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少子化に関する世論調査(平成11年2月調査)

1999年7月8日掲載

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電話番号 03-5253-2111(代表)

少子化に関する世論調査(平成11年2月)

総理府広報室


調査の概要

  1. 調査の目的
    少子化に関する国民の意識を調査し、今後の施策の参考とする。
  2. 調査項目
    ・少子化に対する関心
    ・結婚と子育てに関する意識
    ・仕事と子育ての両立、働き方に対する考え方
    ・子育て支援に対する考え方
    ・少子化への対応に対する考え方
  3. 調査対象
    (1)母集団 : 全国18歳以上の者
    (2)標本数 : 5,000人
    (3)抽出法 : 層化2段無作為抽出法
  4. 調査時期  平成11年2月4日〜14日
  5. 調査方法  調査員による面接聴取
  6. 回収結果
    (1)有効回収数(率)  3,530人(70.6%)
    (2)調査不能数(率)  1,470人(29.4%)

調査票

Q1 〔回答票1〕 あなたは、出生率の低下により子どもの数が少なくなってきている「少子化」について関心がありますか。それとも関心はありませんか。この中から1つだけお答えください。
(25.5) (ア) とても関心がある
(46.6) (イ) 多少関心がある
(21.3) (ウ) あまり関心がない
( 5.6) (エ) 全く関心がない
( 1.0) わからない

男女ともに未婚率が上昇しています。そして近年の少子化の主な要因としてこの未婚率の上昇があるといわれています。

Q2 〔回答票2〕 あなた自身、結婚に対して、喜びや希望を感じますか。もし結婚されているのであれば、あなたが、結婚されたとき、喜びや希望を感じましたか。この中から1つだけお答えください。
(42.2) (ア) 非常に感じる(感じた)
(42.3) (イ) どちらかといえば感じる(感じた)
( 8.6) (ウ) どちらかといえば感じない(感じなかった)
( 1.8) (エ) 全く感じない(感じなかった)
( 5.2) どちらともいえない

Q3 〔回答票3〕 一方、あなた自身、結婚に対して、負担を感じますか。もし結婚されているのであれば、あなたは、結婚に対して、負担を感じていますか。この中から1つだけお答えください。
( 5.8) (ア) 非常に感じる(感じている) →SQへ
(30.5) (イ) どちらかといえば感じる (感じている) →SQへ
(33.7) (ウ) どちらかといえば感じない(感じていない) →Q4へ
(24.4) (エ) 全く感じない(感じていない) →Q4へ
( 5.6) どちらともいえない →Q4へ

SQ 〔回答票4〕 では、あなたは、どのような負担を感じますか。もし、結婚されているのであれば、どのような負担を感じていますか。この中からいくつでもあげてください。(M.A.)
(N= 1,281人)
(27.8) (ア) 家事の負担
(28.6) (イ) 育児の負担
(24.0) (ウ) 結婚相手の老父母などの介護の負担
(49.1) (エ) 経済的負担
(31.2) (オ) 仕事と家庭を両立させるのが困難な負担
(34.6) (カ) 行動の自由が制約される負担
( 1.6) その他(    )
( 1.1) わからない
(M.T.= 198.0)

Q4 〔回答票5〕 あなたは、一般論として、結婚したら子どもを持つべきだと思いますか。 この中から1つだけお答えください。
(66.5) (ア) そう思う
(18.0) (イ) どちらかといえばそう思う
( 4.8) (ウ) どちらかといえばそう思わない
( 5.6) (エ) そう思わない
( 4.2) どちらともいえない
( 1.0) わからない

Q5 〔回答票6〕 あなたは、自分にとって子育てを楽しいと感じるときが多いと思いますか、それとも辛いと感じるときが多いと思いますか。この中から1つだけお答えください。結婚されてない方やお子さんのいらっしゃらない方は、仮にご自分が子育てをする場合を想定して、また、お子さんがいらっしゃる方はご自分の体験に基づいてお答えください。
(54.9) (ア) 楽しいと感じるときの方が多い →Q6へ
(33.1) (イ) 楽しいと感じるときと辛いと感じるときが同じくらい →SQへ
( 4.4) (ウ) 辛いと感じるときの方が多い →SQへ
( 0.2) その他 →Q6へ
( 7.4) わからない →Q6へ

SQ 〔回答票7〕 あなたは、自分にとって子育ての辛さとはどんなことだと思いますか。この中からいくつでもあげてください。(M.A.)
(N= 1,323人)
(36.5) (ア) 子どもの相手は体力や根気がいること
(21.8) (イ) 子どもが小さいときの子育てにお金がかかること
(44.4) (ウ) 子どもの将来の教育にお金がかかること
(37.1) (エ) 自分の自由な時間がなくなること
(23.5) (オ) 自分が思ったように働けないこと
(22.5) (カ) 子どもにどのように接すればよいか分からないこと
(14.5) (キ) 住居が手狭になり住まいにゆとりがもてないこと
(14.4) (ク) 子どもを連れて外出するのが大変なこと
(11.5) (ケ) 子育ての大変さを配偶者など周りの人に分かってもらえないこと
( 3.3) その他(    )
( 4.4) わからない
(M.T.= 233.9)

Q6 〔回答票8〕 一般論として、子どもが3歳くらいまでの小さいうちの日中は、主に「どこ」で子育てをするのがよいと思いますか。あなたのお考えに近いものをこの中から1つだけお答えください。
(79.4) (ア) 主に家庭(自宅)がよい
( 6.3) (イ) 主に保育所がよい
( 2.0) (ウ) 主に祖父母やきょうだいなど親戚宅や知人宅などがよい
(10.9) (エ) その家庭の状況に応じてどこでもよい
( 0.1) その他(    )
( 1.3) わからない

Q7 〔回答票9〕 では、同じく一般論として、子どもが3歳くらいまでの小さいうち、家庭では主に父親と母親ではどちらが子育てに携わるのがよいと思いますか。あなたのお考えに近いものをこの中から1つだけお答えください。
( 0.8) (ア) 主に父親が携わるのがよい
(47.3) (イ) 主に母親が携わるのがよい
(43.3) (ウ) 父母が同じくらい協力して携わるのがよい
( 7.5) (エ) その家庭の状況に応じて父母以外が関わってもよい
( 0.1) その他(    )
( 1.0) わからない

Q8 〔回答票10〕 男女の役割分担についての考え方は、結婚する・しない、子どもをもつ・もたないといったことにも影響があるのではないかといわれています。ところで、あなたは、家庭での男女(夫と妻)の役割分担についてどのようにするのが良いと思いますか。(1)から(4)の事柄について、あなたのお考えに最も近いものを1つだけお答えください。
 まず、「炊事、洗濯、掃除など家事一般」についてはどうでしょうか。
 ((1)から(4)までそれぞれについて聞く)
(ア)
もっぱら夫が行う
(イ)
主に夫が行うが、妻も手伝う
(ウ)
夫も妻も同じように行う
(エ)
主に妻が行うが、夫も手伝う
(オ)
もっぱら妻が行う
 
その他
 
わからない
(1)炊事、洗濯、掃除など家事一般
(育児・介護は含みません)
( 0.2) ( 1.2) (20.3) (45.8) (31.7) ( 0.3) ( 0.5)
(2)子育て(小学校低学年ぐらいまで) ( 0.2) ( 1.4) (40.0) (36.2) (21.0) ( 0.4) ( 0.9)
(3)日常の家計を管理する ( 2.7) ( 3.8) (21.3) (26.9) (43.9) ( 0.3) ( 1.1)
(4)町内会など地域活動への (12.0) (15.2) (42.6) (16.4) (11.4) ( 0.3) ( 2.2)

Q9 〔回答票11〕 あなたは、仕事と子育てに関する男女の生き方についてどのように思いますか。(1)男性(夫)、(2)女性(妻)それぞれについてこの中から1つだけお答えください。
(1) まず、男性(夫)の生き方についてはどうでしょうか。
(2) それでは、女性(妻)の生き方についてはどうでしょうか。
(男性) (女性)
(34.5) ( 1.1) (ア) 子育てより仕事を優先すべきだ
(37.3) ( 1.8) (イ) 子育てより仕事を優先するのはやむを得ない
(24.1) (23.7) (ウ) 仕事と子育ての両立を図るよう努めるべきだ
( 1.4) (35.9) (エ) 仕事より子育てを優先するのはやむを得ない
( 0.6) (34.3) (オ) 仕事より子育てを優先すべきだ
( 0.2) ( 0.3) その他(    )
( 1.9) ( 2.9) わからない

Q10 〔回答票12〕 仮に、あなたが子育て期に働くとした場合、賃金やポスト(地位)などの処遇と育児との関係ではどのように働きたいと思いますか。この中からあなたのお考えに最も近いものを1つだけお答えください。
(20.4) (ア) 育児に使える時間がなくなっても、満足できる賃金やポストを得ることを優先させ働く
(46.3) (イ) 賃金やポストに満足できない点があっても、育児に使える時間を確保できるように働く
(25.0) (ウ) 賃金やポストより、育児に使える時間を優先させて働く
( 0.4) その他(    )
( 7.9) わからない

Q11 〔回答票13〕 仮に、あなたが、保育など子育て支援のためのサービス、たとえば、保育所、幼稚園、放課後児童健全育成事業(いわゆる学童保育)、家庭的保育(いわゆる保育ママ)、ベビーシッターなど、を利用する場合、その判断基準として次のうちどれを最も重視しますか。この中から1つだけお答えください。
(35.6) (ア) 必要な時間帯に利用できること
(12.4) (イ) サービスを利用できる場所が便利なこと
(36.5) (ウ) 質が高く安心して利用できること
( 8.6) (エ) 利用料が安いこと
( 0.3) その他(    )
( 6.6) わからない

Q12 〔回答票14〕 あなたは、子育てにかかる経済的負担に対して、社会的な支援を行うべきだと思いますか。この中から1つだけお答えください。
(42.8) (ア) 行うべきだ →SQへ
(32.7) (イ) どちらかというと行うべきだ →SQへ
( 5.3) (ウ) どちらかというと行うべきではない →Q13へ
( 4.2) (エ) 行うべきではない →Q13へ
(11.3) (オ) どちらともいえない →Q13へ
( 3.8) わからない →Q13へ

SQ 〔回答票15〕 では、どのような支援が必要だと思いますか。この中から1つだけお答えください。
(N= 2,666人)
(27.9) (ア) 児童手当など現金給付の充実
(33.4) (イ) 子育て世帯の税負担の軽減
(36.8) (ウ) 子育て中の夫婦が共に大いに働けるような環境の整備
(働き方の見直しや家庭や地域での子育て支援など)
( 0.5) その他(    )
( 1.4) わからない

Q13 〔回答票16〕 少子化は我が国の社会経済にさまざまな影響を及ぼすことが予想され、次のような指摘やそれぞれに対する意見があります。この中からあなたのお考えに近いものを3つまであげてください。(3M.A.)
(50.6) (ア) 人口の減少に伴い社会全体の活力が低下すること
(38.2) (イ) 労働力人口の減少などにより経済成長が鈍化する可能性があること
(69.2) (ウ) 社会保障負担など若い人の負担が増えること
(37.9) (エ) 子ども同士が触れあう機会が減ること
(30.3) (オ) 地域により過疎化が一層進むこと
( 9.1) (カ) 受験競争が緩和すること
( 6.8) (キ) 大都市部での住宅・土地問題や交通混雑など過密に伴う諸問題が改善すること
( 7.1) (ク) ゴミの量が減るなど環境問題が緩和すること
( 0.1) その他(    )
( 2.2) (ケ) 特に大きな影響はないと思う
( 4.6) わからない
(M.T.= 256.1)

Q14 〔回答票17〕 あなたは、少子化対策を行うことについてどのように思いますか。この中から1つだけお答えください。
(18.6) (ア) 結婚や出産そのものを奨励し、少子化を解消すべきである
(56.8) (イ) 結婚や出産を阻む社会経済的・心理的要因を取り除くような環境整備をし、結果として少子化の解消を期待すべきである
(14.3) (ウ) 結婚や出産は個人の問題なので、結婚や出産を阻む社会経済的・心理的要因を取り除くような環境整備も含め、少子化対策はいっさいすべきでない
( 0.4) その他(    )
( 9.9) ない、わからない

Q15 〔回答票18〕 あなたは、少子化については誰が主体的に考えるべき問題だと思いますか。この中から3つまであげてください。 (3M.A.)
(68.4) (ア)
(35.6) (イ) 地方自治体
(19.2) (ウ) 企業
( 4.2) (エ) 労働組合
(23.6) (オ) 地域社会や市民団体
(70.3) (カ) 国民ひとりひとり
( 0.1) その他(    )
( 3.9) わからない
(M.T.=225.2)

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