• まちづくり・交通

4ページ目-都市交通に関する世論調査(平成11年8月調査)

1999年10月4日掲載

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2 調査結果の概要


4. 今後の都市交通

(1) 公共交通機関の利用に当たり不足している情報
 公共交通機関を利用するに当たり,不足していると思われる情報はどれか聞いたところ,「運賃,割引等サービス内容に関する情報」を挙げた者の割合が27.1%と最も高く,以下,「路線情報」(22.3%),「今現在,交通機関がどこを走っているのかといった,リアルタイムな運行状況」(22.1%),「乗換案内情報」(20.9%),「駅等交通施設内部の位置情報(トイレ,エレベーターの場所等)」(19.7%),「時刻表情報」(13.2%)の順となっている。なお,わからないと答えた者の割合は24.7%となっている。(複数回答,図10
 性別に見ると,「運賃,割引等サービス内容に関する情報」,「駅等交通施設内部の位置情報(トイレ,エレベーターの場所等)」,「時刻表情報」を挙げた者の割合はともに女性で高くなっている。
 性・年齢別に見ると,「運賃,割引等サービス内容に関する情報」を挙げた者の割合は女性の30歳代,40歳代で,「路線情報」を挙げた者の割合は男女ともに40歳代で,「今現在,交通機関がどこを走っているのかといった,リアルタイムな運行状況」を挙げた者の割合は男性の30歳代,40歳代,女性の20歳代で,「乗換案内情報」を挙げた者の割合は男性の30歳代,40歳代で,「駅等交通施設内部の位置情報(トイレ,エレベーターの場所等)」を挙げた者の割合は女性の30歳代で,それぞれ高くなっている。(表10


(2) 高齢者・障害者等への対応
 高齢者・障害者等,移動する際に身体的な困難を伴う方への対策として,今後,交通機関・サービスに望むことは何か聞いたところ,「バスの乗降口,駅のホーム等における段差の解消」を挙げた者の割合が61.1%と最も高く,以下,「駅,空港等交通施設におけるエスカレーター・エレベーターの設置」(53.2%),「福祉タクシ一等ドアトゥードア型サービス(出発地から目的地まで乗り換えせずに直接移動できる)の拡充」(34.8%),「駅のホーム等における安全性の向上」(32.9%),「駅,空港等交通施設におけるトイレ,切符購入機等の改良」(28.2%),「優先座席数の増加」(26.9%),「割引運賃の拡充」(19.1%),「運賃,時刻表,施設などに関する情報を提供する手段の改善」(15.5%)の順となっている。(複数回答,図11
 性別に見ると,「バスの乗降口,駅のホーム等における段差の解消」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。
 性・年齢別に見ると,「バスの乗降口,駅のホーム等における段差の解消」,「駅,空港等交通施設におけるトイレ,切符購入機等の改良」を挙げた者の割合はともに女性の40歳代で,「福祉タクシー等ドアトゥードア型サービス(出発地から目的地まで乗り換えせずに直接移動できる)の拡充」を挙げた者の割合は女性の30歳代,40歳代で,「優先座席数の増加」を挙げた者の割合は男性の30歳代,女性の20歳代で,「運賃,時刻表,施設などに関する情報を提供する手段の改善」を挙げた者の割合は女性の30歳代で,それぞれ高くなっている。(表11


(3) 公共交通機関の改善のための費用の負担
 鉄道の建設や鉄道駅・バス停等交通施設の整備といった公共交通機関の改善を進めていくにあたり,そのための費用の負担についてはどのように思うか聞いたところ,「利用しやすくなるのであれば,多少運賃が高くなっても構わない」と答えた者の割合が28.2%,「国民全体の問題として,税金から整備費用をまかなうべきだ」と答えた者の割合が49.4%,「利用しやすくならなくても,負担はしたくない」と答えた者の割合が14.5%となっている。
 都市規模別に見ると,「利用しやすくなるのであれば,多少運賃が高くなっても構わない」と答えた者の割合は30万以上の市で,「国民全体の問題として,税金から整備費用をまかなうべきだ」と答えた者の割合は50万以上の市で,それぞれ高くなっている。(図12
 性別に見ると,「利用しやすくなるのであれば,多少運賃が高くなっても構わない」と答えた者の割合は男性で,「国民全体の問題として,税金から整備費用をまかなうべきだ」と答えた者の割合は女性で,それぞれ高くなっている。
 性・年齢別に見ると,「利用しやすくなるのであれば,多少運賃が高くなっても構わない」と答えた者の割合は男性の60歳代で,「国民全体の問題として,税金から整備費用をまかなうべきだ」と答えた者の割合は女性の20歳代で,「利用しやすくならなくても,負担はしたくない」と答えた者の割合は女性の70歳以上で,それぞれ高くなっている。(表12


(4) 鉄道についての要望
 鉄道について,今後どのような施策に力を入れて欲しいと思うか聞いたところ,「同種または異種の他の交通機関との連絡の強化」を挙げた者の割合が25.0%,「運転本数の増加」を挙げた者の割合が23.6%,「通勤時の輸送力の増強」を挙げた者の割合が21.7%,「共通乗車券の導入」を挙げた者の割合が20.8%と高く,以下,「駅施設の改善」(16.8%)などの順となっている。なお,わからないと答えた者の割合は20.3%となっている。(複数回答,図13
 都市規模別に見ると,「運転本数の増加」を挙げた者の割合は50万以上の市で高くなっている。
 性別に見ると,「通勤時の輸送力の増強」を挙げた者の割合は男性で高くなっている。(表13


(5) バスについての要望
 バスについて,今後どのような施策に力を入れて欲しいと思うか聞いたところ,「運転回数の増加」を挙げた者の割合が31.3%と最も高く,以下,「深夜バス路線の拡充」(21.9%),「バス路線の整備」(20.9%)などの順となっている。なお,わからないと答えた者の割合は19.1%となっている。(複数回答,図14
 都市規模別に見ると,「運転回数の増加」を挙げた者の割合は50万以上の市,30万以上の市で,それぞれ高くなっている。
 性別に見ると,「運転回数の増加」を挙げた者の割合は女性で,「深夜バス路線の拡充」を挙げた者の割合は男性で,それぞれ高くなっている。
 性・年齢別に見ると,「運転回数の増加」を挙げた者の割合は女性の20歳代から40歳代で,「深夜バス路線の拡充」を挙げた者の割合は男性の20歳代から50歳代,女性の20歳代で,「バス路線の整備」を挙げた者の割合は男性の30歳代で,それぞれ高くなっている。(表14




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