2 調査結果の概要
- 生涯学習の成果に対する評価
(1) 身につけた知識等の社会的評価について
人々が生涯学習を通して身につけた知識や技能などを社会的に評価することについてどう思うか聞いたところ、「評価するのがよい」と答えた者の割合が63.3%(「何らかの形で、社会的に評価することが望ましい」37.5%+「一定水準以上のものを、社会的に評価するのがよい」25.9%)、「社会的に評価するべきではない」と答えた者の割合が20.7%となっている。なお、「わからない」と答えた者の割合は14.9%となっている。
前回の調査結果と比較して見ると、「評価するのがよい」と答えた者の割合が低下(67.9%→63.3%)し, 「社会的に評価するべきではない」と答えた者の割合が上昇(12.1%→20.7%)している。
性別に見ると、「社会的に評価するべきではない」と答えた者の割合は男性で高くなっている。
年齢別に見ると、「評価するのがよい」と答えた者の割合は30歳代で、「社会的に評価するべきではない」と答えた者の割合は50歳代で、それぞれ高くなっている。(表14、図14)ア 身につけた知識等を社会的に評価する方法
人々が生涯学習を通して身につけた知識や技能などを社会的に評価することについて、「評価するのがよい」と答えた者(2,184人)に、人々が生涯学習を通して身につけた知識や技能などを社会的に評価する際に、どのような形で行うのがよいと思うか聞いたところ、「特にすぐれた人を、地域の人々の学習やスポーツ、文化活動などの指導者、講師などとして活用する」を挙げた者の割合が32.8%と最も高く、以下、「公的な資格の取得に当たって評価する」(28.4%)、「学習修了後に修了証、認定証などを出す」(25.6%)、「生涯学習の成果を発表する機会(発表会、作品展示会など)を増やす」(21.5%)、「これまでの学習歴や経験を公的な機関が証明して、どの地域や団体でも通用するようにする」(20.9%)などの順となっている。(複数回答)
性別に見ると、「特にすぐれた人を、地域の人々の学習やスポーツ、文化活動などの指導者、講師などとして活用する」、「生涯学習の成果を発表する機会(発表会、作品展示会など)を増やす」、「これまでの学習歴や経験を公的な機関が証明して、どの地域や団体でも通用するようにする」を挙げた者の割合は女性で、「公的な資格の取得に当たって評価する」を挙げた者の割合は男性で、それぞれ高くなっている。
年齢別に見ると、「公的な資格の取得に当たって評価する」、「学習修了後に修了証、認定証などを出す」を挙げた者の割合は30歳代で、それぞれ高くなっている。(表15、図15)
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