などを行う」,「児童・生徒が悩みなどを相談することのできる専門家を学校に置く」を挙げた者の割合は中都市で,それぞれ高くなっている。
     性別に見ると,「児童・生徒一人一人を理解するよう努める」,「家庭と連絡を密に取る」,「ボランティア活動など社会奉仕体験活動,自然体験活動,就業体験活動などを行う」,「児童・生徒が悩みなどを相談することのできる専門家を学校に置く」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。
     年齢別に見ると,「児童・生徒一人一人を理解するよう努める」を挙げた者の割合は20歳代から40歳代で,「家庭と連絡を密に取る」,「児童・生徒が悩みなどを相談することのできる専門家を学校に置く」を挙げた者の割合は30歳代,40歳代で,「道徳教育など,心の教育の充実を図る」,「教員の生徒指導等に関する指導力の向上を図る」,「学校行事などを通じて地域の人との交流を図る」を挙げた者の割合は40歳代で,「ボランティア活動など社会奉仕体験活動,自然体験活動,就業体験活動などを行う」を挙げた者の割合は40歳代,50歳代で,それぞれ高くなっている。
     子供の有無等別に見ると,「児童・生徒一人一人を理解するよう努める」,「児童・生徒が悩みなどを相談することのできる専門家を学校に置く」を挙げた者の割合は乳幼児がいる者,学生がいる者で,「家庭と連絡を密に取る」,「児童・生徒に対して毅然とした態度で指導する」,「道徳教育など,心の教育の充実を図る」,「教員の生徒指導等に関する指導力の向上を図る」,「学校行事などを通じて地域の人との交流を図る」,「ボランティア活動など社会奉仕体験活動,自然体験活動,就業体験活動などを行う」を挙げた者の割合は学生がいる者で,それぞれ高くなっている。(表19−2
    ウ) 20歳未満の者に聞いた結果のうち上位の項目について,20歳以上の者に聞いた結果と比較して見ると,「児童・生徒一人一人を理解するよう努める」を挙げた者の割合は20歳未満の者で,「道徳教育など,心の教育の充実を図る」,「児童・生徒が悩みなどを相談することのできる専門家を学校に置く」,「学校行事などを通じて地域の人との交流を図る」を挙げた者の割合は20歳以上の者で,それぞれ高くなっている。(図19

    (11)地域住民がすべきこと

    ア) 子供を非行に走らせないようにするために,地域社会の住民はどのように対応するのが良いと思うか20歳未満の者に聞いたところ,「よその家の子供であっても悪いことをしたときは叱る」を挙げた者の割合が39.6%,「子供たちが遊んだり,スポーツができる機会を作る」を挙げた者の割合が36.3%と高く,以下,「日頃から地域の子供に声を掛ける」(31.7%),「近所づきあいをする」(28.4%)などの順となっている。(複数回答,図20
     性別に見ると,大きな差異は見られない。
     学校区分別に見ると,「よその家の子供であっても悪いことをしたときは叱る」を挙げた者の割合は高校の女子で高くなっている。(表20−1
    イ) 同様の質問を20歳以上の者に聞いたところ,「よその家の子供であっても悪いことをしたときは叱る」を挙げた者の割合が52.5%と最も高く,以下,「日頃から地域の子供に声を掛ける」(47.4%),「近所づきあいをする」(40.4%),「子供たちが遊んだり,スポーツができる機会を作る」(35.3%)などの順となっている。(複数回答,図20
     都市規模別に見ると,「よその家の子供であっても悪いことをしたときは叱る」を挙げた者の割合は中都市で高くなっている。
     性別に見ると,「日頃から地域の子供に声を掛ける」,「近所づきあいをする」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。
     年齢別に見ると,「よその家の子供であっても悪いことをしたときは叱る」を挙げた者の割合は30歳代,40歳代で,「近所づきあいをする」を挙げた者の割合は50歳代で,「子供たちが遊んだり,スポーツができる機会を作る」を挙げた者の割合が20歳代,30歳代で,それぞれ高くなっている。
     子供の有無等別に見ると,「よその家の子供であっても悪いことをしたときは叱る」を挙げた者の割合は乳幼児がいる者,学生がいる者で,「日頃から地域の子供に声を掛ける」を挙げた者の割合は学生がいる者,学校を卒業した子供のいる者で,「近所づきあいをする」を挙げた者の割合は学校を卒業した子供のいる者で,「子供たちが遊んだり,スポーツができる機会を作る」を挙げた者の割合は乳幼児のいる者で,それぞれ高くなっている。(表20−2
    ウ) 20歳未満の者に聞いた結果のうち上位の項目について,20歳以上の者に聞いた結果と比較して見ると,「よその家の子供であっても悪いことをしたときは叱る」,「日頃から地域の子供に声を掛ける」,「近所づきあいをする」を挙げた者の割合は20歳以上の者で高くなっている。(図20

    (12)非行少年の立ち直りに必要なこと

    ア) 非行に走った少年を立ち直らせるためには,どういうことが特に必要だと思うか20歳未満の者に聞いたところ,「困ったことを相談できるような人が周りにいるようにする」を挙げた者の割合は49.1%と最も高く,以下,「仕事に就いてまじめに働いたり,学校にきちんと通う」(33.1%),「規則正しい生活を送る」(32.9%),「悪い人達とは付き合わない」(31.4%),「事件を振り返り,被害者の気持ちを考えさせる」(30.6%),「周りの人が非行少年の立ち直りや社会復帰について理解を示す」(26.1%),「事件を振り返り,自分のどのような点に問題があったかを考えさせる」(24.6%)などの順となっている。(複数回答,図21
     都市規模別に見ると,「悪い人達とは付き合わない」,「事件を振り返り,被害者の気持ちを考えさせる」を挙げた者の割合は大都市で高くなっている。
     性別に見ると,「困ったことを相談できるような人が周りにいるようにする」,「周りの人が非行少年の立ち直りや社会復帰について理解を示す」を挙げた者の割合は女性で,「規則正しい生活を送る」,「悪い人達とは付き合わない」を挙げた者の割合は男性で,それぞれ高くなっている。
     学校区分別に見ると,「困ったことを相談できるような人が周りにいるようにする」,「周りの人が非行少年の立ち直りや社会復帰について理解を示す」,「事件を振り返り,自分のどのような点に問題があったかを考えさせる」を挙げた者の割合は高校の女子で,「規則正しい生活を送る」,「悪い人達とは付き合わない」を挙げた者の割合は中学の男子で,それぞれ高くなっている。(表21−1
    イ) 同様の質問を20歳以上の者に聞いたところ,「困ったことを相談できるような人が周りにいるようにする」を挙げた者の割合が48.3%と最も高く,以下,「周りの人が非行少年の立ち直りや社会復帰について理解を示す」(41.2%),「規則正しい生活を送る」(39.9%),「事件を振り返り,被害者の気持ちを考えさせる」(34.6%),「仕事に就いてまじめに働いたり,学校にきちんと通う」(32.0%),「事件を振り返り,自分のどのような点に問題があったかを考えさせる」(30.6%)などの順となっている。(複数回答,図21
     都市規模別に見ると,「困ったことを相談できるような人が周りにいるようにする」を挙げた者の割合は中都市で,「仕事に就いてまじめに働いたり,学校にきちんと通う」を挙げた者の割合は大都市で,それぞれ高くなっている。
     性別に見ると,「困ったことを相談できるような人が周りにいるようにする」,「周りの人が非行少年の立ち直りや社会復帰について理解を示す」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。
     年齢別に見ると,「困ったことを相談できるような人が周りにいるようにする」を挙げた者の割合は20歳代,30歳代で,「周りの人が非行少年の立ち直りや社会復帰について理解を示す」を挙げた者の割合は40歳代,50歳代で,「規則正しい生活を送る」を挙げた者の割合は50歳代で,「事件を振り返り,被害者の気持ちを考えさせる」,「事件を振り返り,自分のどのような点に問題があったかを考えさせる」を挙げた者の割合は20歳代から40歳代で,それぞれ高くなっている。
     子供の有無等別に見ると,「困ったことを相談できるような人が周りにいるようにする」を挙げた者の割合は乳幼児がいる者で,「周りの人が非行少年の立ち直りや社会復帰について理解を示す」を挙げた者の割合は学生がいる者で,「規則正しい生活を送る」を挙げた者の割合は学校を卒業した子供のいる者で,「事件を振り返り,被害者の気持ちを考えさせる」,「事件を振り返り,自分のどのような点に問題があったかを考えさせる」を挙げた者の割合は乳幼児がいる者,学生がいる者で,それぞれ高くなっている。(表21−2
    ウ) 20歳未満の者に聞いた結果のうち上位の項目について,20歳以上の者に聞いた結果と比較して見ると,「規則正しい生活を送る」,「事件を振り返り,被害者の気持ちを考えさせる」,「周りの人が非行少年の立ち直りや社会復帰について理解を示す」,「事件を振り返り,自分のどのような点に問題があったかを考えさせる」を挙げた者の割合は20歳以上の者で,「悪い人達とは付き合わない」を挙げた者の割合は20歳未満の者で,それぞれ高くなっている。(図21

    (13)非行少年の検挙・補導などで望む行政の対策

    ア) 非行少年の検挙や補導,少年非行の防止などのために,今後行政に力を入れてほしい対策を20歳未満の者に聞いたところ,「取締りを強化する」を挙げた者の割合が31.4%,「被害者のケアーに力を入れる」を挙げた者の割合が28.8%,「少年相談施設を一層充実する」を挙げた者の割合が26.0%と高く,以下,「少年による重大事件を早く解決する」(22.9%)などの順となっている。(複数回答,図22
     都市規模別に見ると,「被害者のケアーに力を入れる」を挙げた者の割合は中都市で高くなっている。
     性別に見ると,「取締りを強化する」を挙げた者の割合は男性で高くなっている。
     学校区分別に見ると,「取締りを強化する」を挙げた者の割合は高校の男子で,「被害者のケアーに力を入れる」を挙げた者の割合は高校の女子で,それぞれ高くなっている。(表22−1
    イ) 同様の質問を20歳以上の者に聞いたところ,「取締りを強化する」を挙げた者の割合が38.0%と最も高く,以下,「街頭補導活動を強化する」(31.9%),「少年の社会参加活動をもっと積極的に実施する」(31.9%),「少年サポートセンターなどの非行防止のための機関・施設を充実する」(31.5%),「少年相談施設を一層充実する」(30.0%)などの順となっている。 (複数回答,図22
     都市規模別に見ると,「取締りを強化する」を挙げた者の割合は小都市で高くなっている。
     性別に見ると,「取締りを強化する」を挙げた者の割合は男性で,「少年サポートセンターなどの非行防止のための機関・施設を充実する」,「少年相談施設を一層充実する」を挙げた者の割合は女性で,それぞれ高くなっている。
     年齢別に見ると,「取締りを強化する」を挙げた者の割合は20歳代で,「少年の社会参加活動をもっと積極的に実施する」を挙げた者の割合は50歳代で,「少年サポートセンターなどの非行防止のための機関・施設を充実する」を挙げた者の割合は40歳代で,それぞれ高くなっている。
     子供の有無等別に見ると,「少年の社会参加活動をもっと積極的に実施する」を挙げた者の割合は学校を卒業した子供がいる者で,「少年サポートセンターなどの非行防止のための機関・施設を充実する」を挙げた者の割合は学生がいる者で,それぞれ高くなっている。 (表22−2
    ウ) 20歳未満の者に聞いた結果のうち上位の項目について,20歳以上の者に聞いた結果と比較して見ると,「取締りを強化する」,「少年相談施設を一層充実する」を挙げた者の割合は20歳以上の者で,「少年による重大事件を早く解決する」を挙げた者の割合は20歳未満の者で,それぞれ高くなっている。(図22

    (14)非行少年の立ち直りなどで望む行政の対策

    ア) 非行少年の立ち直りや再非行の防止,非行の未然防止のため,今後行政に力を入れてほしい対策を20歳未満の者に聞いたところ,「少年に悪影響を与えるような環境を改善する」を挙げた者の割合が41.2%と高く,以下,「非行少年を立ち直らせ,再非行をさせないための活動に力を入れる」(35.0%),「家庭・学校・地域が一体となって取り組む態勢作りに力を入れる」(33.4%),「非行少年の立ち直りを助け,非行を防ぐための活動のための関係の要員やボランティアを増やすなど組織を強化する」(20.3%),「非行少年の立ち直りにかかわっているボランティアの人たちが,非行問題で悩んでいる人たちの身近な相談相手となる」(20.1%)などの順となっている。(複数回答,図23
     性別に見ると,「非行少年の立ち直りにかかわっているボランティアの人たちが,非行問題で悩んでいる人たちの身近な相談相手となる」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。 (表23−1
    イ) 同様の質問を20歳以上の者に聞いたところ,「家庭・学校・地域が一体となって取り組む態勢作りに力を入れる」を挙げた者の割合が48.4%と最も高く,以下,「少年に悪影響を与えるような環境を改善する」(40.7%),「非行少年を立ち直らせ,再非行をさせないための活動に力を入れる」(34.1%),「少年の健全育成のために地域に根ざした活動を推進する」(29.2%),「非行少年の立ち直りにかかわっているボランティアの人たちが,非行問題で悩んでいる人たちの身近な相談相手となる」(25.4%),「地域で子供をはぐくんで非行を防ぐことや非行少年の立ち直りを助けることの重要性について,広く国民に広報する」(25.2%),「非行少年の立ち直りを助け,非行を防ぐための活動のための関係の要員やボランティアを増やすなど組織を強化する」(24.4%)などの順となっている。(複数回答,図23
     都市規模別に見ると,「少年に悪影響を与えるような環境を改善する」を挙げた者の割合は大都市で高くなっている。
     性別に見ると,「少年に悪影響を与えるような環境を改善する」,「非行少年を立ち直らせ,再非行をさせないための活動に力を入れる」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。
     年齢別に見ると,「家庭・学校・地域が一体となって取り組む態勢作りに力を入れる」,「非行少年の立ち直りにかかわっているボランティアの人たちが,非行問題で悩んでいる人たちの身近な相談相手となる」を挙げた者の割合は40歳代で,「少年の健全育成のために地域に根ざした活動を推進する」を挙げた者の割合は40歳代,50歳代で,それぞれ高くなっている。
     子供の有無等別に見ると,「家庭・学校・地域が一体となって取り組む態勢作りに力を入れる」,「少年の健全育成のために地域に根ざした活動を推進する」,「非行少年の立ち直りを助け,非行を防ぐための活動のための関係の要員やボランティアを増やすなど組織を強化する」を挙げた者の割合は学生がいる者で,「少年に悪影響を与えるような環境を改善する」を挙げた者の割合は乳幼児がいる者で,「非行少年の立ち直りにかかわっているボランティアの人たちが,非行問題で悩んでいる人たちの身近な相談相手となる」を挙げた者の割合は子供はいない者で,それぞれ高くなっている。(表23−2
    ウ) 20歳未満の者に聞いた結果のうち上位の項目について,20歳以上の者に聞いた結果と比較して見ると,「家庭・学校・地域が一体となって取り組む態勢作りに力を入れる」,「非行少年の立ち直りを助け,非行を防ぐための活動のための関係の要員やボランティアを増やすなど組織を強化する」,「非行少年の立ち直りにかかわっているボランティアの人たちが,非行問題で悩んでいる人たちの身近な相談相手となる」を挙げた者の割合は20歳以上の者で高くなっている。(図23

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