• まちづくり・交通

2ページ目-道路に関する世論調査(平成13年1月調査)

2001年4月23日掲載

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内閣府大臣官房政府広報室 世論調査担当
電話番号 03-5253-2111(代表)

2 調査結果の概要


  1. 道路に対する意識

    (1) 一般道路における交通渋滞
     いつも通る一般道路で,交通渋滞している所があるかどうか聞いたところ,「ある」と答えた者の割合が51.1%,「ない」と答えた者の割合が48.9%となっている。(図1
     前回の調査結果(平成7年11月の調査結果をいう。以下同じ。)と比較して見ると,大きな変化は見られない。
     都市規模別に見ると,「ある」と答えた者の割合は大都市,中都市で,「ない」と答えた者の割合は町村で,それぞれ高くなっている。
     性別に見ると,「ある」と答えた者の割合は男性で,「ない」と答えた者の割合は女性で,それぞれ高くなっている。
     年齢別に見ると,「ある」と答えた者の割合は30歳代から50歳代で,「ない」と答えた者の割合は60歳代,70歳以上で,それぞれ高くなっている。(表1
     車の運転の有無別に見ると,「ある」と答えた者の割合は「ほとんど毎日運転している」と答えた者で高くなっている。

    (2) 交通渋滞を解決する方法
     いつも通る一般道路で,交通渋滞している所が「ある」と答えた者(1,100人)に,その場所の交通渋滞を解決するためには,どうしたらよいと思うか聞いたところ,「車線数を増やす」を挙げた者の割合が36.5%と最も高く,以下,「路上駐車を減らす」(30.4%),「バイパス(市街地を避けて通るう回路)や環状道路を建設して,通過交通を少なくする」(27.9%),「路上工事(補修工事,ガス,水道工事など)の集中化により,通行規制の回数や時間に配慮する」(23.4%),「時差出勤やフレックスタイムの導入を図り,通勤ラッシュを緩和する」(21.2%)などの順となっている。(複数回答,図2
     前回の調査結果と比較して見ると,「バイパス(市街地を避けて通るう回路)や環状道路を建設して,通過交通を少なくする」(33.3%→27.9%)を挙げた者の割合が低下している。
     都市規模別に見ると,「バイパス(市街地を避けて通るう回路)や環状道路を建設して,通過交通を少なくする」を挙げた者の割合は町村で,それぞれ高くなっている。
     性別に見ると,「車線数を増やす」,「バイパス(市街地を避けて通るう回路)や環状道路を建設して,通過交通を少なくする」,「時差出勤やフレックスタイムの導入を図り,通勤ラッシュを緩和する」を挙げた者の割合は男性で高くなっている。
     年齢別に見ると,「車線数を増やす」を挙げた者の割合は20歳代で,「バイパス(市街地を避けて通るう回路)や環状道路を建設して,通過交通を少なくする」,「時差出勤やフレックスタイムの導入を図り,通勤ラッシュを緩和する」を挙げた者の割合は40歳代で,それぞれ高くなっている。(表2参考表

    (3) 道路の安全性向上のための対策
     道路の安全性向上のためには,道路整備の面からどのような対策が必要だと思うか聞いたところ,「歩行者専用道路の整備」を挙げた者の割合が39.0%と最も高く,以下「幅の広い歩道の整備」(31.7%),「事故の多い交差点において,右折車線を設置するなどの対策を講じる」(31.2%),「危険な通学路の安全の確保」(28.8%),「自転車道や駐輪場の整備」(22.7%),「バイパスや環状道路を建設し,市街地の自動車交通量を減らす」(21.3%)などの順となっている。(複数回答)
        前回の調査結果と比較して見ると,「事故の多い交差点において,右折車線を設置するなどの対策を講じる」(36.8%→31.2%),「バイパスや環状道路を建設し,市街地の自動車交通量を減らす」(24.0%→21.3%)を挙げた者の割合が低下している。(図3
        都市規模別に見ると,「事故の多い交差点において,右折車線を設置するなどの対策を講じる」を挙げた者の割合は中都市で,「自転車道や駐輪場の整備」を挙げた者の割合は大都市,中都市で,それぞれ高くなっている。
        性別に見ると,「歩行者専用道路の整備」,「幅の広い歩道の整備」,「危険な通学路の安全の確保」,「自転車道や駐輪場の整備」を挙げた者の割合は女性で,「事故の多い交差点において,右折車線を設置するなどの対策を講じる」,「バイパスや環状道路を建設し,市街地の自動車交通量を減らす」を挙げた者の割合は男性で,それぞれ高くなっている。
        年齢別に見ると,「事故の多い交差点において,右折車線を設置するなどの対策を講じる」を挙げた者の割合は20歳代,30歳代で,「危険な通学路の安全の確保」を挙げた者の割合は30歳代,40歳代で,「バイパスや環状道路を建設し,市街地の自動車交通量を減らす」を挙げた者の割合は30歳代から50歳代で,それぞれ高くなっている。(表3

    (4) 歩行者の立場から道路整備に望むこと
     高齢者や車いす使用者等への配慮も含めて,歩行者の立場からどのような道路整備を望むか聞いたところ,「歩道の段差を少なくし,歩きやすくする」を挙げた者の割合が68.5%と最も高く,以下,「車いすでもすれ違える幅の広い歩道の整備を進める」(47.5%),「歩くのに邪魔な電柱や看板を撤去する」(40.9%),「駐車場や駐輪場を整備して,迷惑駐車や放置自転車をなくす」(32.9%),「自転車と歩行者の通行空間を分離する」(30.2%),「車いす使用者や高齢者が快適に移動できるバリアフリー経路の案内をする」(29.4%)などの順となっている。(複数回答、図4
     都市規模別に見ると,「歩くのに邪魔な電柱や看板を撤去する」,「駐車場や駐輪場を整備して,迷惑駐車や放置自転車をなくす」を挙げた者の割合は大都市で,「自転車と歩行者の通行空間を分離する」を挙げた者の割合は中都市で,それぞれ高くなっている。
     性別に見ると, 「歩道の段差を少なくし,歩きやすくする」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。
     年齢別に見ると,「車いすでもすれ違える幅の広い歩道の整備を進める」,「歩くのに邪魔な電柱や看板を撤去する」,「自転車と歩行者の通行空間を分離する」を挙げた者の割合は40歳代で,「駐車場や駐輪場を整備して,迷惑駐車や放置自転車をなくす」,「車いす使用者や高齢者が快適に移動できるバリアフリー経路の案内をする」を挙げた者の割合は30歳代,40歳代で,それぞれ高くなっている。(表4参考表

    (5)高齢ドライバーに対する配慮
     高齢ドライバーの増加に対しては,道路整備の面からどのような配慮が重要だと思うか聞いたところ,「わかりやすい案内標識を整備する」を挙げた者の割合が48.5%と最も高く,以下,「ガードレールや道路照明などを整備して,見やすくわかりやすい道路整備を進める」(37.7%),「交差点を改良して見通しを良くしたり,右折のための車線を設ける」(35.5%),「ゆとりある走行のための多車線道路を整備する」(26.1%),「高速車に道を譲るための車線を設ける」(20.2%)などの順となっている。(複数回答,図5
     前回の調査結果と比較して見ると,「わかりやすい案内標識を整備する」(52.9%→48.5%),「ガードレールや道路照明などを整備して,見やすくわかりやすい道路整備を進める」(43.5%→37.7%)を挙げた者の割合が低下し,「ゆとりある走行のための多車線道路を整備する」(22.9%→26.1%)を挙げた者の割合が上昇している。
     都市規模別に見ると,「わかりやすい案内標識を整備する」を挙げた者の割合は大都市で,「交差点を改良して見通しを良くしたり,右折のための車線を設ける」を挙げた者の割合は中都市,小都市で,それぞれ高くなっている。
     性別に見ると,大きな差異は見られない。
     年齢別に見ると,「わかりやすい案内標識を整備する」,「ガードレールや道路照明などを整備して,見やすくわかりやすい道路整備を進める」を挙げた者の割合は40歳代で,「交差点を改良して見通しを良くしたり,右折のための車線を設ける」,「高速車に道を譲るための車線を設ける」を挙げた者の割合は30歳代で,それぞれ高くなっている。(表5

    (6)災害時における不便の内容
     雨や雪や地震などによる災害が発生した時によく利用する道路が通行止めになった場合,どういうことに特に不便を感じるか聞いたところ,「緊急・救急車両の到着の遅れ」を挙げた者の割合が56.4%と最も高く,以下,「医療機関への移動の障害」(46.8%),「通勤・通学の障害」(30.6%),「日常品の買い物の障害」(29.6%),「緊急避難先への移動の障害」(28.0%),「物資の輸送の遅延」(24.8%)などの順となっている。(複数回答,図6)
     都市規模別に見ると,「緊急・救急車両の到着の遅れ」,「医療機関への移動の障害」,「緊急避難先への移動の障害」を挙げた者の割合は中都市で,「通勤・通学の障害」を挙げた者の割合は小都市で,「物資の輸送の遅延」を挙げた者の割合は大都市,中都市で,それぞれ高くなっている。
     性別に見ると,「医療機関への移動の障害」,「日常品の買い物の障害」を挙げた者の割合は女性で,「物資の輸送の遅延」を挙げた者の割合は男性で,それぞれ高くなっている。
     年齢別に見ると,「緊急・救急車両の到着の遅れ」,「医療機関への移動の障害」を挙げた者の割合は30歳代,40歳代で,「通勤・通学の障害」を挙げた者の割合は20歳代から40歳代で,「日常品の買い物の障害」を挙げた者の割合は60歳代で,「緊急避難先への移動の障害」を挙げた者の割合は40歳代,50歳代で,「物資の輸送の遅延」を挙げた者の割合は30歳代で,それぞれ高くなっている。(表6

    (7)道路や自動車の通行による迷惑
     ここに住んでいて,道路や自動車の通行により,何か迷惑をこうむっていることがあるかどうか聞いたところ,「こうむっている」と答えた者の割合が47.6%,「こうむっていない」と答えた者の割合が50.9%となっている。(図7
     前回の調査結果と比較して見ると, 「こうむっている」(44.2%→47.6%)と答えた者の割合が上昇し,「こうむっていない」(55.8%→50.9%)と答えた者の割合が低下している。
     都市規模別に見ると,大きな差異は見られない。
     性別に見ると,大きな差異は見られない。
     年齢別に見ると,「こうむっている」と答えた者の割合は40歳代,50歳代で,「こうむっていない」と答えた者の割合は70歳以上で,それぞれ高くなっている。(表7

    (8)迷惑の内容
     ここに住んでいて,道路や自動車の通行により,何か迷惑をこうむっていることが「ある」と答えた者(1,025人)に,どのような迷惑か聞いたところ,「騒音」を挙げた者の割合が45.4%,「交通事故の危険」を挙げた者の割合が43.4%と高く,以下,「ゴミなどのポイ捨て」(34.0%),「振動」(18.0%),「大気汚染」(12.5%)などの順となっている。(複数回答,図8)
     前回の調査結果と比較して見ると, 「騒音」(53.1%→45.4%),「振動」(23.4%→18.0%)を挙げた者の割合が低下している。
     都市規模別に見ると,「騒音」を挙げた者の割合は大都市で,「ゴミなどのポイ捨て」を挙げた者の割合は小都市で,「大気汚染」を挙げた者の割合は中都市で,それぞれ高くなっている。
     性別に見ると,大きな差異は見られない。
     年齢別に見ると,「交通事故の危険」を挙げた者の割合は30歳代で高くなっている。(表8

    (9)迷惑をどう思うか
     ここに住んでいて,道路や自動車の通行により,何か迷惑をこうむっていることが「ある」と答えた者(1,025人)に,迷惑をこうむっていることについてどう思うか聞いたところ,「道路により生活が便利になっているのでやむを得ない」と答えた者の割合が17.3%,「道路により生活が便利になっているのである程度やむを得ない」と答えた者の割合が52.7%,「道路によって受けている便利さより迷惑のほうが大きい」と答えた者の割合が18.1%,「今の迷惑は我慢の限界を超えている」と答えた者の割合が6.0%となっている。(図9
     前回の調査結果と比較して見ると,「道路により生活が便利になっているのである程度やむを得ない」と答えた者の割合が(59.0%→52.7%)が低下し,「道路によって受けている便利さより迷惑のほうが大きい」(14.2%→18.1%),「今の迷惑は我慢の限界を超えている」(2.7%→6.0%)と答えた者の割合が上昇している。
     都市規模別に見ると,「道路により生活が便利になっているのでやむを得ない」と答えた者の割合は中都市で,「今の迷惑は我慢の限界を超えている」と答えた者の割合は小都市で,それぞれ高くなっている。
     性別に見ると,大きな差異は見られない。
     年齢別に見ると,「道路により生活が便利になっているのである程度やむを得ない」と答えた者の割合は40歳代で高くなっている。(表9

    (10)迷惑をなくすための対策
     自動車による大気汚染や騒音・振動等の迷惑をなくすためには,どのような対策が必要だと思うか聞いたところ,「自動車のエンジンなどの構造を改善する(排気ガスの少ない車や騒音の小さい車の開発など)」を挙げた者の割合が63.8%と最も高く,以下,「公共交通機関の利用を促進するため,駅周辺に駐車場,駐輪場を整備する」(25.8%),「バイパス(市街地を避けて通るう回路)・環状道路を建設する」(21.7%),「夜間における大型車等の走行を禁止または制限する」(21.1%),「幹線道路などに防音壁や植樹帯をつくる」(16.9%)などの順となっている。(複数回答,図10)
     都市規模別に見ると,「自動車のエンジンなどの構造を改善する(排気ガスの少ない車や騒音の小さい車の開発など)」,「幹線道路などに防音壁や植樹帯をつくる」を挙げた者の割合は中都市で,「公共交通機関の利用を促進するため,駅周辺に駐車場,駐輪場を整備する」を挙げた者の割合は大都市,中都市で,それぞれ高くなっている。
     性別に見ると,「バイパス(市街地を避けて通るう回路)・環状道路を建設する」を挙げた者の割合は男性で,「夜間における大型車等の走行を禁止または制限する」を挙げた者の割合は女性で,それぞれ高くなっている。
     年齢別に見ると,「自動車のエンジンなどの構造を改善する(排気ガスの少ない車や騒音の小さい車の開発など)」を挙げた者の割合は20歳代から40歳代で,「公共交通機関の利用を促進するため,駅周辺に駐車場,駐輪場を整備する」を挙げた者の割合は30歳代,40歳代で,「バイパス(市街地を避けて通るう回路)・環状道路を建設する」を挙げた者の割合は40歳代,50歳代で,「幹線道路などに防音壁や植樹帯をつくる」を挙げた者の割合は30歳代から50歳代で,それぞれ高くなっている。(表10

    (11)道路空間の快適な利用において重要なこと
     道路空間(地表,上空,地下)を有効かつ快適に活用していくために,どういったことが特に重要だと思うか聞いたところ,「電線類を地中化して電柱をなくす」を挙げた者の割合が54.8%と最も高く,以下,「違法に設置された看板や放置自転車を撤去する」(44.6%),「草木の管理,清掃などの美化活動を地域住民の参加を得てこまめに行う」(22.1%),「電気,ガス,水道などのライフラインや光ファイバーなどの情報通信施設を収容する」(22.1%),「歩道にベンチなどを設けて休憩できるようにする」(14.0%)などの順となっている。なお,「わからない」を挙げた者の割合が11.6%となっている。(複数回答,図11)
     都市規模別に見ると, 「電線類を地中化して電柱をなくす」,「違法に設置された看板や放置自転車を撤去する」を挙げた者の割合は大都市,中都市で,「草木の管理,清掃などの美化活動を地域住民の参加を得てこまめに行う」を挙げた者の割合は小都市で,「電気,ガス,水道などのライフラインや光ファイバーなどの情報通信施設を収容する」を挙げた者の割合は中都市で,それぞれ高くなっている。
     性別に見ると, 「電線類を地中化して電柱をなくす」,「電気,ガス,水道などのライフラインや光ファイバーなどの情報通信施設を収容する」を挙げた者の割合は男性で,「草木の管理,清掃などの美化活動を地域住民の参加を得てこまめに行う」,「歩道にベンチなどを設けて休憩できるようにする」を挙げた者の割合は女性で,それぞれ高くなっている。
     年齢別に見ると,「電線類を地中化して電柱をなくす」を挙げた者の割合は40歳代,50歳代で,「違法に設置された看板や放置自転車を撤去する」を挙げた者の割合は40歳代で,「電気,ガス,水道などのライフラインや光ファイバーなどの情報通信施設を収容する」を挙げた者の割合は30歳代,40歳代で,それぞれ高くなっている。(表11参考表

    (12)「道の駅」について
     一般道路において,駐車場,トイレなどの休憩施設に加えて,物産館やレストランなどの施設が一体となった「道の駅」を利用したことがあるか聞いたところ,「利用したこともあり,役に立った」と答えた者の割合が44.9%,「利用したことはあるが,あまり役に立たなかった」と答えた者の割合が5.1%,「「道の駅」は知っているが,利用したことはない」と答えた者の割合が20.1%,「「道の駅」をそもそも知らない」と答えた者の割合が29.9%となっている。(図12
     都市規模別に見ると,「利用したこともあり,役に立った」と答えた者の割合は町村で,「「道の駅」をそもそも知らない」と答えた者の割合は大都市で,それぞれ高くなっている。
     性別に見ると,「利用したこともあり,役に立った」と答えた者の割合は男性で,「「道の駅」をそもそも知らない」と答えた者の割合は女性で,それぞれ高くなっている。
     年齢別に見ると,「利用したこともあり,役に立った」と答えた者の割合は30歳代,50歳代で,「「道の駅」は知っているが,利用したことはない」と答えた者の割合は60歳代で,「「道の駅」をそもそも知らない」と答えた者の割合は70歳以上で,それぞれ高くなっている。(表12参考表

    (13)便利だと思うサービス
     「道の駅」を利用したことがあると答えた者(1,077人)に,「道の駅」を利用して,どのような施設やサービスがあると便利だと思うか聞いたところ,「地域の特産品などの販売」を挙げた者の割合が52.3%,「レストラン」を挙げた者の割合が47.1%,「道路交通情報の提供」を挙げた者の割合が44.7%と高く,以下,「地域情報(病院等の施設や観光に関する情報)の提供」(28.4%),「宿泊施設,温泉保養施設」(25.0%),「公園,運動場,子供広場」(20.4%)などの順となっている。(複数回答,図13)
     性別に見ると,「地域の特産品などの販売」を挙げた者の割合は女性で,「レストラン」,「道路交通情報の提供」を挙げた者の割合は男性で,それぞれ高くなっている。
     年齢別に見ると,「地域の特産品などの販売」を挙げた者の割合は60歳代で,「レストラン」,「公園,運動場,子供広場」を挙げた者の割合は30歳代で,「道路交通情報の提供」,「地域情報(病院等の施設や観光に関する情報)の提供」を挙げた者の割合は30歳代,40歳代で,「宿泊施設,温泉保養施設」を挙げた者の割合は40歳代で,それぞれ高くなっている。(表13参考表

    (14)活力ある地域づくりのための道路整備
     活力ある地域づくりのために,道路整備の面からどのような配慮が必要だと思うか聞いたところ,「病院や福祉施設等の公共施設について幾つかの市町村で共同利用を可能にする道路の整備」を挙げた者の割合が36.6%,「中心都市と周辺の市町村を連絡する幹線道路の整備」を挙げた者の割合が36.5%,「気軽に散策を楽しめる歩道や歩行者専用道路の整備」を挙げた者の割合が34.7%と高く,以下,「隣接する市町村を連絡するトンネルや橋梁の整備」(15.5%),「景観に配慮した地域のシンボルとなる道路の整備」(13.1%),「地域間の交流を便利にする高速ネットワークの整備」(12.8%)などの順となっている。なお,「わからない」を挙げた者の割合が15.4%となっている。(複数回答,図14)
     前回の調査結果と比較して見ると,「気軽に散策を楽しめる歩道や歩行者専用道路の整備」(39.5%→34.7%),「景観に配慮した地域のシンボルとなる道路の整備」(23.4%→13.1%)を挙げた者の割合が低下している。
     都市規模別に見ると,「気軽に散策を楽しめる歩道や歩行者専用道路の整備」を挙げた者の割合は大都市で,「景観に配慮した地域のシンボルとなる道路の整備」を挙げた者の割合は小都市で,それぞれ高くなっている。
     性別に見ると,「病院や福祉施設等の公共施設について幾つかの市町村で共同利用を可能にする道路の整備」,「気軽に散策を楽しめる歩道や歩行者専用道路の整備」を挙げた者の割合は女性で,「中心都市と周辺の市町村を連絡する幹線道路の整備」,「隣接する市町村を連絡するトンネルや橋梁の整備」,「地域間の交流を便利にする高速ネットワークの整備」を挙げた者の割合は男性で,それぞれ高くなっている。
     年齢別に見ると,「病院や福祉施設等の公共施設について幾つかの市町村で共同利用を可能にする道路の整備」,「中心都市と周辺の市町村を連絡する幹線道路の整備」を挙げた者の割合は30歳代,40歳代で,「気軽に散策を楽しめる歩道や歩行者専用道路の整備」,「景観に配慮した地域のシンボルとなる道路の整備」を挙げた者の割合は40歳代で,「隣接する市町村を連絡するトンネルや橋梁の整備」を挙げた者の割合は30歳代で,「地域間の交流を便利にする高速ネットワークの整備」を挙げた者の割合は20歳代,30歳代で,それぞれ高くなっている。(表14

    (15)高速道路の拡充の必要性
     高速道路をもっと拡充させる必要があると思うか聞いたところ,「必要がある」と答えた者の割合が36.8%,「必要がない」と答えた者の割合が46.6%となっている。なお,「わからない」と答えた者の割合が16.7%となっている。(図15
     前回の調査結果と比較して見ると,「必要がある」(45.6%→36.8%)と答えた者の割合が低下し,「必要がない」(30.4%→46.6%)と答えた者の割合が上昇している。
     都市規模別に見ると,大きな差異は見られない。
     性別に見ると,「必要がある」と答えた者の割合は男性で,「必要がない」と答えた者の割合は女性で,それぞれ高くなっている。
     年齢別に見ると,「必要がある」と答えた者の割合は20歳代から40歳代で,「必要がない」と答えた者の割合は50歳代,60歳代で,それぞれ高くなっている。(表15

    (16)高速道路の拡充の必要がある理由
     高速道路をもっと拡充させる「必要がある」と答えた者(792人)に必要だと思われるのはどのような理由からか聞いたところ,「目的地に早く行ける」を挙げた者の割合が60.1%と最も高く,以下,「町の中の混雑が少なくなる」(40.4%),「地方の生活が便利になる」(39.4%),「旅行が便利になる」(34.0%),「既存の高速道路の渋滞が緩和できる」(32.7%),「地域の産業が盛んになる」(32.6%),「安全で快適に走れる」(31.6%)などの順となっている。(複数回答,図16)
     前回の調査結果と比較して見ると,「目的地に早く行ける」(54.0%→60.1%),「町の中の混雑が少なくなる」(34.1%→40.4%)を挙げた者の割合が上昇している。
     都市規模別に見ると,「目的地に早く行ける」を挙げた者の割合は小都市で,「既存の高速道路の渋滞が緩和できる」を挙げた者の割合は中都市で,それぞれ高くなっている。
     性別に見ると,「地域の産業が盛んになる」を挙げた者の割合は男性で高くなっている。
     年齢別に見ると,「目的地に早く行ける」,「旅行が便利になる」を挙げた者の割合は20歳代で,「既存の高速道路の渋滞が緩和できる」を挙げた者の割合は30歳代で,それぞれ高くなっている。(表16


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