• 環境・自然

5ページ目-循環型社会の形成に関する世論調査(平成13年7月調査)

2001年10月9日掲載

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2 調査結果の概要


  1. グリーン購入に対する意識

    (1) 環境にやさしい製品の購入(グリーン購入)状況

     製品等を購入する際に,その製品の素材に再生(リサイクル)された原料が用いられていたり,不要になった後リサイクルがしやすいなど,環境にやさしい製品を買うように心がけているか聞いたところ,「心がけている」とする者の割合が83.3%(「いつも心がけている」11.6%+「できるだけ心がけている」38.7%+「たまに心がけている」33.0%),「まったく心がけていない」と答えた者の割合が14.0%となっている。
     都市規模別に見ると,「まったく心がけていない」と答えた者の割合は町村で高くなっている。
     性別に見ると,「心がけている」とする者の割合は女性で,「まったく心がけていない」と答えた者の割合は男性で,それぞれ高くなっている。
     性・年齢別に見ると,「心がけている」とする者の割合は女性の20歳代から50歳代で,「まったく心がけていない」と答えた者の割合は男性の20歳代から60歳代で,それぞれ高くなっている。(図20
     職業別に見ると,「心がけている」とする者の割合は管理・専門技術・事務職,主婦で,それぞれ高くなっている。(表20

    (2) グリーン購入の障害についての意識  環境にやさしい製品等を購入する上で,支障を感じることがあるか聞いたところ,「支障を感じることはない」と答えた者の割合が36.4%と最も高く,以下,「適切な情報が足りないため,判断できない場合」(25.9%),「一般の製品より割高な場合」(16.5%)などの順となっている。
     都市規模別に見ると,「支障を感じることはない」と答えた者の割合は小都市で,「適切な情報が足りないため,判断できない場合」と答えた者の割合は中都市で,それぞれ高くなっている。
     性別に見ると,「支障を感じることはない」と答えた者の割合は男性で,「一般の製品より割高な場合」と答えた者の割合は女性で,それぞれ高くなっている。
     性・年齢別に見ると,「支障を感じることはない」と答えた者の割合は男女とも60歳代,70歳以上で,「適切な情報が足りないため,判断できない場合」と答えた者の割合は女性の50歳代で,「一般の製品より割高な場合」と答えた者の割合は女性の20歳代から40歳代で,それぞれ高くなっている。(図21
     職業別に見ると,「適切な情報が足りないため,判断できない場合」,「一般の製品より割高な場合」と答えた者の割合は管理・専門技術・事務職で,それぞれ高くなっている。(表21

    (3) グリーン購入の経済的障害に対する意識  環境にやさしい製品が一般の製品と比べて割高な場合,一般の製品より何%高程度までであれば購入すると思うか聞いたところ,「5%高程度」(38.6%),「10%高程度」(25.9%),「20%高程度」(4.4%),「30%高程度」(0.6%),「40%高程度」(0.1%),「40%高以上」(0.3%),「割高ならば購入しない」(21.1%)となっている。(図22
     都市規模別に見ると,「10%高程度」と答えた者の割合は中都市で,「割高ならば購入しない」と答えた者の割合は町村で,それぞれ高くなっている。
     性別に見ると,「10%高程度」と答えた者の割合は男性で高くなっている。
     性・年齢別に見ると,「5%高程度」と答えた者の割合は女性の50歳代で,「10%高程度」と答えた者の割合は男性の30歳代から50歳代及び女性の30歳代,40歳代で,「割高ならば購入しない」と答えた者の割合は女性の70歳以上で,それぞれ高くなっている。
     職業別に見ると,「5%高程度」と答えた者の割合は女性の主婦で,「10%高程度」と答えた者の割合は管理・専門技術・事務職で,それぞれ高くなっている。(表22

    (4) グリーン購入のために必要な情報提供のあり方  環境にやさしい製品等を選ぶための情報提供を実現していくために,行政や企業に対して何を要望するか聞いたところ,「環境にやさしい製品を認定し,一目でわかるマークを表示する制度を一層発展させる」を挙げた者の割合が64.7%と最も高く,以下,「再生素材の使用,生産に必要なエネルギー,廃棄された後のリサイクルのしやすさ、廃棄された際の環境への影響など,環境への優しさの程度を示す様々な項目について総合的に情報提供を進める」(33.3%),「様々なマークや情報があり、混乱しているので,マークや情報の信頼性をチェックする仕組みを設ける」(28.6%),「類似の製品との比較検討が容易になるように,環境にやさしいかどうかに関する情報の比較方法や表現方法の標準化,共通化を進める」(26.5%)などの順となっている。(複数回答,図23
     都市規模別に見ると,「再生素材の使用,生産に必要なエネルギー,廃棄された後のリサイクルのしやすさ,廃棄された際の環境への影響など,環境への優しさの程度を示す様々な項目について総合的に情報提供を進める」,「様々なマークや情報があり,混乱しているので,マークや情報の信頼性をチェックする仕組みを設ける」,「類似の製品との比較検討が容易になるように,環境にやさしいかどうかに関する情報の比較方法や表現方法の標準化,共通化を進める」を挙げた者の割合は中都市で,それぞれ高くなっている。
     性別に見ると,「環境にやさしい製品を認定し,一目でわかるマークを表示する制度を一層発展させる」,「様々なマークや情報があり,混乱しているので,マークや情報の信頼性をチェックする仕組みを設ける」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。
     職業別に見ると,「環境にやさしい製品を認定し,一目でわかるマークを表示する制度を一層発展させる」を挙げた者の割合は家族従業者,主婦で,「再生素材の使用,生産に必要なエネルギー,廃棄された後のリサイクルのしやすさ,廃棄された際の環境への影響など,環境への優しさの程度を示す様々な項目について総合的に情報提供を進める」,「様々なマークや情報があり,混乱しているので,マークや情報の信頼性をチェックする仕組みを設ける」,「類似の製品との比較検討が容易になるように,環境にやさしいかどうかに関する情報の比較方法や表現方法の標準化,共通化を進める」を挙げた者の割合は管理・専門技術・事務職で,それぞれ高くなっている。(表23


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