• 生活・くらし

4ページ目-国民生活に関する世論調査(平成13年9月調査)

2001年12月17日掲載

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2 調査結果の概要


  1. 生き方、考え方

    (1) 働く目的は何か

     働く目的は何か聞いたところ、「お金を得るために働く」と答えた者の割合が49.5%と最も高く、以下、「生きがいを見つけるために働く」(24.4%)、「社会の一員として、務めを果たすために働く」(10.0%)、「自分の才能や能力を発揮するために働く」(9.0%)の順となっている。
     前回の調査結果と比較して見ると、「お金を得るために働く」(33.7%→49.5%)と答えた者の割合が上昇し、「生きがいを見つけるために働く」(35.3%→24.4%)、「社会の一員として、務めを果たすために働く」(16.9%→10.0%)、「自分の才能や能力を発揮するために働く」(10.9%→9.0%)と答えた者の割合が低下している。
     性別に見ると、「お金を得るために働く」、「社会の一員として、務めを果たすために働く」と答えた者の割合は男性で、「生きがいを見つけるために働く」と答えた者の割合は女性で、それぞれ高くなっている。(図34
     性・年齢別に見ると、「お金を得るために働く」と答えた者の割合は、男性の20歳代から50歳代と女性の20歳代から40歳代で、「生きがいを見つけるために働く」と答えた者の割合は、男女とも60歳代、70歳以上で、「社会の一員として、務めを果たすために働く」と答えた者の割合は、男性の40歳代、50歳代、70歳以上で、それぞれ高くなっている。
     職業別に見ると、「お金を得るために働く」と答えた者の割合は、農林漁業(家族従業者)、管理職・専門技術職・事務職、労務職で、「生きがいを見つけるために働く」と答えた者の割合は、農林漁業(自営業主)、商工サービス業・自由業(家族従業者)、主婦、その他の無職で、「社会の一員として、務めを果たすために働く」、「自分の才能や能力を発揮するために働く」と答えた者の割合は、商工サービス業・自由業(自営業主)、管理職・専門技術職・事務職で、それぞれ高くなっている。(表20

    (2) どのような仕事が理想的だと思うか

     あなたにとってどのような仕事が理想的だと思うか聞いたところ、「収入が安定している仕事」を挙げた者の割合が48.9%と最も高く、以下、「自分にとって楽しい仕事」(46.7%)、「自分の専門知識や能力がいかせる仕事」(27.7%)などの順となっている。(2つまでの複数回答)
     前回の調査結果と比較して見ると、「自分にとって楽しい仕事」(34.9%→46.7%)を挙げた者の割合が上昇し、「収入が安定している仕事」(52.9%→48.9%)、「自分の専門知識や能力がいかせる仕事」(34.2%→27.7%)を挙げた者の割合が低下している。(図35
     性別に見ると、「自分にとって楽しい仕事」を挙げた者の割合は女性で、「自分の専門知識や能力がいかせる仕事」を挙げた者の割合は男性で、それぞれ高くなっている。
     性・年齢別に見ると、「収入が安定している仕事」を挙げた者の割合は、男性の30歳代、40歳代と女性の30歳代で、「自分にとって楽しい仕事」を挙げた者の割合は、男性の20歳代と女性の20歳代、30歳代、50歳代、60歳代で、「自分の専門知識や能力がいかせる仕事」を挙げた者の割合は、男性の20歳代から50歳代と女性の30歳代、40歳代で、それぞれ高くなっている。
     職業別に見ると、「収入が安定している仕事」を挙げた者の割合は労務職で、「自分にとって楽しい仕事」を挙げた者の割合は主婦、学生で、「自分の専門知識や能力がいかせる仕事」を挙げた者の割合は商工サービス業・自由業(自営業主)、管理職・専門技術職・事務職、学生で、それぞれ高くなっている。(表21

    (3) 収入と自由時間についての考え方

     収入と自由時間の関係について、自由時間をもっと増やしたいと思うか、収入をもっと増やしたいと思うか聞いたところ、「自由時間をもっと増やしたい」と答えた者の割合が32.0%、「収入をもっと増やしたい」と答えた者の割合が44.4%となっている。
     なお、「どちらともいえない」と答えた者の割合が20.8%となっている。
     前回の調査結果と比較して見ると、「自由時間をもっと増やしたい」(34.2%→32.0%)、「収入をもっと増やしたい」(48.7%→44.4%)と答えた者の割合が低下している。
     性別に見ると、「自由時間をもっと増やしたい」と答えた者の割合は男性で、高くなっている。(図36
     職業別に見ると、「自由時間をもっと増やしたい」と答えた者の割合は、商工サービス業・自由業(家族従業者)、管理職・専門技術職・事務職、学生で、「収入をもっと増やしたい」と答えた者の割合は、商工サービス業・自由業(自営業主)、労務職で、それぞれ高くなっている。(表22

    (4) 家庭の役割

     あなたにとって家庭はどのような意味をもっているかと聞いたところ、「家族の団らんの場」を挙げた者の割合が62.5%と最も高く、以下、「休息・やすらぎの場」(59.4%)、「家族の絆(きずな)を強める場」(43.6%)、「親子が共に成長する場」(34.0%)などの順となっている。(複数回答、図37
     性別に見ると、「家族の絆(きずな)を強める場」、「親子が共に成長する場」を挙げた者の割合は女性で、高くなっている。
     性・年齢別に見ると、「家族の団らんの場」を挙げた者の割合は、女性の30歳代、40歳代で、「休息・やすらぎの場」を挙げた者の割合は、男性の20歳代、40歳代と女性の20歳代、40歳代、50歳代で、「家族の絆(きずな)を強める場」を挙げた者の割合は、女性の30歳代から50歳代で、「親子が共に成長する場」を挙げた者の割合は、男性の30歳代と女性の30歳代、40歳代で、それぞれ高くなっている。
     世帯構成別に見ると、「家族の団らんの場」、「家族の絆(きずな)を強める場」、「親子が共に成長する場」を挙げた者の割合は、2世代世帯(親と子)、3世代世帯(親と子と孫)で、「休息・やすらぎの場」を挙げた者の割合は、2世代世帯(親と子)で、それぞれ高くなっている。(表23参考表23)

    (5) 子どもに身につけさせておくことが大切なこと

     健全な社会人となる上で、子どもに身につけさせておくことが大切だと思う資質は何かと聞いたところ、「責任感(自分の言動に責任を持つ)」を挙げた者の割合が75.7%と最も高く、以下、「忍耐力(辛さ・苦しさを我慢する)」(57.0%)、「公共心(規則を守り、人に迷惑をかけない)」(55.6%)」、「自主性(自分で物事を計画し、実行する)」(55.5%)、「協調性(集団の一員として助け合う)」(51.5%)などの順となっている。(複数回答)
     前回の調査結果と比較して見ると、「責任感(自分の言動に責任を持つ)」(78.1%→75.7%)、「忍耐力(辛さ・苦しさを我慢する)」(61.2%→57.0%)、「公共心(規則を守り、人に迷惑をかけない)」(59.0%→55.6%)、「自主性(自分で物事を計画し、実行する)」(59.8%→55.5%)、「協調性(集団の一員として助け合う)」(54.8%→51.5%)を挙げた者の割合が低下している。(図38)
     性別に見ると、「責任感(自分の言動に責任を持つ)」、「忍耐力(辛さ・苦しさを我慢する)」、「公共心(規則を守り、人に迷惑をかけない)」、「協調性(集団の一員として助け合う)」を挙げた者の割合は女性で、高くなっている。(表24)
     性・年齢別に見ると、「責任感(自分の言動に責任を持つ)」、「公共心(規則を守り、人に迷惑をかけない)」、「自主性(自分で物事を計画し、実行する)」を挙げた者の割合は、女性の30歳代から50歳代で、「忍耐力(辛さ・苦しさを我慢する)」を挙げた者の割合は、女性の40歳代、50歳代で、「協調性(集団の一員として助け合う)」を挙げた者の割合は、男性の30歳代と女性の30歳代から50歳代で、それぞれ高くなっている。
     世帯構成別に見ると、「責任感(自分の言動に責任を持つ)」、「忍耐力(辛さ・苦しさを我慢する)」、「公共心(規則を守り、人に迷惑をかけない)」、「自主性(自分で物事を計画し、実行する)」、「協調性(集団の一員として助け合う)」を挙げた者の割合は、2世代世帯(親と子)で、それぞれ高くなっている。(表24

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