• 環境・自然

2ページ目-自然の保護と利用に関する世論調査(平成13年5月調査)

2001年9月3日掲載

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2 調査結果の概要


  1. 自然に関する意識について

    (1) 自然への関心

     自然についてどの程度関心があるか聞いたところ,「関心がある」とする者の割合が81.9%(「非常に関心がある」27.6%+「どちらかと言えば関心がある」54.3%),「関心がない」とする者の割合が17.5%(「あまり関心がない」15.7%,+「全然(全く)関心がない」1.8%)となっている。(図1
     都市規模別に見ると,大きな差異は見られない。
     性別に見ると,大きな差異は見られない。
     年齢別に見ると,「関心がある」とする者の割合は50歳代で,「関心がない」とする者の割合は20歳代,70歳以上で,それぞれ高くなっている。(表1

    ア 自然に関心を持つようになった理由

     「関心がある」とする者(1,698人)に,自然に関心を持つようになったのはどのようなことからか聞いたところ,「美しい風景のあるところを旅行してから」,「開発によって自然が失われていく様子を見聞きしてから」を挙げた者の割合がそれぞれ43.8%と高く,以下,「テレビ,雑誌,写真などを見てから」(37.7%),「子供のころから動植物が好きだから」(26.7%),「登山やハイキング,キャンプなどをしてから」(22.0%)などの順となっている。(複数回答)
     前回の調査結果(平成8年11月調査をいう。以下同じ。)と比較して見ると,「テレビ,雑誌,写真などを見てから」(32.8%→37.7%),「子供のころから動植物が好きだから」(23.2%→26.7%)を挙げた者の割合が上昇している。(図2
     都市規模別に見ると,「美しい風景のあるところを旅行してから」を挙げた者の割合は大都市で,「開発によって自然が失われていく様子を見聞きしてから」,「テレビ,雑誌,写真などを見てから」を挙げた者の割合は中都市で,それぞれ高くなっている。
     性別に見ると,「開発によって自然が失われていく様子を見聞きしてから」,「テレビ,雑誌,写真などを見てから」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。
     年齢別に見ると,「開発によって自然が失われていく様子を見聞きしてから」を挙げた者の割合は40歳代で,「テレビ,雑誌,写真などを見てから」を挙げた者の割合は30歳代で,「子供のころから動植物が好きだから」を挙げた者の割合は70歳以上で,「登山やハイキング,キャンプなどをしてから」を挙げた者の割合は30歳代から50歳代で,それぞれ高くなっている。(表2

    (2) 自然とふれあう機会をもっと増やしたいと思うか

     今よりももっと自然とふれあう機会を増やしたいと思うか聞いたところ,「増やしたいと思う」とする者の割合が72.8%(「今も自然とふれあう機会はあるがもっと増やしたいと思う」44.7%+「今は自然とふれあう機会はほとんどないが,今後はその機会をもっと増やしたいと思う」28.1%),「今,自然とふれあう機会はほとんどないが,今後も特にその機会を増やしたいとは思わない」と答えた者の割合が8.8%,「今と同じ程度,あるいはそれ以下で十分だと思う」と答えた者の割合が16.4%となっている。
     性別に見ると,大きな差異は見られない。
     年齢別に見ると,「増やしたいと思う」とする者の割合は20歳代,30歳代で,「今と同じ程度,あるいはそれ以下で十分だと思う」と答えた者の割合は60歳代,70歳以上で,それぞれ高くなっている。(図3表3

    ア 自然とふれあう機会を増やす方法

     「増やしたいと思う」とする者(1,509人)に,どうすれば機会が増えると思うか聞いたところ,「自宅や勤務先などの周辺に,身近な自然を残したり,増やしたりする」を挙げた者の割合が42.0%と最も高く,以下,「公園や緑地の整備を推進する」(33.5%),「身近な自然の中で気軽に利用できる歩道を整備する」(32.1%),「自然とふれあうための行事や企画を増やす」(26.0%),「地方に残る自然を国立公園などにして保護する」(21.8%)などの順となっている。(2つまでの複数回答)
     前回の調査結果と比較して見ると,「自宅や勤務先などの周辺に,身近な自然を残したり,増やしたりする」(36.3%→42.0%),「自然とふれあうための行事や企画を増やす」(22.7%→26.0%)を挙げた者の割合が上昇している。(図4
     都市規模別に見ると,「公園や緑地の整備を推進する」を挙げた者の割合は大都市で,「自然とふれあうための行事や企画を増やす」を挙げた者の割合は小都市,町村で,それぞれ高くなっている。
     性別に見ると,「身近な自然の中で気軽に利用できる歩道を整備する」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。
     年齢別に見ると,「公園や緑地の整備を推進する」,「地方に残る自然を国立公園などにして保護する」を挙げた者の割合は30歳代で,「身近な自然の中で気軽に利用できる歩道を整備する」を挙げた者の割合は60歳代で,「自然とふれあうための行事や企画を増やす」を挙げた者の割合は50歳代で,それぞれ高くなっている。(表4

    (3) 自然の多い所へ出かけた目的

     この1年ぐらいの間にレクリエーションなどで森,山,海,川などの自然の多い所に出かけた目的を聞いたところ,出かけた目的について何らかの選択肢を挙げた者(以下『「出かけたことがある」とする者』という。)の割合が77.9%,「出かけたことはない」と答えた者の割合が22.1%となっている。
     前回の調査結果と比較して見ると,「出かけたことがある」(81.2%→77.9%)とする者の割合が低下し,「出かけたことはない」(18.8%→22.1%)と答えた者の割合が上昇している。
     都市規模別に見ると,「出かけたことがある」とする者の割合は大都市で高くなっている。
     性別に見ると,「出かけたことがある」とする者の割合は男性で,「出かけたことはない」と答えた者の割合は女性で,それぞれ高くなっている。
     次に,出かけた目的の内容については,「温泉に入ってくつろぐため」を挙げた者の割合が31.7%,「美しい自然の風景を楽しむため」を挙げた者の割合が30.5%,「登山,ハイキング,海水浴,森林浴,キャンプなどを楽しむため」を挙げた者の割合が28.0%,「ドライブを楽しむため」を挙げた者の割合が26.4%,「自然の中で休息するため」を挙げた者の割合が23.9%などの順となっている。(複数回答)
     前回の調査結果と比較して見ると,「自然の中で休息するため」(21.2%→23.9%)を挙げた者の割合が上昇している。(図5
     都市規模別に見ると,「温泉に入ってくつろぐため」,「ドライブを楽しむため」を挙げた者の割合は小都市で高くなっている。
     年齢別に見ると,「温泉に入ってくつろぐため」,「美しい自然の風景を楽しむため」を挙げた者の割合は50歳代で,「登山,ハイキング,海水浴,森林浴,キャンプなどを楽しむため」を挙げた者の割合は20歳代から40歳代で,「ドライブを楽しむため」を挙げた者の割合は20歳代,30歳代で,「自然の中で休息するため」を挙げた者の割合は30歳代で,それぞれ高くなっている。(表5

    ア 自然の多い所へ出かけて不満をもったことがあるか

     「出かけたことがある」とする者(1,614人)に,そのような場所に出かけて不満を持ったことがあるか聞いたところ,不満を持ったことについて何らかの選択肢を挙げた者(以下『「不満を持ったことがある」とする者』という。)の割合が83.3%,「不満を持ったことがない」と答えた者の割合が16.3%となっている。
     前回の調査結果と比較して見ると,大きな変化は見られない。(図6
     都市規模別に見ると,大きな差異は見られない。
     性別に見ると,「不満を持ったことがある」とする者の割合は男性で高くなっている。
     年齢別に見ると,「不満を持ったことがある」とする者の割合は30歳代から50歳代で,「不満を持ったことがない」と答えた者の割合は60歳代,70歳以上で,それぞれ高くなっている。
     次に,不満の内容を見ると,「ゴミが散乱して,風景がそこなわれていた」を挙げた者の割合が55.9%と最も高く,以下,「公衆トイレなどが十分に整備されていなかった」(33.0%),「公衆  トイレや休憩施設,水飲み場などが汚れていた」(31.7%)などの順となっている。(複数回答)
     性別に見ると,「公衆トイレなどが十分に整備されていなかった」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。
     年齢別に見ると,「ゴミが散乱して,風景がそこなわれていた」,「公衆トイレや休憩施設,水飲み場などが汚れていた」を挙げた者の割合は30歳代で高くなっている。(表6

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