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3ページ目-生活習慣病に関する世論調査(平成12年2月調査)

2000年6月19日掲載

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2 調査結果の概要


  1. 生活習慣の改善について

    (1) 生活習慣改善の考え方
     生活習慣病予防のために,自らすすんで生活習慣の改善を実行しようと思うか聞いたところ,「実行しようと思う」と答えた者の割合が76.6%(「既に実行している」30.4%+「将来,実行しようと思う」11.6%+「できれば実行したい」34.5%),「実行しようと思わない」と答えた者の割合が21.0%(「あまり思わない」16.8%+「全く思わない」4.2%)となっている。
     性別に見ると,「実行しようと思う」と答えた者の割合は,女性で,「実行しようと思わない」と答えた者の割合は,男性で,それぞれ高くなっている。
     性・年齢別に見ると,「実行しようと思う」と答えた者の割合は,女性の40歳代から60歳代で,「実行しようと思わない」と答えた者の割合は,男性の20歳代,30歳代,女性の20歳代で,それぞれ高くなっている。(図6
     現在の生活習慣別に見ると,「実行しようと思う」と答えた者の割合は,健康的でないで,「実行しようと思わない」と答えた者の割合は,健康的であるで,それぞれ高くなっている。(表6

    ア 生活習慣の改め方
     生活習慣病予防のために,自らすすんで生活習慣の改善を「実行しようと思う」と答えた者(1,620人)に実行している,実行しようとしていることは何か聞いたところ,「食生活に十分気を付ける」を挙げた者の割合が78.7%と最も高く,以下,「積極的な運動を心掛ける」(49.3%),「休養を十分にとる」(44.4%),「気分転換・ストレス解消に努める」(42.7%),「太らないようにする」(42.0%)などの順となっている。(複数回答,図7
     性別に見ると,「食生活に十分気を付ける」,「休養を十分にとる」,「気分転換・ストレス解消に努める」,「太らないようにする」を挙げた者の割合は,女性で,それぞれ高くなっている。
     年齢別に見ると,「食生活に十分気を付ける」を挙げた者の割合は,60歳代,70歳以上で,「気分転換・ストレス解消に努める」を挙げた者の割合は,20歳代,30歳代で,「太らないようにする」を挙げた者の割合は,50歳代で,それぞれ高くなっている。
     現在の生活習慣別に見ると,「積極的な運動を心掛ける」を挙げた者の割合は,健康的であるで高くなっている。(表7

    イ 生活習慣を改めない理由
     生活習慣病予防のために,自らすすんで生活習慣の改善を「実行しようと思わない」と答えた者(445人)に改善したいと思わない理由を聞いたところ,「自分の健康に自信がある」を挙げた者の割合が49.0%と最も高く,以下,「生活習慣改善や健康について考えたことがない」(28.1%),「面倒くさい」(16.6%),「酒,たばこ,好物などを制限したくない」(12.6%),「病気になっても治療すればいい」(11.7%)などの順となっている。(複数回答,表8
     性別に見ると,「酒,たばこ,好物などを制限したくない」を挙げた者の割合は,男性で高くなっている。(図8

    ウ 生活習慣を改善するきっかけ
     生活習慣病予防のために,自らすすんで生活習慣の改善を「実行しようと思わない」と答えた者(445人)に,どのようなきっかけがあれば,積極的に生活習慣を改善できると思うか聞いたところ,「病気の自覚症状がでる」と答えた者の割合が47.6%と最も高く,以下,「健康診断で異常を指摘される」(28.3%)などの順となっている。(図9表9

    (2) 生活習慣改善や健康保持に必要な情報
     生活習慣改善や健康保持のためには,どのような情報が必要だと思うか聞いたところ,「食生活,運動習慣,休養などに関する詳細なアドバイス」を挙げた者の割合が57.0%と最も高く,以下,「外食成分表示などの食品に関する塩分,カロリー等の成分表示」(31.7%)などの順となっている。(複数回答,図10
     性別に見ると,「食生活,運動習慣,休養などに関する詳細なアドバイス」,「外食成分表示などの食品に関する塩分,カロリー等の成分表示」を挙げた者の割合は,女性で,それぞれ高くなっている。
     性・年齢別に見ると,「食生活,運動習慣,休養などに関する詳細なアドバイス」を挙げた者の割合は,女性の20歳代から40歳代で,「外食成分表示などの食品に関する塩分,カロリー等の成分表示」を挙げた者の割合は,男性の30歳代,女性の20歳代から40歳代で,それぞれ高くなっている。(表10

    (3) 生活習慣改善や健康づくりの情報源
     生活習慣改善や健康保持のためには,生活習慣改善や健康づくりに関する情報を何から得ているか聞いたところ,「テレビ・ラジオ」を挙げた者の割合が77.6%と最も高く,以下,「新聞」(51.8%),「医療機関」(28.8%),「友人・知人」(26.8%)などの順となっている。(複数回答,図11
     前回の調査結果と比較して見ると,「テレビ・ラジオ」(60.8%→77.6%),「新聞」(47.1%→51.8%)を挙げた者の割合がそれぞれ上昇している。
     都市規模別に見ると,「新聞」を挙げた者の割合は,大都市で高くなっている。
     性別に見ると,「テレビ・ラジオ」,「友人・知人」を挙げた者の割合は,女性で,それぞれ高くなっている。
     性・年齢別に見ると,「テレビ・ラジオ」を挙げた者の割合は,女性の60歳代で,「新聞」を挙げた者の割合は,男性の50歳代,女性の40歳代,50歳代で,「医療機関」を挙げた者の割合は,女性の70歳以上で,「友人・知人」を挙げた者の割合は,女性の40歳代から60歳代で,それぞれ高くなっている。
     現在の生活習慣別に見ると,「新聞」を挙げた者の割合は,健康的であるで,「医療機関」を挙げた者の割合は,健康的でないで,それぞれ高くなっている。(表11

    (4) 生活習慣改善や健康保持に必要なこと
     生活習慣改善や健康保持を実行する上で,情報提供以外に何が必要だと思うか聞いたところ,「家族など周囲の人たちの理解や協力」を挙げた者の割合が54.3%と最も高く,以下,「保健医療関係者などの専門家の指導やアドバイス」(38.5%),「経済的な余裕」(29.5%),「余暇の充実」(25.9%)などの順となっている。(複数回答,図12
     性別に見ると,「家族など周囲の人たちの理解や協力」,「保健医療関係者などの専門家の指導やアドバイス」,「経済的な余裕」を挙げた者の割合は,女性で,それぞれ高くなっている。
     性・年齢別に見ると,「家族など周囲の人たちの理解や協力」を挙げた者の割合は,女性の40歳代,50歳代で,「保健医療関係者などの専門家の指導やアドバイス」を挙げた者の割合は,女性の30歳代,40歳代で,「経済的な余裕」を挙げた者の割合は,男性の30歳代,女性の40歳代で,「余暇の充実」を挙げた者の割合は,男性の30歳代,40歳代,女性の20歳代,30歳代で,それぞれ高くなっている。
     現在の生活習慣別に見ると,「保健医療関係者などの専門家の指導やアドバイス」,「経済的な余裕」を挙げた者の割合は,健康的でないで,それぞれ高くなっている。(表12

    (5) 生活習慣改善の効果
     生活習慣を改善するとしたら,どのような効果を期待するのか聞いたところ,「生活習慣病などの病気予防」を挙げた者の割合が41.0%,「精神的な充実」を挙げた者の割合が40.7%と高く,以下,「老化防止(若さの維持)」(37.9%),「仕事や余暇活動の充実」(30.0%),「気分転換」(27.8%)などの順となっている。(複数回答,図13
     性別に見ると,「生活習慣病などの病気予防」,「精神的な充実」,「老化防止(若さの維持)」を挙げた者の割合は,女性で,「仕事や余暇活動の充実」を挙げた者の割合は,男性で,それぞれ高くなっている。
     性・年齢別に見ると,「生活習慣病などの病気予防」を挙げた者の割合は,女性の30歳代,40歳代で,「精神的な充実」を挙げた者の割合は,女性の30歳代から50歳代で,「老化防止(若さの維持)」を挙げた者の割合は,女性の40歳代から70歳以上で,「仕事や余暇活動の充実」を挙げた者の割合は,男性の20歳代から50歳代,女性の30歳代で,「気分転換」を挙げた者の割合は,女性の60歳代で,それぞれ高くなっている。
     現在の生活習慣別に見ると,「生活習慣病などの病気予防」を挙げた者の割合は,健康的でないで,「老化防止(若さの維持)」を挙げた者の割合は,健康的であるで,それぞれ高くなっている。(表13

    (6) 食生活改善の考え方
     食生活を改善するとしたら,どのような点に気を付ければよいと思うか聞いたところ,「栄養のバランスに注意している」を挙げた者の割合が66.0%と最も高く,以下,「塩分を取りすぎない」(56.2%),「食べ過ぎない」(53.7%),「脂肪を取りすぎない」(45.9%),「朝食をしっかりとる」(36.6%)などの順となっている。(複数回答,図14
     性別に見ると,上記すべての項目について,女性で高くなっている。
     性・年齢別に見ると,「栄養のバランスに注意している」を挙げた者の割合は女性の20歳代から50歳代で,「塩分を取りすぎない」,「食べ過ぎない」を挙げた者の割合は女性の50歳代,60歳代で,「脂肪を取りすぎない」を挙げた者の割合は,女性の40歳代から60歳代で,それぞれ高くなっている。
     現在の生活習慣別に見ると,「塩分を取りすぎない」を挙げた者の割合は,健康的であるで高くなっている。(表14

    (7) 運動習慣改善の考え方
     運動習慣を改善するとしたら,どのような点に気を付ければよいと思うか聞いたところ,「散歩やウォーキングを行うなどして,余暇を使って積極的に歩くようにする」を挙げた者の割合が64.4%と最も高く,以下,「電車,バスなどの乗り物やエレベーター,エスカレーターなどをなるべく使わないようにする」(31.7%),「余暇を利用するなどして,時々はスポーツをするように心がける」(30.2%)などの順となっている。(複数回答,図15
     性別に見ると,「散歩やウォーキングを行うなどして,余暇を使って積極的に歩くようにする」,「電車,バスなどの乗り物やエレベーター,エスカレーターなどをなるべく使わないようにする」を挙げた者の割合は,女性で,「余暇を利用するなどして,時々はスポーツをするように心がける」を挙げた者の割合は,男性で,それぞれ高くなっている。
     性・年齢別に見ると,「散歩やウォーキングを行うなどして,余暇を使って積極的に歩くようにする」を挙げた者の割合は女性の40歳代から60歳代で,「電車,バスなどの乗り物やエレベーター,エスカレーターなどをなるべく使わないようにする」を挙げた者の割合は女性の20歳代,30歳代,50歳代,60歳代で,「余暇を利用するなどして,時々はスポーツをするように心がける」を挙げた者の割合は男性の20歳代から50歳代,女性の20歳代,30歳代で,それぞれ高くなっている。
     現在の生活習慣別に見ると,「散歩やウォーキングを行うなどして,余暇を使って積極的に歩くようにする」,「余暇を利用するなどして,時々はスポーツをするように心がける」を挙げた者の割合は,健康的であるで高くなっている。(表15


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